2025年度当初予算
7985.9億円
2024年度執行: 1.1兆円
事業の目的・概要
事業の目的
防災・安全交付金は、地方公共団体等が作成した社会資本総合整備計画(防災・安全交付金)に基づき行う社会資本の整備その他の取組を支援することにより、国民の命と暮らしを守るインフラの再構築及び生活空間の安全確保が図られることを目的とする。
現状・課題
本事業は地方公共団体等の社会資本の整備等を通じ、国民の命と暮らしを守るインフラの再構築及び生活空間の安全確保を図るものであり、防災力の強化等の地域における課題の解決のため、国として十分な支援を行うことが重要である。
事業の概要
命と暮らしを守るインフラ再構築又は生活空間の安全確保を実現するため、地方公共団体等が作成した社会資本総合整備計画(防災・安全交付金)※に基づく次の取組について、政策目的実現のための基幹的な社会資本整備事業のほか、関連する社会資本整備や効果促進事業等に対する総合的・一体的な支援を行う。/ ※ 計画期間は3~5年。地方公共団体等が単独で、又は共同して社会資本総合整備計画(防災・安全交付金)を策定/ ※ 計画策定に当たっては、地域の防災性・安全性の向上等の実現状況等を測るための成果指標(アウトカム指標)を設定/ ※ 基幹事業ごとの事業概要は子事業参照
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 7985.9億円 | - |
| 2024年度 | 8216.9億円 | 1.1兆円 |
| 2023年度 | 7866.9億円 | 1.1兆円 |
| 2022年度 | 7718.2億円 | 1.2兆円 |
| 2021年度 | 8036.1億円 | 1.3兆円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A地方公共団体等
1.2兆円
補助事業の実施
東京都
北海道
長野県
福岡県
兵庫県
埼玉県
和歌山県
愛知県
新潟県
大阪市
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)9173.3億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
有識者の指摘にもあるとおり、成果目標達成度が2022年度88.7%から2024年度79.0%へと約10ポイント低下しており、目標値100%との乖離が拡大しているため、この原因を分析し、改善を図られたい。
事業所管部局による点検・改善
平成28年度より、経済・財政再生計画等の指摘を踏まえ、費用便益比(B/C)の算出の要件化、不用率・未契約繰越率の把握、公表等の制度の見直しを行うとともに、真に必要な計画・事業に十分な交付金が充てられるよう、重点配分対象の明確化を行い、平成29年度から、その取組を本格化させているところ。また、令和7年度以降、立地適正化計画の策定に取り組んでいない市区町村が交付対象である要素事業は、原則として重点配分の対象外とする見直しを行ったところ。限られた予算を効率的に使用する観点から、優先度の高い計画・事業に対して十分な支援ができるよう、これらの取組を継続するとともに、引き続き、必要な改善策を検討し、講じるべきである。
改善の方向性
優先度の高い計画・事業に対して十分な支援ができるよう、予算の重点化に向けた必要な改善策を検討し、予算の重点化を図る。
外部有識者による点検
本事業は、頻発する自然災害や社会資本の老朽化という喫緊の課題に対し、地方公共団体の実情に応じた柔軟な支援を可能とする重要な施策である。2025年度予算7,986億円の規模は、国土強靱化の必要性を考慮すれば適切な水準といえる。 2016年度以降の制度見直し、特に費用便益比(B/C)の算出要件化や重点配分対象の明確化は、限られた予算の効率的配分という観点から高く評価できる。また、立地適正化計画の策定を重点配分の要件とする見直しも、持続可能な都市づくりに資する適切な判断である。検討すべき課題 最も深刻な問題は、成果目標達成度の継続的低下である。2022年度88.7%から2024年度79.0%へと約10ポイント低下しており、目標値100%との乖離が拡大している。この傾向は事業の有効性に対する根本的な疑問を提起している。 地方公共団体が設定する成果指標の適切性についても検証が必要である。現行の指標が真に防災・安全の向上を測定できているか、また、計画策定時の目標設定が過度に楽観的でないかの検証が求められる。改善提案 1 成果目標未達成の要因分析を徹底的に行い、計画策定段階でのより現実的な目標設定を促すべきである。第二に、中間評価制度の導入により、計画期間中の軌道修正を可能とする仕組みを構築すべきではないか。 2 効果促進事業の活用促進により、ハード整備とソフト対策の一体的推進を強化することが重要である。防災教育や訓練実施など、住民の防災意識向上に資する取組への支援拡充を検討すべきである。総合的所見 本事業は社会的意義が高く、制度改善努力も認められるが、成果目標達成率の低下は看過できない。PDCAサイクルの実質化を図り、真に効果的な防災・安全対策の推進に向けた抜本的見直しが必要ではないか
所見を踏まえた改善点・反映状況
・目標達成度については、低下傾向にある原因について究明してまいりたい。なお、レビューシート記載の数値は、記載時点で提出のあった事後評価を集計した数値であり、特に2024年度終了の計画については、数値の計測や学識経験者等の意見を求めること等に時間を要しているものと思われ、大半が未提出となっていることから、今後大幅に変動する可能性がある。・計画策定支援については、不適切な定量的指標例・望ましい定量的指標例を示した「定量的指標のガイドライン」を作成し、状況に応じて再整理しており、直近では令和6年に更新したところである。計画の目標や定量的指標については、地方公共団体が主体的に定めているところであるが、ガイドラインに照らし、疑義がある場合には問合せ等を行うほか、令和4年度以降は、適切な定量的指標が設定されていない場合には、重点配分の対象外としており、引き続き、地方公共団体に対して適切な定量的指標の設定を周知してまいりたい。・中間評価については、必要に応じて行い、ホームページでの公表と国土交通大臣への報告を行うこととなっているところ、地方公共団体に対し、実施を呼びかけてまいりたい。
成果指標・目標値・実績値
全ての社会資本総合整備計画において、計画終了時に、各計画で定める成果指標の目標値を達成する※基幹事業ごとに関連する成果指標を記載
測定指標:社会資本総合整備計画中の成果指標の目標値の達成度(%)(全国ベース)[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 100.0 | 84.2 | 84.2 |
| 2022年度 | 100.0 | 88.7 | 88.7 |
| 2023年度 | 100.0 | 85.1 | 85.1 |
| 2024年度 | 100.0 | 79.0 | 79.0 |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
政策目的に資する社会資本の整備
測定指標:社会資本総合整備計画数(全国ベース)[単位: 計画]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 2727.0 | 2727.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 2858.0 | 2858.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 2846.0 | 2846.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 2711.0 | 2711.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 2792.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
東京都
東京都区部公共下水道事業整備計画(防災・安全)(重点計画)
409.8億円2費目 ▾
東京都
東京都区部公共下水道事業整備計画(防災・安全)(重点計画)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 本工事費 | 408.3億円 |
| 測量設計費 | 1.4億円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。