2025年度当初予算
4,700万円
2024年度執行: 6,650万円
事業の目的・概要
事業の目的
国連気候変動枠組条約及びパリ協定の国内措置を定めた「地球温暖化対策の推進に関する法律 」(平成10年法律第117号)第7条において、政府は毎年、我が国における温室効果ガスの排出及び吸収量を算定し、公表することとされている。その中で環境省は毎年、温室効果ガス排出・吸収目録(インベントリ)を取り纏め、条約事務局に提出しているところであるが、我が国が2030年度46%削減目標、2050年ネット・ゼロを実現するにあたり、温室効果ガス排出量の削減を進めると同時に、森林等の吸収源活動による吸収量を増やすことは極めて重要である。当該事業は、この森林等の吸収源活動による吸収量を我が国の実態に即して適切に評価するため、算定方法の改善や精緻化を図る。加えて、未だ吸収量として評価・算定に至っていない新しい技術及び対象活動において、パリ協定の枠組の下、新たな吸収源対策として適切に評価できるものを吸収量として評価・算定することを目的とする。
現状・課題
・2024年のインベントリ提出からパリ協定の透明性枠組みの下でのインベントリ報告に移行したが、新たな透明性枠組の下で、我が国の吸収量が適切に評価され、脱炭素社会の実現に向けて貢献できるよう、インベントリの算定方法の改善・精緻化を図る必要がある。/・2025年4月に公表した「2023年度の我が国の温室効果ガス排出量及び吸収量」における温室効果ガス吸収量は5,370万トンであるが、現状の吸収源対策に加えて2030年度46%削減目標はもとより、2035年度60%削減、2040年度73%削減、そして2050 年ネット・ゼロの達成に必要な新規吸収量を確保する必要がある。/・新規吸収源のうち、近年世界的に注目されているブルーカーボン生態系については、モニタリングのための新技術や沖合まで含めた取組などが発展してきているものの、吸収源として適切に評価するために必要な知見の集積がまだ十分には進んでいないという状況であり、早期の評価・検討をする必要がある。
事業の概要
・我が国の適切な温室効果ガス吸収量を国連へ報告するため、最新の研究成果に基づいた森林等の吸収源活動における算定モデル及びデータの改定について検討を行い、インベントリの算定方法の改善、精緻化を図る。/・インベントリガイドラインに掲載のない新たな吸収源活動による吸収量についても国際的に議論が進められていることから、これらが関係する国際交渉における論点の整理・分析を行う。/・新たな吸収源対策として評価しうる、ブルーカーボン生態系など多様な吸収源についての国内外のポテンシャル評価や技術的課題を整理し、インベントリ算定に向けた検討を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 4,700万円 | - |
| 2024年度 | 7,290万円 | 6,650万円 |
| 2023年度 | 3,300万円 | 3,460万円 |
| 2022年度 | 3,300万円 | 2,900万円 |
| 2021年度 | 3,300万円 | 3,100万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
6,190万円
インベントリ作成に当たって、最新の科学的知見や2006年IPCCガイドラインの改良版を含む諸ガイドラインを反映し、LULUCF分野の排出・吸収量の算出・報告等方法論の精緻化・改定や、審査による指摘対応を行うとともに、新たな算定対象(ブルーカーボンやバイオ炭等のCDR技術)について、我が国への適用可能性を検討し、今後必要となるデータ整備に向けて論点を整理する
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
引き続き、成果目標の達成に向けた効率的な事業実施に努めること。
事業所管部局による点検・改善
気候変動枠組条約等に基づく我が国の吸収源活動が国際的に確実に認められるよう、国際的なレビューを踏まえた吸収源分野の算定方法の改善を実施するとともに、ブルーカーボン等の新たな吸収源に関する新規算定について検討を実施し、一部の吸収源(海藻藻場)については算定方法を新たに確立し報告した(世界初)。また、パリ協定下の枠組みにおける吸収源分野の算定方法に関する国際交渉の分析、課題整理を行い、我が国の主張の基礎的材料を提供した。これらの取り組みは、NDC及び地球温暖化対策計画における吸収量の確保、パリ協定下の枠組みにおける我が国の立場の維持のみならず、国際的なルールメイキングを主導するための重要な貢献に資するものとして引き続き実施していく。
改善の方向性
競争性のある契約となるよう1者応札の改善の検討を含め、効率的かつ効果的な調査・検討を引き続き実施していく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
行政事業レビュー推進チームの所見のとおり、引き続き、成果目標の達成に向けた効率的な事業実施に努める。
成果指標・目標値・実績値
我が国の実態に即していて精度の高い森林等吸収源活動による吸収量を算定するため、国連による審査結果等も踏まえて毎年インベントリを改善していく。
測定指標:森林等の吸収源活動による吸収量について、最新の科学的知見に基づき自主的に算定方法等の改善等を行った事項及び国連による報告書の審査結果を受け、対応を行った改善事項件数[単位: 件]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 3.0 | - | - |
| 2027年度 | 3.0 | - | - |
| 2028年度 | 3.0 | - | - |
| 2029年度 | 3.0 | - | - |
| 2030年度 | 3.0 | - | - |
※ 2021〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
NDC及び地球温暖化対策計画において定める温室効果ガスの吸収量※1の目標値の確保を関係省庁と協力し、目指す。※1 算定方法の改善により、値が毎年変化する可能性があることに注意。
測定指標:温室効果ガスの吸収量(CO2換算トン)(万トン)※2025年4月に集計・再計算された値を2021年度から2023年度の成果実績として記入。[単位: CO2換算万トン]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 4770.0 | - | - |
| 2027年度 | 4770.0 | - | - |
| 2028年度 | 4770.0 | - | - |
| 2029年度 | 4770.0 | - | - |
| 2030年度 | 4770.0 | - | - |
※ 2021〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
インベントリに反映させる森林等吸収源活動による吸収量について、有識者検討会を開催し、算定方法の改善・精緻化を図るとともに、対象拡大について検討する。
測定指標:森林等吸収対策に係る有識者検討会開催件数[単位: 件]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 2.0 | - | - |
| 2027年度 | 2.0 | - | - |
| 2028年度 | 2.0 | - | - |
| 2029年度 | 2.0 | - | - |
| 2030年度 | 2.0 | - | - |
※ 2021〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
令和6年度森林等の吸収源に関する調査業務
6,180万円4費目 ▾
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
令和6年度森林等の吸収源に関する調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 3,500万円 |
| 雑役務費 | 1,390万円 |
| 一般管理費 | 730万円 |
| 消費税 | 560万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。