2025年度当初予算
9.9億円
2024年度執行: 9.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
労働災害による休業4日以上の死傷者数を減少させることを目標に掲げて、これまでに労働災害防止計画を推進してきたところであるが、小売業、社会福祉施設の死傷者数は増加傾向にある。労働災害の発生状況をみると、小売業をはじめとする第三次産業では、労働力の高齢化も相まって転倒や腰痛等の労働者の作業行動から生ずる労働災害が多く発生している。これらの労働災害を防止するため、高齢者の身体機能の低下を補う設備・装置の導入や労働者の身体機能向上のための健康づくり等の支援や、転倒や腰痛等の作業行動から生ずる労働災害の防止対策を促進するためのツールの提供等を行う。
現状・課題
我が国における労働災害による死亡者数、休業4日以上の死傷者数は、いずれも長期的には減少傾向にあるが、近年死傷者数は増加傾向にある。被災者の属性を見ると、高年齢労働者や外国人労働者の労働災害が増加している。死傷者数の内訳を業種別で見ると、小売業や介護施設等の第三次産業において労働災害件数が増加している。この原因として、高年齢労働者や外国人労働者に配慮した職場環境が整備されていないことや、第三次産業では労働安全衛生の取組が遅れていることが挙げられる。/このような状況を踏まえ、高年齢労働者の労働災害防止対策や事業者による自主的な取組を促進する必要がある。
事業の概要
・令和2年に策定された「エイジフレンドリーガイドライン」に基づく高年齢労働者の労働災害防止のための対策を促進する(「エイジフレンドリー補助金」による高年齢労働者の労働災害のリスクとなる環境要因の解消や、転倒災害等防止のための運動指導等の支援)(活動内容①)。/・軽視されがちな労働者の作業行動に起因する災害の対策を促進するための事業者による好取組事例を共有する(活動内容②)。/・外国人労働者等に対する教育の推進を図るため、視聴覚補助教材等の普及や外国人労働者を雇用する事業場に対する安全衛生の専門家による対面支援・指導等を実施する(活動内容③)。/【EBPMアクションプラン関連事業】
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 9.9億円 | - |
| 2024年度 | 9.4億円 | 9.2億円 |
| 2023年度 | 8.9億円 | 8.5億円 |
| 2022年度 | 10.3億円 | 10.3億円 |
| 2021年度 | 15.3億円 | 14.6億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 9.9億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会
6.9億円
エイジフレンドリー補助金に係る補助事業の実施
一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会
直接ブロック B株式会社博報堂
2.0億円
SAFEコンソーシアム事業のHPの運営、シンポジウムの実施等
株式会社博報堂
直接ブロック C公益社団法人東京労働基準協会連合会
1,490万円
セミナーの開催、検討会の実施等
公益社団法人東京労働基準協会連合会
直接ブロック Dランゲート株式会社
1,320万円
労働災害統計分析
ランゲート株式会社
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
成果実績が成果目標を下回った要因を分析し、事業内容の改善を図ること。
事業所管部局による点検・改善
執行率は9割を超えており良好で、短期アウトカムにおいては、成果・活動目標は達成されており、事業は有効に実施されているものと考えられる。長期アウトカムにおいては、一部達成できていないものが見受けられるため、最終目標年度である2027年度に向け、引き続き事業を有効に実施していきたい。今後も第三次産業における労働災害の防止が喫緊の課題である中、本事業は上記のとおり今後の労働災害防止対策に取り組み、本事業を継続していく必要がある。
改善の方向性
2025年度においては、アクティビティ101についてエイジフレンドリー補助金の拡充、アクティビティ102について労働災害の作業行動に起因する労働災害発生時の損失の可視化・小売業向けの安全衛生教育の動画作成、アクティビティ103について外国人労働者に向けた労働災害防止イラストの開発等を行い、高年齢労働者や外国人労働者の災害防止に向け、効果的な事業の実施を行っていく。
外部有識者による点検
成果指標の設定は基本的に適切だが、長期アウトカム指標において世代全体の死傷率としている点は可能であれば第三次産業の労働に起因する死傷に限定することが望ましいと考えられるので、統計等による把握が容易であれば検討することが望ましい。引き続き一者応札の解消については努力する必要がある。(大屋 雄裕)
所見を踏まえた改善点・反映状況
現在の長期アウトカム指標は、令和6年度実施施策に係る政策評価の事前分析表の達成目標値の設定根拠に記載のあるとおり、労働災害全体で休業4日以上の死傷者数を減少させることを目標とする第14次労働災害防止計画のアウトカム指標を設定しているところ。また、当該事業は第三次産業を中心としながら、全産業を対象としていることから、指標についても、世代全体(全産業)の千人率の指標を定めることが適当だと考えている。一者応札については、事業によって複数入札案件も出ており、引き続き解消に向けて取り組んでまいりたい。
