2025年度当初予算
20.0億円
2024年度執行: 10.0億円
事業の目的
有明海においては、「有明海及び八代海等を再生するための特別措置に関する法律(有明海等特措法)」に基づき、有明海を豊かな海として再生することを目指して、国及び関係県が協力して、海域の環境の保全及び改善並びに水産資源の回復等による漁業の振興を総合的かつ計画的に推進しているところである。/ 本事業においては、二枚貝類をはじめとする重要魚種の資源回復に向けた調査等を行うとともに、令和7年度から10年間を有明海再生の加速化対策期間と位置づけ、これら調査等の成果を活用して、漁場改善や経営改善等の取組等を支援し、/・ 二枚貝類の生産性の回復による海域環境の改善/・ 多種多様な水産資源の持続的・安定的確保/・ 持続的な漁業経営モデルの確立・普及/を目指していく。
現状・課題
〇 有明海をめぐる状況/ 有明海は閉鎖性が高く、大きな潮位差と広大な干潟・汽水域などの特徴を有し、稀有な生態系を有した水産資源の宝庫である。二枚貝類、甲殻類、魚類の漁業が営まれ、1950年代以降、湾奥部で採貝漁業からノリ養殖業への転換が進み、我が国の主要産地となっている。/ しかし、経済社会や自然環境の変化に伴い環境が変化し、赤潮や貧酸素水塊の発生等が見られる中で、二枚貝をはじめとする資源の減少が長期的に進んでいる。さらに近年は、社会経済情勢等も大きく変化し、また、気候変動に伴う気温や水温の上昇、豪雨やそれに伴う大規模出水等による影響も顕在化している。/ 以上のような状況に対し、有明海等特措法に基づいて、海域の環境の保全・改善や水産資源の回復等による漁業の振興に向け、関係省庁及び関係県は、調査や各種事業等を実施している。また、これら調査等については、有明海等特措法に基づき環境省に設置された「有明海・八代海等総合調査評価委員会(評価委員会)」に報告され、有明海再生に係る評価が行われている。//〇 4県協調の有明海再生の取組/ 農林水産省は、平成17年度に有明海沿岸4県、関係漁業団体等を構成員とする「有明海漁場環境改善連絡協議会(連絡協議会)」を設置し、本事業を含む、農林水産省の有明海再生対策の効果的な実施等について意見交換を行っている。平成27年度からは、評価委員会の検討成果(再生目標、再生方策等)を踏まえて、漁場環境の改善に寄与する二枚貝類の生産性の回復に向けた内容を中心に、沿岸4県と協調して、調査、技術開発、実証実施している。//〇 本事業が対象とする課題/ 農林水産省は、令和7年度に有明海再生加速化対策交付金を創設し、10年間で有明海再生の加速化対策を進めていくこととした。同交付金制度については、連絡協議会等を通じて、沿岸4県や関係漁業団体と意見交換を行いながら、具体化の検討を行った。この検討において、上記の有明海をめぐる状況を踏まえ、課題を以下のように整理した。/・二枚貝の減少や海域環境の悪化/・多種多様な水産資源の減少(漁獲量の減少)/・漁業者の高齢化・減少
事業の概要
有明海沿岸4県や関係漁業団体が構成員となっている連絡協議会において、以下の事業に関する計画や実施状況等について情報共有・意見交換を行いながら実施する。/① 調査・技術開発・実証/ 環境省の評価委員会の再生目標及び再生方策を踏まえ、調査・実証・技術開発を、有明海沿岸4県と協調して実施する。また、調査等の結果については、評価委員会に報告し、今後の検討に活用される。/・ 特産魚介類の最適な生息環境の調査や産卵場や成育場のネットワークの形成等による資源回復に向けた調査 /・ 海域特性に対応した効率的な種苗の量産化及び効果的な放流手法等に関する技術開発/② 有明海再生加速化対策/ 令和7年度から10年間を加速化対策期間と位置づけ、上記調査等の科学的知見を活用し、漁業者による漁場環境改善や経営改善の取組等を支援する。/・ 漁場環境改善や水産資源確保の加速化支援/・ 漁業者の経営改善・発展支援/・ 新技術等の新たな挑戦支援
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 20.0億円 | - |
| 2024年度 | 10.0億円 | 10.0億円 |
| 2023年度 | 10.0億円 | 10.0億円 |
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
九州農政局
行政事業レビュー推進チームの所見
・短期アウトカムの達成状況が継続して良好であり、引き続き事業の効果的・効率的な実施に努めていただきたい。
事業所管部局による点検・改善
調査等の実施に当たっては、有明海沿岸の4県・4県漁業団体等との連絡協議会を開催する等、実施内容及び実施個所等を調整し、効率的かつ効果的に実施している。
改善の方向性
毎年の取組み状況や結果について、有明海沿岸の4県・4県漁業団体等との連絡協議会において、報告、意見交換等を行い、より効果が期待される取組みへの改善を検討する。また、環境省の評価委員会にも調査結果等を報告し、有明海再生に向けた更なる科学的知見の収集に寄与する。
所見を踏まえた改善点・反映状況
ー
浮遊幼生調査(量の把握)
測定指標:調査地点数[単位: 地点]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
(支出先不明)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| - | - |
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 2022年度 | 10.0億円 | 9.9億円 |
| 2021年度 | 10.0億円 | 9.9億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
県に対する委託契約、指導・助言等
九州農政局
長崎県ほか
6.0億円有明海特産魚類の生息環境や生息状況の調査
長崎県
熊本県
福岡県
佐賀県
九州農政局
福岡有明海漁協共同組合連合会ほか
5.8億円浮遊幼生調査
福岡県有明海漁業協同組合連合会
熊本県漁業協同組合連合会
佐賀県有明海漁業協同組合
水産庁
4.0億円県に対する交付金交付事務、指導・助言等
水産庁
長崎県ほか
4.0億円種苗生産・放流技術の開発
長崎県
佐賀県
福岡県
熊本県
株式会社長崎県漁業公社ほか
1.9億円中間育成技術の開発等
株式会社長崎県漁業公社
公益財団法人くまもと里海づくり協会
株式会社FUKUNOTANE
| 2025年度 | 8.0 | - | - |
資源回復に向けた調査・実証・技術開発を行う実施数
測定指標:有明海沿岸4県が協調して調査・実証・技術開発を行った特産魚介類の魚種数[単位: 魚種数]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 14.0 | 14.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 14.0 | - | - |
