2025年度当初予算
4,830万円
2024年度執行: 1.0億円
事業の目的
国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出削減対策については、国際海事機関(IMO)において世界統一的な対策が議論されており、2023年に改定された「2023 IMO GHG削減戦略」において、「2050年頃までに排出ゼロ」という従来目標を強化した新たな目標が掲げられた。海運・造船大国である日本として、合理的かつ世界統一的な国際枠組の策定の議論を主導し、かつ、GHG排出削減に向けた先進的な取組等を推進することにより、国際海運の脱炭素化を図る。/また、内航海運のGHG排出削減対策については、2021年10月に改定された地球温暖化対策計画において、2050年カーボンニュートラルの目標とともに、船舶分野の脱炭素化として2030年度のCO2排出量を2013年度比で約17%削減することが掲げられているところ、この実現に向けた環境整備等を推進し、内航船舶の低・脱炭素化を図る。
現状・課題
国際海運については、2023年7月に新たに掲げられた目標達成のため、IMOにおいて世界共通のルール(中期対策)の2027年の導入に向けた議論を進めることが現下の重大なタスクである。また、G7の場において、グリーン海運回廊の設立支援に合意する等、先進国において同回廊の設立に向けた動きが加速している。/内航海運については、中小、零細企業が多く、省エネ・省CO2技術・船舶への投資余力が乏しく、また、船舶のサイズや航行距離が多様であり、船主、運航事業者、荷主等、一つの船舶に関わる関係者が多いなどの特殊性に鑑み、低・脱炭素化に向けた取組みについてわかりやすく方策を示す必要がある。/加えて、脱炭素化に向けて脱炭素燃料の補給(バンカリング)に係る環境整備が必要なところ、アンモニア・水素燃料船の実証運航開始に先駆けて、安全確保とコスト削減を両立可能なバンカリングの実施を確保する必要がある。
事業の概要
・IMOにおけるGHG排出削減のための中期対策等の議論において、我が国を含む国際海運にとって効果的かつ合理的な制度が導入されるよう、制度のあり方に関する調査・分析等を行う。/・グリーン海運回廊の実現に向けて、具体的な航路におけるケーススタディを行い、グリーン海運回廊の候補となる候補の考察や燃料の供給体制の整備状況に関する調査を実施する。/・内航海運の低・脱炭素化に向けた取組についてわかりやすく方策を示していくために、内航海運における低・脱炭素化に向けた取組みについての調査・実証等を実施する。/・安全なバンカリングを可能とするための設備要件、海域の条件、操船方法等を検討し、アンモニアバンカリングのガイドラインをとりまとめる。
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 4,830万円 | - |
| 2024年度 | 5,210万円 | 1.0億円 |
| 2023年度 | 5,000万円 |
お金の流れ(ノード図)
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支出先詳細
株式会社三菱総合研究所
2,800万円行政事業レビュー推進チームの所見
執行率の改善に向けて、執行方法の改善を検討するなど、より効率的・効果的な事業の実施に務めるべきである。
事業所管部局による点検・改善
本事業は、国際基準(条約)に基づき、海洋・環境汚染の防止等を実施するため、また、内航海運事業者の低・脱炭素化を推進するための事業で重要かつ優先度は高い。調査内容は、前年度までの成果及び国際機関での審議状況や内航海運業界の課題等を考慮して、厳選された課題に限定しており、成果物は、検討会や国際会議における議論等において十分に活用されている。契約に当たっては一般競争入札又は企画競争入札を実施し、競争性の確保に努めている。
改善の方向性
引き続き適切な予算執行を行い、国際交渉等を戦略的に実施し、適切な成果を獲得するため、効果的な事業の実行に努める。
所見を踏まえた改善点・反映状況
所見を踏まえ、契約内容等を精査するなど必要に応じて見直しを行い、より効率的な予算執行を図る。
省エネ技術に強みを持つ我が国海事産業の国際競争力を強化し、国益を確保するため、我が国の提案をIMOの議論に確実に反映する。
測定指標:IMOの議論において、我が国の提案を反映させた件数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 6.0 | 7.0 |
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社三菱総合研究所
内航海運における燃料動向等に関する調査研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 2,800万円 |
商船三井マリテックス株式会社
アンモニアバンカリングの実施に必要な航行安全・事故防止対策の検討及びガイドラインの策定
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 8,530万円 |
| 2022年度 | 3,410万円 | 7,000万円 |
| 2021年度 | 3,410万円 | 2,800万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
