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その他の事項経費現状通り事業ID: 458

消費者団体訴訟制度に関する環境整備

消費者庁消費者制度課開始: 2009年度

2025年度当初予算

1.5億円

2024年度執行: 6,100万円

01

事業の目的・概要

事業の目的

消費者団体訴訟制度(差止請求、被害回復)の適切かつ実効的な運用により、消費者被害の未然防止及び被害回復が迅速かつ効率的に図られることで、安全・安心な取引環境及び健全な取引市場を実現し、消費者利益の擁護、ひいては国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。

現状・課題

【現状】/・制度の担い手である適格消費者団体、特定適格消費者団体(以下「団体」という。)の活動環境に関する支援が十分ではなく、消費者被害の未然防止及び被害回復が迅速かつ効率的に図られていない。/・適格消費者団体が行った差止請求及び特定適格消費者団体が行った被害回復裁判の情報を一元的に集約した「COCoLiS(消費者団体訴訟制度)ポータルサイト 」を令和6年4月1日から公開するとともに、マスコットキャラクター(ここりす、てりす及びとりす)を用いた啓発動画やバナーのインターネット広告掲載を行った。/・地方公共団体との情報連携のため、「適格消費者団体と地方公共団体等との連携ブロック会合」を計6回開催した。/【課題】/・団体の行う差止請求は、事業者の不当な行為を差し止めるものであり、金銭を回収するものではないため、適格消費者団体は、地域の弁護士や消費生活相談員などの有志の行うボランティアや寄附を原資として運営しており、差止請求制度が十分に機能していない。/・団体間の相互連携及び情報連携が十分にできていない。/・団体とその他の団体(幅広い分野のNPOや地方公共団体など)との連携が十分にできていない。/・消費者団体訴訟制度の認知度が16.9%と依然として低く、消費者などからの情報提供が不十分。

事業の概要

消費者被害については、一般的な民事紛争の解決方法に照らすと、被害を受けた消費者が、自ら事業者を相手取って被害回復のための行動を取ることが基本となる。しかし、消費者と事業者との間には情報の質・量・交渉力の格差があること、訴訟には時間・費用・労力が掛かり、少額被害の回復に見合わないこと、個別のトラブルが回復されても、将来的に同種のトラブルがなくなるわけではないことなどの課題がある。このため、内閣総理大臣が認定した団体が、消費者に代わって事業者に対して不当行為の差止請求や被害回復のための訴訟を行う消費者団体訴訟制度が消費者と事業者間の紛争解決のための枠組みとして活用されるよう、消費者契約法(平成12年法律第61号)及び消費者の財産的被害等の集団的な回復のための民事の裁判手続の特例に関する法律(平成25年法律第96号)に基づき、日本全国における制度の適切かつ実効的な運用等を推進する。具体的には、以下の業務(アクティビティ)を実施。//・団体及び消費者団体訴訟等支援法人の認定・監督・支援/・団体の相互連携、情報共有、NPOや地方公共団体との連携などに関する環境整備/・団体が、消費者契約法等に基づいて行う、事業者の不当な行為に対する差止請求(被害回復は除く。)に関する事業に関する支援/・消費者団体訴訟制度及び団体等に関する周知、啓発

事業概要ページ
02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)1.5億円-
2024年度8,890万円6,100万円
2023年度7,400万円4,500万円
2022年度6,490万円4,400万円
2021年度4,700万円3,600万円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

担当組織消費者庁直接株式会社ゲート・クリエイティブ990万円直接特定非営利活動法人消費者スマイル基金890万円直接特定非営利活動法人消費者支援ネット北海道 ほか780万円直接協立広告株式会社650万円直接株式会社Piic ほか600万円直接特定非営利活動法人消費者支援ネット北海道 ほか430万円直接特定非営利活動法人消費者スマイル基金390万円直接株式会社太陽美術50万円+ 2 件をすべて表示

支出先詳細

担当組織消費者庁
直接ブロック A

株式会社ゲート・クリエイティブ

990万円

令和6年度孤独・孤立に起因する消費者被害の防止等のための啓発事業運営業務

1

株式会社ゲート・クリエイティブ

株式会社一般競争契約(総合評価)
990万円
直接ブロック B

特定非営利活動法人消費者スマイル基金

890万円

消費者団体訴訟制度の推進支援等業務(令和6年度)

