2025年度当初予算
1.1億円
2024年度執行: 18.5億円
事業の目的・概要
事業の目的
妊産婦モニタリングシステムの体制整備を促進することにより、他の診療科と比較して少数かつ長時間勤務が余儀なくされている産科医療に従事する医師の勤務環境の改善を目的とする。また、医師少数区域等において一定期間勤務した医師を認定する制度が医師偏在の解消に資するよう、認定を取得した医師が医師少数区域等で診療を継続してもらう。加えて、キャリア形成プログラムの運用面における質向上、キャリアコーディネーターの質の向上及び対応策の標準化などを図る。
現状・課題
他の診療科と比べて産科医師の確保は厳しい状況にあり、分娩取り扱い施設において、経験豊富な医師が確保できなかったり、妊産婦モニタリングに必要な体制を十分確保できないために長時間勤務が余儀なくされているケースもあり、医師確保や勤務環境改善にあたっての課題となっている。また、認定を取得した医師が医師少数区域等で引き続き診療を継続してもらうための取組が必要とされている。加えて、令和3年12月のキャリア形成プログラム運用指針の改正に伴い、令和5年度以降は、キャリアコーディネーターがフォローすべき対象者及び業務内容が拡大されていることに加えて、近年、修学資金を貸与された学生が増加していることも相まって、これまで以上にキャリア形成プログラムの運用面における質の向上が求められる。
事業の概要
地域枠出身の若手医師等が、週3日は休暇・自己研鑽等に充てられる週4日勤務制の導入、休日を確実に取得できるようにする休日代替医師の派遣等により、派遣される医師のキャリア形成や勤務負担軽減を図るために必要な経費を支援、及び複数の分娩取り扱い施設の医療情報をICTにより共有し、周産期専門の医師等が集約的に妊産婦と胎児をモニタリングし、若手医師等に対し適切な助言を行う体制の整備に必要な経費を支援。また、認定を取得した医師が医師少数区域等で診療を実施する際の医療レベルの向上や取得している資格等の維持に係る経費を支援。(補助率:国1/2)/加えて、全国のキャリアコーディネーター等からの相談受付やキャリアコーディネーターの質向上のための研修の実施等を通じて、キャリア形成プログラムの運用面を向上させるとともに、地域枠医師等のキャリア形成プログラムへの定着を促進する取組に対する支援(委託)等を行うもの。/【EBPMアクションプラン関連事業】
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1.1億円 | - |
| 2024年度 | 1.1億円 | 18.5億円 |
| 2023年度 | 1.5億円 | 2.2億円 |
| 2022年度 | 3.1億円 | 4,130万円 |
| 2021年度 | 7.4億円 | 3,670万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック C千葉県ほか
15.7億円
認定を取得した医師が医師少数区域等で診療を実施する際の医療レベルの向上や取得している資格等の維持に係る経費を支援
千葉県
東京都
長野県
佐賀県
高知県
熊本県
岐阜県
愛媛県
岩手県
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)11.1億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック D君津中央病院企業団ほか
1.1億円
認定を取得した医師が医師少数区域等で診療を実施する際の医療レベルの向上や取得している資格等の維持に係る経費を支援
君津中央病院企業団
地方独立行政法人さんむ医療センター
直接ブロック A京都府ほか
2.5億円
妊産婦モニタリングシステムの体制整備を促進することにより、他の診療科と比較して少数かつ長時間勤務が余儀なくされている産科医療に従事する医師の勤務環境の改善
京都府
宮崎県
熊本県
埼玉県
配分先ブロック B国立大学法人京都大学
1.8億円
妊産婦モニタリングシステムの体制整備を促進することにより、他の診療科と比較して少数かつ長時間勤務が余儀なくされている産科医療に従事する医師の勤務環境の改善に係る事業実施
国立大学法人京都大学
直接ブロック E一般社団法人地域枠医師等キャリアデザイン機構
2,840万円
キャリア形成プログラムの運用面における質向上、キャリアコーディネーターの質の向上及び対応策の標準化
一般社団法人地域枠医師等キャリアデザイン機構
配分先ブロック F国立大学法人千葉大学
300万円
キャリア形成プログラム等運用支援事業に係る再委託
国立大学法人千葉大学
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
周産期専門の医師等が集約的に妊産婦と胎児をモニタリングし、若手医師等に対し適切な助言を行う体制の整備に必要な事業であるが、産科医を対象とする部分と医師少数区域に関する部分を分けて、適切な成果指標が設定されていないため、効果的な成果指標を設定すること。また、一者応札の解消に向けて、周知方法等を見直すこと。
事業所管部局による点検・改善
