2025年度当初予算
14.4億円
2024年度執行: 7.7億円
事業の目的
本事業は民間事業者等による水力発電の開発に係る諸調査および地域における共生促進、既存水力発電設備の増出力およびレジリエンス強化を図る工事の支援を実施するほか、国内外の技術情報の収集を実施し、水力発電の導入促進を図ることを目的とする。
現状・課題
水力発電は、純国産で、渇水の問題を除き、天候に左右されない優れた安定供給性を持ち、長期的に活用可能なエネルギー源である。また、地域共生型のエネルギー源としての役割を拡大していくことが期待される。/一方で、2030年までという時間軸で大水力の新規開発は困難であることから、他目的で利用されているダム・導水等の未利用の水力エネルギーの新規開発、デジタル技術を活用した既存発電の有効利用や高経年化した既存設備のリプレースによる発電電力量の最適化・高効率化などを進めていくことが必要である。
事業の概要
(1)水力発電導入加速化事業費【補助】/ ①初期調査等支援事業事業化に必要な流量調査、測量等の実施及び地方公共団体による地域の有望地点の調査、公表、水力発電開発における地域住民等と事業者間の課題解決や共生を図るために実施する事業を支援する。【補助率:1/2、定額】/ ②既存設備有効活用支援事業既存設備の余力調査、出力向上及びレジリエンス強化等の工事を行う事業の一部を支援します。【補助率:2/3、1/3、1/4】/(2)水力発電技術情報等収集調査事業【委託】/ 国内外の技術情報の収集を実施する。
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 14.4億円 | - |
| 2024年度 | 16.0億円 | 7.7億円 |
| 2023年度 | 16.0億円 | 5.0億円 |
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
費目データのあるノード(●印)をクリックすると内訳を確認できます
支出先詳細
行政事業レビュー推進チームの所見
有識者点検も踏まえ、所要の対応を行うこと。
事業所管部局による点検・改善
⽔⼒発電は事業の初期検討段階における調査や地域住⺠との協議の結果、採算性が確保できないことが明らかになる、開発地点の住⺠との合意形成が不調に終わるなどした場合、事業化に⾄らず、調査等に要した費⽤も回収ができなくなるリスクがあり、営利を追求する⺠間事業者のみでの実施が困難。既存の⽔⼒発電設備の余⼒を活⽤することで、より少ない環境負荷・費⽤で出⼒向上を図ることが可能であり、国⺠負担を抑制しつつ、エネルギーミックスを達成するためには、既存設備の出⼒向上が不可⽋。しかし、追加検討やシミュレーション、⼯事範囲の拡⼤等により追加費⽤が発⽣すること、投資回収の不透明化により事業者は取組に消極的。以上より、「2030年度におけるエネルギー需給の見通し(エネルギーミックス)」の水力発電における目標値を達成するためには国の支援が必要と言える。間接補助事業者が事業実施のために実施した入札が不落となったことに伴う事業中止や、見込みよりも申請件数が減少したこと、間接補助事業者の指名停止処分が重なったこと等により、前年度よりも改善しているとはいえ、執行率が低調である。
改善の方向性
執行率改善のため周知活動を強化するほか、事業者の案件組成の相談・サポート体制を行う伴走型支援に引き続き取り組んでいく。
外部有識者による点検
・指標の目標水準の根拠が不明確であり説明が必要。特に短期アウトカム「事業化の目途が立った発電出力」については達成率が低く、妥当な目標水準が設定されていたのか、または水準は妥当だが実績が芳しくなかったのか等、丁寧な説明が必要ではないか。
所見を踏まえた改善点・反映状況
短期アウトカム「事業化の目途が立った発電出力」について、目標水準は過去の実績等を参考に設定していたが、補助事業者へのアンケート調査では想定よりも実績が伸びず、水力発電の適地の減少やコスト上昇等が反映されたものと考えられる。短期アウトカム「増電力量の目途が立った発電所の年間合計増発電量」については、令和7年度の実績を今後調査する予定である。こうした状況を踏まえ、第7次エネルギー基本計画に基づき、水力発電の導入促進に向けて必要な支援を検討してまいりたい。
令和7年度までに事業化の目途が立った水力発電所の発電出力を5万kWとする。
測定指標:事業化の目途が立った発電出力[単位: 万kW]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 5.0 | - |
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
一般財団法人新エネルギー財団
令和6年度水力発電導入加速化事業費
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 5.4億円 |
| 人件費 | 6,940万円 |
| 施設維持管理費等 | 830万円 |
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 2022年度 | 20.0億円 | 7.3億円 |
| 2021年度 | 20.0億円 | 7.3億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 14.4億円 |
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
一般財団法人新エネルギー財団
6.3億円間接補助事業者への補助金の交付
一般財団法人新エネルギー財団
電源開発株式会社ほか
3.3億円既存設備有効活用支援事業/既存設備の増出力、レジリエンス強化の工事等に係る間接補助先
電源開発株式会社
中国電力株式会社
関西電力株式会社
神奈川県
株式会社グリーン電力エンジニアリングほか
2.2億円初期調査等支援事業/開発調査、地域共生促進の取組に係る間接補助先
株式会社グリーン電力エンジニアリング
妙高市
株式会社POWER E NEXT
株式会社ロジック・プライド
180万円ホームページ制作・サーバ保守管理等
株式会社ロジック・プライド
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
4,290万円水上太陽光実行可能性調査
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
一般財団法人新エネルギー財団
4,240万円国内外技術情報調査
一般財団法人新エネルギー財団
一般社団法人海外電力調査会ほか
1,830万円技術情報収集業務、HPコンテンツ作成業務
一般財団法人新エネルギー財団
3,440万円水力発電の開発・導入のための賦存量等調査
一般財団法人新エネルギー財団
エム・アール・アイリサーチアソシエイツ株式会社
1,600万円水力発電の開発・導入のための賦存量等調査に係る情報収集・整理、資料作成に関する業務
株式会社ジャパン・コンピュータ・テクノロジー
2,090万円河川流量等データの情報収集・調査及び河川流量等データ一元化サイトの作成・運営
株式会社ジャパン・コンピュータ・テクノロジー
| 2022年度 | 5.0 | 0.052 | 1.04 |
| 2023年度 | 5.0 | 0.165 | 3.3 |
| 2024年度 | 5.0 | 0.21 | 4.2 |
| 2025年度 | 5.0 | - | - |
令和7年度までに出力向上の目途が立った発電所における増発電量の年間合計を1億kWhとする。
