2025年度当初予算
5.5億円
2024年度執行: 3.9億円
事業の目的・概要
事業の目的
近年、口腔と全身との関わりが注目されるなど、健康寿命の延伸を図る上で、口腔の健康の保持・増進を図ることが重要となっている。特に、口腔の健康の保持・増進を図るために、国民が定期的に歯科健診を受診することが極めて重要であるとの意識が高まる一方で、歯科健診の受診率が地域により異なることや、若年層においては受診率が低いこと等が指摘されている。/これらを踏まえ、多忙な就労世代を始めとした効果的かつ効率的な歯科健診の実施等を検討していくため健診に係る調査・検証を行うとともに、一般健診等と併せて実施する簡易な口腔スクリーニングを用いた歯科健診及び受診勧奨等を主体的に行う事業主等を支援する。また、簡易に歯周病等の歯科疾患のリスク評価が可能であり、歯科医療機関への受診につなげることができる歯周病等スクリーニングツールの研究・開発支援を行う。
現状・課題
地域保健・健康増進事業報告によると、成人期における主な歯科健診制度である歯周疾患検診を実施する市町村は全国で約84%である。/また、歯周疾患検診の対象年齢(40,50,60,70歳)について令和6年度から20,30歳を新たに追加したが、受診率が約5%(平成30年度地域保健・健康増進事業報告より算出)と低いことも課題であり、特に忙しい就労世代において受診率が低い傾向にある。歯科口腔保健の向上を図る上で重要である歯周病対策として、効果的かつ効率的な歯科健診の実施方法や歯科健診の効果等に関する検討するとともに、それらを踏まえ簡易な口腔スクリーニングを用いた歯科健診及び受診勧奨の導入を進める必要がある。
事業の概要
(1)就労世代の歯科健康診査等推進事業:効果的かつ効率的な歯科健診の実施方法等について、特に歯科健診の受診率が低い就労世代にターゲットを絞ったモデル事業等を行う。/(2)歯周病等スクリーニングツール開発支援事業:より簡便に歯周病等の口腔内のチェックができる、精度の高い簡易スクリーニング検査に関する研究・開発の支援を行う。/(3)全世代向けモデル歯科健康診査等実施事業:全世代で歯科健診をさらに推進する観点から、薬局における待ち時間や商業施設等、幅広い年齢にアプローチが可能な機会を活用して、口腔のチェックによる受診勧奨等を行い、その効果について検証を行う。/(4)生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)パイロット事業:一般健診等と併せて実施、あるいは特定健診結果やレセプトデータによる歯科受療歴等をもとに選定した対象者に対して実施する、簡易な口腔スクリーニングを用いた歯科健診及び受診勧奨を主体的に行う保険者及び事業主、自治体に対して支援を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 5.5億円 | - |
| 2024年度 | 5.7億円 | 3.9億円 |
| 2023年度 | 5.4億円 | 5.1億円 |
| 2022年度 | 3.5億円 | 3.3億円 |
| 2021年度 | 2.2億円 | 2.1億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
2.9億円
就労世代の歯科健康診査等推進事業
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
配分先ブロック B株式会社フレキシブル
1,800万円
再委託 就労世代の歯科健康診査等推進事業
株式会社フレキシブル
直接ブロック Cパナソニック株式会社
3,820万円
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(口腔内を撮影)
パナソニック株式会社
配分先ブロック Dパナソニック株式会社(パナソニックアプライアンスR&D センターシンガポール) ほか
1,160万円
再委託 歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(口腔内を撮影)
パナソニック株式会社(パナソニックアプライアンスR&Dセンターシンガポール)
パナソニック株式会社(パナソニックR&Dセンターベトナム)
株式会社讀宣
直接ブロック Eアルフレッサファーマ株式会社
2,280万円
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(唾液等の検体)
アルフレッサファーマ株式会社
直接ブロック F株式会社JMDC
1,980万円
就労世代の歯科健康診査等推進事業(レセプト)
株式会社JMDC
直接ブロック G株式会社ジーシーMfg
1,550万円
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(唾液等の検体)
株式会社ジーシーMfg
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
効果的かつ効率的な歯科健診の実施等を検討していくため健診に係る調査・検証を行うとともに、歯周病予防対策を強化する観点から歯周病予防に関する実証事業を行うために必要な事業であるが、事業内容を見直す等により執行率の改善を図り、目標の達成に向け、予算の適正な執行を行うこと。
事業所管部局による点検・改善
「経済財政運営と改革の基本方針2024」において、「生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)に向けた具体的な取組の推進」と記載されたことを踏まえ、本事業において、効果的かつ効率的な歯科健診の実施等を検討していくため、歯科健診に係る調査・検証を行うものである。これまでの取組により、歯科健診を他の健診との同時に実施することや、乳幼児健診の際に両親に歯科健診を実施すること等によって、歯科健診の参加率等の向上効果が示されたところ。一方、実施主体の継続実施のためには準備すべき事項やステップ、関係者調整等のフローを明確化し、横展開を図る必要があると考えられる。自治体の継続的な歯科健診の実施を推進するため、令和6年度には手引き等の普及啓発媒体の素案を作成した。令和7年度からは、就労世代に限らず全世代をターゲットをしながら継続して効果的かつ効率的な歯科健診の実証やエビデンスの構築等を行っていく。
改善の方向性
これまでの取組の課題を踏まえ、令和7年度事業では、就労世代に限らず全世代をターゲットとして、いわゆる一般健診等の機会において、体外診断用医薬品の承認を受けた3件の簡易スクリーニングツール等を活用した検査や、自治体と職域が連携した歯科口腔保健の取組等の事業を推進していく。
外部有識者による点検
必要な事業との認識です。短期アウトカムが低調な点は改善をお願いします。また、調達において1社応札があるようです。競争性の確保をご検討ください。引き続き、今後とも適正な予算執行のもと、実りある事業としてください。(井出 健二郎)
