2025年度当初予算
8,210万円
2024年度執行: 8,160万円
事業の目的・概要
事業の目的
最新の情報科学を海洋生物研究に取り込むことにより、海洋生物ビッグデータを活用する技術・手法の高度化を図り、持続可能な開発目標(SDGs。SDG14「海の豊かさを守る」等)の基礎を成す海洋生態系の理解を深め、これにより海洋生物・生態系の保全・利用を促進し、海洋の諸課題を解決する。
現状・課題
食糧生産や気候調整等で人間社会と密接に関わる海洋生態系は、近年、汚染・温暖化・乱獲等のストレスにさらされており、その持続可能性の確保が地球規模での喫緊の課題となっている。海洋に係るデータ取得技術等は、これまでの技術開発により着実に進展し、環境情報を含め、海洋生態系を取りまく膨大なデータが蓄積されるようになってきた。複雑で多様な海洋生態系を理解し、保全・利用へ展開していくためには、これら既存のデータやデータ取得技術を基に、データ連携や市民科学の活用を含め、ビッグデータから新たな知見を見出していくことが重要である。
事業の概要
SDGs達成を目指す「国連海洋科学の10年」(2021年~2030年)のアウトカム(きれいな海、健全な海、生産的な海、予測できる海、安全な海、万人が利用できる海、魅力的な海)の実現に貢献するため、最新の情報科学と海洋生物・生態系研究を融合することにより、複雑な海洋生態系の理解を深め、環境保全・水産等の分野において海洋生態系の保全・利用を目指す。具体的には、各研究開発課題において、画像解析・クラウド技術等を用いたデータ収集・選別技術の開発や、AI技術等を用いたビッグデータ解析手法の開発など、海洋生物ビッグデータを活用する技術・手法の高度化を図り、社会的成果の創出をステークホルダーとの連携により目指す。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 8,210万円 | - |
| 2024年度 | 8,210万円 | 8,160万円 |
| 2023年度 | 8,210万円 | 8,170万円 |
| 2022年度 | 8,500万円 | 8,460万円 |
| 2021年度 | 8,970万円 | 8,900万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック B国立大学法人東京大学
3,030万円
バイオロギングデータのデータベース作成及びその解析機能を構築するため、その仕様や公開方針の検討等を実施。
国立大学法人東京大学
直接ブロック A国立大学法人琉球大学
2,700万円
ビッグデータ整備を自動化するツール群の開発公開、海洋生物多様性ビッグデータプラットフォームの構築を進め、これらを基に保全利用シナリオ分析ツール開発や海洋生態系の識別・予測技術、海洋物流インパクトの可視化技術等の応用技術を開発
国立大学法人琉球大学
配分先ブロック D国立大学法人九州大学等
260万円
各ツール群、プラットフォーム構築等にあたっての助言等を実施。
国立大学法人九州大学
学校法人成蹊学園
国立大学法人東京大学
公立大学法人横浜市立大学
直接ブロック Cソニーグループ株式会社
2,400万円
海洋観測におけるイベントベースビジョンセンサー(EVS)活用の可能性を探る調査研究を実施。
ソニーグループ株式会社
配分先ブロック E国立研究開発法人海洋研究開発機構
930万円
データの蓄積等への貢献
国立研究開発法人海洋研究開発機構
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
この事業は事業所管部局による自己点検及び行政事業レビュー推進チームによる点検の結果を踏まえ、特段の見直しは要しないものと考えられる。
事業所管部局による点検・改善
本事業は、最新の情報科学を海洋生物研究に取り込むことにより、地球規模の課題となっている海洋生態系の持続可能性確保のための技術開発であるとともに、海洋生物研究におけるSociety5.0・デジタルトランスフォーメーションにも貢献することから、必要性は認められる。なお、事業の実施に当たっては公募を行い、外部評価委員会による審査を経て、競争性を確保しながら優れた提案について採択を行うことに加え、予算の執行に当たっては、委託契約前に支出の確認・指導を行うほか、額の確定調査を実施して全ての支出先・使途の把握を行う予定となっており、事業の効率性が担保されるものと認められる。着実に事業によるデータの蓄積が進んでおり、活動目標のアウトプットの指標は当初見込みを上回っている。
改善の方向性
本事業の実施に当たっては、毎年度、報告書等によって進捗状況・取組実績などを把握し、事業内容の改善を図ることで、事業の効率的な実施に努め、目標最終年度に向け引き続き取り組む。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き、適切な執行に努める。
成果指標・目標値・実績値
令和10年度までに、海洋生物に関するデータやその解析技術を用いた論文数、学会発表数を270件まで増加する
測定指標:本事業で整備されたデータや解析技術を用いた論文数、学会発表数(累積値)[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 150.0 | 114.0 | 76.0 |
| 2025年度 | 180.0 | - | - |
| 2026年度 | 210.0 | - | - |
| 2027年度 | 240.0 | - | - |
| 2028年度 | 270.0 | - | - |
※ 2021〜2028年度のデータあり(直近5年度を表示)
ユーザーニーズに沿った海洋生物ビッグデータに関するプラットフォーム等の構築数
測定指標:構築したプラットフォーム等の数[単位: 件]
年度別データを表示(2030〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 3.0 | - | - |
海洋生物・生態系データの収集・選別技術及びビッグデータ生成・解析技術の開発
測定指標:構築したデータベースのデータ数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 100.0 | 121.0 | 121.0 |
| 2022年度 | 150.0 | 837.0 | 558.0 |
| 2023年度 | 150.0 | 609.0 | 406.0 |
| 2024年度 | 150.0 | 1805.0 | 1203.33333 |
| 2025年度 | 150.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立大学法人東京大学
バイオロギングで実現する海洋生物と人の持続可能な共生社会
2,340万円4費目 ▾
国立大学法人東京大学
バイオロギングで実現する海洋生物と人の持続可能な共生社会
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 1,670万円 |
| 物品費 | 410万円 |
| 人件費・謝金 | 210万円 |
| 旅費 | 50万円 |
国立大学法人琉球大学
海洋生物多様性ビッグデータ汎用化の基盤技術と海の豊かさを守る応用技術の開発
1,870万円4費目 ▾
国立大学法人琉球大学
海洋生物多様性ビッグデータ汎用化の基盤技術と海の豊かさを守る応用技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費・謝金 | 1,310万円 |
| その他 | 430万円 |
| 旅費 | 120万円 |
| 物品費 | 10万円 |
ソニーグループ株式会社
イベントベースビジョンセンサー(EVS)を用いた海洋粒子ビッグデータ生成
1,130万円1費目 ▾
ソニーグループ株式会社
イベントベースビジョンセンサー(EVS)を用いた海洋粒子ビッグデータ生成
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 1,130万円 |
国立研究開発法人海洋研究開発機構
再委託(イベントベースビジョンセンサー(EVS)を用いた海洋粒子ビッグデータ生成)
710万円2費目 ▾
国立研究開発法人海洋研究開発機構
再委託(イベントベースビジョンセンサー(EVS)を用いた海洋粒子ビッグデータ生成)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費・謝金 | 650万円 |
| その他 | 60万円 |
国立大学法人九州大学
再委託先(海洋生物多様性ビッグデータ汎用化の基盤技術と海の豊かさを守る応用技術の開発)
80万円3費目 ▾
国立大学法人九州大学
再委託先(海洋生物多様性ビッグデータ汎用化の基盤技術と海の豊かさを守る応用技術の開発)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 40万円 |
| 旅費 | 30万円 |
| 人件費・謝金 | 10万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。