2025年度当初予算
-
2024年度執行: 1.7億円
事業の目的・概要
事業の目的
従来の国際秩序が変容する中、欧米を中心とする先進各国では、地政学的なリスクも踏まえながら、自国・隣国・有志国へと、グローバルなサプライチェーンを移転する動きが強まっている。また、GXやDX等の中長期的成長が見込まれる戦略分野について、政府が大規模・長期・包括的な支援を行うことにより、自国内への民間企業の立地・投資を誘致する動きも強まっている。そうした中で、コロナ禍やウクライナ侵略等を背景として、世界全体の不確実性が高まっており、相対的に安定している我が国の政策・経済情勢や、コスト面での我が国の立地環境の変化も踏まえ、投資先としての我が国の魅力が高まりつつある。我が国としては、この機会を捉えて、官民挙げて、設備、人材等に積極果敢な投資を行っていくことが重要。特に、海外から日本への対内直接投資は、海外の高度な人材・技術・豊富な資金の取り込みにつながり、イノベーション創出や地域活性化等に貢献するものであるところ、国際的にみて著しく低い水準にとどまっており、呼び込みを更に加速させる必要。/また、国内生産拠点を拡充するためにも海外需要の取り込みが重要。日本企業による海外市場開拓・輸出の拡大等を支援することを目的とする。
現状・課題
中長期的に成長が見込まれる戦略分野について、対内直接投資を積極的に呼び込み、国内の設備投資・生産を増やし、輸出拡大につなげていくとともに、賃上げにつなげていくことが重要。このため、従来の海外企業の拠点設立支援のみならず、日本の経済成長に資する技術等を有する海外企業等を特定し、能動的・戦略的に誘致する機能の強化が必要。また、海外企業にとって、制度・商慣習・言語等が異なる日本に自社単独で進出することはハードルが高く、日本でのビジネスパートナーの存在が投資の決め手のひとつであるため、海外企業と日本企業の協業連携を促進するための取組の強化が重要。さらに、近年の大型投資案件の実現も相まって地域の投資誘致意欲は高まっている一方、地域では海外との接点が限られており、海外企業誘致に関する人材・情報も不足しているため、対日投資を促進する地域への伴走支援を強化する必要。加えて、投資先としての日本の魅力を海外に十分に伝えるべく、対外発信・広報を戦略的に強化する必要。/また、中堅・中小企業等の日本企業にとって単独での海外市場開拓・輸出の拡大は容易ではない。「新規輸出1万者支援プログラム」とも連携し、日本の輸出市場にはプラスの側面を有する円安の機を逃さず中堅・中小企業の海外展開を促進する必要。この実施にあたり、日本貿易振興機構の機能強化が必要。
事業の概要
(1)投資促進と人材確保等の一体的推進体制構築等支援:地域が投資を呼び込む際、専門人材の不足が大きな課題。このため、人材確保などビジネス環境改善と一体的に海外企業誘致を推進する地域を支援する。/(2)日本企業と海外企業の協業連携基盤強化:日本企業と海外企業の協業連携の基盤を強化するため、人材育成支援を通じた社内における協業連携推進体制の構築、内外の地域関係者と連携したピッチイベント等の開催やプロジェクトベースのマッチング形成の促進を通じたJETROの協業連携候補発掘体制の強化を推進する。/(3)対内直接投資喚起・投資検討プロセス加速化支援:海外企業の対日投資意欲を喚起し、投資案件の具体化を加速させるため、海外のPR会社等と連携した対外プロモーション、展示会・見本市への出展、経営者層等の招へい、日本での事業実施可能性調査等、投資実行に至るまでの行動過程に応じた段階的な働きかけを行う。/(4)新規輸出者支援1万者プログラム等で輸出に着手した事業者が自走できるよう、新輸出大国コンソーシアム、越境EC事業等を通じて支援を行うとともに、支援の円滑化のために企業情報のデータベースを整備する。/(5)EPA活用促進のための情報提供等を強化するとともに、各国閣僚等要人の往来を契機としたセミナー等を行う。/(6)コンテンツ専門人材を配置し、コンテンツ産業の海外展開支援や現地マーケット等へのコアネットワーク構築を推進する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | - | - |
| 2024年度 | - | 1.7億円 |
| 2023年度 | - | 50.0億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
この事業の当初予算は一括計上親事業から配分されるため「-」と表示されています。執行額・支出先は当事業で実際に執行した分です。
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A独立行政法人日本貿易振興機構
1.7億円
(1)投資促進と人材確保等の一体的推進体制構築等支援:地域が投資を呼び込む際、専門人材の不足が大きな課題。このため、人材確保などビジネス環境改善と一体的に海外企業誘致を推進する地域を支援する。 (2)日本企業と海外企業の協業連携基盤強化:日本企業と海外企業の協業連携の基盤を強化するため、人材育成支援を通じた社内における協業連携推進体制の構築、内外の地域関係者と連携したピッチイベント等の開催やプロジェクトベースのマッチング形成の促進を通じたJETROの協業連携候補発掘体制の強化を推進する。 (3)対内直接投資喚起・投資検討プロセス加速化支援:海外企業の対日投資意欲を喚起し、投資案件の具体化を加速させるため、海外のPR会社等と連携した対外プロモーション、展示会・見本市への出展、経営者層等の招へいなど、投資実行に至るまでの行動過程に応じた段階的な働きかけを行う。 (4)新規輸出者支援1万者プログラム等で輸出に着手した事業者が自走できるよう、新輸出大国コンソーシアム、越境EC事業等を通じて支援を行うとともに、支援の円滑化のために企業情報のデータベースを整備する。 (5)EPA活用促進のための情報提供等を強化するとともに、各国閣僚等要人の往来を契機としたセミナー等を行う。 (6)コンテンツ専門人材を配置し、コンテンツ産業の海外展開支援や現地マーケット等へのコアネットワーク構築を推進する。