成果指標・目標値・実績値
補助金の交付により、事業者において高年齢労働者の労働災害防止対策が実施される。(令和5年度から)
測定指標:エイジフレンドリー補助金の補助件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 1000.0 | 1078.0 | 107.8 |
| 2024年度 | 1000.0 | 1243.0 | 124.3 |
| 2025年度 | 1000.0 | - | - |
好取組事例をより多くの事業者に周知することにより、事業者において高年齢労働者の労働災害防止対策が実施される。(令和5年度から)
測定指標:WEBサイトに掲載した取組事例へのアクセス回数[単位: 回]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 10000.0 | 31756.0 | 317.56 |
| 2024年度 | 10000.0 | 41445.0 | 414.45 |
| 2025年度 | 10000.0 | - | - |
外国人労働者を雇用する事業者へのセミナーにより、事業者において外国人労働者を使用する際に安全衛生上留意すべきポイントについての理解が促進される。(令和5年度から)
測定指標:外国人労働者を雇用する事業者へのセミナーの対象者について、内容が効果的である旨の回答(アンケート回答数全体に占める割合)[単位: %]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 80.0 | 88.0 | 110.0 |
| 2024年度 | 80.0 | 90.2 | 112.75 |
| 2025年度 | 80.0 | - | - |
増加が見込まれる60歳代の死傷年千人率を2027年までに男女ともその増加に歯止めをかける。(令和6年度から)
測定指標:60歳代の死傷年千人率(女)[単位: -]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 4.04 | 3.92 | 97.0297 |
| 2025年度 | 4.04 | - | - |
| 2026年度 | 4.0 | - | - |
| 2027年度 | 4.0 | - | - |
増加が見込まれる60歳代の死傷年千人率を2027年までに男女ともその増加に歯止めをかける。(令和6年度から)
測定指標:60歳代の死傷年千人率(男)[単位: -]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 3.9 | 3.73 | 95.64103 |
| 2025年度 | 3.9 | - | - |
| 2026年度 | 4.0 | - | - |
| 2027年度 | 4.0 | - | - |
増加が見込まれる70歳代の死傷年千人率を2027年までに男女ともその増加に歯止めをかける。(令和6年度から)
測定指標:70歳代の死傷年千人率(女)[単位: -]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 4.04 | 4.8 | 118.81188 |
| 2025年度 | 4.04 | - | - |
| 2026年度 | 4.0 | - | - |
| 2027年度 | 4.0 | - | - |
増加が見込まれる70歳代の死傷年千人率を2027年までに男女ともその増加に歯止めをかける。(令和6年度から)
測定指標:70歳代の死傷年千人率(男)[単位: -]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 3.9 | 4.32 | 110.76923 |
| 2025年度 | 3.9 | - | - |
| 2026年度 | 4.0 | - | - |
| 2027年度 | 4.0 | - | - |
増加が見込まれる80歳代の死傷年千人率を2027年までに男女ともその増加に歯止めをかける。(令和6年度から)
測定指標:80歳代以上の死傷年千人率(女)[単位: -]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 4.04 | 3.22 | 79.70297 |
| 2025年度 | 4.04 | - | - |
| 2026年度 | 4.0 | - | - |
| 2027年度 | 4.0 | - | - |
増加が見込まれる80歳代以上の死傷年千人率を2027年までに男女ともその増加に歯止めをかける。(令和6年度から)
測定指標:80歳代以上の死傷年千人率(男)[単位: -]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 3.9 | 4.55 | 116.66667 |
| 2025年度 | 3.9 | - | - |
| 2026年度 | 4.0 | - | - |
| 2027年度 | 4.0 | - | - |
