2025年度当初予算
10.0億円
2024年度執行: 11.3億円
事業の目的
全国の活火山の活動を観測・監視し、最新の火山学的知見に基づく解析を行い、適時的確に噴火警報等の防災情報を発表することにより、火山噴火等による災害の防止・軽減に資する。/ 地球内部及び地球から太陽に至るまでの空間の電磁気的状態とその活動の監視を行い、無線通信障害・人工衛星障害の警報及び国土の測量等のための基礎資料を提供するとともに、船舶や航空機等の安全運航のために羅針盤等の検定を行うほか、火山噴火に先行する地磁気変化の検知による火山監視能力を向上させることにより、災害の被害軽減等に寄与する。
現状・課題
噴火警戒レベルの判定基準は、当該火山における過去の活動や、他火山の事例を踏まえ設定し、新たな観測事例があれば適宜見直しを行ってきた。一方で、噴火警戒レベル導入から10年以上が経過し、各火山における多項目の観測成果や大学等研究機関における研究成果が蓄積されつつあり、交通政策審議会気象分科会提言「2030年の科学技術を見据えた気象業務のあり方」(平成30年8月)においても、2030年までに「火山体内部構造に関する知見をもとに火山活動の推移をより的確に予測し、噴火警報等を発表」する目標が掲げられているところである。 / 地磁気の常時観測により国際的にも高精度のデータを提供しているが、ドローン等の新たな社会インフラの発達により、磁気嵐などの地磁気活動の監視の重要性が増している。また、高精度なデータを基準に参照した火山観測データを火山活動の監視に活用することで火山監視能力が向上し、噴火警戒レベルの的確な運用への寄与が期待されている。
事業の概要
各火山の活動状況に応じて、常時観測及び機動観測を組み合わせた観測体制を構築・運用する。これらのデータを全国4官署(本庁火山監視・警報センター及び札幌・仙台・福岡管区気象台の地域火山監視・警報センター)において24時間体制で監視・解析し、火山活動状況に応じて噴火警報等の防災情報を発表する。噴火警報をより防災活動に活用しやすくするため、執るべき防災行動との対応をわかりやすく表記した「噴火警戒レベル」を運用している。/ 地球磁場変動を常時観測して観測データを提供する。独立行政法人情報通信研究機構に通報して宇宙天気予報に利用されるほか、世界各国に通報する。観測機器を利用して羅針盤等の検定を行う。また、磁気嵐発生の把握の迅速化、リアルタイムのデータ共有・通報機能の強化、並びに火山活動評価への寄与等に係る調査研究を実施する。
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 10.0億円 | - |
| 2024年度 | 8.0億円 | 11.3億円 |
| 2023年度 | 7.9億円 | 9.3億円 |
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
費目データのあるノード(●印)をクリックすると内訳を確認できます
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
行政事業レビュー推進チームの所見
火山噴火等による災害の防止軽減には必要不可欠の事業であり、継続して実施していく必要がある。ついては、技術進歩に応じて随時見直しを行いながら今後も着実に事業を実施するとともに、引き続き調達の競争性を確保しつつ、調達方法の改善を図り、コストの縮減に努めるべき。
事業所管部局による点検・改善
火山観測は、火山噴火等による災害の防止・軽減を図るもので、広く国民のニーズがあり政策優先度の高い事業であること、火山は全国に所在し、ひとたび噴火すると周辺地域のみならず、降灰により広範囲に影響を及ぼすこと、地磁気観測は、船舶や航空機等の安全運航のための羅針盤等の検定、ナビゲーション技術に利用される磁気図等の国土の測量、及び磁気嵐による無線通信障害・人工衛星障害の警報のための基礎資料であり、国民生活に不可欠な社会インフラの災害の防止・軽減を図るために利用されているほか、火山監視能力の向上に役立つため、継続して実施する必要がある。なお、火山活動評価の高度化について、令和6(2024)年度までに、8火山で火山活動評価を高度化し、噴火警戒レベルの判定基準に適用できたことから、目標に対し実績が伴っている。事業の実施に当たっては、原則として一般競争入札とするなど、競争性を確保しながら選定しているが、一者応札となった契約においては調達内容や方法を見直すなどで競争機会を増やし、コスト削減を促している。
改善の方向性
本事業の実施に関し、一者応札案件を減らすことを留意した調達方法の改善として、仕様書作成等を出来るだけ早期に確定し、公告及び契約履行期間に余裕を持たせ、競争性を高めるよう努力してきたところであるが、整備機器について、出来るだけ汎用性の高い部品を選定することで、より一層の競争性確保や保守性を高めるよう、努力したい。
外部有識者による点検
重要な事業であり、適切に実施されていると思料します。
所見を踏まえた改善点・反映状況
チームの所見を踏まえ、引き続き、調達の競争性を確保しつつ、調達方法の改善を図り、コストの縮減に努める。
火山活動評価を高度化し、噴火警戒レベルの判定基準に適用した火山数を令和7年度までに12火山にする
測定指標:火山活動評価を高度化し、噴火警戒レベルの判定基準に適用した火山数[単位: 火山]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 12.0 | 2.0 |
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
応用地質株式会社
火山観測装置の製作及び取付調整
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 製作費 | 2.1億円 |
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
電信回線専用料
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 2022年度 | 5.8億円 | 9.9億円 |
| 2021年度 | 7.1億円 | 9.3億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社ほか(随意契約)
