2025年度当初予算
2.0億円
2024年度執行: 2.7億円
事業の目的・概要
事業の目的
新たな研究領域に挑戦するような若手研究者が安定かつ自立して研究を推進できるような環境を、産学官を通じて実現するとともに、産業界をはじめとして、若手研究者が活躍し得る新たなキャリアパスを提示すること。
現状・課題
近年、若手研究者が、新たな研究領域に挑戦し、独創的な成果を出すことができるような安定した雇用環境に置かれていない(※1)ことや、産学官のセクター間を越えた研究者の流動性が低く(※2)、人を介した知の移転がなされず、世界規模での急速な産業構造の変化への対応が困難となっていることが指摘されている。/一方、人材の育成・活躍促進や多様性の確保に向けては、大学や公的研究機関、企業等が、組織として人材育成やキャリア形成に強い責任感を持って取り組むことが重要であり、若手研究者自身も、自らのキャリアパスは自ら切り拓くものとの意識を持ち、自らの持つ能力を高め、社会の様々な場でその能力を発揮していくことが求められてる。/※1:科学技術の状況に係る総合的意識調査2023(NISTEP)のうち、「実績を積んだ若手研究者の無期雇用の拡充」の指数は3.7(「十分ではないとの認識」)/※2:科学技術指標2024(NISTEP)によると、大学に流入する研究人材のうち企業から流入する割合は5.8%、公的機関から流入する割合は27.0%
事業の概要
産学官の研究機関に対し、本事業の要件を満たすポストの募集を行うとともに、新たな研究領域への挑戦や、新たな研究の場での研究活動に意欲的に取り組む若手研究者に対し卓越研究員の公募を実施し、意欲や柔軟性を有し、新たな研究領域の開拓等を実現できるような若手研究者が、産学官の研究機関において安定かつ自立した研究環境を得た場合に、当該研究機関に対し、研究費(2年間)及び研究環境整備費(5年間)等の支援を行うことで、優秀な若手研究者と質の高い研究環境を提供するポストとのマッチングを後押しし、社会全体における安定かつ自立した研究環境の構築に向けた取組の促進を図る。なお、研究者と機関とのマッチングのために当事者間交渉支援に係る調査も行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 2.0億円 | - |
| 2024年度 | 4.3億円 | 2.7億円 |
| 2023年度 | 5.2億円 | 5.0億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A独立行政法人日本学術振興会
2.7億円
優れた若手研究者が産学官の研究機関において安定かつ自立した研究環境を得て自主的・自立的な研究環境に専念できるよう、研究者及び研究機関に対する支援を行う。
独立行政法人日本学術振興会
配分先ブロック B国立大学法人広島大学 ほか
2.2億円
卓越研究員が研究責任者若しくは若手研究責任者として、研究テーマを設定し、研究を遂行できるよう、自立的な研究環境を構築する。
国立大学法人広島大学
国立研究開発法人物質・材料研究機構
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
国立大学法人京都工芸繊維大学
国立大学法人横浜国立大学
国立大学法人京都大学
国立大学法人室蘭工業大学
国立大学法人山口大学
国立大学法人島根大学
国立大学法人東京大学
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)9,800万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
この事業は、令和6年度決算において不用額が生じていることから、不用額が生じた要因を分析したうえで、予算執行の実績を適切に令和8年度概算要求に反映すべきである。
事業所管部局による点検・改善
近年、若手研究者が、新たな研究領域に挑戦し、独創的な成果を出すことができるような安定した雇用環境に置かれていないことや、産学官のセクター間を越えた研究者の流動性が低く、人を介した知の移転がなされず、世界規模での急速な産業構造の変化への対応が困難となっていることが指摘されていることから、研究者の安定かつ自立した研究環境の構築のために国費投入の必要性がある。アクティビティについて、令和6年度から新規募集を行っておらず⑤研究機関に対する継続支援のみを行っており、令和6年度においては41機関に対し支援を行った。長期アウトカムについては目標値を下回っているものの、約8割の研究者が安定かつ自立した研究環境が実現されたと回答していること、論文等の業績は上がっていることから、必ずしも安定かつ自立した研究環境が構築されていないとは言い難い。
改善の方向性
卓越研究員に係る追跡調査結果等を踏まえ、若手研究者が安定かつ自立して研究を推進できるような環境の構築に取り組む。
所見を踏まえた改善点・反映状況
不用額が生じた原因を分析するとともに、適宜事業の見直しを行うことで、より効果的かつ効率的な実施に努める。
成果指標・目標値・実績値
本事業において提示される安定かつ自立した研究環境を保証するポストと若手研究者とのマッチング(本事業による研究費等の支援のないものを含む)が増加する。
測定指標:卓越研究員事業において公開されたポストに就いた若手研究者の数※目標値:本事業において研究費等の支援対象となる卓越研究員の予算積算上の採用予定人数[単位: 人]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 20.0 | 30.0 | 150.0 |
| 2022年度 | 10.0 | 19.0 | 190.0 |
| 2023年度 | 10.0 | 17.0 | 170.0 |
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
本事業において提示されたポストにおいて、安定かつ自立した研究環境が実現される。
測定指標:本事業において採用された卓越研究員について、安定かつ自立した研究環境が実現されている者の割合※目標値:前年度実績値(前年度において実績値が目標値を下回っている場合、前年度の目標値を当年度の目標値とする。)[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 84.9 | 84.6 | 99.64664 |
| 2022年度 | 84.6 | 88.0 | 104.01891 |
| 2023年度 | 88.0 | 83.0 | 94.31818 |
| 2024年度 | 88.0 | 79.9 | 90.79545 |
| 2025年度 | 88.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
当初見込みの9割を上回る人数の若手研究者を卓越研究員として採用し、研究費等を支援する。
測定指標:企業等に採用となった卓越研究員の数※当初見込み:予算積算上の採用予定人数[単位: 人]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 20.0 | 23.0 | 115.0 |
| 2022年度 | 10.0 | 15.0 | 150.0 |
| 2023年度 | 10.0 | 12.0 | 120.0 |
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
独立行政法人日本学術振興会
卓越研究員事業に係る公募・審査等業務を実施する。
2.7億円4費目 ▾
独立行政法人日本学術振興会
卓越研究員事業に係る公募・審査等業務を実施する。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 間接補助事業交付分 | 2.2億円 |
| 人件費 | 2,630万円 |
| 業務実施費 | 1,310万円 |
| 設備備品費 | 1,060万円 |
その他
若手研究者に対し安定かつ自立した研究環境を整備する。
9,800万円2費目 ▾
その他
若手研究者に対し安定かつ自立した研究環境を整備する。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 環境整備費 | 8,800万円 |
| 研究費 | 1,000万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。