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き必要な予算額を確保し適切な執行に努めるとともに、競争性向上のため、広告機関の拡大、入札参加条件の緩和、入札説明会の開催などにより、一者応札の改善に取り組む。
成果指標・目標値・実績値
導入支援による歯科健診の拡大
測定指標:モデル事業以降の歯科健診継続の意向(自治体)[単位: %]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 80.0 | 73.1 | 91.375 |
| 2024年度 | 73.1 | 91.4 | 125.0342 |
| 2025年度 | 91.4 | - | - |
簡易スクリーニング検査の普及
測定指標:開発製品の薬機法承認申請数[単位: 製品]
年度別データを表示(2023〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | - | 0.0 | - |
| 2024年度 | 5.0 | 1.0 | 20.0 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
| 2026年度 | 0.0 | - | - |
歯科健(検)診の実施体制の整備
測定指標:法令で定められている歯科健(検)診を除く歯科健(検)診を実施している市町村の割合[単位: %]
定量的な目標値・実績値は確認できません
全国的な歯科健診の拡大
測定指標:歯周疾患検診の市町村実施率[単位: %]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 79.4 | 81.6 | 102.77078 |
| 2024年度 | 81.6 | 83.6 | 102.45098 |
| 2025年度 | 83.6 | - | - |
簡易スクリーニング検査の活用による歯科健診の受診率向上
測定指標:歯周疾患検診の受診率[単位: %]
年度別データを表示(2023〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | - | 5.4 | - |
| 2028年度 | 15.0 | - | - |
歯科健(検)診の受診者の増加
測定指標:過去1年間に歯科健(検)診を受診した者の割合[単位: %]
定量的な目標値・実績値は確認できません
効果的・効率的な歯科健診に係るエビデンスの構築
測定指標:モデル事業のフィールド数(自治体・企業)[単位: フィールド]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 110.0 | 130.0 | 118.18182 |
| 2023年度 | 130.0 | 171.0 | 131.53846 |
| 2024年度 | 171.0 | 208.0 | 121.63743 |
| 2025年度 | 208.0 | - | - |
実施主体である企業等における研究・開発の支援
測定指標:事業の実施主体数[単位: 事業者]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
簡易な口腔スクリーニングを用いた歯科健診及び受診勧奨の拡大
測定指標:パイロット事業のフィールド数[単位: フィールド]
定量的な目標値・実績値は確認できません
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
就労世代の歯科健康診査等推進事業
2.9億円3費目 ▾
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
就労世代の歯科健康診査等推進事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2.7億円 |
| 委託費 | 1,800万円 |
| 諸謝金 | 40万円 |
パナソニック株式会社
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(口腔内を撮影)
3,820万円3費目 ▾
パナソニック株式会社
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(口腔内を撮影)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2,630万円 |
| 再委託 | 1,160万円 |
| 諸謝金 | 30万円 |
アルフレッサファーマ株式会社
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(唾液等の検体)
2,280万円2費目 ▾
アルフレッサファーマ株式会社
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(唾液等の検体)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 備品費 | 2,250万円 |
| 借料及び損料 | 30万円 |
株式会社JMDC
就労世代の歯科健康診査等推進事業(レセプト)
1,980万円1費目 ▾
株式会社JMDC
就労世代の歯科健康診査等推進事業(レセプト)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,980万円 |
株式会社フレキシブル
就労世代の歯科健康診査等推進事業
1,800万円1費目 ▾
株式会社フレキシブル
就労世代の歯科健康診査等推進事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,800万円 |
株式会社ジーシーMfg
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(唾液等の検体)
1,550万円1費目 ▾
株式会社ジーシーMfg
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(唾液等の検体)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,550万円 |
パナソニック株式会社(パナソニックアプライアンスR&Dセンターシンガポール)
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(口腔内を撮影)
500万円1費目 ▾
パナソニック株式会社(パナソニックアプライアンスR&Dセンターシンガポール)
歯周病等スクリーニングツール開発支援事業(口腔内を撮影)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 500万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。