2025年度当初予算
-
2024年度執行: 1.3億円
事業の目的・概要
事業の目的
低RCS(Radar Cross-Section)化、高速高機動化が進む目標に対応するため、低S/N(Signal/Noise)目標を適切な距離で探知し、正確に追尾する技術をシミュレーションにより検討・検証し、当該技術資料を得る。
現状・課題
低S/Nの高速高機動目標に対する測角処理及び追尾処理の新方式をシミュレーションにて確認し、令和7年3月にて、所内試験を終了した。//目標/ 低RCSかつ高速高機動化が進むミサイル技術の進展を考慮すれば、低S/N目標の探知能力、高機動をとる目標の追尾能力を持ち、かつ対応可能な時間が確保可能となる遠方での目標探知が必要不可欠である。このため、低S/N目標の探知能力、高速高機動目標に対処可能となるよう、レーダにおいて遠方にある低S/N目標を探知・追尾するための技術を確立する。//成果/ 新方式による測角処理及び追尾処理の有効性について確認できた。新方式の測角法においては、目標角度に加え角速度が得られるため、観測中の目標の動きを把握できることを確認できたが、角速度がノイズ環境下では角速度の精度が落ちること、計算量が従来に比べ大幅に増加することも判明した。新方式の追尾処理に関しては、目標がどのような動きをしていても総じて探知から航跡確立までの時間が短縮されることを確認した。//課題/1 低S/Nの反射波パルスの測角処理技術 (目標探知用信号処理ソフトの技術)/2 高速高機動対応の追尾フィルタ技術 (目標追尾用信号処理ソフトの技術)
事業の概要
当該事業では、令和3年度から5年度にかけて、高速高機動目標追尾実験装置を研究試作において製造し、令和6年度に所内試験を実施し、研究を終了した。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | - | - |
| 2024年度 | 1.2億円 | 1.3億円 |
| 2023年度 | 5.0億円 | 4.9億円 |
| 2022年度 | - | - |
| 2021年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
この事業の当初予算は一括計上親事業から配分されるため「-」と表示されています。執行額・支出先は当事業で実際に執行した分です。
直接ブロック A三菱電機株式会社
1.3億円
試験の実施
三菱電機株式会社
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
終了予定
事業所管部局による点検・改善
点検結果【1.必要性】 低RCS化、高速高機動化された目標に対し、既存レーダでは対処可能距離で探知・追尾を行うことは困難である。 当該目標を対処可能な距離で探知・追尾するため、目標を遠距離で探知し、正確に追尾する技術の重要度は高く、早急な当該技術の確立が必要である。 【2.効率性】 実施内容をシミュレーションに留めることで事業の効率化を図っている。シミュレーション結果の実効性については部内の技術者・研究者の協力のもと、検討会議により検証を実施することにより担保する予定である。 また、本事業の成果は既存品へのバックフィットも考慮しており、事業の枠にとらわれず効率的な試行を行う予定である。 【3.有効性】 本事業により、既存レーダでは対処不能な極超音速ミサイル等の低RCS、高速高機動をとる目標に対処するための情報処理技術の確立が可能となる。これにより、自艦残存性の向上が見込めるほか、防衛技術基盤の強化が可能である。 また部内の専門技術者・研究者による検討会議を適宜に開催し、当該事業に係わる情報の交換、評価、問題点の解明並びに対策の検討により、当該事業の充実化を図っている。 【4.総合評価】 本事業は、事業全体計画に影響なく終了した。 また、既存レーダでは対応困難な目標に対する探知技術を得られるものと評価でき、かつ、我が国の防衛技術基盤を強化し、もって防衛力の質的水準の向上に資した。
改善の方向性
本事業においては民生品の積極的活用や過去の技術的成果の利活用による経費の低減を実施し、経費の抑制を実施してきた。
成果指標・目標値・実績値
試作品の納入
測定指標:試作品の納入件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
試験の実施
測定指標:試験の実施件数[単位: 式]
年度別データを表示(2022〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2023年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
研究課題に関する技術的知見の取得
測定指標:解明した技術的課題の数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2023年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
試作品の製造
測定指標:製造及び試験の契約件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 0.0 | 0.0 | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
三菱電機株式会社
高速高機動目標追尾実験装置による目標の探知・追尾シュミレーション作業
1.3億円1費目 ▾
三菱電機株式会社
高速高機動目標追尾実験装置による目標の探知・追尾シュミレーション作業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 試験研究費 | 1.3億円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。