2025年度当初予算
1,700万円
2024年度執行: 2,420万円
事業の目的・概要
事業の目的
「持続可能で活力ある国土・地域づくり」を進めるためには、住宅・土地などの不動産の需要拡大を図り、我が国の経済の活性化につなげることが重要であり、既存ストックの有効活用も含め、既存住宅流通市場の整備・活性化を図るなどとともに、消費者が安心して取引が行うことができるよう不動産市場の整備・活性化を推進する。
現状・課題
我が国の不動産流通市場の活性化のためには、市場の透明性・信頼性の向上が不可欠であり、規制改革実施計画(令和2年7月17日閣議決定)等においても、不動産関連データの量及び質の向上が重要な課題と示されている。一方で、有益となる情報には個人情報が含まれており、個人情報保護の配慮をしながら公開情報の質の向上および充実化を図るための情報の加工措置を検討する必要がある。/また、不動産取引自体のデジタル化を進めるべく、これまで、宅地建物取引業法に規定されている取引時の重要事項説明のオンライン化を認め、さらに令和4年5月には改正宅地建物取引業法が施行され、電子契約が認められたが、消費者が想定外の不利益を被らないよう、宅地建物取引業者が活用に当たって遵守すべき事項等を取りまとめておく必要がある。
事業の概要
①不動産関連データの有効活用を図るため、不動産情報に係るデータの取扱いのあり方・データの充実等を検討する必要があることから、不動産情報基盤の充実に向けた調査及び個人情報を保護しつつレインズ情報等の不動産情報をビッグデータとして利活用可能とする手法の検討を行う。/②不動産取引の完全オンライン化の実態並びにそれに伴う制度的対応及び先進的手法に係る調査・検討を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1,700万円 | - |
| 2024年度 | 2,590万円 | 2,420万円 |
| 2023年度 | 4,000万円 | 3,970万円 |
| 2022年度 | 4,750万円 | 4,500万円 |
| 2021年度 | 2,600万円 | 2,000万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
1,000万円
不動産取引オンライン化等の更なる推進に向けた環境整備に関する調査検討業務
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
直接ブロック B株式会社日建設計総合研究所
900万円
不動産情報の充実・活用促進に向けた調査検討業務
株式会社日建設計総合研究所
直接ブロック E三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
240万円
不動産業による空き家等の流通促進に関する調査検討業務
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
直接ブロック C一般財団法人土地情報センター
100万円
成約価格情報調査・調整業務
一般財団法人土地情報センター
直接ブロック Dワールドビジネスソリューション株式会社
100万円
行政文書等の電子化業務
ワールドビジネスソリューション株式会社
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
これまでの取組の成果はあったものと思料するが、IT化やワンストップ化のほかにもDXの推進により生産性の向上等が図られる業務も想定されるため、当該事業を深化させるとともに、成果が業界に定着するよう進められてたい。
事業所管部局による点検・改善
令和6年度は、レインズデータの登録・蓄積の促進の取組として、指定流通機構や業界団体との協議により決定されたシステムの改善として「登録必須項目追加、成約登録忘れの防止機能追加、売主自身による物件取引状況確認機能の強化」を行ったほか、併せてレインズの運用ルールの見直しとして宅地建物取引業法省令改正等を行うとともに、実施内容の周知を行うことでレインズの適正利用・登録を促進した。短期アウトカムの指標として設定する「指定流通機構(レインズ)の売却物件に係る成約報告件数」は令和5年度から10%を超える増加が見られ、本件取組の成果が影響していると考えられる。また、IT重説・書面電子化を含む不動産DXの活用に関し、宅建業者・消費者を対象としたIT重説・書面電子化活用実態調査の結果や有識者検討会での議論も踏まえ、宅建業者向けマニュアルの改訂等に向けた制度的論点の整理や、新たな不動産DXサービスについての調査を実施したとともに、新たに国土交通省HP上で消費者に向けたIT重説・書面電子化に係る情報提供を行った。これらにより、宅建業者・消費者双方におけるIT重説・書面電子化を含む不動産DXの活用に係る課題の解消とその活用が進み、消費者・宅建業者を含めた関係者の取引コストの低減や業務生産性向上に寄与したものと考えられる。特に、短期アウトカムの指標として設定する「消費者におけるIT重説もしくは書面電子化の認知率」は認知率が80%に到達している項目もあり、施策の効果が表れているものと考えられる。 以上のとおり、これらは不動産取引環境の整備・市場の活性化に必要・有効な施策である。
改善の方向性
令和7年度は、レインズデータの更なる登録・利用を促進するため、レインズデータを用いて業務を行う宅建業者のインセンティブとなるようなデータのユースケースの深掘りを実施し、指定流通機構や業界団体にデータを活用した宅建事業の展望を共有するとともに、実際に指定流通機構から利用希望者へのデータ提供に係る基準を明確にすることが必要であることから、この整理を行う。また、IT重説・書面電子化を含む不動産DXの活用に関し、引き続き、不動産取引のオンライン化に係る実態調査を行うとともに、宅建業者・消費者双方に向けての遵法性・安全性に留意したDX環境整備を行うべく、IT重説・書面電子化に留まらない各種業務や不動産取引契約のみに留まらない一連の取引のDX化に係る調査・検討等を行う。具体的には、令和7年度予算を活用して売買契約関連手続きと事前調査~引渡し業務(例:ローン・不動産管理・インフラ契約手続き等)のワンストップ化実現可能性検証と実施時の効果測定を行う。令和6年度補正予算を活用してIT重説及び物件調査DX化の実現可能性検証と効果測定を実施する。
所見を踏まえた改善点・反映状況
