2025年度当初予算
1.5億円
2024年度執行: 1.4億円
事業の目的・概要
事業の目的
農産物の輸出拡大に向けては、海外で高い評価が期待される我が国の優良品種について、海外への流出を防止し、我が国からの輸出の妨げとならないよう対策を講じることが不可欠である。このためには、我が国で開発された優良品種について、主な輸出先国等で品種登録を行う必要があるが、海外当局に品種登録出願を行うためには専門的な知見や多額の費用が生じること、東アジアにはそもそも十分な植物新品種保護制度がない国があること等から海外出願登録が進まない実態にある。/ このため、海外における育成者権保護のための制度的・技術的な解決に向けた対策を行うとともに、海外における育成者権取得に対する支援を行う等の総合的な対策を実施し、これら知的財産を保護することにより輸出拡大に寄与する。
現状・課題
我が国で開発された新品種は、我が国農業の強みであり海外でも高く評価されている一方で、過去に流出した我が国優良品種の無秩序な生産・販売が海外で拡大し、年間百億円以上の利益を逸失している状況から、輸出等への悪影響が顕在化している。さらに、近年、オンライン取引の増加など、種苗の流出ルートが多様化し、新たな流出リスクが顕在化しており、国内外において知的財産権を適切に保護・管理していく必要がある。
事業の概要
①海外における育成者権取得に係る経費等を支援するとともに、国内外における育成者権の侵害等に関して、侵害の立証や栽培差し止め等に係る経費を支援する。また、我が国で古くから栽培されてきた伝統野菜等の種苗資源保存の取組に係る経費を支援する。/②東アジア植物品種保護フォーラムを推進する。/③品種保護制度における特性調査・品種識別技術の高度化を図っていく。/※R8は、優良品種の海外への流出を防止しつつ海外からの稼ぎにつなげていくため、海外での品種登録や国内外の育成者権侵害対策、戦略的な海外ライセンス推進のための環境整備等を総合的に支援するとともに、品種保護のための品種識別技術の開発、高度化等の取組を拡充予定。//①②は平成29年度から実施。③は令和4年度から実施。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1.5億円 | - |
| 2024年度 | 1.6億円 | 1.4億円 |
| 2023年度 | 1.7億円 | 1.5億円 |
| 2022年度 | 1.8億円 | 1.6億円 |
| 2021年度 | 1.8億円 | 1.3億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム
1.1億円
海外出願促進対策/海外育成者権侵害対策/種苗資源の保護/植物品種保護制度の運用改善/東アジア地域における植物品種保護の推進/品種識別技術の高度化
植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム
配分先ブロック E国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構ほか
7,240万円
海外品種登録出願/海外育成者権侵害対策/種苗資源の保護の取組/特性調査・品種識別技術の高度化
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
和歌山県
国立大学法人東京大学
個人A
個人B
国立大学法人岡山大学
新潟県
株式会社ホーブ
栃木県
一般財団法人沖縄美ら島財団
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)540万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック B植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム
2,430万円
植物品種保護に関する総合的な環境整備
植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム
配分先ブロック D国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構ほか
1,210万円
品種登録の迅速化
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
国立研究開発法人水産研究・教育機構
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
学校法人日本大学
一般財団法人日本きのこ研究所
株式会社かつらぎ産業
愛知県
茨城県
直接ブロック C公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会
960万円
東アジア植物品種保護フォーラムの運営
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
・予算の執行状況、アウトプット、短期アウトカムともに継続して良好であり、引き続き事業の効果的・効率的な実施に努めていただきたい。
事業所管部局による点検・改善
我が国の優良品種の海外流出防止に向けて、海外への品種登録出願は確実に取り組まれている。輸出重点品目の1品種あたりの平均登録国は1.7国と年度計画を上回っている。また228品種(延べ418件)は、出願先国において出願公表(仮保護)されており、海外で仮に侵害が見つかったとしても、現地法令に則り、品種登録後に栽培差し止めや損害賠償請求が可能となっている。
改善の方向性
我が国優良品種の海外流出・無断栽培を防止するため、海外での品種登録、国内外での育成者権侵害対策等への支援を引き続き行うとともに、東アジア地域における品種保護の環境整備の取組を進めていく。
外部有識者による点検
本事業はまさに国益に資するものであり、また国際間の問題でもあり国の支援が不可欠な分野と思われる。その意味ではこの事業規模で十分かを検討する必要があるのではないか。
所見を踏まえた改善点・反映状況
指摘を踏まえ、優良品種の海外への流出を防止しつつ海外からの稼ぎにつなげていくにあたり、現場の支援需要に適切に応じられるよう、引き続き必要な予算を要求してまいりたい。
成果指標・目標値・実績値
我が国登録品種の海外での登録を増加
測定指標:海外での品種登録件数(事業開始年平成29年度からの累計)[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 200.0 | - |
| 2022年度 | - | 255.0 | - |
| 2023年度 | 278.0 | 369.0 | 132.73381 |
| 2024年度 | 458.0 | 468.0 | 102.18341 |
| 2025年度 | 486.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
各国において品種保護に関する会合(セミナー、ワークショップ、研修等)をフォーラムの枠組みの下で開催する
測定指標:東アジア植物品種保護フォーラムの下の会合(セミナー、研修等)開催を5回以上実施(ASEAN10カ国の過半)[単位: 回]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 5.0 | 11.0 | 220.0 |
| 2022年度 | 5.0 | 11.0 | 220.0 |
| 2023年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 5.0 | 4.0 | 80.0 |
| 2025年度 | 5.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
海外への品種登録出願等に係る相談窓口への相談件数の増加
