2025年度当初予算
56.0億円
2024年度執行: 45.5億円
事業の目的・概要
事業の目的
防衛施設は、わが国の防衛力と日米安全保障体制を支える基盤として必要不可欠なものであり、これらは、演習場、飛行場など用途が多岐にわたり、広大な土地を必要とするものである。/航空機による頻繁な離着陸、火砲による射撃が周辺地域の生活環境に大きな影響を及ぼす場合があり、さらにジェット戦闘機等による航空機騒音については、各地で公訴が提起されている状況である。/これら障害が特に著しいと認めて防衛大臣が指定する第二種区域の指定の際現に所在する建物等について、所有者からの申し出を受け、移転の補償等を実施することによって、関係住民の生活の安定及び福祉の向上などが図られることで理解と協力が得られ、ひいては、防衛施設の安定的な使用に寄与する。
現状・課題
本事業においては、航空機騒音等による障害が特に著しいと認めて防衛大臣が指定する第二種区域が人の居住に適さない程度の騒音がある区域であることに鑑み、騒音のない地域への移転を容易にするため、区域外への移転等を希望する所有者に対し建物等の移転補償や土地の買入れ等を実施しているところ、移転等を希望する所有者が多数いる施設においては、希望届の受付から移転の補償等の実施までに相当の年数を要しているため、待機期間の短縮・解消が課題としてあげられる。
事業の概要
自衛隊等の航空機の離陸、着陸等の頻繁な実施により生ずる音響に起因する障害が特に著しいと認めて防衛大臣が指定する第二種区域等の指定の際現に所在する建物等の所有者が、同区域外に移転を希望する場合に、建物等の移転補償や土地の買入れを行う事業である。/また、移転を希望する住民がまとまって同一の地区へ移転し、その移転希望地において、道路、水道及び排水施設などの公共施設の整備が必要な場合には、その整備を行う地方公共団体等に対して10/10の割合で助成を行うものである。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 56.0億円 | - |
| 2024年度 | 56.1億円 | 45.5億円 |
| 2023年度 | 56.0億円 | 41.7億円 |
| 2022年度 | 50.6億円 | 46.2億円 |
| 2021年度 | 50.1億円 | 44.1億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A南関東防衛局ほか
45.2億円
南関東防衛局ほかへの示達
南関東防衛局
九州防衛局
北関東防衛局
東海防衛支局
東北防衛局
沖縄防衛局
北海道防衛局
近畿中部防衛局
中国四国防衛局
配分先ブロック B建物所有者Aほか
25.9億円
建物等の移転補償
建物所有者A
建物所有者B
建物所有者C
建物所有者D
建物所有者E
建物所有者F
建物所有者G
建物所有者H
建物所有者I
建物所有者J
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)18.9億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック C土地所有者Aほか
17.2億円
土地の買入れ
土地所有者A
土地所有者B
土地所有者C
土地所有者D
土地所有者E
土地所有者F
土地所有者G
土地所有者H
土地所有者I
土地所有者J
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)11.2億円
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配分先ブロック D株式会社カワコンほか
2.0億円
建物調査等及び土地測量
株式会社カワコン
株式会社ランドサーベイ
株式会社丸島建設コンサルタント
共同測量株式会社
日本工営都市空間株式会社
株式会社オオバ
株式会社国土開発センター
株式会社東光測建
株式会社一測設計
株式会社八光開発コンサルタント
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)4,010万円
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点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
有識者の所見を踏まえ、適切に対応されたい。なお、本事業は、活動内容が事業の目的に直結することから、現状においては単一アウトカムのみを設定することは妥当である。執行率が低調のため、要因を分析の上、必要に応じて執行状況を概算要求等に反映されたい。
事業所管部局による点検・改善
1.必要性 移転措置事業は、飛行場等から著しい騒音被害が発生しているために移転を余儀なくされる住民に対し、建物等の移転補償及び土地の買入れを行うことにより、航空機騒音等のない地域への移転を容易にするものであって、騒音被害を抜本的に解決するために必要不可欠な事業であり、また、防衛施設と周辺地域との調和を図ることにより、我が国の防衛力と日米安全保障体制を支える基盤である防衛施設を安定的に使用するために必要であることから、防衛省が実施することが適切である。2.効率性 移転措置事業における建物等の移転補償及び土地の買入れについては、移転補償等の対象となる住民のうち、移転を希望する住民の中から、原則、移転補償等希望届の申出順に計上し、効率的な予算要求、予算執行に努めている。具体的な移転措置事業の実施については、建物等の移転補償は、補償契約締結後、支出先となる建物等の所有者から移転完了届の提出を受け、現地確認等を実施し、建物等の撤去及び第二種区域等外への移転の状況等契約内容の履行確認を行い、土地の買入れは、売買契約締結後、現地確認等を実施し、当該土地に関する所有権以外の権利の消滅及び建物等の撤去状況等契約内容の履行確認を行っている。 建物等調査及び土地測量の外注については、一般競争入札により競争性を確保し、また履行場所が同一の地区である場合にはまとめて発注する等、効率的な予算執行に努めている。 なお、繰越額や不用額については、移転を希望する住民からの申請取下げや、移転を希望する住民の死亡による相続手続き等、個人の事情によったやむを得ない事情によるものである。3.有効性 移転措置事業における建物等の移転補償及び土地の買入れについては、移転補償等の対象となる住民のうち、移転を希望する住民に対し、航空機騒音等のない地域への移転を容易にすること、住宅等が建設されることによる新たな障害を未然に防止するとともに、飛行場等と市民生活の場とを隔離するために緩衝地帯として整備している。4.総合評価 移転措置事業は、防衛という国民全体の利益のために特定の地域の住民が受けている騒音被害を抜本的に解決し、防衛施設の安定的使用を確保するために必要不可欠な事業である。
