2025年度当初予算
117.0億円
2024年度執行: 101.7億円
事業の目的・概要
事業の目的
防衛分野での将来における研究開発に資することを期待し、先進的な基礎研究の発掘・育成をする。
現状・課題
先進技術の活用による戦い方の変化がますます加速する中、革新的な新技術の創出等をもたらす基礎研究の重要性もこれまで以上に増加している。防衛分野での活用可能性が期待できる基礎研究は、他府省の競争的資金制度等による投資が望めない可能性もあることから、防衛用途のニーズに基づき、防衛省が自ら革新的・萌芽的技術の発掘・育成に取り組む必要がある。令和7年度からは、より応募しやすい制度となるよう、これまでの委託費に加え補助金を新設し、研究者による主体的な活動を支援する。また、これまで年度毎に契約を行っていた小規模研究課題を単年度契約から複数年度契約(最大3年)としている。
事業の概要
本事業は、国内の研究機関等を対象に、防衛装備庁が設定した研究テーマに沿った研究課題を公募し、外部有識者による審査の上、採択された優れた提案に対して研究を委託するものである。防衛と民生の両方に波及効果が期待される目的指向の基礎研究を発掘・育成の対象とすることで、防衛用途へ向けた継続的な育成を防衛省内の事業において実施する場合のみならず、民生産業分野での活用・発展の後に防衛産業にスピンオンすることによる構成要素の低コスト化も可能とし、加えて学術分野への波及により将来にわたって技術基盤の創出に寄与する効果を期待している。公募する研究テーマや公募要領の見直し等による制度の改善、周知活動等の取り組みによって、優れた研究課題の応募を促進している。【EBPMアクションプラン関連事業】
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 117.0億円 | - |
| 2024年度 | 103.5億円 | 101.7億円 |
| 2023年度 | 95.7億円 | 94.5億円 |
| 2022年度 | 94.9億円 | 89.6億円 |
| 2021年度 | 92.7億円 | 93.2億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック G一般財団法人ファインセラミックスセンターほか
54.2億円
民間企業等による継続の大規模研究課題の実施
一般財団法人ファインセラミックスセンター
株式会社四国総合研究所
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
日本電気株式会社
株式会社東芝
株式会社超高温材料研究センター
ソフトバンク株式会社
株式会社FLOSFIA
いであ株式会社
LocationMind株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)10.6億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック H国立研究開発法人理化学研究所ほか
22.8億円
公的研究機関による継続の大規模研究課題の実施
国立研究開発法人理化学研究所
国立研究開発法人産業技術総合研究所
国立研究開発法人物質・材料研究機構
国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
直接ブロック F国立大学法人豊橋技術科学大学ほか
6.7億円
大学等による継続の大規模研究課題の実施
国立大学法人豊橋技術科学大学
国立大学法人北海道大学
国立大学法人熊本大学
直接ブロック D一般財団法人ファインセラミックスセンターほか
3.6億円
企業等による新規の大規模研究課題の実施
一般財団法人ファインセラミックスセンター
株式会社ダナフォーム
株式会社Preferred Networks
一般財団法人電力中央研究所
株式会社東芝
直接ブロック J国立研究開発法人物質・材料研究機構ほか
3.4億円
公的研究機関による継続の小規模研究課題の実施
国立研究開発法人物質・材料研究機構
国立研究開発法人産業技術総合研究所
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
国立研究開発法人理化学研究所
国立研究開発法人防災科学技術研究所
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
直接ブロック B国立研究開発法人物質・材料研究機構ほか
2.6億円
公的研究機関による新規の小規模研究課題の実施
国立研究開発法人物質・材料研究機構
国立研究開発法人産業技術総合研究所
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
国立研究開発法人情報通信研究機構
直接ブロック C学校法人東海大学ほか
1.9億円
大学等による新規の小規模研究課題の実施
学校法人東海大学
国立大学法人北海道大学
学校法人玉川学園
国立大学法人熊本大学
直接ブロック E国立大学法人九州工業大学ほか
1.8億円
大学等による新規の大規模研究課題の実施
国立大学法人九州工業大学
国立大学法人筑波大学
国立大学法人北海道大学
兵庫県公立大学法人
直接ブロック K川崎重工業株式会社ほか
1.7億円
企業等による継続の小規模研究課題の実施
川崎重工業株式会社
株式会社KDDI総合研究所
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
株式会社RICOS
株式会社ネッツ
直接ブロック ALQUOM株式会社ほか
1.2億円
企業等による新規の小規模研究課題の実施
LQUOM株式会社
アーカイラス株式会社
株式会社アラヤ
直接ブロック LPwC Japan有限責任監査法人ほか
1.1億円
業務支援
PwC Japan有限責任監査法人
株式会社日本旅行
株式会社富士通総研
株式会社アカンパニーテクノロジーズ
株式会社シナガワプランニング
株式会社グラフィカ・ウエマツ
直接ブロック I国立大学法人熊本大学ほか
7,790万円
大学等による継続の小規模研究課題の実施
国立大学法人熊本大学
公立大学法人大阪
国立大学法人北海道国立大学機構
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
事業を実施する上での課題や、それを解決するアウトプットからアウトカムまで、事業活動の進捗に伴う成果を測定するための指標が概ね整備されている。
事業所管部局による点検・改善
(1)必要性:本事業は、防衛分野での将来における研究開発に資することを期待し、先進的な基礎研究を公募・委託するものである。安全保障に関わる技術の優位性を維持・向上していくことは、将来にわたって、国民の命と平和な暮らしを守るために不可欠であることから、本事業の推進が必要である。(2)効率性:本事業では、委託先・交付先が効果的・効率的に研究資金を活用できるように、他府省も採用している「競争的研究費における各種事務手続き等に係る統一ルールについて」に基づき、継続して制度を運用している。(3)有効性:防衛分野での将来における研究開発に資する基礎研究の発掘・育成は、我が国の技術的優越の確保に資するものであり、着実に技術基盤の強化が図られている。(4)総合評価:防衛分野での将来の研究開発に資する基礎研究の発掘・育成により、優れた先進技術を効果的・効率的に防衛省の研究開発に活用可能とすることは、技術的優越確保のために重要であり、本事業を引き続き積極的に推進する必要がある。
