2025年度当初予算
7.9億円
2024年度執行: 7.1億円
事業の目的
地球規模での化学物質の環境リスクに対処するための関連条約・枠組みに関する国内施策、条約・枠組みに基づく取組の進展、途上国等との国際協力を促進する。また、これら条約のほか、UNEPやOECD等の国際機関や諸外国における化学物質の適正管理に関する活動に的確に対応し、有害化学物質による地球規模の環境汚染を防止する。
現状・課題
PCB、PFOS等の残留性有機汚染物質(POPs)や水銀による地球規模での環境汚染を防止するため、2004年に残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約が、2017年に水銀に関する水俣条約が発効し、それぞれ186の国・地域、152の国・地域が締結して国際協調に基づく化学物質対策が進展。各条約の下での規制対象の拡大や、モニタリング結果等に基づく各条約の有効性評価が随時行われている。/また、UNEPの「Global Chemicals Outlook II」において、化学物質の悪影響を2020年までに最小化するという既存の目標の達成が困難と評価され、さらに、気候変動・生物多様性と並び環境汚染が地球規模の危機として認識される中、化学物質の適正管理等の促進のための国際枠組み(GFC)が2023年9月に採択され、我が国もGFCの国内推進を進めるべく、「GFC国内実施計画」を2025年4月に策定したところである。また、化学物質・廃棄物等に関する科学・政策パネルの設置(2025年議論終了目標)に向けた検討が進展している。
事業の概要
①ストックホルム条約に対応し、対象物質の汚染実態調査、締約国会合への対応(新規対象物質候補の妥当性の検討等)、東アジア地域におけるモニタリングを実施。(平成13年度~)/②水俣条約に対応し、水銀汚染防止法の施行、締約国会合への対応(条約の有効性評価への対応等)、水銀対策技術の国際展開を実施。(平成20年度~)/③化学物質の適正管理を促進するための国際枠組み(GFC及びSPP、各国際環境条約)等の検討への貢献及び国内の対応の検討、GHS(化学品の分類及び表示に関する世界調和システム)に基づく化学物質の分類を実施。(平成21年度~)/④上記に関連する拠出金・分担金を負担。(平成10年度~)
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 7.9億円 | - |
| 2024年度 | 7.5億円 | 7.1億円 |
| 2023年度 | 7.3億円 | 7.4億円 |
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
費目データのあるノード(●印)をクリックすると内訳を確認できます
行政事業レビュー推進チームの所見
引き続き、関連条約・枠組みに関する国内施策、条約・枠組みに基づく取組の進展、途上国等との国際協力の促進に努めること。
事業所管部局による点検・改善
【国費投入の必要性】条約締約国として政府が取り組むべき事業、又は他国政府との連携が必要な事業であり、政府が実施する必要がある。【事業の有効性】ストックホルム条約対象物質の環境中の濃度の継続的な監視を通じ、条約の有効性評価に貢献している。水銀に関する水俣条約の各国義務の履行に資する我が国の水銀対策技術・取組や観測手法の導入支援・能力強化支援、当該技術・知見を活用したプロジェクト等が着実に形成され、世界規模での水銀排出削減や、条約の有効性評価に貢献している。また、化学物質の適正管理等の促進のための新たな国際枠組み(GFC)の国内外での実施推進や科学・政策パネルの設置等の検討プロセスへのインプットを通じて国際的な化学物質管理の強化に貢献している。【事業の効率性】有識者の知見を活かした事業の優先付けや、地方自治体、省内他部局、関係省庁、国際機関、他国政府、民間事業者等との連携を通じて効率的に事業を行っている。
改善の方向性
事業の実施に当たっては、引き続き過去の調査や関連する分野での検討等で得られた知見を活用し、効率的な検討・調査の実施を図る。ストックホルム条約の対象物質の追加に伴い、適切な分析法の開発や新規の分析技術の導入等による分析コストの削減を目指すとともに、調査頻度の見直し等を通じて効率的に調査を実施する。水銀対策の国際展開に当たっては、オンライン会議等も活用しつつ、効率的な事業実施を図る。国際的な化学物質管理の強化に当たっては、GFCや科学・政策パネル等の国際枠組み等の検討・推進プロセスへのインプットを通じて貢献を図る。
所見を踏まえた改善点・反映状況
ストックホルム条約、水俣条約等の国際条約に基づく化学物質施策について、国内での施策や取組実施、途上国との国際協力の促進等を引き続き行い、国際協調に基づく対応に努めていく。また2020年度以降の化学物質管理の枠組みであるGFC、2025年6月に設立された「化学物質等に関する科学・政策パネル(ISP-CWP)」への積極的関与等により国際的な科学物質の適正管理に貢献していく。
条約対象物質(群)の国内の一般環境における測定結果を活用して、ストックホルム条約の有効性評価が実施される。
測定指標:国内の測定結果が活用された、ストックホルム条約の有効性評価報告書の数[単位: 数]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 |
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
