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その他の事項経費事業内容の一部改善事業ID: 4601

社会資本整備のあり方に関する調査経費

国土交通省総合政策局社会資本整備政策課開始: 2021年度

2025年度当初予算

1,540万円

2024年度執行: 1,700万円

01

事業の目的・概要

事業の目的

令和3年5月閣議決定の「第5次社会資本整備重点計画」において新たに示された「インフラ経営」及び「集約・再編」という理念を、それぞれの現場において実行に移し、現場における取組を広げていく必要がある。そのため、本施策は、「インフラ経営」及び「集約・再編」による効果の定量化や優良事例の収集、広報・普及啓発等を行うことを目的とする。また、インフラ機能の確実かつ効率的な確保のため、まちづくりと公共施設等の老朽化対策を連携して実施することの効果について、実施した自治体と実施しなかった自治体ではどのような効果が発現するか検証する。加えて、令和3年12月に日本海溝・千島海溝沿いの津波被害想定が初めて公表されたことに伴い、とりわけ北海道・東北の各自治体において、津波防災地域づくり推進計画の作成の推進が急務となっているが、計画の作成に当たっては、地域の多様な主体の調整や、津波リスク、津波避難体制、津波防護施設等社会資本整備の計画、およびまちづくりの方針等を踏まえた高度な検討が必要となる一方で、多くの自治体は人員やノウハウに乏しく、自主努力だけでは作成が困難であることから、国による計画作成への支援を行う。

現状・課題

【「インフラ経営」の推進に向けた調査】人口減少がさらに進み、厳しい財政制約が課される中、国民の生活に必要不可欠なインフラの持続可能性を高めるため、インフラを国民が保有する資産として捉え、インフラを経営する発想が必要とされているところ、「インフラ経営」の担い手である自治体・民間事業者・住民の理解促進を図り、取組を拡大することが必要である。【インフラストック適正化に関する調査】加速度的に進行するインフラ老朽化に的確に対応するため、「予防保全型」への本格転換とともに、既存施設の集約・再編によるインフラストック適正化を図っていく必要がある。また、多くのインフラ施設を管理する地方自治体では、集約・再編を行うにあたっての具体的な選定方法や、地域との合意形成手法等についてノウハウ・事例の蓄積が乏しく、人的・財政的資源も不足している。さらに、人口減少とインフラ老朽化が進む中、地域の将来像を踏まえたインフラの集約・再編等が必要となっている。そのため、まちづくりの計画と連携した老朽化対策の推進や、インフラ老朽化対策の取組状況の見える化により、インフラ機能の確実かつ効率的な確保を推進することについて、その効果を調査分析する必要がある。【津波防災地域づくり推進計画の作成等の促進に関する調査】令和7年3月末時点における作成済みの市町村は、23にとどまっている(対象は600以上)。他方、過去の調査では180の自治体が計画作成に関心を寄せており、ニーズと現状に大きなギャップが生じている。これら潜在的ニーズを具体化するため、国土交通省から自治体に対する積極的な支援を実施する必要がある。

事業の概要

【「インフラ経営」の推進に向けた調査】インフラ経営の効果の「見える化」の検証やインフラ経営に類する取組事例の収集等を行い、それを活用したインフラ広報を実施する。【インフラストック適正化に関する調査】地方自治体等が管理する既存施設に対する集約・再編の取組事例の収集整理を行い、集約・再編の判断の元になる要素や、財政の健全化、安全性・快適性の向上、住まい方の変化等、インフラストック適正化が地域にもたらす影響や課題等を体系的に整理する。まちづくりの計画とインフラ老朽化対策の計画の連携状況を調査し、連携することによる効果を分析する。老朽化対策の取組状況を見える化することにより、地方公共団体、国民の意識醸成を図るとともに、意識調査を行う。調査を通じて得られた知見を地方自治体等へ横展開し、インフラストック適正化を促進させる。【津波防災地域づくり推進計画の作成等の促進に関する調査】市町村における計画作成支援や補助業務を通じ、計画作成上の共通課題等の把握を行う。また、計画作成のノウハウを蓄積し、水平展開することで、全国の市町村への支援を一層実効性あるものとする。また、パンフレットの配布や、ワークショップの開催等によって、市町村および地域住民に対し、津波防災の必要性を啓蒙する。【EBPMアクションプラン関連事業】

