2025年度当初予算
-
2024年度執行: 5.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
社会課題が多様化・複雑化する中、地方公共団体による課題対応が困難になっており、地域で持続的に課題解決を行うためには、民間による社会課題解決のビジネスモデル創出とその普及が必要。また令和5年6月に閣議決定された新しい資本主義のグランドデザインにおいても、地域の中小企業から、地域の社会課題解決の担い手となる企業(ゼブラ企業)を創出し、インパクト投融資を呼び込むためのエコシステムの構築の必要性が言及されている。/こうした背景を受け、社会課題解決と収益性との両立を目指す取組におけるインパクトの評価や各ステークホルダーの果たす役割等を示す基本指針にのっとりローカル・ゼブラ企業と地域中間支援者が地域の企業と連携しながら地域課題解決に取り組み、域内外から経営資源を呼び込みながら社会的インパクトを創出し、持続的な成長を遂げていく連携・支援体制が各地で構築されていくことを目指す。
現状・課題
少子高齢化や今後見込まれる急激な人口減少により、日本市場が縮小するとともに、自治体の財政状況もより一層厳しさが増していくことが予想される。/こうした社会経済的な環境変化の流れの中で、地域の抱える課題は多様化・複雑化してきており、これらにきめ細かく対応する場合、市場規模の小ささや多様な関係者間での合意を得るプロセスにコストを要することなどから、短期間で高い収益性を追求する従来のビジネス手法では対処が難しい場合も多い。/他方、公共主体での対応が可能かというと、多くの地域で人口減少とそれに伴う税収の減少が見込まれており、自治体が地域のすべての課題を解決するための行政サービスをフルセットで提供することは現実的には難しい。/こうした中、民間による社会課題解決事業(ソーシャルビジネス)が生まれてきており、令和2年度以降の実証事業を通して、中間支援の担い手を中心に各ステークホルダーを巻き込んだ事業実施が重要であることがわかってきた。/社会課題解決と収益性の両立のための新しい資金や人材の流れを生み出すエコシステムを構築するため、ローカル・ゼブラ企業のビジネスモデル類型整理や社会的インパクトの評価手を確立し普及することが必要。
事業の概要
社会的インパクトの評価や、社会課題解決事業をとりまく各ステークホルダー(金融機関・大企業・地方公共団体など)の役割を明確化し令和5年度中に策定した基本指針にのっとり、ソーシャルビジネスを支援する地域の関係者を中心としたエコシステムを構築するため、社会課題解決事業モデルを複数実証する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | - | - |
| 2024年度 | 6.0億円 | 5.2億円 |
| 2023年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
この事業の当初予算は一括計上親事業から配分されるため「-」と表示されています。執行額・支出先は当事業で実際に執行した分です。
直接ブロック B公益財団法人地方経済総合研究所ほか
4.4億円
令和6年度「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証事業)」の実施
公益財団法人地方経済総合研究所
株式会社musuhi
株式会社離島キッチン
株式会社うむさんラボ
千年建設株式会社
株式会社青空
株式会社Wasshoi Lab
株式会社湘南ベルマーレフットサルクラブ
株式会社TeaRoom
株式会社石見銀山生活観光研究所
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)2.0億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック APwCコンサルティング合同会社
6,270万円
令和6年度「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証事業)」支援及び調査
PwCコンサルティング合同会社
直接ブロック Cデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー 合同会社
950万円
令和6年度地域の社会課題解決起業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域経済/を自立的に循環させる仕組みの構築に向けた調査)の実施
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
有識者点検も踏まえ、所要の対応を行うこと。
事業所管部局による点検・改善
少子高齢化などの進展に伴い、地域の社会課題は今後増えることが予想される中、自治体などの公的セクターによる公助の取組には限界があるところ、共助の取組を担う民間セクターの育成が重要となる。地域の課題に対してビジネスの手法で解決策を見出し、地域にある資源を活かしながら収益性の確保に取り組むローカル・ゼブラ企業は、地域における共助の担い手として期待されるため、ローカル・ゼブラ企業が活躍できる環境整備に国費投入する必要がある。社会的インパクトの可視化を通じて地域課題解決事業に取組むエコシステムの実証について、令和6年度に20の実証機関を採択し、地域課題の構造分析、インパクト戦略の策定等に取り組み、全ての実証機関からインパクトレポートが提出され、目標値を達成することができた。最終成果報告会では、ローカル・ゼブラ企業の取組やインパクト投融資等に関心のある関係者が約500名の参加があり、機運醸成に貢献することができた。今後、令和6年度実証事業で作成したインパクトレポートをローカル・ゼブラ企業等が活用し、事業連携や地域エコシステムの強化等に繋げていくことが期待される。