改善の方向性
防衛施設の安定的使用を確保するために必要不可欠な事業であり、引き続き、防衛省において着実に実施するとともに、建物等調査及び土地測量について、今後も効率的な予算執行及び予算要求に取り組む。
外部有識者による点検
防衛施設の安定的使用を確保するために必要不可欠な事業であると考える。改善の方向性としては、将来人口が減少し、インフラの維持・整備にかかるコストや担い手が不足することが現実味を帯びている中、特に同一の地区へまとまって移転する場合には地方自治体のスマートシティ・コンパクトシティ構想等とも連携していくことを期待したい。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き事業の効果を測定するために適切な指標を設定するよう努める。
成果指標・目標値・実績値
所有者が移転を希望している建物等に対する移転補償の進捗率向上
測定指標:所有者が移転を希望している建物等に対する移転補償の進捗率[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 97.4 | 96.6 | 99.17864 |
| 2022年度 | 97.7 | 97.3 | 99.59058 |
| 2023年度 | 98.6 | 98.1 | 99.4929 |
| 2024年度 | 100.0 | 98.6 | 98.6 |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
所有者が買入れを希望している土地に対する買入れの進捗率向上
測定指標:所有者が買入れを希望している土地に対する買入れの進捗率[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 97.2 | 94.2 | 96.91358 |
| 2022年度 | 98.5 | 98.2 | 99.69543 |
| 2023年度 | 98.9 | 98.4 | 99.49444 |
| 2024年度 | 100.0 | 98.4 | 98.4 |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
所有者が移転を希望している建物等に対する移転補償の実施
測定指標:建物等の移転補償の実施戸数[単位: 戸]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 79.0 | 72.0 | 91.13924 |
| 2022年度 | 97.0 | 82.0 | 84.53608 |
| 2023年度 | 95.0 | 89.0 | 93.68421 |
| 2024年度 | 77.0 | 71.0 | 92.20779 |
| 2025年度 | 75.0 | - | - |
所有者が買入れを希望している土地に対する買入れの実施
測定指標:土地の買入れ面積[単位: ha]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 87.0 | 33.0 | 37.93103 |
| 2022年度 | 88.0 | 84.0 | 95.45455 |
| 2023年度 | 22.0 | 18.0 | 81.81818 |
| 2024年度 | 32.0 | 25.0 | 78.125 |
| 2025年度 | 45.0 | - | - |
所有者が移転を希望している建物等に対する測量等工事(建物等調査)の実施
測定指標:測量等工事(建物等調査)実施戸数[単位: 戸]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 82.0 | 71.0 | 86.58537 |
| 2022年度 | 87.0 | 101.0 | 116.09195 |
| 2023年度 | 91.0 | 103.0 | 113.18681 |
| 2024年度 | 85.0 | 91.0 | 107.05882 |
| 2025年度 | 75.0 | - | - |
所有者が買入れを希望している土地に対する測量等工事(土地測量)の実施
測定指標:測量等工事(土地測量)実施面積[単位: ha]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 86.0 | 85.0 | 98.83721 |
| 2022年度 | 19.0 | 28.0 | 147.36842 |
| 2023年度 | 24.0 | 23.0 | 95.83333 |
| 2024年度 | 32.0 | 30.0 | 93.75 |
| 2025年度 | 45.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)4件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
建物所有者A
建物等の移転補償
9,930万円1費目 ▾
建物所有者A
建物等の移転補償
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補償費 | 9,930万円 |
土地所有者A
土地の買入れ
7,780万円1費目 ▾
土地所有者A
土地の買入れ
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 買収費 | 7,780万円 |
株式会社カワコン
建物等調査及び土地測量
4,480万円2費目 ▾
株式会社カワコン
建物等調査及び土地測量
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 測量等工事費 | 2,240万円 |
| 測量等工事費 | 2,240万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。