独立行政法人日本貿易振興機構
配分先ブロック B株式会社エクトラほか
1.6億円
外国企業・外資系企業の協業連携等による事業実施可能性調査等
株式会社エクトラ
MiRXES Japan株式会社
MedBank株式会社
NAYAX株式会社
和田フードテック株式会社
株式会社ノースエナジー
株式会社ICMG
NoMy Japan株式会社
合同会社NeuralX
ヴィタネット・ジャパン株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)1,490万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック CEY新日本有限責任監査法人
220万円
外国企業・外資系企業の協業連携による事業実施可能性調査事業に係る業務管理費
EY新日本有限責任監査法人
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
有識者点検も踏まえ、所要の対応を行うこと。
事業所管部局による点検・改善
・対内直接投資及び日本企業と海外企業の協業連携の促進について、長期アウトカムの達成に向け順調に推移している。・越境ECの活用、海外ビジネスの専門家による伴走支援について、裾野拡大を表すアウトプットや実際の輸出達成の有無を表す長期アウトカムで目標を上回る件数を達成しており、事業の効果を確認。・各国閣僚等要人訪日などの機を捉えたビジネスイベント等の開催を通じて、日本企業の海外展開に資する情報発信等を行うことで、相手国政府との関係強化やビジネス促進等への貢献を測る長期アウトカムでも目標を大きく上回っており、事業の効果を確認。・EPA/FTAの利活用促進事業については昨年度よりセミナーの開催件数及び参加者が減少しているが、業界別に対象者を特定した形でのセミナー開催等ニーズに合わせて開催することで事業の効果を確認。・当初の見込みについては、過年度の執行実績や直近の市況等を踏まえて設定しており、実績が当初見込みを上回ったものについては、事業の効率的な執行や創意工夫等によるものである。また、アクティビティ3における2023年度のアウトプット実績が0となった要因は、本事業において連携が必要となる海外の機関(海外のEC事業者、貿易関係事業者等)の事情による事業開始の遅れや、同年度中に緊急的に遂行した別途事業(ALPS処理水の放出に係る緊急対策)への対応に伴う執行体制の整備の遅れがあったためである。なお、それらを早期に解消・改善した上での2024年度以降の執行努力によって、最終的なアウトカム目標を達成したところ。
改善の方向性
本事業において得られた知見を今後の事業にも活用していく。
外部有識者による点検
当初見込みと実績との乖離が多い事業が多くあり、当初見込みの妥当性について改めて検証する必要がある。また一部の事業で見込みが3475件、実績が0件となっている事例が見受けられる。事業執行の遅れについて原因を明確化する必要がある。
所見を踏まえた改善点・反映状況
事業所管部局による点検結果欄に当該説明を記載した。
成果指標・目標値・実績値
令和8年度までに、対日直接投資プロジェクト支援件数を合計3,775件以上にする(第六期中期目標期間中(令和5年度~令和8年度)の合計)。令和6年度については920件を目指す。
測定指標:対日直接投資プロジェクト支援件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 850.0 | 1125.0 | 132.35294 |
| 2024年度 | 920.0 | 1192.0 | 129.56522 |
令和8年度までに、国内外での協業・連携案件の支援件数を合計731件以上にする(第六期中期目標期間中(令和5年度~令和8年度)の合計)。令和6年度については175件を目指す。
測定指標:国内外での協業・連携案件の支援件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 160.0 | 370.0 | 231.25 |
| 2024年度 | 175.0 | 278.0 | 158.85714 |
越境EC等の活用支援:中堅・中小企業が行った商談等の件数専門家のハンズオン支援:事業者に海外展開に係る行動変容等、何らかの影響、効果をもたらした社数。
測定指標:越境EC等の活用支援:商談等の件数専門家のハンズオン支援:行動変容が見られた社数。[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 5239.0 | 1506.0 | 28.74594 |
参加者数・閲覧件数の多いセミナー開催等、費用対効果が高いかたちで、情報提供を積極的に行う。
測定指標:セミナー・説明会参加者数[単位: 人]
年度別データを表示(2023〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 8000.0 | 11107.0 | 138.8375 |
| 2024年度 | 3000.0 | 3477.0 | 115.9 |
令和8年度までに、外国企業等が有する日本への新規投資プロジェクトや在日外資系企業等が有する日本国内での事業拡大プロジェクトが実現した件数を合計378件以上にする(第六期中期目標期間中(令和5年度~令和8年度)の合計)。令和6年度については90件を目指す。
測定指標:対日直接投資誘致成功件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 85.0 | 99.0 | 116.47059 |