事業概要ページ
02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)1,540万円-
2024年度1,940万円1,700万円
2023年度1,500万円1,420万円
2022年度640万円600万円
2021年度900万円800万円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

担当組織国土交通省直接復建調査設計株式会社1,700万円直接国立大学法人 東京大学10万円

支出先詳細

担当組織国土交通省
直接ブロック A

復建調査設計株式会社

1,700万円

社会資本がもたらす経済効果の調査業務/次期社会資本整備重点計画の検討等に向けた調査検討業務

1

復建調査設計株式会社

株式会社随意契約(企画競争)
1,700万円
直接ブロック B

国立大学法人 東京大学

10万円

国土交通省シンポジウム「インフラ政策における経済分析の使い方」の会場借上げ

1

国立大学法人東京大学

国立大学法人随意契約(少額)
10万円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

外部有識者の所見も踏まえつつ、本調査の結果が改訂作業中の社会資本整備重点計画やインフラ長寿命化計画に活かされるように取り組んでいただきたい。

事業所管部局による点検・改善

昨今、自然災害が激甚化・頻発化するとともに、高度経済成長期以降に集中的に整備されたインフラの老朽化が加速度的に進行しており、防災・減災、インフラ老朽化対策は待ったなしである。また、地域社会が変化し国際競争が激化する中、地域経済の再生や国際競争力の強化にも取り組んでいく必要がある。他方、我が国は人口減少や厳しい財政政策に直面しており、今後も「安全・安心の確保」、「持続可能な地域社会の形成」、「経済成長の実現」というインフラが持つ機能を維持し、その効果を最大限発揮させるためには、国だけでなく、地方自治体、民間事業者、地域住民等によるインフラの整備・維持管理・利活用の取組に工夫が必要である。以上より、本調査は、今後の社会資本整備政策の検討上に必要な事業であること、及びその効率性・有効性も認められることから、妥当であると判断できる。

改善の方向性

当該調査の結果を踏まえ、引き続き効果的・効率的な社会資本整備政策の検討を推進する。

外部有識者による点検

本事業は、人口減少・少子高齢化が進む中でのインフラ経営と集約・再編、さらには津波防災地域づくりという現代日本が直面する重要課題に取り組む意義ある調査事業である。予算規模約1,540万円に対し、3つの調査分野で着実な成果を上げており、特に短期アウトカムでは目標を達成していることは評価できる。 なお、2022年度に外部有識者から指摘された「調査の焦点の曖昧さや他調査との重複懸念」に対し、現在は「インフラ経営」「集約・再編」「津波防災」という明確に差別化された3つの調査軸を設定している点は改善として評価できる。成果目標に関する評価 短期アウトカムの達成状況は良好である。広報・説明会参加団体数および自治体数が目標値10を達成し、インフラ経営や集約・再編に関する理解促進が図られている。しかし、最終目標年度である2025年度の長期アウトカム目標値(先進的取組10件、津波防災計画作成検討着手6件)は、事業規模と社会的ニーズを考慮すると控えめ過ぎないでしょうか。津波防災計画については、対象600以上の市町村に対し作成済みが22にとどまる現状を踏まえると、もう少し高い目標設定が望まれる。政策的意義と課題  本事業が掲げる「インフラ経営」は、限られた財源の中で社会資本の持続可能性を高める重要なアプローチであり、政策的方向性は適切である。特に、予防保全型への転換や集約・再編による適正化は、今後加速するインフラ老朽化への対応策として不可欠である。多様な主体の参画を得た先進的取組の促進も、地域の実情に応じた効果的なインフラマネジメントの実現において重要である。 ただし、調査成果の横展開の仕組みについてより具体的な戦略が必要である。収集した事例や知見をいかに全国の自治体に実装させるか、そのための制度的・財政的支援策との連携が不十分である。また、技術系職員が不足する自治体への人材育成支援についても、より体系的なアプローチが求められる。ご提言 アウトカム指標の改善:定量的効果測定を強化し、コスト削減効果や地域経済への波及効果を可視化する指標を追加してはいかがでしょうか。 調査成果の独自性明確化:過年度指摘を踏まえ、本調査の差別化要素と固有の価値をより明確に打ち出してもよいかと思料します。 デジタル技術の活用促進:BIM/CIMやAI技術を活用したインフラマネジメント手法の調査研究を拡充し、DX推進との連携もご検討頂きたい。 広域連携の推進:危機的な地方のインフラ老朽化を踏まえて、市町村の行政界を超えた広域的なインフラ管理手法について、より具体的な制度設計に踏み込んだ調査が必要である。継続性の確保:2025年度で終了予定だが、蓄積された知見の活用と継続的な政策立案支援のため、後継事業の検討もご検討をお願いします。

