2025年度当初予算
5.0億円
2024年度執行: 4.5億円
事業の目的
近年、デジタルプラットフォームが利⽤者の市場アクセスを⾶躍的に向上させ、重要な役割を果たすようになっている。一方で、⼀部の市場では、規約の変更や取引拒絶の理由が⽰されないなど取引の透明性が低いことや、取引先事業者の合理的な要請に対応する⼿続・体制が不⼗分であることといった懸念が指摘されている。/こうした状況に対応するため、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(令和2年法律第38号)が令和3年2月に施行されたところ、本事業は、同法の運用を実効的なものとすることを目的としている。
現状・課題
我が国においては、オンラインモールの市場規模は約8兆円(利用事業者数は99万社)、アプリストアの市場規模は約2兆円(利用事業者数は大手1社だけで70万社以上)とされており、巨大な市場が形成されている。こうしたデジタルプラットフォーム(DPF)提供者は、イノベーションの担い手として、中小企業等に国内外の新規顧客の開拓機会を提供するなど、様々なメリットをもたらしている。一方で、両面市場におけるネットワーク効果を利用することで、DPF提供者は、急速にその規模を拡大させることが可能であり、中小企業等に対する市場支配力が高まりやすいという特徴がある。その力の非対称性を背景に、一部のDPFでは、取引の透明性・公正性に関する課題がみられる。こうした課題に対応すべく、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」(令和2年法律第38号)が令和3年2月に施行され、同年4月にオンラインモール及びアプリストア市場を対象に運用を開始、令和4年度にはデジタル広告分野のDPF提供者を同法の規制対象として追加したところ。
事業の概要
「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律(令和2年法律第38号。以下「透明化法」という。)」の実効的な運用のため、(1)取引相談窓口の設置・運用、(2)DPF市場一般の継続的な動向把握のための調査等の取組を行います。/(1)取引相談窓口の設置・運用/規律の対象となる特定DPFの利用事業者(中小企業、ベンチャー等)からの取引上の課題に関する相談を受け付け、解決を支援するとともに、共通的な課題等を汲み上げるための窓口を設置/(2)DPF市場一般の継続的な動向把握/変化の激しいデジタル市場の動向に対応し、透明化法の規律対象となるDPFの分野等を見直すため、DPF市場一般について、市場動向や取引環境等を把握するための調査を実施。
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 5.0億円 | - |
| 2024年度 | 5.0億円 | 4.5億円 |
| 2023年度 | 4.9億円 | 4.3億円 |
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
費目データのあるノード(●印)をクリックすると内訳を確認できます
行政事業レビュー推進チームの所見
効率的かつ適正に執行されていると考えられるため、引き続き取り組むこと
事業所管部局による点検・改善
デジタルプラットフォームでの取引の不透明性などによる課題に対応するべく、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律(令和2年法律第38号)」が令和3年2月に施行された。当該事業については、同法の運用を実行的なものとすることを目的としている。公正なデジタル市場の取引環境を整備するために必要な調査を行い、限られた予算額の中で高い成果を出している。また、一般競争入札を広く導入することにより、コストを削減し、効率的・効果的な執行を行っている。
改善の方向性
透明化法の適切な執行により、プラットフォームを利用する取引先事業者が抱える課題を低減する。また、前年度事業の結果を踏まえ、政策立案に用いなかった調査事項や自課室で実施可能な事業は執行項目から削ることを検討する等、より安価で効率的な執行を目指す。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き適切に執行していく
中間目標として令和10年度までに、「自社の抱える特定デジタルプラットフォーム提供者との取引上の課題が、取引相談窓口への情報提供・相談を通じて解決・改善し、又は経済産業大臣評価において適切に取り上げられた」と考える取引先事業者が50%以上であることを目指し、本事業を継続することで左記指標を100%に近づけることを目指す。
測定指標:「自社の抱える特定デジタルプラットフォーム提供者との取引上の課題が、取引相談窓口への情報提供・相談を通じて解決・改善し、又は経済産業大臣評価において適切に取り上げられた」と考える取引先事業者の割合[単位: %]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
有限責任監査法人トーマツ
広告デジタルプラットフォームの利用事業者向け相談窓口の設置等を通じた課題収集・整理に関する事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1.0億円 |
| 再委託・外注費 | 1,410万円 |
| 事業費 | 50万円 |
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 2022年度 | 6.5億円 | 4.6億円 |
| 2021年度 | 5.0億円 | 3.5億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
有限責任監査法人トーマツ
1.3億円広告デジタルプラットフォームの利用事業者向け相談窓口の設置等
有限責任監査法人トーマツ
アデコ株式会社など
1,410万円広告デジタルプラットフォームの利用事業者向け相談窓口の設置等を通じた課題収集・整理に関する事業の再委託先
アデコ株式会社
楽天インサイト株式会社
一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム
8,980万円アプリストアを利用するアプリ開発事業者向け相談窓口の設置等
一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム
株式会社メディア開発綜研など
4,180万円アプリストアを利用するアプリ開発事業者向け相談窓口の設置等を通じた課題収集・整理に関する事業の再委託先
公益社団法人日本通信販売協会
6,830万円ECモールを利用する出店者・出品者向け相談窓口の設置等
公益社団法人日本通信販売協会
株式会社日本リサーチセンターなど
870万円ECモールを利用する出店者・出品者向け相談窓口の設置等事業の再委託先
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
5,930万円DPFにおける取引環境の実態を把握するための調査の実施等
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