レインズデータの活用にあたり、R8要求ではレインズの利用・登録を一層拡大するためのデータ活用イベントを開催することで事業の深化を進める。またイベントにより収集したアイデアを広く周知することでレインズデータ活用による成果の業界への定着を図る。不動産DX化の推進にあたってはR8要求ではこれまでにDX化に関する実証事業を行った領域に対するAI技術の実装に向けた実証事業を計画するとともに、物件調査や価格査定、マッチング等の新たな領域のDX化推進に向けた実証事業を計画することで更なる生産性向上を進める。また、ワンストップ化によるカバー領域を増やすことで成果の業界への定着を図る。
成果指標・目標値・実績値
令和7年度を目標年度として、売却物件の成約報告件数204千件を達成する。
測定指標:指定流通機構の売却物件に係る各年度の成約報告件数[単位: 千件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 186.0 | - |
| 2022年度 | - | 174.0 | - |
| 2023年度 | - | 183.0 | - |
| 2024年度 | - | 206.0 | - |
| 2025年度 | 204.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和6年度を目標年度として、「消費者におけるIT重説もしくは書面電子化の認知率」を80%以上とする。
測定指標:消費者におけるIT重説もしくは書面電子化の認知率[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | - | 68.3 | - |
| 2023年度 | - | 82.0 | - |
| 2024年度 | 80.0 | 80.0 | 100.0 |
令和8年度を目標年度として「宅地建物取引業者におけるIT重説もしくは書面電子化の導入率」を30%以上とする。
測定指標:宅地建物取引業者におけるIT重説もしくは書面電子化の導入率[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | - | 15.7 | - |
| 2023年度 | - | 19.7 | - |
| 2024年度 | - | 23.1 | - |
| 2026年度 | 30.0 | - | - |
全住宅流通量に占める既存住宅の流通シェアを17%とする
測定指標:既存住宅流通シェア[単位: %]
年度別データを表示(2020〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2020年度 | - | 15.3 | - |
| 2021年度 | - | 15.7 | - |
| 2022年度 | - | 14.6 | - |
| 2023年度 | - | 16.2 | - |
| 2028年度 | 17.0 | - | - |
※ 2018〜2028年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和12年度を目標年度として「宅地建物取引業者におけるIT重説もしくは書面電子化の実施率」を30%以上とする。
測定指標:宅地建物取引業者におけるIT重説もしくは書面電子化の実施率[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | - | 9.9 | - |
| 2023年度 | - | 12.3 | - |
| 2024年度 | - | 15.3 | - |
| 2030年度 | 30.0 | - | - |
不動産情報基盤の適正化・活性化に向けた調査等の検討
測定指標:不動産情報基盤の適正化・活性化に向けた調査等の検討についての取組件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
不動産DX推進のための調査検討
測定指標:不動産DX推進のための調査検討についての取引件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
不動産取引オンライン化等の更なる推進に向けた環境整備に関する調査検討業務
1,000万円3費目 ▾
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
不動産取引オンライン化等の更なる推進に向けた環境整備に関する調査検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 直接費 | 790万円 |
| 間接費 | 120万円 |
| 消費税 | 90万円 |
株式会社日建設計総合研究所
不動産情報の充実・活用促進に向けた調査検討業務
900万円3費目 ▾
株式会社日建設計総合研究所
不動産情報の充実・活用促進に向けた調査検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 間接費 | 470万円 |
| 直接費 | 350万円 |
| 消費税 | 80万円 |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
不動産業による空き家等の流通促進に関する調査検討業務
240万円3費目 ▾
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
不動産業による空き家等の流通促進に関する調査検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 間接費 | 130万円 |
| 直接費 | 90万円 |
| 消費税 | 20万円 |
ワールドビジネスソリューション株式会社
行政文書等の電子化業務
100万円2費目 ▾
ワールドビジネスソリューション株式会社
行政文書等の電子化業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 直接経費 | 90万円 |
| 消費税 | 10万円 |
一般財団法人土地情報センター
成約価格情報調査・調整業務
90万円3費目 ▾
一般財団法人土地情報センター
成約価格情報調査・調整業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 直接費 | 70万円 |
| 間接費 | 10万円 |
| 消費税 | 10万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。