所見を踏まえた改善点・反映状況

「津波防災地域づくり推進計画の作成検討着手件数」については、今後目標値の再設定を検討する。また、本事業の趣旨を踏まえ、定量的効果測定についても検討していく。デジタル技術の活用促進や、広域連携の推進にあたっては、引き続き関係部局との連携を図っていく。本事業は第5次社会資本整備重点計画の計画期間に合わせて実施しているため、来年度以降も後継事業にて調査を続ける予定である。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

広報や周知を行うための説明会等に参加した関係団体数が10団体以上

測定指標:広報や周知を行うための説明会等に参加した関係団体数[単位: 団体]

年度別データを表示(20242025年度)
年度目標値実績値達成率
2024年度10.010.0100.0
2025年度11.0--
アウトカム

広報や周知を行うための説明会等に参加する自治体が10自治体以上

測定指標:広報や周知を行うための説明会等に参加する自治体数[単位: 自治体]

年度別データを表示(20242025年度)
年度目標値実績値達成率
2024年度10.010.0100.0
2025年度11.0--
アウトカム

複数のインフラを一体的に整備・維持管理する取組やインフラの機能・空間を多面的・複合的に利活用する取組であって、かつ、多様な主体の参画を得て整備・利活用することが明確に計画されている先進的な取組の促進

測定指標:複数のインフラを一体的に整備・維持管理する取組やインフラの機能・空間を多面的・複合的に利活用する取組であって、かつ、多様な主体の参画を得て整備・利活用することが明確に計画されている先進的な取組の件数[単位: ]

年度別データを表示(20252025年度)
年度目標値実績値達成率
2025年度10.0--
アウトカム

既存施設の集約・再編等によるインフラストック適正化を図っていくための先進的な取組

測定指標:既存施設の集約・再編等によるインフラストック適正化を図っていくための先進的な取組件数[単位: ]

年度別データを表示(20252025年度)
年度目標値実績値達成率
2025年度10.0--
アウトカム

津波防災地域づくり推進計画の作成検討着手

測定指標:津波防災地域づくり推進計画の作成検討着手件数(令和5年度からの累計作成検討着手数)[単位: ]

年度別データを表示(20232025年度)
年度目標値実績値達成率
2023年度-3.0-
2025年度6.0--
アウトプット

インフラ経営に関する自治体・民間事業者・住民の理解の促進

測定指標:取組事例の収集結果等を活用したインフラ広報の実施件数[単位: ]

年度別データを表示(20232025年度)
年度目標値実績値達成率
2023年度6.07.0116.66667
2024年度6.06.0100.0
2025年度6.0--
アウトプット

調査を通じて得られた知見を地方自治体等へ横展開し、インフラストック適正化を促進

測定指標:集約・再編等の取組事例の展開件数[単位: ]

年度別データを表示(20232025年度)
年度目標値実績値達成率
2023年度7.011.0157.14286
2024年度7.010.0142.85714
2025年度11.0--
アウトプット

自治体への支援実施(計画作成支援・補助、説明会等の開催、パンフレット配布、webページの作成、ノウハウ水平展開等)

測定指標:自治体への支援実施件数[単位: ]

年度別データを表示(20232025年度)
年度目標値実績値達成率
2023年度5.05.0100.0
2024年度5.05.0100.0
2025年度5.0--

※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

復建調査設計株式会社

社会資本がもたらす経済効果の調査業務

1,000万円1費目 ▾
費目金額
調査費1,000万円

国立大学法人東京大学

国土交通省シンポジウム「インフラ政策における経済分析の使い方」の会場借上げ

10万円1費目 ▾
費目金額
会場費10万円

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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。