2025年度当初予算
2.4億円
2024年度執行: 2.4億円
事業の目的
海洋への有害液体物質、廃棄物の排出等による海洋汚染を防止し、海洋汚染に関する国際条約を確実に履行し、海洋環境の保全につなげることを目的とする。 /また、我が国周辺海域の海洋環境の状況の把握・データ整理を行い、我が国の海洋環境保全対策及び国際的な海洋環境保全に貢献する。
現状・課題
海洋環境に係る各種条約等の国際会合において、海洋地球工学の扱い、船体付着生物の移入に係る対応など、新たな課題が議論されている。これらの課題について、国際会議で適確に対応するとともに国内対応を見据えた検討が必要である。 /また、海洋環境保全や海洋汚染防止の観点から、ロンドン議定書やマルポール条約等の国際的な枠組みがあり、その下で、海上輸送の対象となる液体物質の有害性の審査や、海洋投入処分せざるを得ない廃棄物等の許可審査など、国際条約を担保した国内制度の運用を適切に実施する必要がある。これらは、年間平均10件程度の審査が必要であり、案件に応じて、環境への影響等の技術的な審査を行う必要がある。とりわけ、海底下CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)については、海洋環境の保全のため海洋汚染等防止法に基づく規制があるが、令和6年の通常国会で成立・公布されたCCS事業法に今後一元化され、CCS事業法に基づき海洋環境の保全と調和した事業環境の整備を図っていく必要がある、さらに事業候補地の海洋環境への影響を適正に審査できるよう、ベースラインデータの取得に努める必要がある。
事業の概要
① 海洋環境の保全、海洋環境に関する国際条約の適切な国内担保のため、各種条約の関連会議等に対応し、国内制度へ反映することにより、海洋汚染等防止法に基づく審査等を適切に実施する。 /② 海底下CCSについて、最新の科学的知見及び国際動向の収集・整理等を行い、CCS事業法に基づく制度整備及び合理的な制度の運用に向けた検討、海域モニタリングの効率化等の課題改善に向けた検討を行う。 /③ 日本周辺海域で、10年程度で一巡するように測定地点を設定し、底質、海洋生物等に蓄積される汚染物質の調査・解析等を行い、日本周辺海域の汚染状況を把握する。 /④ 中国、韓国、ロシアと我が国の4か国による海洋環境保全の枠組である北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)における活動として、人工衛星を利用したリモートセンシング、富栄養化に係る評価手法の開発を支援し、これらを各国と共有するなど海洋環境保全のための多国間協力を行う。
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 2.4億円 | - |
| 2024年度 | 2.4億円 | 2.4億円 |
| 2023年度 | 1.8億円 | 1.8億円 |
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
費目データのあるノード(●印)をクリックすると内訳を確認できます
行政事業レビュー推進チームの所見
引き続き、海洋汚染に関する国際条約の確実な履行及び周辺海域の海洋環境の状況把握等着実な実施に努めること。
事業所管部局による点検・改善
アクティビティ①について、国際会議に参加し国際動向を把握するとともに、海洋汚染等防止法に基づく許可申請等を全件適正に審査している。アクティビティ②について、関連審議会を開催しCCS事業化に向けた関連法案を国会に提出し、令和6年通常国会で成立したほか、法律の施行に向けた政省令事項の検討会を開催するなど、CCS事業化に向けた知見の蓄積、課題整理・改善検討等を実施している。令和6年度は特にCCS事業法に基づく閉鎖制度に係る検討についてとりまとめ環境省HPにて対外的に結果を公表した。アクティビティ③について、毎年調査を実施し、その結果を毎年公表している。アクティビティ④について、活動成果については、研究発表や論文等として発表されている。
改善の方向性
アクティビティ①について、国際条約に応じた国内担保の継続、引き続き適正な審査に努める。アクティビティ②について、CCSの事業化に向け、制度の整備等を進めるとともに、CCSによる海洋汚染防止のための知見の蓄積を図る必要がある。具体的に、制度面については令和8年前半のCCS事業法本格施行に向け、貯留事業・閉鎖措置制度等について関係省庁と連携し検討会などを開催する予定である。また、知見の収集については事業本格化に向け海底下CCS事業候補地に係る海洋環境モニタリング調査を実施していく予定である。アクティビティ③について、蓄積している調査結果の整理を進める必要がある。また、今後これら調査結果を踏まえ、各地点の汚染状況等を加味し調査項目の見直しの検討を行なう必要がある。アクティビティ④について、手法の開発等を適正に進める必要がある。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き、海洋汚染の防止に向けて、制度整備・運用や効果的な調査・監視等を実施していく。
陸上で発生する廃棄物の海洋投入処分量(暦年)について、0万tが維持される。
測定指標:陸上で発生した廃棄物の海洋投入処分量(暦年、万t)[単位: 万t]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 |
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社KANSOテクノス
海洋環境モニタリング調査試料採取・分析業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 7,300万円 |
| その他 | 730万円 |
株式会社KANSOテクノス
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 2022年度 | 6,070万円 | 1.5億円 |
