2025年度当初予算
-
2024年度執行: 190万円
事業の目的
幅広い粒径の土砂を含む土石流等が流下する場合の侵食・堆積プロセスを最新の計測技術を用いた水路実験にて解明し、緩勾配エリアまで土砂が到達する現象を再現できるモデルを開発する。
現状・課題
土砂災害件数は、令和4年8月から9月までの期間の合計では、32道県で525件の土砂災害が発生し、直近10年(H24-R3)の同期間における平均発生件数(366件)を上回った(国土交通省令和5年3月3日報道発表資料)。近年では、気候変動の影響で直轄砂防事業の管内のみならず都道府県が管理しているような、これまで土砂災害のなかった流域でも発生しつつあることが懸念される。したがって、直轄砂防事業のみならず都道府県の管理河川においてもソフト対策、ハード対策を加速させる必要があり、そのためには土砂到達範囲、堆積深の空間分布、到達時刻等について高精度かつ効率的に予測できる計算モデルが必要となる。そのためには、近年見られる土砂・洪水氾濫のような大小様々な粒径を幅広く含む流れを一定の精度を確保しつつ効率的に計算できるようにする必要があり,過去に現象が発生していない流域でも精度良く予測計算ができるようにする必要がある。
事業の概要
近年の土砂災害では、水のみならず大量の土砂の氾濫・堆積によって甚大な被害が生じる土砂・洪水氾濫と呼ばれる現象が発生している。これまで、直轄砂防事業を実施しているような過去に土砂・洪水氾濫が発生した流域では、災害実績データによる再現計算によってパラメータの妥当性を確認して予測精度を担保してきたが、気候変動の影響により、土砂・洪水氾濫の記録のない都道府県が管理している流域などでも起こる可能性がある。そこで、本研究では、幅広い粒径の土砂の侵食・堆積プロセスを明らかにし、細かい土砂が緩勾配エリアまで到達するメカニズムを解明することによって、幅広い粒径の土砂を含む流れを解析できる汎用性の高い予測モデルを構築する。
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | - | - |
| 2024年度 | - | 190万円 |
| 2023年度 | 1,000万円 | 810万円 |
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
この事業の当初予算は一括計上親事業から配分されるため「-」と表示されています。執行額・支出先は当事業で実際に執行した分です。
民間企業等
190万円土砂・洪水氾濫の計算モデルの検証と高精度化
事業所管部局による点検・改善
令和5年度までに土砂・洪水氾濫現象の数値計算手法に関する手引きに本研究により確立した手法を反映するという目標を立て検討を進め、有益な成果を得た。
改善の方向性
開発した土砂・洪水氾濫に関する数値計算モデルについて既往災害を対象に計算を実施し、計算モデルの妥当性を検証し、その結果をもとに計算モデルを改良しながら進めた。
幅広い粒径の土砂を含む土石流等が緩勾配エリアまで到達する現象を高精度に再現するモデルの学術会議への提示
測定指標:学術会議への提示件数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 |
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
一般財団法人砂防・地すべり技術センター
土砂・洪水氾濫に関する数値計算プログラム検証業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 試験研究費 | 190万円 |
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 2022年度 | 1,500万円 | 2,700万円 |
| 2021年度 | 1,500万円 | 100万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
一般財団法人砂防・地すべり技術センター
| 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
土砂・洪水氾濫現象の再現及び予測のための数値計算手法に関する手引きに本研究により確立した手法を項目で1つ、追加する。
測定指標:土砂・洪水氾濫現象の再現及び予測のための数値計算手法に関する手引きへ追加する手法の項目数[単位: 項目]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
幅広い粒径の土砂を含む土石流等が緩勾配エリアまで到達する現象を再現できるモデルの開発
測定指標:幅広い粒径の土砂を含む土石流等が緩勾配エリアまで到達する現象を再現できるモデルの開発に関する研究項目の終了件数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています