2025年度当初予算
4.5億円
2024年度執行: 4.3億円
事業の目的・概要
事業の目的
原子力安全規制を高度化(科学的合理性、客観性、透明性の一層の向上や、効果的・効率的な安全規制の実現)するために、原子力発電所のリスクを同じ品質で、客観的に分かりやすく定量的に把握する手法である確率論的リスク評価(PRA)の手法を整備する必要がある。また、この整備した手法を用いて得た原子力発電所のPRA結果(リスク情報)を整備して、リスク情報の活用先である原子力規制検査で活用するための基盤を整備することを目的とする。
現状・課題
令和2年4月より、リスク情報を活用した原子力規制検査が開始されたものの、原子力発電所内の機器故障等により発生する事故及びトラブルを対象としたリスク情報のみが活用されている。しかし、日本は地震大国であり原子力発電所のリスクにおいて地震や津波のリスクは大きな割合を占めるため、原子力規制検査において地震、津波等の外部事象のリスクを考慮する必要がある。外部事象のリスクを考慮するため、これまでに整備してきたPRA手法に加え、新たに地震、津波等の外部事象により発生する事故及びトラブルを考慮したPRA手法を整備していく必要がある。さらに、これらの外部事象は複合的に起こることが想定され、その影響は単独での事象発生に比べて大きくなることが想定されることから、地震時の津波等の外部事象が複合的に発生した際のPRAの手法を整備していく必要がある。
事業の概要
PRAに係る最新知見、評価手法及び解析モデルの整備を行い、原子力規制検査における新たな監視・評価等にリスク情報を活用するとともに、PRAに係る技術的知見を蓄積する。具体的には、より現実的なリスク評価結果を得るために地震、津波等の事象を対象に、最新知見を踏まえた原子力発電所のPRA手法を整備する。そして、本事業で整備したPRA手法を用いて検査での指摘事項(不適合の発見)の重要性を評価するための指標及びリスク評価ツール、検査で活用する原子力発電所毎のリスク情報等を整備する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 4.5億円 | - |
| 2024年度 | 5.4億円 | 4.3億円 |
| 2023年度 | 4.9億円 | 4.2億円 |
| 2022年度 | 3.4億円 | 3.2億円 |
| 2021年度 | 3.2億円 | 2.8億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 4.5億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A国立研究開発法人日本原子力研究開発機構ほか1者
2.1億円
原子力規制検査におけるリスク情報の活用に関する技術基盤の整備に資するため、委託による試験・解析等の実施
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
学校法人早稲田大学
配分先ブロック C三菱重工業株式会社ほか13者
1.4億円
原子力規制検査におけるリスク情報の活用に関する技術基盤の整備に資するため、委託先による再委託等の実施
三菱重工業株式会社
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
有限会社真川工業
株式会社シー・エス・エー・ジャパン
大成建設株式会社
株式会社電力テクノシステムズ
一般財団法人電力中央研究所
日鉄テクノロジー株式会社
株式会社城南
丸紅ユティリティ・サービス株式会社
株式会社テクノスター
エム・アール・アイリサーチアソシエイツ株式会社
日本エヌ・ユー・エス株式会社
株式会社富士テクニカルリサーチ
直接ブロック BLRQA LIMITEDほか11者
2.1億円
原子力規制検査におけるリスク情報の活用に関する技術基盤の整備に資するため、請負による解析・調査等の実施
LRQA LIMITED
香港城市大学
日本エヌ・ユー・エス株式会社
THE REGENTS OF THE UNIVERSITY OF CALIFORNIA
株式会社先端力学シミュレーション研究所
一般財団法人エネルギー総合工学研究所
丸紅ユティリティ・サービス株式会社
株式会社キャリエ・レゾ
株式会社シー・エス・エー・ジャパン
ELECTRIC POWER RESEARCH INSTITUTE
富士リプロ株式会社
株式会社数値フローデザイン
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
本事業における成果や執行実績をきちんと検証するとともに、意義や成果をわかりやすく発信するよう心がけること。
事業所管部局による点検・改善
アウトプットの活動実績については、当初見込みからは乖離した結果となった。本事業は運転後のプラントが対象であり、審査が見込みより長期化したため、予定していたPRA解析の一部が延期となったことが原因である。短期アウトカムについては、安全研究プロジェクトの中間評価において、研究マネジメント及び業務管理が適切に行われ、研究成果を計画的に公表しているとの評価から、成果目標を上回る評価が得られ、着実に安全研究が進捗していることが確認された。契約方式について、随意契約や一者応札となった案件が見受けられたものの、専用解析コードの調達や高度な専門性を要する業務などやむを得ない理由によるものであった。また、執行率について、79.9%と前年度より低くなったが、前述のPRA解析の延期、一般競争入札及び額の確定に伴う差額等、明確な理由が伴うものであった。以上を踏まえ、本事業は適切に実施されていると判断した。
改善の方向性
アウトプットの活動実績について、当初見込みを達成できるように計画的に取り組むことで、長期アウトカムである2027年度実施予定の事後評価の成果目標を満足するように努める。令和6年度の執行率が低かった主な理由としてはPRA解析の延期が挙げられるが、令和7年度では、延期となったPRA解析を着実に実施するとともに、更なる延期の可能性を考慮して、前倒しで実施可能なリスク情報の整理作業を行う等、状況の変化に応じて柔軟に対応することで、執行率の改善を図る。一般競争入札では、委託先からの発注で一者応札が多いことから、委託先に対しても、ゆとりをもった公告期間の確保、新規参入者への声掛け、市場拡大等を推進することを促し、競争性が確保されるように努める。
所見を踏まえた改善点・反映状況
本事業における成果や執行実績の検証を行い、安全研究計画や論文等により本事業の意義や成果の公表を分かりやすく発信するとともに、効率的な予算の執行を進める。
成果指標・目標値・実績値
成果の規制への活用の状況・見通しを含めた安全研究に係る中間評価において通常期待される評価(全体評語「B」以上)を得ること。
測定指標:ー
定量的な目標値・実績値は確認できません
成果の規制への活用の状況・見通しを含めた安全研究に係る事後評価において通常期待される評価(全体評語「B」以上)を得ること。
測定指標:ー
定量的な目標値・実績値は確認できません
原子力規制検査のPRAに関する手法の整備及び関連する基準類(検査ガイド等)の整備のための議論に係る技術的判断根拠となる知見の収集
測定指標:原子力規制検査のPRAに関する手法の整備及び関連する基準類(検査ガイド等)の整備に関する知見の基となる解析または実験の項目数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 80.0 | 86.0 | 107.5 |
| 2022年度 | 80.0 | 78.0 | 97.5 |
| 2023年度 | 80.0 | 55.0 | 68.75 |
| 2024年度 | 80.0 | 52.0 | 65.0 |
| 2025年度 | 80.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
加圧熱衝撃に係るリスク評価手法開発
9,280万円2費目 ▾
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
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| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 8,490万円 |
| 一般管理費 | 790万円 |
三菱重工業株式会社
クラッド付き原子炉圧力容器鋼溶接継手の製作
3,080万円1費目 ▾
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| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 外注費 | 3,080万円 |
LRQA LIMITED
PRAコードRisk Spectrumの保守権の購入
2,420万円1費目 ▾
LRQA LIMITED
PRAコードRisk Spectrumの保守権の購入
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 2,420万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。