TMI総合法律事務所
110万円リーガルアドバイス・法制度把握等
株式会社野村総合研究所
4,440万円DPFにおける国内外の市場動向や係争案件を把握するための調査の実施等
株式会社野村総合研究所
ノムラ・リサーチ・インスティチュート・シンガポール
100万円海外市場調査等
株式会社大和総研
3,630万円電子商取引に関する市場調査の実施
株式会社大和総研
Xspear Consulting株式会社
1,400万円DPF上のおすすめ表示に関する調査の実施等
Xspear Consulting株式会社
株式会社クロス・マーケティング
550万円デジタル市場の実態に関する調査事業の再委託先
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
840万円ウラノス・エコシステムの拡大及び相互運用性確保に向けたトラストの研究及び会合運営
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
| 2022年度 |
| 50.0 |
| 72.5 |
| 145.0 |
| 2023年度 | 50.0 | 65.0 | 130.0 |
| 2024年度 | 50.0 | 51.1 | 102.2 |
| 2025年度 | 50.0 | - | - |
透明化法の適切な執行により、プラットフォームの利用にあたって、取引先事業者が抱える公平性・透明性に係る課題を低減するための取組みを継続することで、「現在抱える課題がない」と考える取引先事業者の割合を100%に近づけることを目指す。※事業の性質上、最終目標年度を定めることは困難である。
測定指標:プラットフォームの利用にあたり、「現在抱える課題がない」と回答する利用事業者の割合[単位: %]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 100.0 | 20.0 | 20.0 |
| 2023年度 | 100.0 | 33.0 | 33.0 |
| 2024年度 | 100.0 | 47.15 | 47.15 |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
| 2030年度 | 100.0 | - | - |
年度における相談窓口での情報提供・相談受付件数を全窓口合計で5,500件とする。
測定指標:相談窓口での情報提供・相談受付件数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 10000.0 | 2701.0 | 27.01 |
| 2022年度 | 5500.0 | 3206.0 | 58.29091 |
| 2023年度 | 5500.0 | 2316.0 | 42.10909 |
| 2024年度 | 5500.0 | 2627.0 | 47.76364 |
| 2025年度 | 5500.0 | - | - |
年度における、重点分野のデジタルサービスを利用する事業者向けアンケートの回答数を3000件とする。
測定指標:重点分野におけるデジタルサービスを利用する事業者向けアンケートの回答数[単位: 件]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 100.0 | 2500.0 | 2500.0 |
| 2022年度 | 3000.0 | 1915.0 | 63.83333 |
| 2023年度 | 3000.0 | 2000.0 | 66.66667 |
| 2024年度 | 3000.0 | 2079.0 | 69.3 |
| 2025年度 | 3000.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム
アプリストアを利用するアプリ開発事業者向け相談窓口の設置等を通じた課題収集・整理に関する事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託・外注費 | 4,600万円 |
| 人件費 | 2,600万円 |
| 事業費 | 1,390万円 |
公益社団法人日本通信販売協会
ECモールを利用する出店者・出品者向け相談窓口の設置等を通じた課題収集・整理に関する事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 3,150万円 |
| 事業費 | 2,200万円 |
| 再委託・外注費 | 840万円 |
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
デジタル市場に係る商取引の実態把握及びルール整備の在り方に関する調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 5,820万円 |
| 再委託・外注費 | 110万円 |
株式会社野村総合研究所
デジタルプラットフォームの国内外のマーケット及び係争案件に関する調査事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2,870万円 |
| 再委託・外注費 | 1,000万円 |
| 事業費 | 160万円 |
株式会社大和総研
電子商取引に関する市場調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 3,290万円 |
| 事業費 | 10万円 |
Xspear Consulting株式会社
デジタル市場の実態に関する調査事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 770万円 |
| 再委託・外注費 | 500万円 |
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
産業データ連携におけるトラスト関連調査・研究会運営
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 710万円 |
| 事業費 | 60万円 |
ノムラ・リサーチ・インスティチュート・シンガポール
デジタルプラットフォームの国内外のマーケット及び係争案件に関する調査事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | - |
TMI総合法律事務所
デジタル市場に係る商取引の実態把握及びルール整備の在り方に関する調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | - |
※ 上位10グループを表示(残り4グループ)
株式会社メディア開発綜研
ソーシャルアントレプレナ・イニシアティブ・ジャパン株式会社
株式会社Mobile360
個人C
個人A
個人B
個人D
株式会社イー・スペース
個人E
税理士法人グリーン
株式会社日本リサーチセンター
株式会社イー・スペース
個人A
個人B
株式会社エイコー
株式会社オシエテ
TMI総合法律事務所
ノムラ・リサーチ・インスティチュート・シンガポール
株式会社クロス・マーケティング