2025年度当初予算
1,240万円
2024年度執行: 1,180万円
事業の目的・概要
事業の目的
デジタル社会の実現を見据え、用途地域における立地規制の特例許可に係る申請・審査を効率化し、地域ニーズに対応した施設の立地円滑化等を図るため、人流ビッグデータを活用して建物用途ごとの発生集中原単位等の利用者の交通特性(時刻別、車・徒歩などアクセス手段別の利用者数 等)を推計する手法を開発し、施設立地による影響を評価するための当該交通特性のデータ集と交通面の審査マニュアルを作成する。
現状・課題
既存住宅地へのコンビニやコワーキングスペースの立地など、用途地域で制限されている建物用途の立地ニーズが増加しており、これらについては特例許可により立地可能となっている。一方で、特例許可にあたっては、当該建物用途の立地による周辺影響を事前に評価する必要性があるが、交通面の定量的評価手法や参考基準が未確立である。さらに、中小規模の施設は交通量の発生集中原単位等の交通特性データが未整備であり、類似施設の実測が必要で、申請者の金銭的・時間的負担が大きい。
事業の概要
本事業は、1)特例許可実例における交通影響の評価方法・基準の実態把握、2)人流ビッグデータを活用した発生集中原単位等の推計手法の開発とデータ集の作成、3)特例許可における交通面の審査マニュアルの作成、の3つの中課題で構成される。/1)では、全国の特定行政庁から許可実例に係る申請・審査資料を収集し、主に中小規模施設の交通面での評価方法・基準の傾向分析を行い、2)で作成する利用者交通特性データ集で対象とする地域ニーズの高い用途や場面を特定する。2)では、人流ビッグデータを活用した発生集中原単位等の交通特性の推計手法を開発し、1)で抽出した用途を中心に、3)の審査マニュアルに対応したデータ集を作成する。3)では、特定行政庁が建物用途規制の特例許可の審査を行う際に、許可すべきか否か、また、どのような許可条件を付すべきかの判断をサポートするマニュアルを作成する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1,240万円 | - |
| 2024年度 | 1,220万円 | 1,180万円 |
| 2023年度 | 1,200万円 | 120万円 |
| 2022年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A民間企業等
1,180万円
人流ビッグデータを活用した建物用途規制の運用支援技術に関する調査・整理、資料作成等
株式会社福山コンサルタント
株式会社根本商事
ヤトロ電子株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)70万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
執行率についは、令和5年から6年にかけて大幅に改善されたが、依然として低水準にあるので、原因を分析し、改善を図られたい。
事業所管部局による点検・改善
・本事業は、外部有識者による評価委員会において「事前評価」を受け、用途地域における立地規制の特例許可に係る申請・審査を効率化し、地域ニーズに対応した施設の立地円滑化等を図るため、人流ビッグデータ(携帯電話GPSデータ等)を活用して建物用途ごとの発生集中原単位等の利用者の交通特性(時刻別、車・徒歩などアクセス手段別の利用者数等)を把握する手法を開発し、施設立地による影響を評価するための当該交通特性のデータ集と交通面の審査マニュアルを作成するものであり、人流ビッグデータの分析に関する知見を有していること、また、審査マニュアルの作成にあたっては、国土交通省本省や特定行政庁との連携が不可欠であることから、国土技術政策総合研究所において実施すべきと評価された。・現地の交通量調査の実施にあたり施設管理者との調整に時間を要したため、委託業務に関する予算の繰越を行った。・発注にあたっては、企画競争の実施により、入札、契約手続きの透明性、競争性の確保に努めるとともに、一者応募とならないよう、管理技術者の資格要件の拡大や、公募期間中の過年度成果の閲覧提供等の工夫に努めた。その結果、複数の技術提案があった。
改善の方向性
・事前評価結果等を踏まえ、適切に研究開発を推進する。・引き続き、発注にあたっては業務内容や参加資格等において工夫し、企画競争や価格競争の実施により、入札・契約手続きの透明性、公平性、競争性の確保に努める。・途中成果であっても、迅速に公表することが社会的に有益である場合は、HP・各種学会・発表会・雑誌等において積極的な公表に努める。
外部有識者による点検
短期・長期アウトカムの内容自体は、いずれも適切に設定されていると思われるが、長期アウトカムの数値「10件」は、要する予算額に照らして、少なすぎるのではないかとも思われた。目標が10件にならざるを得ない理由と、そうであっても、本事業を推進する必要性を補足説明できるようにしていただくのが望ましい。
所見を踏まえた改善点・反映状況
・長期アウトカムの設定理由本研究の成果である審査マニュアルは2026年度に精査の後、公表を見込んでいる。特定行政庁において、特例許可1件につき、事前相談から許可に至るまでに要する期間は全国平均で約5か月間と、ある程度時間を要することが分かっている。また、特例許可の申請案件のうち、交通面の影響が主な課題となる案件は年間20件程度である(特定行政庁に対するアンケート調査より)。そのため、本研究の成果である審査マニュアル公表直後の2027年度には、審査マニュアルを参照して申請、審査を行い、許可まで至る件数は、即時増加は見込めないため、現在の長期アウトカムの設定としている。2028年度以降は、審査マニュアルの活用による申請・審査の円滑化に加え、これまで事前相談のみで終わっていた案件が申請に加わることも見込まれ、審査マニュアルを参照した特例許可の実績が増加することが見込まれる。・予算の執行率について現地の交通量調査の実施にあたり、施設管理者との調整に時間を要したため、委託業務に関する令和6年度予算を令和7年度に繰越したことにより低水準となっているが、早期に完了できるよう研究開発の推進に努める。
成果指標・目標値・実績値
人流ビッグデータを活用した建物用途規制の運用支援技術に係る手引き・マニュアル類を作成する。
測定指標:人流ビッグデータを活用した建物用途規制の運用支援技術に係る手引き・マニュアル類の作成数[単位: 本]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 2.0 | - | - |
公開した手引き・マニュアル類が、多くの特定行政庁や事業者等において幅広く利用される。
測定指標:申請や審査で、人流ビッグデータを活用した建物用途規制の運用支援技術に係る手引き・マニュアル類を活用した特例許可の件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
| 2026年度 | 0.0 | - | - |
| 2027年度 | 10.0 | - | - |
人流ビッグデータを活用した建物用途規制の運用支援技術の開発に関する研究を行い、交通面での影響の評価手法や参考基準等を作成する。
測定指標:人流ビッグデータを活用した建物用途規制の運用支援技術の開発に関する研究項目の終了件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社福山コンサルタント
用途規制の特例許可実例に係る情報収集及び人流データによる周辺交通影響の推計等業務
1,100万円1費目 ▾
株式会社福山コンサルタント
用途規制の特例許可実例に係る情報収集及び人流データによる周辺交通影響の推計等業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 試験研究費 | 1,100万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。