計画に基づく全国規模の観測施設改修契約等の実施
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
株式会社NTTドコモ
イネーブラー株式会社
有限会社テラテクニカ
株式会社近計システム
株式会社ニコン・トリンブル
明星電気株式会社
太陽計測株式会社
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
管区気象台等
3.2億円計画に基づく各保守契約等の実施
福岡管区気象台
東京管区気象台
仙台管区気象台
札幌管区気象台
大阪管区気象台
沖縄気象台
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社ほか(随意契約)
2.5億円計画に基づく観測施設保守契約等の実施(各管区気象台所管分)
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
明星電気株式会社
株式会社東北通電工
応用地質株式会社ほか(一般競争)
3.0億円計画に基づく全国規模の観測機器製作契約等の実施
応用地質株式会社
株式会社近計システム
株式会社ニコン・トリンブル
有限会社テラテクニカ
株式会社JDRONE
イネーブラー株式会社
トータルサポートシステムズ株式会社
軽井沢町ほか(地方公共団体等)
20万円観測敷地提供(本庁所管分)
軽井沢町
山梨県
個人A
個人B
富士宮市
大島町
阿蘇市
| 16.66667 |
| 2022年度 | 12.0 | 3.0 | 25.0 |
| 2023年度 | 12.0 | 7.0 | 58.33333 |
| 2024年度 | 12.0 | 8.0 | 66.66667 |
| 2025年度 | 12.0 | - | - |
観測施設を整備し、火山活動を24時間体制で常時観測・監視
測定指標:常時観測火山数[単位: 火山]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 50.0 | 50.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 50.0 | 50.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 50.0 | 50.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 50.0 | 50.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 50.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
観測・解析結果等をもとに、噴火警報等を発表
測定指標:噴火警報等の発表回数[単位: 回]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 0.0 | 17.0 | - |
| 2022年度 | 0.0 | 14.0 | - |
| 2023年度 | 0.0 | 10.0 | - |
| 2024年度 | 0.0 | 8.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
地球磁場変動を常時観測する
測定指標:地磁気観測時間[単位: 時間]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 8760.0 | 8760.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 8760.0 | 8760.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 8760.0 | 8760.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 8760.0 | 8760.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 8760.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 通信運搬費 | 1.5億円 |
福岡管区気象台
計画に基づく各保守契約等の実施
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 役務費 | 9,470万円 |
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
火山映像収録伝送装置等の点検調整
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 役務費 | 1,820万円 |
株式会社福重電工
桜島中央港新町観測点基礎等設置工事
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 工事費 | 790万円 |
箱根町
箱根山火山観測施設建物借用
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 借料及び損料 | 20万円 |
軽井沢町
火山観測所建物借料
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 借料及び損料 | 10万円 |
応用地質株式会社
株式会社九州山光社
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
株式会社福重電工ほか(一般競争)
6,520万円計画に基づく観測施設設置工事契約等の実施(各管区気象台所管分)
株式会社福重電工
株式会社東福電機工業
株式会社九州山光社
株式会社岩崎
株式会社演算工房
株式会社東北通電工
ユゲデンキ株式会社
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
箱根町ほか(地方公共団体等)
130万円観測敷地提供(各管区気象台所管分)
箱根町
個人A
御殿場市
個人B
個人C
岩手県
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。