2025年度当初予算
9,810万円
2024年度執行: 2.6億円
事業の目的・概要
事業の目的
「健康・医療戦略」(令和7年2月18日閣議決定)に基づき、アジア健康構想及びアフリカ健康構想によるこれまでの成果や、これまでに構築した二国間信頼関係を発展させた保健・医療分野でのグローバルサウス諸国との連携と「グローバルヘルス戦略」(令和4年5月24日健康・医療戦略推進本部決定)を組み合わせることで、日本企業によるグローバルサウス諸国の健康・医療市場におけるビジネス獲得、健康・医療面での経済安全保障の確立を見据えたインド太平洋諸国とのパートナー関係醸成、さらには、日本式のオープンな保健・医療システムの導入を通じたインド太平洋地域へのエコシステムの構築・拡大を目指す。また、「グローバルヘルスのためのインパクト投資イニシアティブ(トリプル・アイ)」等を通じて、保健課題の解決と、国際的な保健・医療分野の資金還流を促していくことにより、「グローバルヘルス戦略」(とグローバルサウス諸国との連携強化の一体的な推進によるシナジー効果を生み出し、「ビジネス・経済安全保障・国際協調」の三方得を実現する。
現状・課題
我が国の健康・医療関連産業は高い水準であることに比して、これまで、国際的なプレゼンスは一定程度にとどまっている。高齢化が進むアジア諸国や、高い経済成長率を遂げているアフリカ諸国に対し、諸外国が積極的な国際展開のアプローチを行う中、我が国においてもより戦略的な国際展開を行わなければ、各国における市場確保に後れを取る可能性がある。そして、我が国の健康・医療関連産業の国際競争力を高め、国際展開を促進する上では、グローバルサウス諸国との連携の視点が欠かせない。/ また、COVID-19の経験も踏まえて策定された「グローバルヘルス戦略」(令和4年5月24日健康・医療戦略推進本部決定)の推進に際しては、国際機関、我が国企業及び関係機関、国内NGO、研究機関といった多様な関係者との連携を強化することを通じ、UHCの達成等にさらに貢献していくことが重要であり、2023年のG7広島サミットの成果の一つである「グローバルヘルスのためのインパクト投資イニシアティブ((Impact Investment Initiative for Global Health: Triple I for Global Health(トリプル・アイ)」等の取組も活用し、国際益と国内益の両立を図る必要がある。
事業の概要
アジア健康構想及びアフリカ健康構想を推進し、我が国の健康・医療関連産業の事業者の国際展開を支援するため、同構想をとりまとめ二国間協力覚書に署名している内閣官房において、相手国における保健課題や、我が国事業者のサービスの需要や規制等について調査するほか、相手国政府や医療等関係者との協力関係を構築するために有効な調査等を実施する。また、我が国内においても、アジア諸国及びアフリカ諸国への国際展開に関心がある者や知見がある者とのネットワーキングや関心事項に関する調査等を行い、産官学医が連携したオールジャパンでの健康・医療関連産業に係る海外展開を行うために必要な情報を収集する。/ また、グローバルヘルス戦略の推進を通じた、PPR(予防・備え・対応)の強化やUHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(universal health coverage)の達成に向けて、国際情勢もふまえた国際保健における資金ギャップ問題も念頭に、民間投資を促進するため、好事例の収集や、投資によるインパクトの可視化、インパクト可視化に係るガイドライン作成等に関する調査等を実施する。/ 本事業により、協力先国の保健関係者や国際機関と、海外展開を新規に行う事業者・海外事業の拡大を検討する事業者・投資家、NGO、現地のKOL(Key Opinion Leader)等との間における効果的なネットワーキングの構築を行うこととともに、外務省、厚労省、経産省、JICA、JETRO、MEJ(Medical Excellence Japan)等も含む多様なステークホルダーとの連携を通じて、我が国の健康・医療関連産業の国際展開や国際公共調達への参入等に繋げる。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 9,810万円 | - |
| 2024年度 | 9,810万円 | 2.6億円 |
| 2023年度 | 9,880万円 | 9,210万円 |
| 2022年度 | 1.0億円 | 9,420万円 |
| 2021年度 | 1.0億円 | 9,900万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A有限責任あずさ監査法人
1.3億円
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)の運営に係る広報・アウトリーチ及び事務局補助に係る業務を実施する。
有限責任あずさ監査法人
配分先ブロック AA株式会社リンクタイズデジタル
2,580万円
トリプルIホームページ保守・運営・改修に係る業務を実施する。
株式会社リンクタイズデジタル
配分先ブロック AB株式会社O planning
590万円
米国におけるトリプルI広報イベントの開催運営に係る業務を実施する。
株式会社O Planning
直接ブロック BThe Global Steering Group for Impact Investment
4,000万円
トリプルIの運営に係るインパクト投資の専門的海外調査及び広報に係る業務を実施する。
The Global Steerig Group for Impact Investment
直接ブロック C有限責任監査法人トーマツ
2,730万円
アフリカ健康構想下における調査や広報に係る業務を実施する。
有限責任監査法人トーマツ
配分先ブロック ACAAIC Partners Africa Limited
330万円
アフリカ健康構想下における調査や広報に係る業務を実施する。
