2025年度当初予算
3.8億円
2024年度執行: 5.0億円
事業の目的・概要
事業の目的
災害の予防、被害の軽減、原因の究明等の消防防災分野の科学技術に関する研究開発を行い、その成果を技術基準等の改正や政策等へ反映するとともに、火災・危険物流出事故等に係る消防機関への技術支援や共同研究等による他の研究機関等への技術協力などを通じて、消防防災の現場等において活用されるよう研究成果の普及を行う。
現状・課題
最近の火災や災害の状況を見ても、平成29年埼玉県三芳町大規模倉庫火災、平成30年北海道胆振東部地震、令和3年熱海市土石流災害、令和3年大阪市北区におけるビル火災、令和6年能登半島地震、令和7年2月から3月にかけて岩手県大船渡市はじめ各地で発生した林野火災など、消火困難な火災や大規模災害が毎年のように発生し、国民の生命、身体、財産をまもる消防の役割はますます大きくなっている。/ 今日、南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの巨大地震の発生が危惧されており、地球温暖化よる気象災害の頻発・激化、さらに、社会インフラの老朽化や少子高齢化など我が国の社会構造の変化により、大規模災害発生時の被害リスクの増大が懸念される。/ これら高まる災害リスクに対応できるよう消防力を更に充実強化することが求められており、そのための消防防災技術の高度化のための研究開発とその成果の普及が必要である。
事業の概要
1 消防庁の重点研究開発目標の達成や重要施策の推進のため、以下の消防の科学技術に関する研究開発を行う。(R3~R7)/ (1) 災害時の消防力・消防活動能力の向上に係る研究開発、(2) 地下タンクの健全性診断に係る研究開発、(3) 消防職員の消火活動時における殉職・受傷事故を防止するための研究開発、(4) 市街地火災による被害を抑制するための研究開発、(5) 火災原因調査と火災避難の高度化に関する研究開発、(6) 危険物施設における火災等事故・地震災害を抑止するための研究、(7) 救急搬送における感染症対応に関する研究開発、(8) 消火活動困難な火災に対応するための消火手法の研究開発/2 研究成果による知見等を踏まえ、新たな技術を用いた設備や素材等の危険性の把握や安全対策について検討し、その成果については普及を図るほか、 技術基準等の改正や施策等へ反映する。/3 研究成果による知見等を踏まえ、火災・危険物流出事故等に係る消防庁長官調査を実施するとともに、火災・危険物流出事故等に係る消防機関の原因調査への技術支援を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 3.8億円 | - |
| 2024年度 | 4.0億円 | 5.0億円 |
| 2023年度 | 4.1億円 | 5.4億円 |
| 2022年度 | 8.3億円 | 5.9億円 |
| 2021年度 | 6.1億円 | 6.4億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック C随意契約(公募)
1.5億円
研究開発等に係る物品の製造・納入、/調査などの役務の提供等
株式会社Smart119
三菱重工パワー環境ソリューション株式会社
株式会社日立プラントサービス
応用地質株式会社
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社
株式会社淺沼組
株式会社東京測振
株式会社紀伊國屋書店
中部科学機器株式会社
深田工業株式会社
中日本航空株式会社
直接ブロック B随意契約(少額)
1.4億円
研究開発等に係る物品の製造・納入/調査などの役務の提供等
株式会社甲信商工
株式会社イシカワ文明堂
有限会社本間電気
光栄技建工業株式会社
栗原工業株式会社
轟産業株式会社
三生技研株式会社
株式会社三州社
富士フイルムサービスクリエイティブ株式会社
KDDI株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)5,520万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック A一般競争入札(最低価格)
1.1億円
研究開発に係る物品等の購入、/調査などの役務の提供等
株式会社エスアイ総合研究所
栗原工業株式会社
東京冷機工業株式会社
パーソルテンプスタッフ株式会社
中日本航空株式会社
株式会社サーベイリサーチセンター
パーソルクロステクノロジー株式会社
TSPコンサルティング株式会社
中部科学機器株式会社
JFEテクノリサーチ株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)1,920万円
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点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
・引き続き適正な予算執行に努めること。 ・引き続き、成果指標の達成に向け、着実な事業の実施に努めること。
事業所管部局による点検・改善
・消防防災分野における政策的要請や現場の消防機関からの要望、近年の土砂災害等の発生状況を踏まえた課題については、研究計画(R3-R7)において適切にテーマとして設定され、ニーズ等を踏まえ時宜にかなった研究開発が進められている。・南海トラフ巨大地震や日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震の切迫性等を踏まえて「統合イノベーション戦略2024」や「国土強靱化基本計画」等の政府方針に基づき、重要性・緊急性が高い事業として、地震発生時の市街地火災による被害を抑制するための研究、大規模石油タンクの地震対策の研究等に予算の重点配分を行っている。
改善の方向性
・研究成果の実用化に向けて多くの消防本部との情報の共有化を図るとともに、他機関や事業者等と連携を進めていく。・研究成果の普及・広報を促進するため、インターネットでの情報発信機能を強化し、研究評価委員等の外部有識者の意見を研究に随時反映できるようオンライン会議の利用を進めるほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)も視野に入れ、一層の事業の効率化を図る。・南海トラフ地震等、大規模災害時の被害軽減のため、科学技術を活用した消防防災分野の高度化を図っていくことが不可欠である。消防防災行政に対する政策的要請を踏まえた研究開発課題に予算を重点配分をするとともに、研究成果の普及にも一層力を入れることとし、これらの観点から次年度概算要求を行う。