いであ株式会社
令和6年度水俣条約に資する水銀等モニタリング業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 4,670万円 |
| その他 | 2,790万円 |
| 消耗品費 | 450万円 |
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 2022年度 | 2.4億円 | 6.4億円 |
| 2021年度 | 2.4億円 | 2.1億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
株式会社島津テクノリサーチほか
1.6億円全国POPs残留状況の監視事業
株式会社島津テクノリサーチ
いであ株式会社
東北緑化環境保全株式会社
西部環境調査株式会社ほか
760万円POPs残留状況の高頻度監視業務における試料採取業務
西部環境調査株式会社
一般財団法人沖縄県環境科学センター
いであ株式会社
1.5億円水俣条約運用体制の整備支援
いであ株式会社
水俣条約事務局ほか
1.3億円-
水俣条約事務局
国連環境計画
POPs条約事務局
OECD事務局
株式会社エックス都市研究所ほか
8,850万円我が国の水銀対策手法の国際展開
株式会社エックス都市研究所
一般社団法人海外環境協力センター
株式会社エックス都市研究所ほか
5,250万円新たな化学物質管理の枠組み(GFC)等の国際的枠組みに係る調査検討及び国内実施計画の策定事業
株式会社エックス都市研究所
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
株式会社エム・シー・アンド・ピー
一般財団法人日本環境衛生センターほか
3,460万円東アジア地域のPOPs残留状況の監視事業及び多国間協力
一般財団法人日本環境衛生センター
国立研究開発法人国立環境研究所
株式会社エックス都市研究所
3,440万円水銀汚染防止法施行経費
株式会社エックス都市研究所
日本エヌ・ユー・エス株式会社ほか
2,630万円POPs条約対応総合対策検討調査
日本エヌ・ユー・エス株式会社
国立研究開発法人国立環境研究所
株式会社三菱ケミカルリサーチほか
580万円化学物質の有害性分類・ラベル調査及びラベル情報の提供
株式会社三菱ケミカルリサーチ
丸善雄松堂株式会社
| 100.0 |
| 2022年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 5.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
地球規模でのPOPsによる環境汚染を防止し、環境リスクの低減を図るため、条約で対象とされた物質群の適切な測定・評価の継続を行う。
測定指標:適切な測定・管理の継続が行われているPOPs条約対象化学物質の物質(群)数[単位: 物質(群)]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 33.0 | 33.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 35.0 | - | - |
| 2026年度 | 38.0 | - | - |
| 2027年度 | 38.0 | - | - |
| 2028年度 | 38.0 | - | - |
※ 2021〜2028年度のデータあり(直近5年度を表示)
途上国等の水銀対策に係るプロジェクトの形成
測定指標:途上国等の水銀対策に係るプロジェクトを形成・支援した数(累積)[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 9.0 | - |
| 2022年度 | - | 11.0 | - |
| 2023年度 | - | 15.0 | - |
| 2024年度 | - | 16.0 | - |
| 2026年度 | 16.0 | - | - |
※ 2020〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
大気中の水銀濃度の上昇が防止される
測定指標:沖縄県・辺戸における大気中の水銀濃度(年平均)[単位: ng/m3]
定量的な目標値・実績値は確認できません
条約対象物質(群)及び候補物質(群)について、全国各地の一般環境中での長期的な測定を行う。
測定指標:一般環境中の残留濃度の測定を行った条約対象物質(群)及び候補物質(群)数[単位: 物質(群)]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 11.0 | 11.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 11.0 | 11.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 11.0 | 11.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 11.0 | - | - |
| 2026年度 | 11.0 | - | - |
※ 2020〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
途上国等における日本の水銀対策技術・取組や水銀の観測手法の導入支援