令和6年12月に「医師偏在の是正に向けた総合的な対策パッケージ」を策定した上で、関連法案を提出しているところであり、医師の偏在対策は非常に重要な課題である。医師偏在対策に係る補助事業等実施箇所数は年々増加しており、各都道府県においては、今後、地域で活躍する地域枠出身医師が増加していくことから、当該事業を活用しながら支援を行っていく必要がある。
改善の方向性
「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」報告書では、地方で勤務する意思のある医師も多い中、医師が勤務を敬遠する理由として、労働環境への不安や希望する内容の仕事ができないという理由の他、特に若い世代では診療や研修環境などキャリア形成への不安が挙げられている。医師の地域偏在を解消するには、こうした不安を取り除くための支援が必要であり、当該事業の活用は有用であると考えられることから、当該事業について周知し、活用の推進に努めていきたい。
外部有識者による点検
少なくとも産科医を対象とする部分と医師少数区域に関する部分に分けた上でそれぞれについて適切な成果指標を設定することが強く求められる。その際、長期アウトカムとして把握する医師数についても本事業において対象としている産科医不足地域・医師少数区域に限定することが必要だと考えられる。引き続き一者応札の解消については努力する必要がある。(大屋 雄裕)
所見を踏まえた改善点・反映状況
効果的な成果指標の設定や、一者応札の解消に向けて検討する。
成果指標・目標値・実績値
各都道府県内における人口10万人対医師数の改善
測定指標:人口10万人対医師数が改善した都道府県数(対平成28年度)[単位: 都道府県]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 47.0 | 47.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 47.0 | 47.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 47.0 | - | - |
医師偏在解消等
測定指標:医師偏在対策に係る補助事業等実施箇所数[単位: 箇所]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 73.0 | 20.0 | 27.39726 |
| 2022年度 | 66.0 | 48.0 | 72.72727 |
| 2023年度 | 117.0 | 65.0 | 55.55556 |
| 2024年度 | 56.0 | 78.0 | 139.28571 |
| 2025年度 | 66.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
京都府
ICTを活用した産科医師不足地域に対する妊産婦モニタリング支援事業
1.8億円1費目 ▾
京都府
ICTを活用した産科医師不足地域に対する妊産婦モニタリング支援事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 1.8億円 |
国立大学法人京都大学
ICTを活用した産科医師不足地域に対する妊産婦モニタリング支援事業
1.8億円1費目 ▾
国立大学法人京都大学
ICTを活用した産科医師不足地域に対する妊産婦モニタリング支援事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 1.8億円 |
千葉県
認定制度を活用した医師少数区域等における勤務の推進事業
1.1億円1費目 ▾
千葉県
認定制度を活用した医師少数区域等における勤務の推進事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 1.1億円 |
君津中央病院企業団
認定制度を活用した医師少数区域等における勤務の推進事業
1.0億円1費目 ▾
君津中央病院企業団
認定制度を活用した医師少数区域等における勤務の推進事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 1.0億円 |
一般社団法人地域枠医師等キャリアデザイン機構
キャリア形成プログラム等運用支援事業
2,830万円11費目 ▾
一般社団法人地域枠医師等キャリアデザイン機構
キャリア形成プログラム等運用支援事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,080万円 |
| 雑役務費 | 580万円 |
| 委託費 | 300万円 |
| 租税公課 | 240万円 |
| 借料及び損料 | 190万円 |
| 諸謝金 | 150万円 |
| 印刷製本費 | 140万円 |
| 旅費 | 60万円 |
| 備品費 | 60万円 |
| 消耗品費 | 30万円 |
| 会議費 | - |
国立大学法人千葉大学
キャリア形成プログラム等運用支援事業(再委託)
300万円1費目 ▾
国立大学法人千葉大学
キャリア形成プログラム等運用支援事業(再委託)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託 | 300万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。