AAIC Partners Africa Limited
配分先ブロック ADQuay Consult Limited
50万円
アフリカ健康構想下における調査や広報に係る業務を実施する。
Quay Consult Limited
直接ブロック D株式会社三菱総合研究所
2,700万円
アジア健康構想下における調査や広報に係る業務を実施する。
株式会社三菱総合研究所
配分先ブロック AEデウィプトリ トレスナニングルム
150万円
アジア健康構想下における調査や広報に係る業務を実施する。
デウィプトリ トレスナニングルム
直接ブロック EEY新日本有限責任監査法人
2,310万円
トリプルIの運営に係るインパクト投資に関する調査に係る業務を実施する。
EY新日本有限責任監査法人
直接ブロック F株式会社メディヴァ
940万円
アジア・アフリカ健康構想及びグローバルヘルス戦略の推進に向けた調査や広報に係る業務を実施する。
株式会社メディバ
直接ブロック G株式会社PoliPoli
790万円
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)に係る国内パートナー向けネットワーキングイベント開催支援の業務を実施する。
株式会社PoliPoli
直接ブロック H株式会社Jリポート
50万円
日本国のグローバルヘルスへの取組の広報を目的とした、閣僚級ビデオメッセージ映像の作成に係る業務を実施する。
株式会社Jリポート
直接ブロック I株式会社日本国際放送
50万円
アジア・アフリカ健康構想下における広報事業を実施する。
株式会社日本国際放送
直接ブロック JSEIKO IDEAS CORP.
30万円
第2回日越ヘルスケア合同委員会等を開催する上で通訳業務を実施する。
SEIKO IDEAS CORP.
直接ブロック K日本コンベンションサービス株式会社
20万円
第3回日比ヘルスケア合同委員会を開催する上で通訳業務を実施する。
日本コンベンションサービス株式会社
直接ブロック L公益財団法人経済同友会
10万円
トリプル Iの国内広報事業を実施する。
公益財団法人経済同友会
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
執行率が低いことに関し、検証及び事業の見直した上、適切に予算要求へ反映すること。
事業所管部局による点検・改善
事業実施時の入札にあたっては、一般競争入札(総合評価落札方式)を主に実施。資金の流れ、使途等の適正化の確保に努めた。令和6年度は、下記の事業を実施。 (1)健康・医療に関する成長戦略の推進に係る国際展開の支援の推進等についての総合調整と、「アジア健康構想」や「アフリカ健康構想」の推進等に関する調査等の事業 6件 (2)グローバルヘルス戦略の下、グローバルヘルス分野における民間投資の動員に向けた、インパクト投資に係る広報や国際潮流の把握、グローバルヘルス分野でのインパクトの測定・管理等にかかる調査等の事業 6件令和7年度以降も、引き続き、適切な予算の執行に努めていく。
改善の方向性
今後とも効果的・効率的な予算の執行に努めていく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
執行率を踏まえ、2026年度当初予算の概算要求の金額は精査済み。なお、2023年度及び2024年度の執行率が低くなっている理由は、表の「前年度から繰越し」に記載の通り、補正予算を翌年度に繰越しを行なったことによるもの。また、繰越された補正予算自体の執行率について、例えば2023年度の繰越分(195,000千円)の執行率は約99.9%となっている。
成果指標・目標値・実績値
低・中所得国における支払い可能な健康医療サービスへのアクセス人数(JICA の無償資金協力等を通じた直接の裨益者数、2028 年度末までに累積 600 万人以上)
測定指標:低・中所得国における支払い可能な健康医療サービスへのアクセス人数(JICA の無償資金協力等を通じた直接の裨益者数、2028 年度末までに累積 600 万人以上)[単位: 人]
年度別データを表示(2028〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2028年度 | 6000000.0 | - | - |
我が国の人材育成事業等にて育成した、低・中所得国の現地ヘルスケア人材の人数(2028 年度末までに累積 8,500 人以上)
測定指標:我が国の人材育成事業等にて育成した、低・中所得国の現地ヘルスケア人材の人数(2028 年度末までに累積 8,500 人以上)[単位: 人]
年度別データを表示(2028〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2028年度 | 8500.0 | - | - |
我が国の医薬品の技術輸出額の増加(2028 年度末までに 2024 年対比増加)
測定指標:我が国の医薬品の技術輸出額の増加(2028 年度末までに 2024 年対比増加)[単位: 円]
定量的な目標値・実績値は確認できません
我が国の医療機器の輸出額の増加(2028 年度末までに 2024 年対比増加)
測定指標:我が国の医療機器の輸出額の増加(2028 年度末までに 2024 年対比増加)[単位: 円]
定量的な目標値・実績値は確認できません
WHO 事前認証、Compendium 及び FDA 認証について日本政府及び関係機関が認証取得や掲載に向けて支援した日本企業の数(2028 年度末までに累積 60 社以上)
測定指標:WHO 事前認証、Compendium 及び FDA 認証について日本政府及び関係機関が認証取得や掲載に向けて支援した日本企業の数(2028 年度末までに累積 60 社以上)[単位: 社]
年度別データを表示(2028〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2028年度 | 60.0 | - | - |