改善の方向性
本事業を通じて、社会的インパクトの可視化を通じて地域課題解決事業に取り組むエコシステムの先行事例が創出され、ローカル・ゼブラ企業の事業の価値や可能性についての認知度は一定程度向上された。今後、さらに地域のエコシステムを強化するためには、ローカル・ゼブラ企業や中間支援組織が、域内外のステークホルダー(地域の兄/姉ゼブラ企業や、社会的インパクトに共感する大企業等)を巻き込んでいく仕組みを作る必要がある。また、ローカル・ゼブラ企業が活躍しやすい環境整備として、多様な資金調達の在り方の検討や社会的インパクトの評価・活用手法等の整理に取り組む。
外部有識者による点検
・成果目標の達成率が事業参画したプレーヤーによるアンケートのみに委ねられている点は,達成率判断の透明性,合理性の面で疑問が残る。第三者的に判断可能な定量指標を適用して,再検証されることを要望する。
所見を踏まえた改善点・反映状況
外部有識者からのご意見を踏まえ、今年度実施する後継事業では、第三者的に判断可能な定量指標を適用することとしたい。
成果指標・目標値・実績値
エコシステムに関係する各種プレイヤー(社会課題解決企業、金融機関、大企業、地方公共団体等)が指針に沿ったエコシステムによる協業が役に立つと回答した割合80%を目指す。
測定指標:エコシステムに関係する各種プレイヤー(社会課題解決企業、金融機関、大企業、地方公共団体等)が指針に沿ったエコシステムによる協業が役に立つと回答した割合[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 80.0 | 100.0 | 125.0 |
実証事業者が実証後5年以内にインパクト評価を用いて事業の拡大や人材獲得、資金調達を達成した企業の割合50%を目指す。
測定指標:実証事業者が実証後5年以内にインパクト評価を用いて事業の拡大や人材獲得、資金調達を達成した企業の割合[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 50.0 | - | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
基本指針を踏まえ、社会的インパクトの可視化を通じて地域課題解決事業に取組むエコシステムの実証を20地域で実施する。
測定指標:基本指針を踏まえ、社会的インパクトの可視化を通じて地域課題解決事業に取組むエコシステムの実証地域の数(累計値)[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 20.0 | 20.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
PwCコンサルティング合同会社
令和6年度地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証支援を通じたエコシステム調査事業)
6,270万円4費目 ▾
PwCコンサルティング合同会社
令和6年度地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証支援を通じたエコシステム調査事業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 5,420万円 |
| 謝金 | 500万円 |
| 旅費 | 330万円 |
| 一般管理費 | 20万円 |
公益財団法人地方経済総合研究所
令和6年度「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証事業)」
2,500万円5費目 ▾
公益財団法人地方経済総合研究所
令和6年度「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証事業)」
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 1,290万円 |
| 人件費 | 880万円 |
| 謝金 | 180万円 |
| 旅費 | 90万円 |
| 一般管理費 | 60万円 |
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社
令和6年度地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域経済を自律的に循環させる仕組みの構築に向けた調査)
940万円3費目 ▾
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社
令和6年度地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域経済を自律的に循環させる仕組みの構築に向けた調査)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 930万円 |
| 旅費 | 10万円 |
| 会議費 | - |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。