生成AIの基盤的な開発力強化に資する計算資源の整備(国立研究開発法人産業技術総合研究所施設整備費補助金)
2025年度当初予算
-
2024年度執行: 364.1億円
事業の目的・概要
事業の目的
⽣成AIの開発には、⾼速・⼤容量のGPU等の計算資源が必要となるが、国内の開発需要に⽐して計算資源の供給量は圧倒的に不⾜しており、可及的速やかに計算資源の整備・拡充を行う必要がある。本事業では、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)の計算資源を拡充し、国立研究開発法人を始めとする研究機関等へ提供することで、⽣成AIに関する基盤的な研究⼒・開発⼒を国内に醸成し、将来に渡った⾰新的なイノベーションの創出に貢献する。
現状・課題
AI開発用計算資源として国内最大級(0.85EFLOPS※)の産総研AI橋渡しクラウド(以下「ABCI」)は、およそ3,000者が利用している。他方、OpenAI社は、20EFLOPSを使って生成AIである大規模言語モデルの最新モデル(GPT4)を開発した(非公表)と言われており、現状のABCIでは、生成AI開発力としては勝負にならない状況。生成AIに関する基盤的開発能力を確保するために、可及的速やかに計算資源の整備・拡充が必要。/※EFLOPS:エクサフロップス コンピュータの処理速度を表す単位の一つで、浮動小数点演算を1秒間に10^18=100京回行うことを示す//足下の国内の開発需要に⽐して計算資源の供給量は圧倒的に不⾜しているため、民間企業がサービスとして提供する計算資源支援に加え、研究開発用途の公的ニーズに的確に対応できる計算資源である ABCI の拡充が必要。
事業の概要
産総研の所有するAIスパコンであるABCIの計算能力を、0.85EFLOPSから4.25EFLOPS※へ拡充するために、GPU購入、ラック整備、冷却設備の増強、電源増強等を行う。/※生成AI利用時の計算では、最大8.5EFLOPSの計算性能が発揮される。//拡充後のABCIは、産総研による生成AI関連の先進的な研究開発に加え、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)など、様々な研究開発機関等の生成AIの研究開発などに計算資源として活用される計画。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | - | - |
| 2024年度 | - | 364.1億円 |
| 2023年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
この事業の当初予算は一括計上親事業から配分されるため「-」と表示されています。執行額・支出先は当事業で実際に執行した分です。
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A国立研究開発法人産業技術総合研究所
364.1億円
計算基盤の運用
国立研究開発法人産業技術総合研究所
配分先ブロック B日本ヒューレット・パッカード合同会社 ほか
364.1億円
生成AIの基盤的な開発力強化に資する計算資源の整備
日本ヒューレット・パッカード合同会社
富士古河E&Cユニオン
東光電気工事株式会社
新生ビルテクノ株式会社
ネットワンシステムズ株式会社
竹下産業株式会社
株式会社インテクつくば
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
有識者点検も踏まえ、所要の対応を行うこと。
事業所管部局による点検・改善
国内の計算資源は圧倒的に不足しているといわれている中、国費によるABCIの拡充により国研を代表とする生成AIの研究機関に対して、速やかに計算資源の提供開始ができた。
改善の方向性
計算資源提供を継続し、当初定めたアウトカム目標に向けた取り組みを推進する。
外部有識者による点検
一社応札が多くあるが理由は(落札率非公開の理由のみが書かれており)記載されていない。非常に注目度の高い研究開発に係るものであり、一社応札に係る理由や解消策を明確に示すことが望ましい。
所見を踏まえた改善点・反映状況
外部有識者による点検を踏まえ、一者応札の理由を追記。また本事業を総括し、その後の事業に活用する。
成果指標・目標値・実績値
次世代の生成AI研究開発(言語+音響の統合基盤モデル、言語+画像の統合基盤モデルなど)を実施
測定指標:大規模計算が必要な研究への計算資源提供件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 3.0 | - |
| 2025年度 | 10.0 | - | - |
スパコンの構築、運用、利活用に係る知見を蓄積し、民間クラウド事業者など外部へ提供する
測定指標:スパコン構築、運用、利活用に係る知見の提供件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | - | - |
| 2026年度 | 2.0 | - | - |
次世代の生成AI研究開発(言語とロボット動作の統合モデル、言語+画像+音響の統合基盤モデル構築など)を実施
測定指標:大規模計算が必要な研究への計算資源提供件数(累積)[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | - | - |
| 2028年度 | 40.0 | - | - |
生成AIの基盤的な開発力強化のため、産総研が保有するAIスパコンであるABCIを拡充する。
測定指標:運用を開始した拠点数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人産業技術総合研究所
補助金等交付
364.1億円3費目 ▾
国立研究開発法人産業技術総合研究所
補助金等交付
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品購入費 | 348.7億円 |
| 工事 | 12.1億円 |
| 役務費 | 3.3億円 |
日本ヒューレット・パッカード合同会社
大規模計算基盤
348.7億円3費目 ▾
日本ヒューレット・パッカード合同会社
大規模計算基盤
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 342.4億円 |
| 人件費 | 3.6億円 |
| 人件費 | 2.6億円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。