内航海運における燃料動向等に関する調査研究
株式会社三菱総合研究所
商船三井マリテックス株式会社
2,650万円アンモニアバンカリングの実施に必要な航行安全・事故防止対策の検討及びガイドラインの策定
商船三井マリテックス株式会社
株式会社日本海洋科学
2,530万円グリーン海運回廊の設立に向けた基礎調査
株式会社日本海洋科学
株式会社日本海洋科学
1,460万円外航船舶からの温室効果ガスの削減に係る国際ルール策定・導入に関する調査
株式会社日本海洋科学
株式会社日本海洋科学
100万円バンカリング時の移送限界条件の検討
株式会社日本海洋科学
| 116.66667 |
| 2024年度 | 6.0 | 9.0 | 150.0 |
| 2025年度 | 6.0 | - | - |
| 2026年度 | 6.0 | - | - |
| 2027年度 | 6.0 | - | - |
※ 2021〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
国際海運からの温室効果ガスの排出の削減を目指す。
測定指標:2030年までの国際海運からのGHG排出削減率(2008年比)[単位: 削減%]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 20.0 | - | - |
内航海運からの温室効果ガスの排出の削減を目指す。
測定指標:2030年の内航海運からのCO2排出量(※集計の関係上、2年前までの成果実績を記載)[単位: 万トン]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 1037.0 | - |
| 2022年度 | - | 1021.0 | - |
| 2023年度 | - | 973.0 | - |
| 2030年度 | 902.0 | - | - |
グリーン海運回廊を設立する。
測定指標:日本が関与するグリーン海運回廊の数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 0.0 | - |
| 2030年度 | 4.0 | - | - |
安全なバンカリングを実施するためアンモニア燃料船へのバンカリングに関するガイドラインを策定する。
測定指標:アンモニアバンカリングガイドラインの策定数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
内航海運において、省エネルギー船舶へ切り替えを図る。
測定指標:内航船省エネルギー制度の格付取得船舶数[単位: 隻]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 30.0 | 46.0 | 153.33333 |
| 2023年度 | 30.0 | 53.0 | 176.66667 |
| 2024年度 | 30.0 | 26.0 | 86.66667 |
| 2025年度 | 40.0 | - | - |
省エネ技術に強みを持つ我が国海事産業の国際競争力を強化し、国益を確保するため、我が国の提案をIMOに提出する。
測定指標:我が国からIMOに提出するCO2排出削減に係る提案文書の作成に資する調査検討報告書数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 2.0 | 200.0 |
| 2022年度 | 1.0 | 2.0 | 200.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
投資余力が十分でない内航海運事業者に対して、低・脱炭素化のための方策を示す。
測定指標:内航海運事業者の低・脱炭素化対策に資する調査検討報告書数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
グリーン海運回廊設立のため、特定の航路においてゼロエミッション船を運航するための調査を行う。
測定指標:グリーン海運回廊の設立のための検討に資する調査報告書数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
安全なアンモニアバンカリングの実施に必要な設備要件等についての検討結果をとりまとめた報告書を作成する。
測定指標:調査結果報告書の作成数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)4件は省略しています
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 2,650万円 |
株式会社日本海洋科学
グリーン海運回廊の設立に向けた基礎調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 2,530万円 |
株式会社日本海洋科学
外航船舶からの温室効果ガスの削減に係る国際ルール策定・導入に関する調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 1,460万円 |
株式会社日本海洋科学
バンカリング時の移送限界条件の検討
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 100万円 |