2025年度当初予算
5.3億円
2024年度執行: 4.8億円
事業の目的・概要
事業の目的
我が国の生物多様性の保全と持続可能な利用に係る効果的な取組に寄与するため、生物多様性国家戦略に基づき、各種施策に結びつく科学的な基盤情報や基礎的データの収集と整備、情報提供・利活用促進、普及啓発等を行い、もって、生物多様性に係る取組を支える基盤整備と国際連携の推進につなげる。
現状・課題
生物多様性の保全と持続可能な利用に係る取組を効果的に実施するには、EBPMに基づき科学的知見を踏まえた計画や施策の策定、対策の実施を行う必要があり、基盤となる情報を長期的・継続的に整備することが重要。また、生物多様性保全は、多様な主体による取組に支えられており、それらの主体による取組や連携を促すため、ニーズに即した情報データの整備と提供、データ利用の利便性向上が求められている。具体的には、自然環境の現状と時系列・空間的変化を的確に把握し、生物多様性の評価につながる基礎的な調査・モニタリングの充実、利活用しやすい情報環境の整備(オープンデータ化、情報システムのプラットフォーム整備)、調査体制の発展・育成に向けた担い手の確保、新技術の導入等による効率的な調査手法や実施体制の構築等、限られたリソースの中で、より効率的・効果的な取組を総合的に推進していく必要がある。
事業の概要
①生物多様性に関する調査・モニタリングの企画実施、データ整備、標本資料等の収集管理、情報提供・利活用促進、普及啓発等、生物多様性に関する総合的な取組を推進する中核拠点として、生物多様性センターの運営を行う。 ②自然環境保全法に基づき、全国的な観点から自然環境の現状と変化を空間的に把握し、各種施策に結びつく科学的な基盤情報を整備する自然環境保全基礎調査を実施する。 ③国内の様々な生態系を対象とした調査サイト約1,000カ所において、生物多様性の現状と変化を定量的・質的に時系列で把握するモニタリング調査(重要生態系監視地域モニタリング推進事業<モニタリングサイト1000>)を実施する。 ④上記①②③で収集・整備した科学的な基盤情報・資料や観測データを、インターネットを介しオープンデータとして国内外へ広く提供する「生物多様性情報システム(J-IBIS)」の構築・管理運営を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 5.3億円 | - |
| 2024年度 | 4.9億円 | 4.8億円 |
| 2023年度 | 4.9億円 | 4.8億円 |
| 2022年度 | 7,700万円 | 7,440万円 |
| 2021年度 | 8,500万円 | 9,500万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック C一般財団法人自然環境研究センターほか
2.7億円
重要生態系監視地域モニタリング推進事業等
一般財団法人自然環境研究センター
特定非営利活動法人日本国際湿地保全連合
公益財団法人日本自然保護協会
特定非営利活動法人バードリサーチ
公益財団法人日本野鳥の会
公益財団法人山階鳥類研究所
株式会社CTIリード
特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会
クリマテック株式会社
その他 3者
株式会社アイ・ディー・エー
直接ブロック B一般財団法人自然環境研究センターほか
6,150万円
自然環境保全基礎調査等
一般財団法人自然環境研究センター
株式会社数理計画
いであ株式会社
Pacific Spatial Solutions株式会社
直接ブロック A甲府ビルサービス株式会社ほか
2,660万円
施設保守点検、修繕、工事、休日開館、標本の整理、維持管理等
甲府ビルサービス株式会社
特定非営利活動法人ホールアース自然学校
有限会社渡辺建設工業
その他 7者
株式会社日本リフレッシュ
フジ計装株式会社
セコム山梨株式会社
一般財団法人関東電気保安協会
株式会社明電エンジニアリング
株式会社渡城造園
株式会社日立ビルシステム
直接ブロック D株式会社地域環境計画
1,630万円
いきものログ事務局運営等
株式会社地域環境計画
直接ブロック E東名通信工業株式会社
1,220万円
情報収集端末機器の設定変更、保守、交換、納入、機器点検検査
東名通信工業株式会社
直接ブロック F株式会社オーエムシーほか
290万円
APBONセミナー開催支援等
株式会社オーエムシー
公益財団法人北海道環境財団
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
引き続き、成果目標の達成に向けて効果的かつ効率的な事業実施に努めること。
事業所管部局による点検・改善
アクティビティ①について、法令等に基づく保守点検と維持管理、計画的な設備補修等を通じ、中核拠点として必要な機能を確保している他、継続的な生物標本の収集管理を実施できている。2028年度までの累積来館者数の目標値も達成見込み。標本の貸出・閲覧数は年変動が大きいため、対応策を検討する必要がある。アクティビティ②について、令和4年度策定の「自然環境保全基礎調査マスタープラン」に基づき、計画的な調査の企画・実施、調査成果・データ提供の取組を進め、中期アウトカムの測定指標(J-IBISを通じて閲覧数)も順調に推移している。いきものログへのデータ提供数が減少しており、要因の分析が必要。 アクティビティ③について、活動実績(アウトプット)に基づく着実なモニタリング実施を通じた観測データの蓄積、及びJ-IBISを通じた国内外への情報提供、データ等活用実績から、短期・中期・長期アウトカムの測定指標も順調に推移している。 アクティビティ④について、上記①②③で収集・整備した科学的な基盤情報・資料や観測データを、インターネットを介しオープンデータとして国内外へ広く提供する「生物多様性情報システム(J-IBIS)」を適切に安定運用・保守管理できている。中期アウトカムの測定指標(J-IBISを通じた閲覧数)も順調に推移している。長期アウトカムであるデータのダウンロード数が昨年度から減少しているため要因の分析が必要。
改善の方向性
