2025年度当初予算
1,800万円
2024年度執行: 1,800万円
事業の目的・概要
事業の目的
下水汚泥の肥料利用は、輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の代替となり得るなど、農業分野の脱炭素化や持続可能性の向上に対する大きなポテンシャルを有している一方、今後さらなる利用拡大に向けては、流通経路の確保や採算性等が課題となる。このため、みどりの食料システム戦略等に基づいた関係省庁や地域の農政部局等の理解と協力の下、需要家とのマッチング等の環境整備等により、下水道資源の農業利用を推進することを目的とする。
現状・課題
化学肥料の製造に必要なリンについては全量を輸入に依存しているが、下水汚泥の年間発生量約230万t中に、約5万tのリンが含まれている。また、国内で生産・輸入される窒素の約50%に相当する量が下水として流入するなど、下水道は持続可能な物質循環に対しても高い貢献ポテンシャルを有している。さらに、化学肥料の代替として下水汚泥の農業利用を進めることにより、化学肥料の製造時等に排出される温室効果ガスの抑制も期待される。一方、流通経路の確保や採算性等の課題により、下水汚泥の肥料への利用割合は近年約1割にとどまっている状況にある。
事業の概要
下水汚泥資源の肥料利用の拡大に向け、案件形成支援等を通じた先進的な事例の収集、水平展開を進めるとともに、肥料利用の現状や課題の整理、汚泥肥料成分や重金属濃度の情報発信、需要家とのマッチング等の環境整備を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1,800万円 | - |
| 2024年度 | 1,800万円 | 1,800万円 |
| 2023年度 | 1,800万円 | 1,790万円 |
| 2022年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A株式会社日水コン
1,800万円
下水汚泥資源の肥料利用に関する調査・検討等
株式会社日水コン
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
下水汚泥の肥料利用は、輸入依存度の高い肥料原料の価格が高騰する中で有意義な取組であるが、複数年での成果を踏まえ、有識者からの指摘も踏まえて今後の事業内容について検討すべき。
事業所管部局による点検・改善
生産資材について、例えば化学肥料原料は、大半を輸入に依存しているところ、安定供給に向けた生産資材の国内代替転換等は、食料安全保障の観点から重要な取組である。下水汚泥は年間発生量約230万t中に、約5万tのリンが含まれているなど、下水汚泥資源の肥料利用は食料安全保障及び資源循環型社会の構築にも資する。一方、肥料として利用される汚泥の割合は近年約1割にとどまっており、肥料利用の推進に当たっては、農業サイドとも連携した流通経路の確保や安全性の確保等が課題となっている。取組の普及・展開に向け、取組の考え方や具体的な事例、利用可能な技術等、下水道管理者に対する知見の共有が必要であり、国費投入の必要性が高い。支出先は、2者から応募された企画提案書の内容審査により客観的に評価し選定を行っており、選定の妥当性は確保されている。
改善の方向性
引き続き、下水道管理者が下水汚泥を肥料化する際に必要となる情報・参考資料を取りまとめ、公表すること等により、下水汚泥資源の肥料利用の拡大に向けた環境整備を推進する。肥料利用の進捗については、全国の下水処理場への調書により逐次フォローアップを行い、本事業にて実施する施策の内容へも反映する。
外部有識者による点検
アウトカムの設定は適切と考えます。アクティビティが多岐にわたるなかで、アウトプットは資料の数のみで足りるでしょうか。
所見を踏まえた改善点・反映状況
本事業については肥料利用拡大に資するための事例の水平展開や現状・課題の整理とその情報発信に主眼を置いていたものであることから、作成・公表した資料数をアウトプットとしていたところ、指摘も踏まえ、作成・公表した資料の効果的な公表・展開の仕方等については引き続き検討を行っていく。
成果指標・目標値・実績値
肥料として利用される下水汚泥資源の割合を2030年度までに30%まで増加させる。(2021年度:14%)
測定指標:下水汚泥肥料利用率[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 14.0 | - |
| 2022年度 | - | 14.0 | - |
| 2023年度 | - | 15.0 | - |
| 2030年度 | 30.0 | - | - |
下水汚泥資源の肥料利用拡大に向け、下水道管理者が肥料利用を検討するうえで参考となる資料(マニュアル等)を作成・公表する。
測定指標:下水汚泥資源の肥料利用拡大に向けて作成・公表した資料(マニュアル等)の数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社日水コン
令和6年度下水道資源の農業利用促進に向けた制度的検討業務
1,800万円1費目 ▾
株式会社日水コン
令和6年度下水道資源の農業利用促進に向けた制度的検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 調査費 | 1,800万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。