・世界トップレベルの健康長寿を達成してきた知見や優位性を活かし、G7、G20 諸国、グローバルサウス諸国や国際機関、民間企業、研究機関、市民社会など多様なステークホルダーとの連携を通じて、世界の UHC 達成や PPR 強化等に貢献するとともに、我が国の健康リスクへの備えを更に強化する。 ・ グローバルサウス諸国等との連携による我が国の健康・医療関連産業の国際展開や各国との規制調和等の推進を通じ、我が国の経済安全保障に資する健康・医療関連産業のサプライチェーンの多様化を図り、国際保健分野における我が国のプレゼンスを向上させる。
測定指標:・世界トップレベルの健康長寿を達成してきた知見や優位性を活かし、G7、G20 諸国、グローバルサウス諸国や国際機関、民間企業、研究機関、市民社会など多様なステークホルダーとの連携を通じて、世界の UHC 達成や PPR 強化等に貢献するとともに、我が国の健康リスクへの備えを更に強化する。 ・ グローバルサウス諸国等との連携による我が国の健康・医療関連産業の国際展開や各国との規制調和等の推進を通じ、我が国の経済安全保障に資する健康・医療関連産業のサプライチェーンの多様化を図り、国際保健分野における我が国のプレゼンスを向上させる。
定量的な目標値・実績値は確認できません
我が国の健康・医療関連産業の国際展開の促進及びグローバルヘルス戦略の推進によるUHC達成等への貢献
測定指標:調査等の事業件数[単位: 本]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 4.0 | 4.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 5.0 | 7.0 | 140.0 |
| 2023年度 | 4.0 | 6.0 | 150.0 |
| 2024年度 | 5.0 | 12.0 | 240.0 |
| 2025年度 | 5.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
有限責任あずさ監査法人
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)の運営に係る広報・アウトリーチ及び事務局補助
1.3億円1費目 ▾
有限責任あずさ監査法人
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)の運営に係る広報・アウトリーチ及び事務局補助
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 諸謝金 | 1.3億円 |
The Global Steerig Group for Impact Investment
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)の運営に係るインパクト投資の専門的海外調査及び広報
4,000万円1費目 ▾
The Global Steerig Group for Impact Investment
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)の運営に係るインパクト投資の専門的海外調査及び広報
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 諸謝金 | 4,000万円 |
有限責任監査法人トーマツ
アフリカ健康構想の推進に資する案件組成の戦略と現地実証の調査
2,730万円1費目 ▾
有限責任監査法人トーマツ
アフリカ健康構想の推進に資する案件組成の戦略と現地実証の調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 諸謝金 | 2,730万円 |
株式会社三菱総合研究所
アジア健康構想下におけるベトナムとの案件形成可能性調査及びインドネシアの現地保健課題と人的ネットワーク調査
2,700万円1費目 ▾
株式会社三菱総合研究所
アジア健康構想下におけるベトナムとの案件形成可能性調査及びインドネシアの現地保健課題と人的ネットワーク調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 諸謝金 | 2,700万円 |
EY新日本有限責任監査法人
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)の運営に係るインパクト投資の調査
2,310万円1費目 ▾
EY新日本有限責任監査法人
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)の運営に係るインパクト投資の調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 諸謝金 | 2,310万円 |
株式会社メディバ
アジア・アフリカ健康構想及びグローバルヘルス戦略の推進に向けた相手国の保健課題調査
940万円1費目 ▾
株式会社メディバ
アジア・アフリカ健康構想及びグローバルヘルス戦略の推進に向けた相手国の保健課題調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 諸謝金 | 940万円 |
株式会社PoliPoli
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)に係る国内パートナー向けネットワーキングイベント開催支援業務
790万円1費目 ▾
株式会社PoliPoli
グローバルヘルスのためのインパクト投資推進イニシアティブ(トリプルI)に係る国内パートナー向けネットワーキングイベント開催支援業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 諸謝金 | 790万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。