アクティビティ①:設立から20数年が経過した施設・設備の耐用年数等を踏まえ、安全面等の観点から計画的・効率的に修繕・設備更新に取り組む。また、標本の一層の活用を図る。アクティビティ②:「自然環境保全基礎調査マスタープラン」に基づき、全国の自然環境の現状と変化を把握する科学的な基盤情報整備に、引き続き取り組む。また、いきものログのデータ報告数減少の要因を分析し対応策を検討する。 アクティビティ③:保全への活用の推進のため、20年間で蓄積された成果の総合とりまとめと効果的な情報発信を行う。また、長期・安定的な調査体制基盤の維持・強化及び多様な主体との連携促進(担い手の確保・育成、新技術の導入等による効率的な調査手法、自然共生サイト認定の信頼性を高める技術的支援)等、より効率・効果的な取組を総合的に推進していく。 アクティビティ④:ニーズに即した情報データの整備と提供、一層の利便性向上のため、利活用しやすい情報環境の整備(オープンデータ化、情報システムのプラットフォーム整備)の推進を目指す。ダウンロード件数の増加のため、利用者からのヒアリング等を実施し、より活用しやすい形でのデータの提供方法を検討する。
所見を踏まえた改善点・反映状況
成果目標の達成に向けて効果的かつ効率的な事業実施に努め、我が国の生物多様性の保全と持続可能な利用に係る効果的な取組に寄与する。
成果指標・目標値・実績値
生物多様性センターの収蔵標本の貸出・閲覧の実績(点数×日数)を直近3年の平均値以上とする。
測定指標:生物多様性センターの収蔵標本の貸出・閲覧数[単位: 件日数]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 313.0 | 31.0 | 9.90415 |
| 2022年度 | 313.0 | 452.0 | 144.40895 |
| 2023年度 | 313.0 | 2.0 | 0.63898 |
| 2024年度 | 162.0 | 138.0 | 85.18519 |
| 2025年度 | 151.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和10年度までに累計来館者数を45万人とする
測定指標:多様性センターの累計来館者数[単位: 人]
年度別データを表示(2024〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 450000.0 | 393758.0 | 87.50178 |
| 2025年度 | 450000.0 | - | - |
| 2026年度 | 450000.0 | - | - |
| 2027年度 | 450000.0 | - | - |
| 2028年度 | 450000.0 | - | - |
※ 2022〜2028年度のデータあり(直近5年度を表示)
生物多様性センターの調査結果が、自然資本の維持・回復・充実に活用された件数を年間50件以上とする。
測定指標:モニタリングサイト1000を活用した保全計画等数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 50.0 | 65.0 | 130.0 |
| 2023年度 | 50.0 | 88.0 | 176.0 |
| 2024年度 | 50.0 | 92.0 | 184.0 |
| 2025年度 | 50.0 | - | - |
| 2026年度 | 50.0 | - | - |
※ 2020〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
自然環境調査Web-GISデータのダウンロード件数(企業による活用も含む)を直近5年間の実績値の平均値以上とする。
測定指標:基礎調査Web-GISダウンロード件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 22000.0 | 16946.0 | 77.02727 |
| 2022年度 | 22000.0 | 30247.0 | 137.48636 |
| 2023年度 | 22000.0 | 21541.0 | 97.91364 |
| 2024年度 | 23000.0 | 21900.0 | 95.21739 |
| 2025年度 | 23000.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
生物多様性センターの調査結果がメディアや学術論文で活用された件数を年間100件以上とする。
測定指標:モニタリングサイト1000記事等数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 100.0 | 115.0 | 115.0 |
| 2023年度 | 100.0 | 108.0 | 108.0 |
| 2024年度 | 100.0 | 205.0 | 205.0 |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
| 2026年度 | 100.0 | - | - |
※ 2020〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
モニタリングサイト1000のデータファイルのダウンロード数(企業による活用を含む)が、年間2,000ダウンロード以上
測定指標:モニタリングサイト1000の結果ダウンロード数[単位: ダウンロード数]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 2000.0 | 1981.0 | 99.05 |
| 2023年度 | 2000.0 | 2111.0 | 105.55 |
| 2024年度 | 2000.0 | 2330.0 | 116.5 |
| 2025年度 | 2000.0 | - | - |
| 2026年度 | 2000.0 | - | - |
※ 2020〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
各年度の生物多様性情報システムの月平均アクセス件数を合計800万件以上とする。
測定指標:生物多様性情報システムの月平均アクセス件数[単位: 万件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 800.0 | 801.0 | 100.125 |
| 2022年度 | 800.0 | 1501.0 | 187.625 |
| 2023年度 | 800.0 | 1518.0 | 189.75 |
| 2024年度 | 800.0 | 1815.0 | 226.875 |
| 2025年度 | 800.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
生物多様性に関する生物的遺産及び知的遺産を後世に伝えるため、収集管理している生物標本の収蔵点数を継続的に収集し適切に管理する。