所見を踏まえた改善点・反映状況
適正な予算執行に努めつつ、成果指標の達成に向け、着実に事業を進めていく。
成果指標・目標値・実績値
研究評価委員会による中間評価において、「目標を達成しているとの評価」を受ける。
測定指標:中間評価において総合評価の平均点数が0.5点以上[単位: 点]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 0.5 | 1.8 | 360.0 |
| 2023年度 | 0.5 | 1.3 | 260.0 |
| 2025年度 | 0.5 | - | - |
支援によって、消防機関側の課題が解決された又は解決の糸口となった割合が70%以上となる。
測定指標:支援によって、消防機関側の課題が解決された又は解決の糸口となった割合(「課題が解決された又は解決の糸口となった件数」/「支援件数」)[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 70.0 | 100.0 | 142.85714 |
| 2022年度 | 70.0 | 100.0 | 142.85714 |
| 2023年度 | 70.0 | 100.0 | 142.85714 |
| 2024年度 | 70.0 | 100.0 | 142.85714 |
| 2025年度 | 70.0 | - | - |
救助活動の安全性及び効率性が向上並びに津波災害からの避難の安全性及び効率性が向上
測定指標:風水害による消防職団員等の死者(風水害による消防職団員の死亡数と津波による死者数の合計)[単位: 人]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2022年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2023年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
研究評価委員会による事後評価において「目標を概ね達成」以上の評価を受ける。
測定指標:事後評価において総合評価の平均点数が0点以上[単位: 点]
年度別データを表示(2025〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
AIを活用した救急隊運用最適化システムの開発
測定指標:AIを活用した救急隊運用最適化システムによる現場到着距離の短縮率(「システム利用により短縮された距離」/「システムを利用しない場合の距離」)[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 3.0 | 2.4 | 80.0 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
消火活動困難な火災に対応するための消火システムの導入
測定指標:消火活動困難な火災に対応するための消火システムの導入数[単位: 台]
年度別データを表示(2025〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 20.0 | - | - |
出火件数(1~12月)の低減(各前年まで10年間の平均出火件数以下)
測定指標:出火件数(1~12月)[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 41170.0 | 35222.0 | 85.55259 |
| 2022年度 | 39691.0 | 36314.0 | 91.49177 |
| 2023年度 | 38904.0 | 38672.0 | 99.40366 |
| 2024年度 | 37961.0 | - | - |
| 2025年度 | 33587.0 | - | - |
当該年度に予定している活動(研究項目)件数
測定指標:実際に取り組んだ活動(研究項目)の件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 2.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
消防機関の原因調査への技術支援件数(各前年まで10年間の平均件数以上)
測定指標:消防機関の原因調査への技術支援件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 138.0 | 134.0 | 97.10145 |
| 2022年度 | 139.0 | 142.0 | 102.15827 |
| 2023年度 | 141.0 | 123.0 | 87.23404 |
| 2024年度 | 140.0 | 167.0 | 119.28571 |
| 2025年度 | 145.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)5件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社Smart119
AIを活用した救急隊運用最適化効果シミュレーション等の実施委託
3,300万円1費目 ▾
株式会社Smart119
AIを活用した救急隊運用最適化効果シミュレーション等の実施委託
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 3,300万円 |
株式会社エスアイ総合研究所
救急搬送件数 将来推計装置の開発及び実証実験の効果分析の実施委託
1,990万円1費目 ▾
株式会社エスアイ総合研究所
救急搬送件数 将来推計装置の開発及び実証実験の効果分析の実施委託
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 1,990万円 |
株式会社甲信商工
火災実験に使用する資機材(木材クリブを組むための角材)の購入他 全62件
1,880万円1費目 ▾
株式会社甲信商工
火災実験に使用する資機材(木材クリブを組むための角材)の購入他 全62件
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 消耗品費 | 1,880万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。