増加が見込まれる転倒の年齢層別死傷年千人率を2027年までに男女ともその増加に歯止めをかける。(令和6年度から)
測定指標:転倒の年齢層別死傷年千人率(女)[単位: -]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.78 | 0.79 | 101.28205 |
| 2025年度 | 0.78 | - | - |
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
| 2027年度 | 1.0 | - | - |
増加が見込まれる転倒の年齢層別死傷年千人率を2027年までに男女ともその増加に歯止めをかける。(令和6年度から)
測定指標:転倒の年齢層別死傷年千人率(男)[単位: -]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.476 | 0.483 | 101.47059 |
| 2025年度 | 0.476 | - | - |
| 2026年度 | 0.0 | - | - |
| 2027年度 | 0.0 | - | - |
外国人労働者の死傷年千人率を2027年までに労働者全体の平均以下とする。(令和6年度から)
測定指標:外国人労働者の死傷年千人率[単位: -]
年度別データを表示(2024〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 2.32 | 2.71 | 116.81034 |
| 2025年度 | 2.32 | - | - |
| 2026年度 | 2.0 | - | - |
| 2027年度 | 2.0 | - | - |
リーフレットの配布により、高年齢労働者の労働災害防止対策の実施を訴求する。(令和5年度から)
測定指標:エイジフレンドリー補助金のリーフレットの配布部数(HP上でリーフレットのPDFファイルを開いた数を含む)[単位: 部]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 80000.0 | 113356.0 | 141.695 |
| 2024年度 | 80000.0 | 134796.0 | 168.495 |
| 2025年度 | 80000.0 | - | - |
事業者による取組事例を公開し、自主的な取組を促進する。(令和5年度から)
測定指標:事業者による前年度の取組事例のWEBサイト掲載数[単位: 個]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 30.0 | 103.0 | 343.33333 |
| 2024年度 | 30.0 | 134.0 | 446.66667 |
| 2025年度 | 30.0 | - | - |
安全衛生の専門家による事業者へのセミナーを実施し、安全衛生意識の向上を図る。(令和5年度から)
測定指標:全国での事業者へのセミナー実施回数。(オンライン実施含む)[単位: 回]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 12.0 | 14.0 | 116.66667 |
| 2024年度 | 14.0 | 16.0 | 114.28571 |
| 2025年度 | 14.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会
エイジフレンドリー補助金
6.9億円1費目 ▾
一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会
エイジフレンドリー補助金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 6.9億円 |
株式会社博報堂
職場における安全衛生意識啓発のための広報事業
2.0億円3費目 ▾
株式会社博報堂
職場における安全衛生意識啓発のための広報事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 1.7億円 |
| 消費税 | 1,780万円 |
| 管理費 | 1,250万円 |
公益社団法人東京労働基準協会連合会
外国人労働者における労働災害防止対策推進のための広報事業
1,490万円3費目 ▾
公益社団法人東京労働基準協会連合会
外国人労働者における労働災害防止対策推進のための広報事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 1,310万円 |
| 消費税 | 140万円 |
| 管理費 | 40万円 |
ランゲート株式会社
労働者の作業行動に起因する労働災害(転倒や動作の反動等による負傷等)発生時の損失の可視化等事業
1,320万円3費目 ▾
ランゲート株式会社
労働者の作業行動に起因する労働災害(転倒や動作の反動等による負傷等)発生時の損失の可視化等事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 1,070万円 |
| 管理費 | 130万円 |
| 消費税 | 120万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。