測定指標:途上国等における日本の水銀対策技術・取組や水銀の観測手法の導入を支援する活動の数[単位: 回]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 17.0 | 17.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 15.0 | 15.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 15.0 | 15.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 16.0 | 16.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 15.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
| 賃金 | 360万円 |
| 旅費 | 200万円 |
| 借料及び損料 | 110万円 |
| 通信運搬費 | 50万円 |
| 印刷製本費 | 20万円 |
株式会社島津テクノリサーチ
令和6年度POPs残留状況の高頻度監視業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 3,560万円 |
| その他 | 1,330万円 |
| 消耗品 | 900万円 |
| 外注費 | 760万円 |
| 借料及び損料 | 570万円 |
| 通信・運搬費 | 40万円 |
| 印刷製本費 | - |
株式会社エックス都市研究所
令和6年度我が国の水銀対策手法の国際展開に係る調査等業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 4,360万円 |
| 雑役務費 | 1,110万円 |
| 消費税 | 640万円 |
| 旅費 | 620万円 |
| 会議費 | 190万円 |
| 諸謝金 | 70万円 |
| その他 | 10万円 |
株式会社エックス都市研究所
令和6年度国際的な化学物質管理枠組みに係る調査・検討等業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 3,820万円 |
| 旅費交通費 | 370万円 |
| 諸謝金 | 30万円 |
| その他 | 10万円 |
| 印刷製本費 | 10万円 |
| 複写費 | - |
株式会社エックス都市研究所
令和6年度水銀に関する水俣条約対応及び国内対応策の検討に係る業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 3,410万円 |
| 諸謝金 | 20万円 |
| 複写費 | - |
| 印刷製本費 | - |
| 旅費交通費 | - |
| その他 | - |
一般財団法人日本環境衛生センター
令和6年度東アジアPOPsモニタリング調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 消耗品費 | 530万円 |
| 人件費 | 530万円 |
| 旅費交通費 | 430万円 |
| 一般管理費 | 240万円 |
| 消費税 | 190万円 |
| その他 | 70万円 |
| 謝金・原稿料 | 40万円 |
| 賃借料 | 30万円 |
| 通信運搬費 | - |
日本エヌ・ユー・エス株式会社
令和6年度POPs条約対応総合対策検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 業務費 | 1,820万円 |
一般財団法人カーボンフロンティア機構
水銀排出削減対策に関する協力の実施
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 450万円 |
| 消費税 | 50万円 |
株式会社三菱ケミカルリサーチ
令和6年度GHSに係る化学物質基礎データ整備等業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 340万円 |
| その他 | 40万円 |
| その他 | 40万円 |
| 謝金 | 20万円 |
| 印刷製本費 | - |
| 雑役務費 | - |
西部環境調査株式会社
試料採取業務(長崎県)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 210万円 |
| 旅費・宿泊費 | 120万円 |
| その他 | 80万円 |
一般社団法人カーボンフロンティア機構 ほか
水銀排出削減対策に関する協力の実施、現地調査等
一般財団法人カーボンフロンティア機構
BAN Toxics Inc.
Basel and Stockholm Convention Regional Centre for Southeast Asia
Environweave Integrative Environmental Research
Institute of Applied Sciences - Nepal
公益財団法人ひょうご環境創造協会 兵庫県環境研究センターほか
POPs及び関連物質等に関する日韓共同研究業務の詳細環境調査等
公益財団法人ひょうご環境創造協会
地方独立行政法人北海道立総合研究機構
公益財団法人東京都環境公社
福岡県保健環境研究所
神奈川県環境科学センター
名古屋市環境科学調査センター