1

特定非営利活動法人消費者スマイル基金

その他法人随意契約(その他)
890万円
直接ブロック C

特定非営利活動法人消費者支援ネット北海道 ほか

780万円

消費者被害の実態調査業務

1

特定非営利活動法人消費者支援ネット北海道

その他法人一般競争契約(総合評価)
230万円
2

特定非営利活動法人消費者機構日本

その他法人一般競争契約(総合評価)
190万円
3

特定非営利活動法人消費者支援ネットワークいしかわ

その他法人一般競争契約(総合評価)
180万円
4

特定非営利活動法人消費者支援機構関西

その他法人一般競争契約(総合評価)
180万円
直接ブロック E

協立広告株式会社

650万円

消費者団体訴訟制度の広告掲載業務

1

協立広告株式会社

株式会社一般競争契約(最低価格)
650万円
直接ブロック G

株式会社Piic ほか

600万円

令和6年度適格消費者団体連絡協議会運営業務

1

株式会社Piic

株式会社随意契約(その他)
310万円
2

株式会社ゲート・クリエイティブ

株式会社一般競争契約(最低価格)
290万円
直接ブロック D

特定非営利活動法人消費者支援ネット北海道 ほか

430万円

適格消費者団体と地方公共団体との連携ブロック会合運営事務

1

特定非営利活動法人消費者支援ネット北海道

その他法人随意契約(少額)
90万円
2

特定非営利活動法人消費者機構日本

その他法人随意契約(少額)
90万円
3

特定非営利活動法人消費者ネットおかやま

その他法人随意契約(少額)
90万円
4

NPO法人消費者支援ネットくまもと

その他法人随意契約(少額)
80万円
5

特定非営利活動法人消費者支援機構福岡

その他法人随意契約(少額)
70万円
直接ブロック F

特定非営利活動法人消費者スマイル基金

390万円

適格消費者団体の業務支援調査(AIを用いた不当契約条項の情報収集等)

1

特定非営利活動法人消費者スマイル基金

その他法人随意契約(その他)
390万円
直接ブロック H

株式会社太陽美術

50万円

消費者団体訴訟制度パンフレット印刷・製本業務

1

株式会社太陽美術

株式会社随意契約(少額)
50万円
直接ブロック I

株式会社教宣文化社

30万円

消費者団体訴訟制度パンフレットの梱包・発送業務

1

株式会社教宣文化社

株式会社随意契約(少額)
30万円
直接ブロック J

特定非営利活動法人リテル

10万円

消費者団体訴訟制度の広報事業に係るバナー広告素材作成業務

1

特定非営利活動法人リテル

その他法人随意契約(少額)
10万円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

団体間連携の促進や効果的・効率的な周知・広報を実施するために必要性・効率性・有効性を検討し、適切な予算執行に努め、執行率についても向上するように検討すること。なお、一般競争入札における一者応札については、その要因を分析し、必要な見直し等を行うこと。

