2025年度当初予算
29.7億円
2024年度執行: 41.5億円
事業の目的・概要
事業の目的
津波、高潮、波浪その他海水又は地盤の変動による被害から海岸を防護するため、海岸保全施設の整備を推進するとともに、海岸環境の保全と公衆の海岸の適正な利用を図り、もって国土の保全に資することを目的とする。
現状・課題
我が国の海岸は、地震や台風、冬期風浪等の厳しい自然条件のもと、津波、高潮等による被害や海岸侵食等に対して脆弱性を有しており、津波、高潮等により多くの被害が発生するとともに、海岸への供給土砂の減少等によって砂浜の侵食が進行し、国土の保全への影響が懸念されている。/このため、ゼロメートル地帯等における海岸堤防等の計画高さまでの整備、大規模地震が想定されている地域等における海岸堤防等の耐震化、大規模地震が想定されている地域等における水門・陸閘等の安全な閉鎖体制の確保、予防保全に向けた海岸堤防等の対策の実施及び海面上昇等の影響にも適応可能となる順応的な砂浜の管理を推進する必要がある。
事業の概要
海岸法に基づく事業のうち、漁港区域に係る海岸保全区域内において、津波、高潮による浸水被害や海岸侵食による被害を未然に防止するための海岸保全施設(堤防、突堤、護岸、胸壁、離岸堤、砂浜等)の新設、改良を行う事業である。/具体的には、大規模地震や高潮発生の危険度が高い地域及び津波到達までの予想時間が短い地域における海岸保全施設の整備、海岸堤防等の点検結果を踏まえ策定される長寿命化計画に基づき実施される老朽化対策等を実施する。/<補助>国民経済上及び民生安定上重要な地域を対象に津波、高潮、波浪による浸水被害や波浪による海岸の侵食による被害等を未然に防ぐための海岸保全施設の整備を実施(補助率2/3)、大規模地震や高潮のリスクが高く、重要な背後地を抱える地域の海岸堤防等を対象に、河川事業等の他事業と連携等して計画的・集中的に、津波や高潮による壊滅的な被害を回避するための対策を実施(補助率1/2 令和元年度~)、甚大な浸水被害の恐れがある地域において、水門・樋門、陸閘、排水機場等の大規模施設の整備を実施(補助率1/2 令和2年度・3年度)、津波到達までの予想時間が短く重要な背後地を抱え津波避難に資するソフト対策を取り組む箇所において海岸堤防等の整備を実施(補助率1/2 令和3年度~)及び長寿命化計画に基づき実施される老朽化対策等を実施(補助率1/2 令和4年度~)。/<直轄>海岸事業の実施に必要な調査を実施(委託)※当初予算のみ
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 29.7億円 | - |
| 2024年度 | 30.3億円 | 41.5億円 |
| 2023年度 | 29.4億円 | 40.4億円 |
| 2022年度 | 29.3億円 | 30.1億円 |
| 2021年度 | 24.4億円 | 22.8億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A高知県ほか
38.8億円
海岸保全施設の整備、市町村事業に対する指導監督
高知県
愛知県
静岡県
鹿児島県
青森県
三重県
宮崎県
山口県
山口市
神奈川県
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)10.4億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック B高知県ほか
2.6億円
後進地域特例法適用団体補助率差額
高知県
鹿児島県
青森県
宮崎県
北海道
大分県
島根県
直接ブロック C直轄調査費
770万円
新たな知見を踏まえた標準的な設計方法や全国の設計事例等を記載した漁港海岸管理者の業務の参考図書の案を作成
パシフィックコンサルタンツ株式会社
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
・執行率が低い水準にあり、改善に努められたい。・長期アウトカム(海面上昇等の影響にも適応可能となる順応的な砂浜の管理が実施されている海岸の数)について、目標値と実績値の乖離が大きいことから、取組の強化又は目標設定の見直しについて検討していただきたい。
事業所管部局による点検・改善
漁港海岸事業は、海岸法に基づき国が費用の一部を負担し、海岸保全施設の整備により当該漁港海岸及びその背後にある漁村や重要施設の防護を図るために必要な事業であり、漁村の健全な発展のためには欠かせない事業である。補助事業の執行に当たっては一般競争入札等競争性のある方法により、直轄調査事業については競争性のある総合評価落札方式により事業者を選定している。また、事業目標に即した内容のみを実施しており、費目・使途に不必要な項目はなく、実施に当たっては、工法を比較検討するなどコスト縮減や効率化に取り組んでいる。整備された施設も海岸管理者の適切な管理の下で十分に機能しており、事業の効率性や有効性が保たれている。
改善の方向性
引き続き効率的な事業の実施に努める。
所見を踏まえた改善点・反映状況
・予算額のうち補正予算の割合が高く、翌年度への繰越額が多いことが執行率が低い要因であるが、執行率を高めるために予算の執行状況確認調査を定期的に実施し、早期執行を促すことにより執行率の改善を図る。・長期アウトカムの達成に向けて実施主体となる地方自治体と調整を進めており、砂浜指定を検討着手する自治体数は2023年6地区に対し2024年は39の自治体で検討を進めることができており進捗が確認されている。今後、目標達成に向けてより一層調整を行うことで改善を図る。
