2025年度当初予算
-
2024年度執行: 1000.0億円
事業の目的・概要
事業の目的
我が国の宇宙開発の中核機関である宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)を結節点として、民間企業や大学等による宇宙分野の技術開発を加速することにより、「宇宙関連市場の拡大」「宇宙を活用した地球規模・社会課題解決への貢献」「宇宙における知の探究活動の深化・基盤技術力の強化」の3つのゴールの実現を加速する。
現状・課題
人類の活動領域の拡大や、宇宙空間からの地球の諸課題の解決が本格的に進展する中、多くの国が宇宙開発を国の事業として強力に推進しつつ、民間事業者は技術革新と商業化を強力に推し進めているなど、グローバルな競争環境も激化しており、宇宙活動に革新的な変化をもたらす技術進歩が急速に進展している。欧米の宇宙開発機関が、シーズ研究を担う大学等や商業化を図る民間企業等の技術開発への資金供給機能を有していることや、我が国の宇宙産業が宇宙開発の中核機関たるJAXAの研究開発成果を基盤にビジネス展開しているケースも多いこと等を踏まえ、喫緊の課題である我が国の研究開発レベル・技術力の底上げに向けて、JAXAの先端・基盤技術開発能力のみならず、JAXAによる民間企業や大学等の支援機能を強化し、JAXA、民間企業及び大学等が失敗を恐れずにチャレンジすることで、産学官による宇宙活動を加速する必要がある。
事業の概要
民間企業・大学等が複数年度(最大10年間)にわたって大胆に研究開発に取り組めるよう、産学官の結節点としてのJAXAに基金を設置する。「宇宙技術戦略(※1)」等を踏まえ、内閣府主導の下、4府省(内閣府、総務省、文科省、経産省)が連携し、本事業の制度設計を定める基本方針(※2)や個別の技術開発テーマを定める実施方針(※3)を策定。民間企業、スタートアップ、大学・国研等に対する、先端技術開発、技術実証、商業化等の支援を行う。その際、「輸送」、「衛星等」、「探査等」の各分野において、基本方針で示した方向性を踏まえ、本事業の目的である宇宙関連市場の拡大、宇宙を活用した地球規模・社会課題解決への貢献、宇宙における知の探究活動の深化・基盤技術力の強化を目指す。/加えて、政府によるアンカーテナンシーを確保し、民間企業の事業展開の好循環を実現していく。//※1 宇宙技術戦略(令和6年度改訂)(令和7年3月25日 宇宙政策委員会)/ https://www8.cao.go.jp/space/gijutu/siryou.pdf/※2 宇宙戦略基金 基本方針(令和7年3月26日改定)/ https://www8.cao.go.jp/space/kikin/kihonhousin_20250326.pdf/※3 宇宙戦略基金 実施方針(経済産業省計上分)(令和6年4月26日決定) / https://www8.cao.go.jp/space/kikin/jissihousin_keisan.pdf/ 宇宙戦略基金 実施方針(経済産業省計上分)第2期技術開発テーマ(令和7年3月26日決定)/ https://www8.cao.go.jp/space/kikin/jissihousin_keisan_2.pdf//【各分野の技術開発の方向性(基本方針抜粋)】/<輸送>/✓ 国内で開発された衛星や海外衛星、多様な打上げ需要に対応できる状況を見据え、低コスト構造の宇宙輸送システムを実現する。/ KPI:2030年代前半までに、基幹ロケット及び民間ロケットの国内打上げ能力を年間 30 件程度確保。/✓ そのための産業基盤を国内に構築し自立性及び自律性を確保するとともに、新たな宇宙輸送システムの実現に必要な技術を獲得し我が国の国際競争力を底上げする。/<衛星等>/✓ 小型~大型の衛星事業(通信、観測等)や軌道上サービス等の国内の民間事業者による国際競争力にもつながる衛星システムを実現する。/ KPI:2030年代早期までに、国内の民間企業等による衛星システムを5件以上構築。/✓ そのための産業基盤を国内に構築し自立性及び自律性を確保するとともに、革新的な衛星基盤技術の獲得により我が国の国際競争力を底上げする。/✓ また、上記を含む衛星システムの利用による市場を拡大する。/ KPI:2030年代早期までに、国内の民間企業等による主要な通信・衛星データ利用サービスを国内外で新たに30件以上社会実装。/<探査等>/✓ 2030年以降のポストISSにおける我が国の民間事業者の事業を創出・拡大する。/ KPI:2030年代早期までに、国内の民間企業等による地球低軌道を活用したビジネスを10件以上創出。 等
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | - | - |
| 2024年度 | - | 1000.0億円 |
| 2023年度 | - | 1260.0億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
この事業の当初予算は一括計上親事業から配分されるため「-」と表示されています。執行額・支出先は当事業で実際に執行した分です。
直接ブロック A国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
1000.0億円
宇宙戦略基金事業の運営・管理//前年度末基金残高 220,508,268千円/(うち国庫補助金等相当額 220,508,268千円)/※基金設置法人からの資金の流れは、基金シート参照。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
公開プロセスでの指摘を踏まえ所要の対応を行うこと。
事業所管部局による点検・改善
・令和5年度補正予算措置分については、令和6年7月から公募を順次開始し、年度内に全5テーマ23件の採択を決定した。採択結果を踏まえた経過宇の調整等を進め、契約締結/交付決定後、順次事業を開始している。令和6年度補正予算措置分については、公募開始に向けて必要な準備を進め、令和7年5月より順次公募を開始している。・当初の委託契約/補助金交付決定額は、最初のステージゲート評価等までの必要額となっている。一定期間(最大3年程度)ごとのステージゲート評価等に伴う、新たな資金配分の決定にあたっては、各府省に協議の上、ステアリングボードの審議を経て、決定することとしている。加えて、事業の進捗・達成状況について、各省や宇宙政策委員会等に逐次報告することとしている。・令和5年度補正予算措置分については、令和6年度末までにそのほぼ全てに資金需要の見込みがついており、令和6年度補正予算措置分についても高いニーズが見込まれている。保有割合については1.00となっており、適切と考えられる。