測定指標:海外への品種登録出願等に係る相談窓口への相談件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 70.0 | 345.0 | 492.85714 |
| 2022年度 | 70.0 | 343.0 | 490.0 |
| 2023年度 | 70.0 | 149.0 | 212.85714 |
| 2024年度 | 70.0 | 104.0 | 148.57143 |
| 2025年度 | 70.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
我が国登録品種の海外での登録を増加
測定指標:海外での品種登録件数(事業開始平成29年度からの累計)[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 200.0 | - |
| 2022年度 | - | 255.0 | - |
| 2023年度 | 278.0 | 369.0 | 132.73381 |
| 2024年度 | 458.0 | 468.0 | 102.18341 |
| 2025年度 | 486.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
輸出重点品目の海外での1品種あたりの平均品種登録国数を2カ国とする
測定指標:輸出重点品目の海外での1品種あたりの平均品種登録国数[単位: カ国]
年度別データを表示(2021〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.3 | 1.4 | 107.69231 |
| 2022年度 | 1.4 | 1.5 | 107.14286 |
| 2023年度 | 1.5 | 1.6 | 106.66667 |
| 2024年度 | 1.6 | 1.7 | 106.25 |
| 2027年度 | 2.0 | - | - |
※ 2020〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
東アジア諸国での品種登録件数を増加させる
測定指標:令和9年までに東アジア諸国での品種登録件数を200件に増加(事業開始平成29年度からの累計)[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 69.0 | - |
| 2022年度 | - | 103.0 | - |
| 2023年度 | - | 173.0 | - |
| 2024年度 | - | 240.0 | - |
| 2027年度 | 200.0 | - | - |
※ 2020〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和10年までに海外における権利行使数を40件以上とする
測定指標:海外における権利行使件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 4.0 | - |
| 2022年度 | - | 4.0 | - |
| 2023年度 | - | 5.0 | - |
| 2024年度 | - | 37.0 | - |
| 2028年度 | 40.0 | - | - |
海外への登録品種の流出防止・侵害への対応
測定指標:海外への品種登録出願を支援した件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 99.0 | 305.0 | 308.08081 |
| 2022年度 | 55.0 | 63.0 | 114.54545 |
| 2023年度 | 57.0 | 76.0 | 133.33333 |
| 2024年度 | 47.0 | 242.0 | 514.89362 |
| 2025年度 | 47.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
東アジア品種保護フォーラムの推進
測定指標:東アジア植物品種保護フォーラムの開催数[単位: 回]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
DNA分析による品種識別技術の開発
測定指標:品種識別技術が開発された品種数[単位: 数]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 10.0 | 8.0 | 80.0 |
| 2023年度 | 10.0 | 7.0 | 70.0 |
| 2024年度 | 7.0 | 8.0 | 114.28571 |
| 2025年度 | 9.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム
海外出願促進対策/海外育成者権侵害対策/種苗資源の保護/植物品種保護制度の運用改善/東アジア地域における植物品種保護の推進/品種識別技術の高度化
1.1億円4費目 ▾
植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム
海外出願促進対策/海外育成者権侵害対策/種苗資源の保護/植物品種保護制度の運用改善/東アジア地域における植物品種保護の推進/品種識別技術の高度化
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金等交付 | 7,240万円 |
| 人件費 | 1,310万円 |
| 事業費 | 1,170万円 |
| 事務費 | 1,120万円 |
植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム
植物品種保護に関する総合的案環境整備
2,420万円5費目 ▾
植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム
植物品種保護に関する総合的案環境整備
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託費 | 1,210万円 |
| 事業費 | 620万円 |
| 人件費 | 380万円 |
| 消費税等 | 110万円 |
| 一般管理費 | 100万円 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
特性調査・品種識別技術の高度化
1,100万円1費目 ▾
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
特性調査・品種識別技術の高度化
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 1,100万円 |
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会
東アジア植物品種保護フォーラムの運営
970万円4費目 ▾
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会
東アジア植物品種保護フォーラムの運営
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 430万円 |
| 事業費 | 380万円 |
| 消費税等 | 90万円 |
| 一般管理費 | 70万円 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
品種登録の迅速化
520万円1費目 ▾
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
品種登録の迅速化
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 520万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。