測定指標:増電力量の目途が立った発電所の年間合計増発電量[単位: 億kWh]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | - | - |
| 2022年度 | 1.0 | - | - |
| 2023年度 | 1.0 | - | - |
| 2024年度 | 1.0 | - | - |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和12年度までに水力発電所の発電出力を5,070万kWとする。
測定指標:「2030年度におけるエネルギー需給の見通し(エネルギーミックス)」の水力発電における発電出力目標値[単位: 万kW]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 5070.0 | - | - |
| 2027年度 | 5070.0 | - | - |
| 2028年度 | 5070.0 | - | - |
| 2029年度 | 5070.0 | - | - |
| 2030年度 | 5070.0 | - | - |
※ 2024〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和12年度までに水力発電所における発電量を980億kWhとする。
測定指標:「2030年度におけるエネルギー需給の見通し(エネルギーミックス)」の水力発電における発電量目標値[単位: 億kWh]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 980.0 | - | - |
| 2027年度 | 980.0 | - | - |
| 2028年度 | 980.0 | - | - |
| 2029年度 | 980.0 | - | - |
| 2030年度 | 980.0 | - | - |
※ 2024〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
水力発電設備が未設置だったダムにおいて、水力発電の開発を促進する。
測定指標:水力発電設備が未設置だったダムにおいて、発電設備の設置の検討に至った件数[単位: 地点]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 15.0 | 3.0 | 20.0 |
| 2023年度 | 15.0 | 6.0 | 40.0 |
| 2024年度 | 15.0 | - | - |
| 2025年度 | 15.0 | - | - |
令和12年度までに中小水力発電の発電出力を10.4GWとする。
測定指標:中小水力発電のFIT/FIP導入量[単位: GW]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 10.0 | - | - |
| 2027年度 | 10.0 | - | - |
| 2028年度 | 10.0 | - | - |
| 2029年度 | 10.0 | - | - |
| 2030年度 | 10.0 | - | - |
※ 2021〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
初期調査等支援事業での補助件数について、毎年度55件補助する
測定指標:開発調査及び地域共生支援を行う補助件数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 73.0 | 30.0 | 41.09589 |
| 2022年度 | 73.0 | 37.0 | 50.68493 |
| 2023年度 | 55.0 | 30.0 | 54.54545 |
| 2024年度 | 55.0 | 26.0 | 47.27273 |
| 2025年度 | 40.0 | - | - |
既存設備有効活用支援事業での補助件数について、毎年度18件補助する
測定指標:既存設備有効活用支援を行う補助件数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 15.0 | - |
| 2022年度 | 32.0 | 12.0 | 37.5 |
| 2023年度 | 18.0 | 5.0 | 27.77778 |
| 2024年度 | 18.0 | - | - |
国内外の水力発電の技術動向を年1回取りまとめる。
測定指標:国内外の水力発電の技術動向を取りまとめた報告の件数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 2.0 | 200.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 2.0 | 200.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
| 一般管理費 | 640万円 |
| 旅費 | 260万円 |
| 外注費 | 180万円 |
電源開発株式会社
新豊根発電所 1号機ポンプ水車ランナ他更新事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 外注費 | 1.1億円 |
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
水上太陽光実行可能性調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 4,290万円 |
一般財団法人新エネルギー財団
国内外技術情報調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 1,830万円 |
| 人件費 | 1,170万円 |
| 事業費 | 1,020万円 |
| 一般管理費 | 220万円 |
一般財団法人新エネルギー財団
水力発電の開発・導入のための賦存量等調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 外注費 | 1,600万円 |
| 人件費 | 1,510万円 |
| 一般管理費 | 170万円 |
| 事業費 | 160万円 |
株式会社ジャパン・コンピュータ・テクノロジー
河川流量等データ一元化
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,850万円 |
| 借料・損料 | 240万円 |
| 旅費 | - |
株式会社グリーン電力エンジニアリング
岩泉町鼠入川小水力発電所事業性評価調査事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 外注費 | 1,920万円 |
一般社団法人海外電力調査会
技術情報収集
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,210万円 |
| 事業費 | 410万円 |
| 一般管理費 | 170万円 |
| 再委託費 | 40万円 |
エム・アール・アイリサーチアソシエイツ株式会社
水力勉強会の情報収集、資料作成
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 1,600万円 |
風間浦村
三峰川電力株式会社
球磨村
五木村
合同会社ハイドロリンク富山
リニューアブル・ジャパン株式会社
大野小水力発電株式会社
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
一般社団法人海外電力調査会
株式会社ウィズィー
エム・アール・アイリサーチアソシエイツ株式会社