| 2024年度 | 90.0 | 104.0 | 115.55556 |
| 2025年度 | 98.0 | - | - |
| 2026年度 | 105.0 | - | - |
令和8年度までに、イノベーション創出、国内外のイノベーション・エコシステムの結合、国内外の社会・地域課題解決等に資する国内外での協業・連携案件を74件以上組成する(第六期中期目標期間中(令和5年度~令和8年度)の合計)。令和6年度については17件を目指す。
測定指標:国内外での協業・連携案件の成功件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 16.0 | 31.0 | 193.75 |
| 2024年度 | 17.0 | 28.0 | 164.70588 |
| 2025年度 | 19.0 | - | - |
| 2026年度 | 22.0 | - | - |
越境EC等の活用支援、専門家のハンズオン支援を受けた事業者の海外展開成功件数
測定指標:海外展開成功件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1925.0 | 3019.0 | 156.83117 |
事業参加者に対し、ジェトロが提供した情報について、役立ち度アンケート調査を実施し、4 段階評価で上位 2 つの評価を得る割合について、8 割以上を達成する。
測定指標:事業参加者に対する役立ち度アンケート調査における4 段階評価で上位 2 つの評価割合[単位: %]
年度別データを表示(2023〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 80.0 | 90.0 | 112.5 |
| 2024年度 | 80.0 | 99.2 | 124.0 |
ニーズを踏まえたセミナー開催等、参加者の充実度向上に貢献することで、EPAのさらなる利活用につなげる。
測定指標:セミナー開催後に実施する参加者へのアンケートにおける満足度[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 80.0 | 93.0 | 116.25 |
対日投資・協業連携に関心を有する外国・外資系企業を新規で発掘する。
測定指標:対日投資・協業連携関心外国企業等新規発掘件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 500.0 | 1180.0 | 236.0 |
| 2024年度 | 500.0 | 1116.0 | 223.2 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
令和6年度までに、越境EC等の活用支援、専門家のハンズオン支援によって輸出・投資等の海外展開を5,363件支援する。
測定指標:越境EC等の活用支援、専門家のハンズオン支援による輸出・投資等の海外展開支援件数(ユニーク者数)[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 3475.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 1888.0 | 3264.0 | 172.88136 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
各国との関係強化、ビジネス促進等に貢献するため、相手国政府等への協力事業を実施する。
測定指標:セミナー等開催(オンライン開催を含む)件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 6.0 | 6.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
FTA/EPAの各協定に関する情報や各協定の使い方等、制度の利活用に向けた普及啓発を行う。
測定指標:ジェトロ主催のセミナー・説明会件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 40.0 | 42.0 | 105.0 |
| 2024年度 | 15.0 | 19.0 | 126.66667 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)5件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
独立行政法人日本貿易振興機構
対内直接投資促進事業
1.7億円6費目 ▾
独立行政法人日本貿易振興機構
対内直接投資促進事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業可能性調査事業費 | 1.6億円 |
| 補助人件費 | 450万円 |
| 委託・外注費 | 220万円 |
| 謝金 | 80万円 |
| 借料及び賃料 | 20万円 |
| 旅費 | 10万円 |
株式会社エクトラ
対内直接投資促進事業
1,990万円3費目 ▾
株式会社エクトラ
対内直接投資促進事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金(委託・外注費) | 970万円 |
| 補助金(人件費) | 520万円 |
| 補助金(借料及び損料) | 500万円 |
EY新日本有限責任監査法人
対内直接投資促進事業
220万円1費目 ▾
EY新日本有限責任監査法人
対内直接投資促進事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託・外注費 | 220万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。