改善の方向性
事業が着実に実施され、効果が実現されるよう、「宇宙戦略基金 基本方針(令和7年3月26日改定)」に基づき、引き続き各技術開発テーマの支援について内閣府、総務省、文部科学省及びJAXAと連携しながら実施していく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
行政レビューに係る外部有識者点検以外にも、基金設置法人のJAXAにより、「宇宙戦略基金基本方針」における輸送、衛星等、探査等の「技術開発の方向性」(事業の概要に追記)を踏まえて、技術開発テーマ等に応じたマイルストンの設定及び技術面・経営面をはじめとする事業にまつわる専門的知識を持つ第三者によるステージゲート評価等を通じた進捗確認や事業の存続可否の判断も含めた社会実装可能性等の評価が行われることとなっている。その際、補助率を設定することで事業者による事業化に向けた取組を強化 していくとともに、経営トップのコミットメントも併せて確認していくこととしている。また、宇宙戦略基金事業の推進にあたっては、各府省連携のもとで国としての戦略を反映した基本方針、実施方針を定めている。その上で、 基金事業の執行に関しては、本基金を共管する他府省(内閣府・文科省・総務省)や基金設置法人(JAXA)とも定期的に状況共有、進捗確認や知見の共有等を行っている。さらに、各省の有識者委員会(経済産業省においては、産業構造審議会製造分科会宇宙産業小委員会)での検討・審議や評価に加え、内閣府の宇宙政策委員会にて全体方針の整理・決定等を行うなど、透明性、客観性、全体整合性を担保している。引き続き関係者と連携しながら、基金事業の適切な管理・執行の確保に努めてまいる。経済産業省は、特に産業化に直接寄与する技術開発テーマを主に担っている。効果発現経路についても、関係省庁とも検討・審議のうえで作成したロジックモデルを用いている 。また、それぞれの技術開発テーマごとに宇宙戦略基金基本方針に定める全体のKPIとの関係を踏まえて目標を設定しているところだが、アウトカム指標のロジックのわかりやすさ向上や精緻化に向けて引き続き検討するとともに、そのモニタリングをしっかり行ってまいる。保有割合や個別の技術開発テーマに関するご指摘・留意事項については、基金シートや各事業の執行にて適切に反映している。
成果指標・目標値・実績値
技術開発段階の進展
測定指標:当該年度迄に技術開発が当初の計画通り又はそれを超えて進捗している課題数の割合[単位: %]
年度別データを表示(2026〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 80.0 | - | - |
技術開発段階の進展
測定指標:当該年度迄に技術開発が当初の計画通り又はそれを超えて進捗している課題数の割合[単位: %]
年度別データを表示(2026〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 0.0 | - | - |
技術開発段階の進展
測定指標:当該年度までに実施したステージゲート評価及び事後評価において目標(到達TRL等)を達成した割合[単位: %]
年度別データを表示(2030〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 0.0 | - | - |
技術開発成果の上市等
測定指標:各技術開発テーマにおいて開発した技術の事業化等を達成した課題数(累計)[単位: 件]
年度別データを表示(2033〜2033年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2033年度 | 44.0 | - | - |
技術開発成果の社会課題解決に資するサービス展開
測定指標:各技術開発テーマにおいて開発した技術によるサービスが防災・環境等の社会課題解決へ貢献した課題数(累計)[単位: 件]
年度別データを表示(2033〜2033年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2033年度 | 23.0 | - | - |
技術開発の成果による先端技術の獲得
測定指標:当該年度までに創出された特許取得数[単位: 件]
年度別データを表示(2033〜2033年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2033年度 | 0.0 | - | - |
宇宙関連市場の拡大に資する技術開発課題を支援する
測定指標:当該年度の支援件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 12.0 | 6.0 | 50.0 |
| 2025年度 | 64.0 | - | - |
宇宙を活用した地球規模・社会課題解決への貢献に資する技術開発課題を支援する
測定指標:当該年度の支援件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 33.0 | - | - |
宇宙における知の探究活動の深化・基盤技術力の強化に資する技術開発課題を支援する
測定指標:当該年度の支援件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙戦略基金事業の運営・管理
1000.0億円1費目 ▾
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
宇宙戦略基金事業の運営・管理
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 基金造成額 | 1000.0億円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。