2025年度当初予算
108.9億円
2024年度執行: 102.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
防衛施設は、わが国の防衛力と日米安全保障体制を支える基盤として必要不可欠なものであり、これらは、演習場、飛行場、港湾など用途が多岐にわたり、広大な土地を必要とするものである。また、これらの防衛施設においては、自衛隊等の機甲車両その他重車両のひん繁な使用、射撃、爆撃その他火薬類の使用のひん繁な実施等により周辺地域に対し障害を及ぼす場合がある。/これらの障害を防止し、又は軽減するため、河川改修等の必要な工事を行うときは、地方公共団体その他の者に対し、予算の範囲内において、その費用の全部又は一部を補助することによって、防衛施設周辺住民の生活の安定及び福祉の向上などが図られることで理解と協力が得られ、ひいては、防衛施設の安定的な使用に寄与する。
現状・課題
機甲車両のひん繁な使用、射撃、爆撃等の自衛隊等の特有の行為が行なわれると、当該区域は「植生が悪化し、裸地化が進む」、「表土が締固められる」、「道路、建物等が整備され、土地利用が変わる」等の変化を来たす。/これにより、当該区域を含む河川流域は保水力が減退し、降雨の際には一度に多量の出水があるため、河川の氾濫、決壊等が生じ、周辺農耕地、住宅地等に被害が発生する。また、多量の出水は流域内の土砂を流出させ、更には河岸の浸食をもたらし、土砂による被害を発生させる。/他方、流域の保水力が減退すると、一時的に多くの流出があるため、通常の時(降雨時以外)に農業用水、飲料水等に使用する水量は逆に減少し用水不足被害が発生する。/これらの自衛隊又は米軍の特定の行為により生ずる障害を防止し、又は軽減するため、河川等の工事を行う必要がある。
事業の概要
自衛隊等の行為によって発生する障害は、その周辺地域の生活に影響を及ぼすものであり、これを周辺住民のみに受忍させることは不公平であることから、その障害に対して対策を講じ、関係住民の生活の安定と福祉の向上に寄与しようとするものである。/そのため防衛省として、最も周辺地域の事情に詳しい地方自治体等が、自衛隊等の行為によって発生する障害を防止し、又は軽減するため、必要な工事を行うときは、その費用を補助することで地元の理解と協力を得てきている。/具体的には、洪水量の増加に対応できるように河川改修、排水路改修、増加した洪水量を調節する洪水調節池や流出する土砂を溜めるため砂防ダム、貯水用ダム(溜池)等の建設工事に対し補助している。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 108.9億円 | - |
| 2024年度 | 112.8億円 | 102.2億円 |
| 2023年度 | 121.9億円 | 101.7億円 |
| 2022年度 | 125.6億円 | 124.8億円 |
| 2021年度 | 109.9億円 | 103.8億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A南関東防衛局ほか
102.0億円
南関東防衛局ほかへの示達
南関東防衛局
北海道防衛局
中国四国防衛局
東北防衛局
九州防衛局
北関東防衛局
沖縄防衛局
近畿中部防衛局
東海防衛支局
配分先ブロック B静岡県ほか
78.7億円
障害防止工事を実施
静岡県
宮城県
岩国市
大分県
山梨県
恵庭土地改良区
小松島市
富良野土地改良区
盛岡市
宮崎県
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)22.8億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック C静岡県ほか
23.0億円
障害防止工事を実施(防衛施設内)
静岡県
白老町
御殿場市
上富良野町
厚岸町
新潟県
別海町
裾野市
滋賀県
鹿追町
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)9,050万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック D有限会社大豊建設ほか
2,330万円
障害防止事業に係る調査等を実施
有限会社大豊建設
株式会社沖縄環境科学研究所
株式会社クレアリア
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
事業を実施する上での課題や、それを解決するアウトプットからアウトカムまで、事業活動の進捗に伴う成果を測定するための指標が概ね整備されている。執行率が低調のため、要因を分析の上、必要に応じて執行状況を概算要求等に反映されたい。
事業所管部局による点検・改善
1.必要性 障害防止事業については、自衛隊等の行為により生ずる障害を防止し、又は軽減するため、地方公共団体等が必要な工事を行うときに、国が障害の原因者たる立場において助成するものである。 これにより、防衛施設を安定的に使用できることから、防衛省が実施することが適切である。2.効率性 障害防止事業の実施に際しては、防衛施設周辺障害防止事業補助金交付要綱等に基づき、補助事業者からの交付申請書等の提出を受け、補助金適正化法に基づき、事業の目的や効果、経済性を含め事業の内容の審査を行い、交付決定をしており、補助事業者等から事業完了後に提出される実績報告書に基づき、必要に応じ事業現場等の確認を行い、事業に使用された経費を審査した上で確定している。 また、国が直接行う必要がある事業も含め、競争性を確保するため入札を行うなど経費の抑制にも努めている。3.有効性 障害防止事業を実施することにより、防衛施設の周辺住民が被っている障害が防止等され、関係住民の生活の安定及び福祉の向上が図られることで理解と協力を得られた。 なお、事業完了後にアンケートを行い、おおむね事業効果があったという結果が得られるとともに、十分に活用されていることが確認できた。4.総合評価 障害の防止等のため、地方公共団体等が実施する施設の工事に対して国がその費用の全部又は一部を補助することなどによって、関係住民の生活の安定及び福祉の向上が図られることで理解と協力が得られ、ひいては、防衛施設の安定的な使用に寄与している。
改善の方向性
障害防止事業の実施に際しては、障害の状況、その原因を客観的、定量的に把握し必要性の精査等を実施して、効率的な予算執行及び予算要求に取り組んでいるところであり、引き続き、事業期間の短縮化及びコスト低減等に取り組むとともに、防衛施設の周辺住民の理解と協力を得るため、事業の完了後、関係住民及び自治体へのアンケートを通じて事業効果及び意見の聴取を行い、事業効果の更なる向上に努める。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き、事業活動の進捗に伴う成果を測定するための指標を整備し、事業効果の向上に努める。
成果指標・目標値・実績値
自衛隊等の行為又は防衛施設の設置・運用により生ずる障害の防止・軽減をする。
測定指標:要望件数に対する採択件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 77.0 | 77.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 74.0 | 74.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 72.0 | 72.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 69.0 | 69.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 67.0 | - | - |
自衛隊等の行為又は防衛施設の設置・運用により生ずる障害の防止・軽減をすることにより、関係住民の理解と協力を得る。
測定指標:成果実績:事業効果を確認できた件数等目標値:当該年度において一つの事案として完了した件数等[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 4.0 | 4.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | - | - |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
地方公共団体等に対し、自衛隊等の行為又は防衛施設の設置・運用により生ずる障害の防止・軽減をするための障害防止事業を実施
測定指標:事業実施件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 82.0 | 84.0 | 102.43902 |
| 2022年度 | 78.0 | 80.0 | 102.5641 |
| 2023年度 | 78.0 | 74.0 | 94.87179 |
| 2024年度 | 75.0 | 75.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 71.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
静岡県
障害防止施設の整備/事案件数 2件 委託
11.9億円1費目 ▾
静岡県
障害防止施設の整備/事案件数 2件 委託
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 工事費 | 11.9億円 |
静岡県
障害防止施設の整備/事案件数 6件
9.5億円1費目 ▾
静岡県
障害防止施設の整備/事案件数 6件
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 9.5億円 |
有限会社大豊建設
障害防止施設の整備/事案件数 1件
1,190万円1費目 ▾
有限会社大豊建設
障害防止施設の整備/事案件数 1件
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 工事費 | 1,190万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。