| 2021年度 | 3,700万円 | 7,500万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
株式会社KANSOテクノス
8,030万円海洋環境モニタリング調査試料採取・分析業務 ・堆積物、底生生物群集、試料採取 ・堆積物、生体濃度調査、底生生物群集試料の採取
株式会社KANSOテクノス
帝人エコ・サイエンス株式会社
550万円海洋環境モニタリング調査試料採取・分析業務
帝人エコ・サイエンス株式会社
いであ株式会社
410万円海洋環境モニタリング調査試料採取・分析業務
いであ株式会社
株式会社海洋生態研究所
120万円海洋環境モニタリング調査試料採取・分析業務
株式会社海洋生態研究所
株式会社KANSOテクノス
5,010万円海底下CCS実施候補地に係る海洋調査及び検討業務
株式会社KANSOテクノス
株式会社日本海洋生物研究所
40万円底生生物群集(メイオベントス群集)の分析
株式会社KANSOテクノス
4,510万円特定二酸化炭素ガスの海底下廃棄に係る審査支援等検討業務
株式会社KANSOテクノス
日鉄テクノロジー株式会社
640万円特定二酸化炭素ガスに含まれる二酸化炭素及び含有される物質ごとの濃度の測定
日本エヌ・ユー・エス株式会社
1,600万円海洋環境保全に係る国際動向への対応調査検討業務 ・ロンドン条約関連会合等での情報収集 ・海底下CCSのあり方検討 ・PICES2023年次会合 等
日本エヌ・ユー・エス株式会社
公益財団法人環日本海環境協力センター
1,490万円北西太平洋地域海行動計画推進業務
公益財団法人環日本海環境協力センター
株式会社サイエンスアンドテクノロジー
170万円人工衛星画像データ処理プログラムの可用性の保持
日本エヌ・ユー・エス株式会社
1,170万円海洋汚染防止条約等に係る国際動向調査及び対応支援業務 ・マルポール条約に係る対応 ・船舶バラスト水規制管理条約等に係る対応
日本エヌ・ユー・エス株式会社
日本エヌ・ユー・エス株式会社
1,070万円海洋環境モニタリング調査総合解析業務・海洋環境モニタリング結果の解析及び検討
日本エヌ・ユー・エス株式会社
三洋テクノマリン株式会社
740万円海洋汚染等防止法の運用に係る対応検討支援業務・海洋汚染等防止法の海洋投入処分審査支援
三洋テクノマリン株式会社
| - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
海洋環境の悪化を防ぐ。
測定指標:海洋環境モニタリングにおいて前回調査結果から悪化した地点数[単位: 地点]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
環境と調和したCCSの推進に係る事業環境整備が進み、事業者に周知される。
測定指標:CCS関連情報が掲載されているホームページのアクセス数[単位: 回]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 2458.0 | 2789.0 | 113.46623 |
| 2022年度 | 2789.0 | 3434.0 | 123.12657 |
| 2023年度 | 3434.0 | 3839.0 | 111.79383 |
| 2024年度 | 4000.0 | 9669.0 | 241.725 |
| 2025年度 | 10000.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
環境と調和した海底下CCSが事業化される。
測定指標:海底下CCS事業の許可件数(累計)[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
| 2030年度 | 5.0 | - | - |
2050年カーボンニュートラル達成に資する環境と調和したCCS事業を展開する。
測定指標:海洋への影響が懸念されるCCS事業の件数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
| 2030年度 | 0.0 | - | - |
海洋環境関連モニタリング調査結果が周知される。
測定指標:調査結果を公表しているホームページへのアクセス数[単位: 回]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 2300.0 | 6848.0 | 297.73913 |
| 2025年度 | 7000.0 | - | - |
海洋環境の悪化を防ぐ。
測定指標:前回調査結果(約8~10年前)から悪化した地点数[単位: 地点]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
活動で得られた成果が継続して対外的に発表される。(論文や学会等での発表事例数)。
測定指標:研究発表、論文等の公表数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 10.0 | 17.0 | 170.0 |
| 2022年度 | 15.0 | 14.0 | 93.33333 |
| 2023年度 | 15.0 | 11.0 | 73.33333 |
| 2024年度 | 15.0 | 17.0 | 113.33333 |
| 2025年度 | 15.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
人工衛星を利用したリモートセンシング、富栄養化に係る評価手法、生物多様性を指標とした海洋環境評価手法が確立される。
測定指標:手法の確立数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
| 2027年度 | 1.0 | - | - |
| 2028年度 | 1.0 | - | - |
| 2029年度 | 1.0 | - | - |
| 2030年度 | 2.0 | - | - |