改善の方向性
本制度は基礎研究を対象としていることから、直ちに防衛装備品へ適用する技術が得られるものではないが、防衛分野において活用可能な技術については省内の他の事業へ研究成果の反映を促進するほか、他府省庁で実施している研究開発に関する各種制度等を利用することによる技術成熟度向上のための連携を強化する方針。
所見を踏まえた改善点・反映状況
事業活動の進捗に伴う成果を測定するための指標を注視しつつ、適切に事業を実施していく。
成果指標・目標値・実績値
成果が見込まれる基礎研究を発掘・育成すること
測定指標:研究中間時の評価において、研究継続が妥当と評価された研究課題の件数。[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 8.0 | 7.0 | 87.5 |
| 2022年度 | 7.0 | 7.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 9.0 | 9.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 12.0 | 10.0 | 83.33333 |
| 2025年度 | 9.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
基礎研究を発掘・育成し研究成果を得ること
測定指標:研究終了時の評価において、成果が得られたと評価された研究課題の件数。[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 13.0 | 11.0 | 84.61538 |
| 2022年度 | 17.0 | 16.0 | 94.11765 |
| 2023年度 | 23.0 | 21.0 | 91.30435 |
| 2024年度 | 20.0 | 20.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 19.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
先進的な基礎研究を公募し、委託又は補助金を交付する
測定指標:研究委託・補助金交付の新規契約件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 19.0 | 23.0 | 121.05263 |
| 2022年度 | 19.0 | 24.0 | 126.31579 |
| 2023年度 | 19.0 | 23.0 | 121.05263 |
| 2024年度 | 30.0 | 25.0 | 83.33333 |
| 2025年度 | 54.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
一般財団法人ファインセラミックスセンター
高速放電技術のための新規コンデンサ材料の探索
6.8億円1費目 ▾
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| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 6.8億円 |
国立研究開発法人理化学研究所
レーザー推進による衛星の運動制御のための宇宙用レーザーの開発
3.7億円1費目 ▾
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| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 3.7億円 |
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| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 2.1億円 |
一般財団法人ファインセラミックスセンター
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| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 1.3億円 |
国立大学法人九州工業大学
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| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 7,110万円 |
PwC Japan有限責任監査法人
安全保障技術研究推進制度の執行に係る業務支援役務
5,720万円1費目 ▾
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| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 5,720万円 |
LQUOM株式会社
量子インターネット網での量子中継に向けたパルス駆動型光共振器2光子源の研究
5,200万円1費目 ▾
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| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 5,200万円 |
学校法人東海大学
脳機能障害の発端となる衝撃波関連現象の解明と影響低減法開発
5,200万円1費目 ▾
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脳機能障害の発端となる衝撃波関連現象の解明と影響低減法開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 5,200万円 |
国立大学法人熊本大学
マルチ機能を持つ軽量・高強度マグネシウム合金の基盤構築
5,200万円1費目 ▾
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マルチ機能を持つ軽量・高強度マグネシウム合金の基盤構築
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 5,200万円 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構
縦型GaN on Siデバイス実現に向けた界面制御の基礎的研究
5,190万円1費目 ▾
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縦型GaN on Siデバイス実現に向けた界面制御の基礎的研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 5,190万円 |
※ 上位10グループを表示(残り2グループ)
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。