2025年度当初予算
1.2億円
2024年度執行: 1.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
有明海及び八代海等を再生するための特別措置に関する法律(以下「特措法」という。)に基づき、環境省に設置された有明海・八代海等総合調査評価委員会(以下「評価委員会」という。)において、国及び関係県が有明海及び八代海等の環境の保全・改善等を図るために実施した総合的な調査の結果に基づき、有明海及び八代海等の再生に係る評価を行うこととされている。/本事業では、評価委員会が当該評価を行うために必要な調査を実施するとともに、評価委員会の運営を行うことによって、評価委員会での審議を支援し、当該海域の環境の保全及び改善を図ることを目的とする。
現状・課題
有明海・八代海等では、水産資源として重要な二枚貝であるタイラギの資源の減少による長期休漁、赤潮の発生による養殖魚類の被害や、ノリの色落ち問題等が発生しており、これらの原因・要因としては、水質や底質の変化、気候変動の影響、生態系の変化などが考えられるが、原因・要因の究明とそれを踏まえた対策の実施により、きれいで豊かな海への再生が求められている。有明海・八代海等は、自然環境自体の長期的な変化や様々な人為的な働きかけを受けつつ、その海域環境や生態系を変遷させてきたと考えられ、また、海域環境や生態系のメカニズム等も複雑であることから、関係分野を横断した専門家により構成された委員会による再生に係る評価が不可欠である。平成29年3月に評価委員会が取りまとめた報告(以下「平成28年度委員会報告」という。)において、概ね10年後を当面の目標とした再生目標及び再生方策が示され、その中間年度である令和3年度に進捗状況や課題等について整理を行った(以下「中間とりまとめ」という)。中間取りまとめでは、藻場・干潟における生態系のメカニズムの解明や気候変動による中長期的な影響等の調査・研究の推進などにも取り組むことが課題として挙げられており、令和8年度委員会報告の取りまとめに向けて、これらの科学的知見の充実が必要である。
事業の概要
特措法に基づき評価委員会において再生に係る評価を行うために必要な調査や科学的知見の収集を継続的に実施するとともに、得られた情報を解析・整理し、継続的に評価委員会に提供することで、評価委員会における再生方策の検討を支援する。また、特措法に基づき環境省に設置された評価委員会について、運営等の庶務を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1.2億円 | - |
| 2024年度 | 1.2億円 | 1.2億円 |
| 2023年度 | 1.2億円 | 1.2億円 |
| 2022年度 | 1.2億円 | 1.2億円 |
| 2021年度 | 1.3億円 | 1.3億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック Aいであ株式会社
6,380万円
有明海・八代海等再生対策検討作業支援
いであ株式会社
配分先ブロック C国立大学法人長崎大学
700万円
有明海・八代海等再生対策検討作業支援における魚類等の調査
国立大学法人長崎大学
直接ブロック B国立研究開発法人水産研究・教育機構
5,400万円
有明海・八代海等再生評価支援
国立研究開発法人水産研究・教育機構
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
外部有識者の所見を踏まえて、活動指標及び成果指標の見直し、又は各指標設定の考え方を説明すること。
事業所管部局による点検・改善
アクテビティについて、藻場・干潟等の生態系、水産資源と水環境特性との関係に関する調査等の結果は評価委員会で報告されており、事業目的である評価委員会による有明海及び八代海等の再生に係る評価が着実に実施されてきている。
改善の方向性
アクテビティについて、目標年度に向け引き続き取り組むとともに、令和8年度委員会報告に向けて、評価委員会において再生方策の実施状況及びその成果、再生目標の達成状況等を整理・評価する際の評価手法についても検討を行い、令和8年度以降の再生目標及び再生方策の方向性等に係る審議を支援する。
外部有識者による点検
『有明海・八代海等総合調査評価委員会報告』(平成29年3月)を見ても、活動指標「調査研究に取り組んでいる課題数」を12とし、成果指標「有明海及び八代海等における再生方策の実施数」を17としている根拠が分からない。これらの指標については毎年達成率100%となっているにも関わらず、長期アウトカムの成果目標である環境基準(COD)達成率に変化が見られない理由について、複合的な要因があるにせよ、どのように考えるのか説明がなされると良い。
所見を踏まえた改善点・反映状況
「調査研究に取り組んでいる課題数」については、令和3年度の中間とりまとめ以降に具体的に取り組んでいる課題についてカウントした結果として12課題を記載し、「有明海及び八代海等における再生方策の実施数」については、例えば最新の所掌事務の遂行の状況(令和6年度)では「別添15 再生方策の実施状況」で掲載された17の再生方策を基に記載している。また、複合的な要因が関係する有明海・八代海等の再生に向けては、本事業により得られた情報を評価委員会に提供することで審議が行われており、当該審議で示された方向性等に基づき関係機関による再生方策が実施されている。令和8年度には、有明海・八代海等の再生に向けた評価が行われる予定であり、これら指標についてはその評価結果を踏まえて見直しを検討したい。
成果指標・目標値・実績値
有明海及び八代海等における再生方策の促進
測定指標:有明海及び八代海等における再生方策の実施数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 17.0 | 17.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 17.0 | 17.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 17.0 | 17.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 17.0 | - | - |
| 2026年度 | 17.0 | - | - |
※ 2021〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
有明海・八代海等の水質汚濁における環境基準(COD)の達成率の向上
測定指標:有明海・八代海等における環境基準(COD)の達成率[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 100.0 | 83.3 | 83.3 |
| 2023年度 | 100.0 | 83.3 | 83.3 |
| 2024年度 | 100.0 | - | - |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
| 2026年度 | 100.0 | - | - |
※ 2021〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
毎年度開催される評価委員会に対し、アクティビティにより得られた成果を提供し、科学的根拠に基づく検討を支援する。
測定指標:調査や研究に取り組んでいる課題数※平成28年度委員会報告で示された、有明海・八代海等の再生に向けて中長期的に取り組むべき事項として挙げられた今後の課題(データ蓄積に関する項目や研究・開発に関する項目)について取組みを推進している。[単位: 課題]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 12.0 | 12.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 12.0 | 12.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 12.0 | 12.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 12.0 | 12.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 12.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
いであ株式会社
環境特性解明等調査
6,370万円11費目 ▾
いであ株式会社
環境特性解明等調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2,480万円 |
| その他 | 2,080万円 |
| 外注費 | 640万円 |
| 消耗品費 | 360万円 |
| 旅費 | 250万円 |
| 賃金 | 240万円 |
| 諸謝金 | 110万円 |
| 印刷製本費 | 100万円 |
| 借料及び損料 | 80万円 |
| 雑役務費 | 20万円 |
| 通信運搬費 | 10万円 |
国立研究開発法人水産研究・教育機構
二枚貝類の減少要因解明調査
5,400万円6費目 ▾
国立研究開発法人水産研究・教育機構
二枚貝類の減少要因解明調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 1,990万円 |
| 借損料 | 1,120万円 |
| その他 | 1,030万円 |
| 一般管理費 | 590万円 |
| 人件費 | 580万円 |
| 旅費 | 90万円 |
国立大学法人長崎大学
魚類等の再生産や生息の場の分布状況調査
700万円6費目 ▾
国立大学法人長崎大学
魚類等の再生産や生息の場の分布状況調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 210万円 |
| 賃金 | 180万円 |
| 旅費 | 110万円 |
| 人件費 | 110万円 |
| 借料及び損料 | 70万円 |
| 消耗品費 | 20万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。