成果指標・目標値・実績値
ゼロメートル地帯等における海岸堤防等の津波・高潮対策を推進するため「海岸堤防等の計画高さまでの整備率」を令和7年度までに約64%に引き上げる。なお、漁港海岸事業による整備の際は、他事業との連携や避難体制の整備などソフト対策との連携を図る取組を併せて行う。
測定指標:ゼロメートル地帯等における海岸堤防等の計画高さまでの整備率[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 64.0 | 55.0 | 85.9375 |
| 2022年度 | 64.0 | 58.0 | 90.625 |
| 2023年度 | 64.0 | 60.0 | 93.75 |
| 2024年度 | 64.0 | 62.0 | 96.875 |
| 2025年度 | 64.0 | - | - |
大規模地震が想定されている地域等における海岸堤防等の耐震化率を令和7年度までに59%に引き上げる。なお、漁港海岸事業による耐震化の実施の際は、他事業との連携や避難体制の整備などソフト対策との連携を図る取組を併せて行う。
測定指標:南海トラフ地震、首都直下地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震等の大規模地震が想定されている地域等における海岸堤防等の耐震化率[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 59.0 | 59.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 59.0 | 65.0 | 110.16949 |
| 2023年度 | 59.0 | 65.0 | 110.16949 |
| 2024年度 | 59.0 | 67.0 | 113.55932 |
| 2025年度 | 59.0 | - | - |
大規模地震が想定されている地域等における水門・陸閘等の安全な閉鎖体制の確保率を令和7年度までに85%に引き上げる。なお、漁港海岸事業による閉鎖体制の確保に係る事業実施の際は、他事業との連携や避難体制の整備などソフト対策との連携を図る取組を併せて行う。
測定指標:南海トラフ地震、首都直下地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震等の大規模地震が想定されている地域等における水門・陸閘等の安全な閉鎖体制の確保率[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 85.0 | 80.0 | 94.11765 |
| 2022年度 | 85.0 | 84.0 | 98.82353 |
| 2023年度 | 85.0 | 85.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 85.0 | 89.0 | 104.70588 |
| 2025年度 | 85.0 | - | - |
予防保全に向けた海岸堤防等の対策実施率を令和7年度までに87%に引き上げる。なお、漁港海岸事業による対策の実施の際は、点検、修繕に係る新技術の導入を図る取組を併せて行う。
測定指標:予防保全に向けた海岸堤防等の対策実施率[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 87.0 | 86.0 | 98.85057 |
| 2022年度 | 87.0 | 87.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 87.0 | 87.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 87.0 | 87.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 87.0 | - | - |
海岸管理者が打合せ等を契機として砂浜指定に向け行動する。
測定指標:打合せや説明を契機として、新たに砂浜指定のための調査検討に着手した都道府県の数[単位: 都道府県]
年度別データを表示(2021〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 39.0 | - | - |
| 2022年度 | 39.0 | - | - |
| 2023年度 | 39.0 | 6.0 | 15.38462 |
| 2024年度 | 39.0 | 39.0 | 100.0 |
ゼロメートル地帯等における海岸堤防等の津波・高潮対策をR7年度以降も推進し「海岸堤防等の計画高さまでの整備率」について100%を達成する。
測定指標:ゼロメートル地帯等における海岸堤防等の計画高さまでの整備率[単位: %]
年度別データを表示(2036〜2040年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2036年度 | 100.0 | - | - |
| 2037年度 | 100.0 | - | - |
| 2038年度 | 100.0 | - | - |
| 2039年度 | 100.0 | - | - |
| 2040年度 | 100.0 | - | - |
※ 2021〜2040年度のデータあり(直近5年度を表示)