事業所管部局による点検・改善

本制度は、事業概要で記載したとおり、事業者に比べて弱い立場にある消費者の被害の未然防止・拡大防止、集団的な被害回復の観点で重要である。また、本制度は消費者利益の擁護のみならず、健全な事業者の発展にも寄与する。団体が事業者の問題のある行為の是正を促すこと(差止請求)は、自覚せずに問題のある行為を行っている事業者にとっては、その行為の改善につながり、信頼性向上に資する。また、自覚的に悪質な行為を行っている事業者に対しては、その行為が未然に差し止められ、市場から排除されることで、業界全体の信用性の向上が見込まれる。こういった効果とあわせて、集団的な被害回復が図られることで、消費者被害を回避した消費者や被害回復を受けた消費者による新たな消費につながり、健全な事業者への需要が喚起され、消費需要の増大につながり、ひいては健全な事業活動に還流することが期待される。なお、2023年の消費生活相談件数は91.4万件で、前年より増加しているという背景や近年、高齢化や取引のデジタル化が急速に進む中、事業者が意図するしないにかかわらず消費者被害が容易に発生し得る状況にある一方で、全ての消費者被害に対して行政が関与することは現実的には困難であることを鑑みると、民間団体が主体となって消費者被害の防止や回復に取り組むという本制度の重要性は増加し、その有効性は高い。また、令和4年において、消費者裁判手続特例法を改正。被害回復制度の更なる活用を促すため、消費者団体訴訟等支援法人制度を創設するとともに、被害回復裁判における和解の早期柔軟化などを図る制度改善を実施したところ。足下において、共通義務確認訴訟において和解に向けた協議が進行している事案も確認されており、改善の効果が発現しつつある。実際に、団体数は着実に増加してきており(2021年度:22団体、2022年度:23団体、2023年度:26団体、2024年度:26団体)、差止請求等の件数も増加している(2021年度:22件、2022年度:33件、2023年度:28件、2024年度:54件)。他方で、前述したとおり、差止請求制度は消費者及び事業者の双方にメリットがあるにもかかわらず、その業務に要した費用(弁護士費用や申入れに要した費用など)を消費者からも事業者からも得ることが難しい。これは、団体による差止請求が、特定の消費者において現に生じている被害を救済するための制度ではなく、将来に向けて不特定多数の消費者に対して生じ得る被害の防止を図る制度であること、また、事業者にとっては団体による差止請求が表面上ではメリットにならないことなどが要因である。このため、多くの団体が地域の弁護士や消費生活相談員などの有志の行うボランティアや寄附を原資として運営しているのが現状であり、財政的な課題を抱えていることから、消費者団体訴訟制度を通じた消費者被害の防止・回復の更なる促進のためには、現状のアクティビティだけではなく、財政面の支援が必要と考えられる。加えて、団体への情報面での支援が不十分であることや、制度の認知度が低く、消費者などからの情報提供が不十分であること等が考えられることから、引き続き団体間連携の促進や効果的・効率的な周知・広報を実施していく必要があると考えられる。

改善の方向性

点検結果でも記載したとおり、本制度が我が国の健全なBtoC市場の整備に貢献し、経済の成長に資することを踏まえると、本制度が事業者や業界にとっても、ひいては我が国経済全体にとってもメリットになることを消費者及び事業者に広く周知・広報していく。あわせて、行政としても団体の活動しやすい環境構築に向けた総合的な支援体制の整備を積極的に行い、団体に消費者と事業者との間をつなぐ社会インフラとしての活動を促すことで更なる制度の活用を促進する必要がある。具体的には、新たに団体を支援する主体として、「消費者団体訴訟等支援法人」に関する認定制度を創設したことから、今後は、新たに認定された消費者団体訴訟等支援法人も活用しながら、他団体との連携を促すことによる情報面等での環境整備や制度の活用促進に向けた総合的な支援体制を整備していく必要がある。特に、制度の中核を担う団体における財政面のひっ迫は喫緊の課題であり、差止請求制度の重要性や有効性、費用対効果などを踏まえ、令和7年度から実施している、差止請求関係業務について、新しい分野・手法で取り組む先行モデル事業について、規模を拡大する必要がある。また、周知・啓発については、消費者などに団体に関する活動情報などを効果的かつ効率的に伝えるため、令和6年4月からCOCoLiS(消費者団体訴訟制度)ポータルサイト(https://cocolis.caa.go.jp/)の運用を始めるとともに、キャラクター(ここりす等)を使用した新たなパンフレットや啓発動画の作成も行ったところ。さらに、今後は、事業者も含めた広い対象に、より効果的な周知・広報する手段を検討していく。

所見を踏まえた改善点・反映状況

所見を踏まえ、引き続き必要性・効率性・有効性を検討した上で、適切な予算執行に努める。また、一般競争入札における一者応札については、事業開始時期や仕様書を見直す等しながら、可能な限り競争性を確保した方法を採用する。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

団体数の維持・確保

測定指標:団体からの認定の申請件数[単位: ]

年度別データを表示(20222025年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度2.02.0100.0
2023年度5.05.0100.0
2024年度7.07.0100.0
2025年度10.0--
アウトカム