※ 2024〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
海洋汚染等防止法に基づく環境大臣の許可等にかかる審査を確実に実施する。
測定指標:審査実施回数(海洋投入処分許可、有害液体物質査定)[単位: 回]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 15.0 | 17.0 | 113.33333 |
| 2022年度 | 15.0 | 9.0 | 60.0 |
| 2023年度 | 15.0 | 13.0 | 86.66667 |
| 2024年度 | 15.0 | 14.0 | 93.33333 |
| 2025年度 | 15.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
CCS事業の海洋環境への影響の把握、制度の見直し等のため、十分な検討を実施する。
測定指標:実施検討会回数[単位: 回]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 4.0 | 4.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 4.0 | 10.0 | 250.0 |
| 2023年度 | 12.0 | 9.0 | 75.0 |
| 2024年度 | 9.0 | 13.0 | 144.44444 |
| 2025年度 | 12.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
日本周辺海域における海洋の汚染状況の実態を総合的に把握すべく毎年1測線実施する。
測定指標:日本周辺海域における海洋の汚染状況の実態調査を実施した測線数[単位: 測線]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 2.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
調査データ等の検証・とりまとめのため、十分な検討を実施する。
測定指標:実施検討会回数[単位: 回]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 5.0 | 7.0 | 140.0 |
| 2022年度 | 5.0 | 7.0 | 140.0 |
| 2023年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 5.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)4件は省略しています
海底下CCS候補地に係る海洋環境調査検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 4,550万円 |
| 消費税 | 460万円 |
株式会社KANSOテクノス
特定二酸化炭素ガスの海底下廃棄に係る審査支援等検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 4,100万円 |
| その他 | 410万円 |
日本エヌ・ユー・エス株式会社
海洋環境保全に係る国際動向への対応調査検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 1,450万円 |
| その他 | 150万円 |
公益財団法人環日本海環境協力センター
北西太平洋地域海行動計画推進業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 1,360万円 |
| 消費税 | 140万円 |
日本エヌ・ユー・エス株式会社
海洋汚染防止条約等に係る国際動向調査及び対応支援業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 1,060万円 |
| その他 | 110万円 |
日本エヌ・ユー・エス株式会社
海洋環境モニタリング調査総合解析業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 970万円 |
| その他 | 100万円 |
日鉄テクノロジー株式会社
特定二酸化炭素ガスに含まれる二酸化炭素及び含有される物質ごとの濃度の測定
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 分析費 | 580万円 |
| 分析費 | 230万円 |
| 消費税 | 60万円 |
| 消費税 | 20万円 |
三洋テクノマリン株式会社
海洋汚染等防止法の運用に係る対応検討支援業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 670万円 |
| その他 | 70万円 |
帝人エコ・サイエンス株式会社
令和6年度海洋環境モニタリング調査試料採取・分析業務に係る試料分析のうち、堆積物分析及び生体濃度調査を対象とした化学分析
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 分析費 | 500万円 |
| 消費税 | 50万円 |
※ 上位10グループを表示(残り8グループ)
株式会社日本海洋生物研究所
日鉄テクノロジー株式会社
10万円底質調査に係る堆積物の硫化物と粒度組成の分析
日鉄テクノロジー株式会社
日鉄テクノロジー株式会社
株式会社巴商会
160万円特定二酸化炭素ガスに含まれる二酸化炭素及び含有される物質ごとの濃度の測定
株式会社巴商会
株式会社サイエンスアンドテクノロジー
公立大学法人公立鳥取環境大学
110万円リモートセンシングを活用した藻場マッピングに係る衛星画像解析
公立大学法人公立鳥取環境大学
独立行政法人国立高等専門学校機構富山高等専門学校
70万円富山湾における海洋環境特性の時空間的変動の把握
独立行政法人国立高等専門学校機構富山高等専門学校