測定指標:生物多様性センターの収蔵標本数[単位: 点]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 62800.0 | 62569.0 | 99.63217 |
| 2022年度 | 66300.0 | 66324.0 | 100.0362 |
| 2023年度 | 69800.0 | 72514.0 | 103.88825 |
| 2024年度 | 73300.0 | 77340.0 | 105.5116 |
| 2025年度 | 76800.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
全国的な自然環境のセンサス調査の実施数を8件以上/年度に維持する。
測定指標:基礎調査の調査本数[単位: 件]
年度別データを表示(2020〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2020年度 | 8.0 | 7.0 | 87.5 |
| 2021年度 | 8.0 | 6.0 | 75.0 |
| 2022年度 | 8.0 | 5.0 | 62.5 |
| 2023年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 8.0 | - | - |
我が国の生物多様性の現状と変化を着実に把握するため、定量的かつ長期的な調査実施回数が年間1,200回以上
測定指標:モニタリングサイト1000の調査回数[単位: 回]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1227.0 | 1335.0 | 108.80196 |
| 2023年度 | 1226.0 | 1274.0 | 103.91517 |
| 2024年度 | 1200.0 | 1220.0 | 101.66667 |
| 2025年度 | 1200.0 | - | - |
| 2026年度 | 1200.0 | - | - |
※ 2020〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
各年度のオープンデータ件数を前年度実績件数以上とする。
測定指標:いきものログに新たに追加されたデータの数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 22000.0 | 17044.0 | 77.47273 |
| 2022年度 | 22000.0 | 16181.0 | 73.55 |
| 2023年度 | 22000.0 | 13953.0 | 63.42273 |
| 2024年度 | 14000.0 | 13571.0 | 96.93571 |
| 2025年度 | 13600.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)4件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
一般財団法人自然環境研究センター
令和6年度重要生態系監視地域モニタリング推進事業(森林・草原調査)
6,350万円10費目 ▾
一般財団法人自然環境研究センター
令和6年度重要生態系監視地域モニタリング推進事業(森林・草原調査)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 諸謝金 | 3,290万円 |
| 人件費 | 1,390万円 |
| その他 | 1,240万円 |
| 賃金 | 160万円 |
| 消耗品費 | 90万円 |
| 印刷製本費 | 70万円 |
| 旅費 | 70万円 |
| 雑役務費 | 20万円 |
| 借料及び損料 | 20万円 |
| 通信運搬費 | - |
一般財団法人自然環境研究センター
令和6年度自然環境保全基礎調査 淡水魚類分布調査業務
2,040万円9費目 ▾
一般財団法人自然環境研究センター
令和6年度自然環境保全基礎調査 淡水魚類分布調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 890万円 |
| 再委託費 | 560万円 |
| その他 | 350万円 |
| 旅費 | 140万円 |
| 謝金 | 40万円 |
| 消耗品費 | 20万円 |
| 借料及び損料 | 20万円 |
| 通信運搬費 | 10万円 |
| 印刷製本費 | 10万円 |
株式会社地域環境計画
令和6年度「いきものログ」運営及び広報等業務
1,320万円4費目 ▾
株式会社地域環境計画
令和6年度「いきものログ」運営及び広報等業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 800万円 |
| その他 | 500万円 |
| 賃金 | 10万円 |
| 旅費 | 10万円 |
東名通信工業株式会社
令和6年度情報収集端末機器交換等業務
1,010万円9費目 ▾
東名通信工業株式会社
令和6年度情報収集端末機器交換等業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 440万円 |
| その他 | 230万円 |
| 備品費 | 120万円 |
| 賃金 | 90万円 |
| 旅費 | 50万円 |
| 消耗品費 | 30万円 |
| 借料及び損料 | 30万円 |
| 通信運搬費 | 20万円 |
| 印刷製本費 | - |
甲府ビルサービス株式会社
令和6年度生物多様性センター機械設備類保守点検業務
330万円2費目 ▾
甲府ビルサービス株式会社
令和6年度生物多様性センター機械設備類保守点検業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 300万円 |
| その他 | 30万円 |
株式会社オーエムシー
令和6年度アジア太平洋生物多様性観測ネットワークウェブセミナー開催支援業務
100万円4費目 ▾
株式会社オーエムシー
令和6年度アジア太平洋生物多様性観測ネットワークウェブセミナー開催支援業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 80万円 |
| 印刷製本費 | 10万円 |
| その他 | 10万円 |
| 消耗品費 | - |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。