団体間及び他団体との連携促進

測定指標:各団体において協力関係にある他の適格消費者団体やその他の団体の数(1団体当たり)[単位: 団体]

年度別データを表示(20242025年度)
年度目標値実績値達成率
2024年度46.047.0102.17391
2025年度46.0--
アウトカム

消費者団体訴訟制度への社会的関心の向上

測定指標:COCoLiS(消費者団体訴訟制度)ポータルサイトのアクセス数[単位: ]

年度別データを表示(20242025年度)
年度目標値実績値達成率
2024年度80000.01237000.01546.25
2025年度1000000.0--
アウトカム

団体の体制及び制度の充実

測定指標:団体の体制及び制度の充実

定量的な目標値・実績値は確認できません

アウトカム

各団体が持つ情報の量・質の向上

測定指標:情報の量・質の向上

定量的な目標値・実績値は確認できません

アウトカム

消費者等から団体へ提供される情報の量・質の向上

測定指標:消費者等から団体へ提供される情報の量・質の向上

定量的な目標値・実績値は確認できません

アウトカム

消費者団体訴訟制度の活用を通じた消費者被害の防止

測定指標:適格消費者団体と差止請求の相手方との間で一定の結論(差止請求に係る判決、裁判外の和解など)が得られた件数[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度50.022.044.0
2022年度50.033.066.0
2023年度50.028.056.0
2024年度50.054.0108.0
2025年度50.0--
アウトカム

消費者団体訴訟制度の活用を通じた消費者被害の回復

測定指標:特定適格消費者団体による共通義務確認訴訟において一定の結論が得られた件数[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度2.01.050.0
2022年度2.00.0-
2023年度2.00.0-
2024年度2.00.0-
2025年度2.0--

20202025年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトプット

団体への適切な認定・監督・支援及び制度の機能強化

測定指標:監督している適格消費者団体・特定適格消費者団体の数(延べ数)[単位: 団体]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度0.026.0-
2022年度26.027.0103.84615
2023年度28.030.0107.14286
2024年度30.030.0100.0
2025年度30.0--
アウトプット

団体間の会合等の実施

測定指標:適格消費者団体等との情報連携の回数[単位: 回数]

年度別データを表示(20232025年度)
年度目標値実績値達成率
2023年度16.019.0118.75
2024年度16.015.093.75
2025年度16.0--
アウトプット

地方公共団体等との会合及び孤独孤立に関連するシンポジウムなどの実施

測定指標:適格消費者団体等と地方公共団体との連携を高めるための会合への参加地方公共団体数[単位: 団体]

年度別データを表示(20232025年度)
年度目標値実績値達成率
2023年度10.02.020.0
2024年度10.034.0340.0
2025年度47.0--
アウトプット

COCoLiS(消費者団体訴訟制度)ポータルサイトを活用した消費者団体訴訟制度の周知・啓発の実施

測定指標:COCoLiS(消費者団体訴訟制度)ポータルサイトのコンテンツ数[単位: コンテンツ]

年度別データを表示(20232025年度)
年度目標値実績値達成率
2023年度0.014.0-
2024年度15.020.0133.33333
2025年度20.0--

※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

特定非営利活動法人消費者スマイル基金

適格消費者団体の業務支援調査(AIを用いた不当契約条項の情報収集等)

11.0億円2費目 ▾
費目金額
委託費11.0億円
雑役務費280万円

株式会社ゲート・クリエイティブ

孤独・孤立に起因する消費者被害の防止等のための啓発事業運営業務

990万円1費目 ▾
費目金額
雑役務費990万円

特定非営利活動法人消費者スマイル基金

消費者団体訴訟制度の推進支援等業務(令和6年度)

890万円1費目 ▾
費目金額
雑役務費890万円

協立広告株式会社

消費者団体訴訟制度の広告掲載業務

650万円1費目 ▾
費目金額
雑役務費650万円

株式会社Piic

令和6年度適格消費者団体連絡協議会(令和6年10月開催)運営業務

310万円1費目 ▾
費目金額
雑役務費310万円

特定非営利活動法人消費者支援ネット北海道

令和6年度消費者被害の実態調査業務(北海道・東北・北関東地方)

230万円1費目 ▾
費目金額
雑役務費230万円

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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。