アサリの生産性回復(2027年度)
測定指標:浮遊幼生量(秋季)[単位: 個体]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | - | 31206.0 | - |
| 2027年度 | 50000.0 | - | - |
アサリの生産性回復(2027年度)
測定指標:アサリの成貝資源量(秋季)[単位: トン]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | - | 2200.0 | - |
| 2027年度 | 3000.0 | - | - |
カキ礁・藻場の再生(2027年度)
測定指標:カキ礁・藻場造成の取組面積(累計)[単位: ha]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2027年度 | 20.0 | - | - |
アサリの生産性回復(2030年度)
測定指標:浮遊幼生量(秋季)[単位: 個体]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | - | 31206.0 | - |
| 2027年度 | 50000.0 | - | - |
| 2030年度 | 60000.0 | - | - |
アサリの生産性回復(2030年度)
測定指標:アサリの成貝資源量(秋季)[単位: トン]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | - | 2200.0 | - |
| 2027年度 | 3000.0 | - | - |
| 2030年度 | 4000.0 | - | - |
カキ礁・藻場の再生(2030年度)
測定指標:カキ礁・藻場造成の取組面積(累計)[単位: ha]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2027年度 | 20.0 | - | - |
| 2030年度 | 55.0 | - | - |
漁業者の経営改善(2030年度)
測定指標:経営改善・発展に取り組む漁業者数(延べ)[単位: 人(延べ)]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 100.0 | - | - |
販路開拓等による所得向上(2030年度)
測定指標:販路開拓等の取組により所得向上が図られた漁業者の割合[単位: 割]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 8.0 | - | - |
アサリの生産性回復(2034年度)
測定指標:浮遊幼生量(秋季)[単位: 個体]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | - | 31206.0 | - |
| 2027年度 | 50000.0 | - | - |
| 2030年度 | 60000.0 | - | - |
| 2034年度 | 70000.0 | - | - |
アサリの生産性回復(2034年度)
測定指標:アサリの成貝資源量(秋季)[単位: トン]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | - | 2200.0 | - |
| 2027年度 | 3000.0 | - | - |
| 2030年度 | 4000.0 | - | - |
| 2034年度 | 5000.0 | - | - |
カキ礁・藻場の再生(2034年度)
測定指標:カキ礁・藻場造成の取組面積(累計)[単位: ha]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2027年度 | 20.0 | - | - |
| 2030年度 | 55.0 | - | - |
| 2034年度 | 110.0 | - | - |
漁業者の経営改善(2034年度)
測定指標:経営改善・発展に取り組む漁業者数(延べ)[単位: 人(延べ)]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2034年度 | 200.0 | - | - |
販路開拓等による所得向上(2034年度)
測定指標:販路開拓等の取組により所得向上が図られた漁業者の割合[単位: 割]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2034年度 | 8.0 | - | - |
浮遊幼生調査(量の把握)
測定指標:調査地点数[単位: 地点]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 8.0 | - | - |
資源回復に向けた調査・実証・技術開発を行う実施数
測定指標:有明海沿岸4県が協調して調査・実証・技術開発を行った特産魚介類の魚種数[単位: 魚種数]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 14.0 | 14.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 14.0 | - | - |
二枚貝類の生産性回復等を通じた漁場改善や水産資源確保に向けた取組
測定指標:取組県数[単位: 県]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 4.0 | 4.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 4.0 | - | - |
漁業経営の改善等に関する取組
測定指標:取組県数[単位: 県]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 4.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
島原漁業協同組合
諫早湾漁業協同組合
一般財団法人 九州環境管理協会
日本ミクニヤ株式会社
国際航業株式会社
株式会社肥後測量設計
西日本技術開発株式会社
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
株式会社日本総合科学
公益社団法人佐賀県玄海栽培漁業協会
一般社団法人家畜改良事業団
有限会社ジェノテックス
佐賀県有明海漁業協同組合
株式会社ベントス
福岡有明海漁業協同組合連合会
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。