大規模地震が想定されている地域等における海岸堤防等の耐震化率について100%を達成する。
測定指標:南海トラフ地震、首都直下地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震等の大規模地震が想定されている地域等における海岸堤防等の耐震化率[単位: %]
年度別データを表示(2037〜2041年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2037年度 | 100.0 | - | - |
| 2038年度 | 100.0 | - | - |
| 2039年度 | 100.0 | - | - |
| 2040年度 | 100.0 | - | - |
| 2041年度 | 100.0 | - | - |
※ 2021〜2041年度のデータあり(直近5年度を表示)
大規模地震が想定されている地域等における水門・陸閘等の安全な閉鎖体制の確保率について100%を達成する。
測定指標:南海トラフ地震、首都直下地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震等の大規模地震が想定されている地域等における水門・陸閘等の安全な閉鎖体制の確保率[単位: %]
年度別データを表示(2037〜2041年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2037年度 | 100.0 | - | - |
| 2038年度 | 100.0 | - | - |
| 2039年度 | 100.0 | - | - |
| 2040年度 | 100.0 | - | - |
| 2041年度 | 100.0 | - | - |
※ 2021〜2041年度のデータあり(直近5年度を表示)
予防保全に向けた海岸堤防等の対策実施率について100%を達成する。
測定指標:予防保全に向けた海岸堤防等の対策実施率[単位: %]
年度別データを表示(2037〜2041年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2037年度 | 100.0 | - | - |
| 2038年度 | 100.0 | - | - |
| 2039年度 | 100.0 | - | - |
| 2040年度 | 100.0 | - | - |
| 2041年度 | 100.0 | - | - |
※ 2021〜2041年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和7年度までに20海岸において、砂浜を海岸保全施設として指定する。
測定指標:海面上昇等の影響にも適応可能となる順応的な砂浜の管理が実施されている海岸の数[単位: 海岸]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 20.0 | 1.0 | 5.0 |
| 2022年度 | 20.0 | 2.0 | 10.0 |
| 2023年度 | 20.0 | 3.0 | 15.0 |
| 2024年度 | 20.0 | 5.0 | 25.0 |
| 2025年度 | 20.0 | - | - |
高潮、津波、波浪等による被害から海岸を防護するために必要な、海岸保全施設の新設及び改良
測定指標:高潮、津波、波浪等による被害から海岸を防護するために実施した事業の地区数[単位: 地区]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 21.0 | 21.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 61.0 | 61.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 67.0 | 68.0 | 101.49254 |
| 2024年度 | 77.0 | 77.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 89.0 | - | - |
砂浜は海岸を防護する施設として管理すべき対象であるという認識を広める。
測定指標:関係39都道府県への状況確認と、打合せや説明を実施[単位: 都道府県]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 39.0 | 39.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 39.0 | 39.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 39.0 | 39.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 39.0 | 39.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 39.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
(支出先不明)
-1費目 ▾
(支出先不明)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| - | - |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。