次世代航空機開発・次世代空モビリティ社会実装に向けた基盤技術開発事業(うち航空機向け革新的推進システム開発事業)
2025年度当初予算
7.0億円
2024年度執行: 12.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
国際的な要請を踏まえた航空機の省エネルギー化、CO2排出削減に向けては、様々な技術コンセプトが存在しているものの、次世代の航空機へ適用する上では、重量や安全性等の観点から、既存技術の延長では対応が困難な技術的制約が存在する。/本事業では、我が国において開発されてきた優位性ある要素技術を活用し、そうした技術的な制約を克服する革新的な推進システムを世界に先駆けて確立することを目的とする。
現状・課題
民間航空機産業は、COVID-19の影響で大幅に需要が落ち込み、2019年水準への回復は2024年頃と予測されているものの、引き続き年率3%以上で増加する成長産業とされている。一方で、世界的な脱炭素化の潮流の中で、2021年10月にはIATA(国際航空運送協会)、2022年10月にはICAO(国際民間航空機関)において、従来の「2050年にCO2排出量半減(2005年比)」から、「2050年カーボンニュートラル達成」という目標が合意された。このような状況を踏まえ、各国のエアラインは燃費向上に資する機体を求めており、各機体メーカはそうした顧客の要求に応えるべく研究開発を加速している。/ 航空機の脱炭素化へ向けては、機体・エンジンの軽量化、効率化はもちろんのこと、野心的な技術として、推進システムを現在のケロシン燃料の燃焼から電動化に切り替える、あるいは代替燃料(SAF、水素燃料等)に切り替えることが注目されている中、日本の航空機メーカが、将来機・将来エンジンにおいて、ワークシェアを獲得、拡大していくためには、海外OEMのニーズを踏まえつつ、ボリュームゾーンとなるサイズの航空機においても適用可能となる推進システムを開発していく必要がある。
事業の概要
航空機向けの高効率かつ高出力な推進システムの実現に向け、超電導モータ等の革新的なコア技術及びその周辺技術において、航空機に搭載するために必要となる高効率化、軽量化等に向けた技術開発を行うとともに、それらの技術を統合したシステムとして成立させた上で、実証試験による成立性の評価を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 7.0億円 | - |
| 2024年度 | 12.8億円 | 12.2億円 |
| 2023年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 7.0億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
12.2億円
研究開発マネジメント
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
配分先ブロック F国立大学法人九州大学
6.2億円
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
国立大学法人九州大学
配分先ブロック G国立研究開発法人・大学・企業等
6,290万円
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
イーグル工業株式会社
国立大学法人東海国立大学機構
国立大学法人鹿児島大学
学校法人成蹊学園
学校法人福岡工業大学
配分先ブロック CSWCC株式会社
1.6億円
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導/推進システムの開発
SWCC株式会社
配分先ブロック DFaraday Factory Japan合同会社
1.4億円
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
Faraday Factory Japan合同会社
配分先ブロック Bデロイト トーマツ コンサルティング合同会社
1.0億円
航空機向け革新的推進システム開発事業 /超電導システムの実用化に/向けた調査・検討
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
配分先ブロック E国立研究開発法人産業技術総合研究所
9,500万円
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
有識者点検も踏まえ、所要の対応を行うこと。
事業所管部局による点検・改善
2024年度事業の実施状況について、事業推進委員会にも参加し、事業の進捗状況等を聞き取って点検・評価を実施したところ、計画どおり事業が実施されていることを確認した。
改善の方向性
引き続き事業の実施状況について注視しつつ、必要に応じて事業内容を見直し、効果的かつ効率的な予算執行に努める。
外部有識者による点検
レビューシート自体に特にコメントはない。しかし、本事業は、航空機の省エネルギー化・CO2排出削減に向けて電動化等を検討するというかなり壮大なプロジェクトのように思われる。実用可能性に向けた研究開発の現状はよくわからず的外れかもしれないが、予算規模に応じた分野に注力するなど、事業の効率性を高める必要があるように思われる。(幅広な事業目標というよりも、予算や実現可能性に応じた事業目標分野を設定すべきように思われる。なお、昨年度は7億円の実施額にとどまったということで、やはり事業目的に比した予算が設定されていないとも思われ、増額要求等についても確かに検討の余地があろう。)
所見を踏まえた改善点・反映状況
外部有識者初見でも記載を頂いたように、本事業の出口戦略は長期的には幅広としつつも短期的には特定の技術分野に注力した効率的取組とすることで確実なステージアップを遂げていく必要があることを踏まえ、最終年度である令和8年度では超電導システムに搭載する新規技術要素を年度内で完了できる範囲にとどめ、まず最小単位での技術実証完遂を確実なものとする。
成果指標・目標値・実績値
システムレベルでの実証モデルにおける実用可能性の妥当性を確認する(TRL6)。
測定指標:TRL(TechnologyReadiness Level:技術成熟度)[単位: TRL]
年度別データを表示(2025〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 5.0 | - | - |
海外OEMメーカー等による実証試験もしくは実証機に研究開発成果を搭載する。
測定指標:実証試験もしくは実証機に搭載された研究開発成果の件数
年度別データを表示(2030〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 1.0 | - | - |
次世代航空機向けの革新的な電動システムの研究開発事業を実施する。
測定指標:事業件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 1.0 | - | - |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
航空機向け革新的推進システム開発事業
12.2億円2費目 ▾
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
航空機向け革新的推進システム開発事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 11.8億円 |
| 一般管理費 | 4,090万円 |
国立大学法人九州大学
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
6.2億円5費目 ▾
国立大学法人九州大学
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 2.4億円 |
| その他諸経費 | 1.8億円 |
| 間接経費 | 1.3億円 |
| 消費税及び地方消費税 | 5,670万円 |
| 人件費・謝金 | 1,640万円 |
SWCC株式会社
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
1.6億円5費目 ▾
SWCC株式会社
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 機械装置等費 | 9,350万円 |
| その他経費 | 1,960万円 |
| 労務費 | 1,660万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 1,430万円 |
| 間接経費 | 1,300万円 |
Faraday Factory Japan合同会社
航空機向け革新的推進システム開発事業 /超電導システムの実用化に/向けた調査・検討
1.4億円5費目 ▾
Faraday Factory Japan合同会社
航空機向け革新的推進システム開発事業 /超電導システムの実用化に/向けた調査・検討
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 機械装置等費 | 7,430万円 |
| その他経費 | 2,270万円 |
| 間接経費 | 2,090万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 1,250万円 |
| 労務費 | 750万円 |
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
航空機向け革新的推進システム開発事業 /超電導システムの実用化に/向けた調査・検討
1.0億円3費目 ▾
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
航空機向け革新的推進システム開発事業 /超電導システムの実用化に/向けた調査・検討
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 労務費 | 8,550万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 910万円 |
| その他経費 | 540万円 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
9,500万円4費目 ▾
国立研究開発法人産業技術総合研究所
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 3,940万円 |
| その他 | 2,710万円 |
| 間接経費 | 1,990万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 860万円 |
イーグル工業株式会社
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
3,970万円5費目 ▾
イーグル工業株式会社
航空機向け革新的推進システム開発事業/2MW級航空機用超電導推進システ/ムの開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 1,780万円 |
| 労務費 | 1,200万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 360万円 |
| 間接経費 | 330万円 |
| 機械装置等費 | 300万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。