2025年度当初予算
49.6億円
2024年度執行: 73.0億円
事業の目的
正確な土地境界情報は、個々の土地取引だけでなく、社会資本整備や防災対策、まちづくり等を推進するためにも必要不可欠な情報であるが、現在、登記所に備え付けられた図面のうち約4割が明治時代に作成された精度の低い公図であるなど、まだ多くの土地で土地境界が不明確な状態となっている。このため、本事業では、全国における地籍調査を推進し、正確な地図や簿冊を作成・提供することで、社会資本整備の円滑化や大規模災害に備えた事前防災対策の推進、被災後の復旧・復興の迅速化、民間都市開発の推進等に貢献することを目的としている。
現状・課題
自然災害の多発や、人口減少の本格化に伴う所有者不明土地問題の顕在化といった社会経済状況の中にあって、適正な土地の利用・管理の確保がこれまで以上に求められており、そのための基礎データを整備する観点からも、土地の境界を明確にする地籍調査の推進が一層重要になっている。一方、地籍調査の進捗は、調査対象面積全体で約53%にとどまっており、所有者不明土地問題や土地所有者等の土地に対する意識の変化、調査に携わる担い手確保の問題等、社会情勢の変化に伴い、地籍調査を進める上での課題が顕在化している。調査が残っている地域には、土地所有者等の意識が高い都市部や現地確認に多大な負担がかかり、測量作業等において事故リスクも高い山村部といった、調査に労力を要する地域が多く含まれており、より地域の状況に応じた工夫を施しながら地籍調査を円滑かつ迅速に進めていくことが求められている。
事業の概要
地籍調査とは、国土調査法に基づき、一筆毎の土地について、所有者、地目、地番を調査するとともに、境界の測量、面積の測定を行い、その結果を、地図(地籍図)及び簿冊(地籍簿)にまとめるものである。地籍調査の実施主体は地方公共団体等(主に市区町村)であるが、地籍調査に係る経費の一部については国が負担することと定められていることから、都道府県に対し、地籍調査費負担金等を交付し、市区町村等による地籍調査を推進している。国土交通省では、第7次国土調査事業十箇年計画(令和2年5月26日閣議決定)に基づき、所有者不明等の場合でも調査を進められるような新たな調査手続の活用や、都市部における官民境界の先行的な調査、山村部におけるリモートセンシングデータの活用など、地域の特性や技術の進展に応じた効率的な調査手法の導入を図ることにより地籍調査の円滑化・迅速化を進めるともに、社会資本整備や防災対策、都市開発等の観点から、より必要性・緊急性の高い地域における地籍調査を重点的に支援するなど、効果的な地籍調査の推進を図っている。
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 49.6億円 | - |
| 2024年度 | 49.8億円 | 73.0億円 |
| 2023年度 | 49.7億円 | 76.5億円 |
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
費目データのあるノード(●印)をクリックすると内訳を確認できます
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
千葉県ほか
73.0億円行政事業レビュー推進チームの所見
引き続き効果的・効率的な事業の執行に努められたい。
事業所管部局による点検・改善
地籍調査の成果は、社会資本整備の円滑化、被災後の復旧・復興の迅速化、まちづくりの推進等に極めて有用である。市区町村等により着実に実施されているものの、成果目標に対してこれまでの成果実績のペースは遅れている状況であることから、地籍調査を促進させるための方策の検討が必要である。
改善の方向性
地籍調査の更なる推進を図るため、一筆地調査等にかかる新たな調査手続の導入や、リモートセンシングデータの活用等の効率的な調査手法の導入を更に促進するとともに、地籍調査全般に関する実務上の課題・ニーズ等の洗い出しを行った上で改善方策の検討を行い、これを踏まえた改善措置を順次講じる。
所見を踏まえた改善点・反映状況
社会資本整備等と連携した地籍調査の重点化を進めるとともに、街区境界調査や新技術の活用を推進し、都市部での地籍調査を迅速に進めていく。また、山村部においてはリモートセンシングデータの活用をより一層推進し、コスト削減とともに地籍調査の迅速化を図り、更なる効果的・効率的な地籍調査事業の執行に努めていく。
令和2年度から令和11年度までの間に土地15,000k㎡の地籍を明確にする。
測定指標:各年度までに地籍が明確化された土地の面積[単位: ㎢]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 15000.0 | - |
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
千葉県
市区町村等への負担金等の交付
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 負担金等 | 7.3億円 |
| 負担金等 | 10万円 |
山都町
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 2022年度 | 105.5億円 | 154.5億円 |
| 2021年度 | 107.0億円 | 147.8億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
市区町村等への負担金等の交付、地籍調査の実施、市区町村等への指導等
その他道府県
千葉県
兵庫県
高知県
熊本県
宮崎県
福岡県
静岡県
和歌山県
東京都
栃木県
山都町ほか
70.4億円地籍調査の実施
その他市区町村等
山都町
長南町
静岡県森林組合連合会
南国市
長生村
大川市
千葉市
東金市
松山市
八代市
| 2026年度 | 15000.0 | - | - |
| 2027年度 | 15000.0 | - | - |
| 2028年度 | 15000.0 | - | - |
| 2029年度 | 15000.0 | - | - |
※ 2021〜2029年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和11年度までに人口集中地区(DID)を有する全828市区町村が地籍調査に着手する。
測定指標:人口集中地区(DID)を有する市区町村のうち地籍調査に着手した市区町村数[単位: 市区町村]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 828.0 | - | - |
| 2026年度 | 828.0 | - | - |
| 2027年度 | 828.0 | - | - |
| 2028年度 | 828.0 | - | - |
| 2029年度 | 828.0 | - | - |
※ 2021〜2029年度のデータあり(直近5年度を表示)
地籍調査が未完了である市区町村における地籍調査の計画的な実施
測定指標:地籍調査費負担金等により地籍調査を実施した市区町村数[単位: 市区町村数]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 779.0 | 784.0 | 100.64185 |
| 2022年度 | 793.0 | 790.0 | 99.62169 |
| 2023年度 | 794.0 | 785.0 | 98.8665 |
| 2024年度 | 791.0 | 785.0 | 99.24147 |
| 2025年度 | 785.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
地籍調査の実施
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 負担金等 | 1.3億円 |
| その他 | 300万円 |