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その他の事項経費事業内容の一部改善事業ID: 1816

模写模造

文化庁文化資源活用課開始: 1953年度

2025年度当初予算

3,610万円

2024年度執行: 3,560万円

01

事業の目的・概要

事業の目的

本事業は、現存の文化財(美術工芸品、建造物)と同一の材質、技法を用いて原作品と同様に製作し、伝統的技法の解明及び維持を図るとともに、製作した作品を公開しその活用を図ることを目的とする。文化財が劣化する以前の模写模造作品を製作・公開活用することで、その価値と固有性の正確な理解を促進する。また模写模造品の製作にあたっては、文化財の保存に欠くことのできない伝統的な技術・技能である選定保存技術を積極的に用い、その過程を動画にまとめることで、修理や修理を支える技術、用具、原材料などの重要性の普及啓発に役立てる。

現状・課題

鮮やかな姿を維持することが困難な建造物の彩色絵画の模写、全体像の把握が困難な複雑な構造を持つ建造物の模造を製作し、積極的に活用することで歴史的建造物に対する国民の理解の促進に資することを目的とする。近年、文化財建造物の所有者の高齢化や担い手不足などにより、建造物彩色の経年劣化が進行する事例が増えているため、貴重な彩色の模写製作を進める必要がある。製作された模写模造作品については、国立博物館等で公開が行われている。建造物模造については、2021年に東京国立博物館において「日本のたてもの」展を開催し、本事業の成果物を多数展示して好評を得たことから同様の企画展の継続的開催が望まれる。また、美術工芸品の模写模造においては、現状をありのままに写し取る記録保存としての意義の他、制作当時の姿を復原しようという動き、さらには、模写模造品の製作工程を通じて、制作当時の姿や使われている素材、手法の新発見につながること、及び現存する有形文化財に対する修理技法の復原や新たな技術が生み出されるなどの成果も上がっており、これら成果の広報、普及啓発を進めていく必要がある。

事業の概要

国宝・重要文化財(美術工芸品)が、経年劣化等により適切な保存や取扱い及び移動等が困難であり、その他管理上の理由により公開を制限するものについて、文化財として固有の価値を可能な限り忠実に表現した模写・模造品を製作し指定品の保存を図り、さらに製作した作品は指定文化財に代えて公開し、その活用を図っている。また、文化財(建造物)を縮尺模型により全体像の把握を容易にするなど、文化財としての固有の価値を可能な限り忠実に表現した模写模造を製作し、公開活用を図ることで指定品の保存及び文化財理解を進める。

02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)3,610万円-
2024年度3,610万円3,560万円
2023年度3,610万円3,520万円
2022年度3,410万円3,450万円
2021年度3,510万円1,460万円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

担当組織文化庁直接模写模造(美術工芸品)2,570万円直接株式会社さんけい1,000万円

支出先詳細

担当組織文化庁
直接ブロック B

模写模造(美術工芸品)

2,570万円

現在の指定文化財と同一同材質、技法を用い、原作品と同様に作品を制作する

1

株式会社目白漆芸文化財研究所

株式会社随意契約(その他)
800万円
2

株式会社坂田墨珠堂

株式会社随意契約(その他)
680万円
3

株式会社染技連

株式会社随意契約(その他)
520万円
4

彫刻制作・文化財修復たまや

随意契約(その他)
500万円
5

合同会社北村文化財漆工

随意契約(その他)
70万円
直接ブロック A

株式会社さんけい

1,000万円

文化財建造物の技法解明、記録保存等のために、精巧なレプリカを作成する。

1

株式会社さんけい

株式会社随意契約(その他)
1,000万円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

本事業の実施に当たっては専門的な知識と技術を必要とするため、競争性のない随意契約によらざるをえないものであるが、引き続き十分な公告期間の確保等の適正な予算執行について努めること。

事業所管部局による点検・改善

本事業は、専門的な知識と技術を要するために、一般競争入札には適さず随意契約で業者の選定を行っている。しかしながら、今後も十分な公告期間を確保しつつ、作業内容の精査等を行うことで、最適な事業実施を図る必要がある。なお、本事業は、現存の指定文化財と同一材質、技法を用い、原作品と同様に製作し、伝統的技術の解明・維持、後世への記録保存の向上に努めるとともに、製作した作品を指定文化財に代えて貸与等を通じて公開し、その活用を行っている。

改善の方向性

引き続き、十分な公告期間を確保しつつ、外部の専門家や有識者を含む事業選定委員会による作業内容の精査等を行うことで、適切な事業実施を図る。

所見を踏まえた改善点・反映状況

引き続き、事業を効率的かつ効果的に実施するよう努める。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

現存の文化財と同質の材質、技法を用いて製作する模写模造品の製作過程を普及啓発することで技術の伝承を図る。

測定指標:制作過程における模型製作現場の内覧会、講習会等の実施率[単位: ]

年度別データを表示(20222025年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度100.050.050.0
2023年度100.0100.0100.0
2024年度100.0100.0100.0
2025年度100.0--
アウトカム

経年劣化等が進み、公開が困難な文化財について、固有の価値を再現した模写模造を製作し、積極的に公開することで活用を図る。

測定指標:成果物の一般公開(貸与等を含む)件数割合成果物を一般公開した件数/模写模造件数[単位: %]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度100.097.097.0
2022年度100.097.097.0
2023年度100.098.098.0
2024年度100.098.098.0
2025年度100.0--
アウトカム

模写模造品の製作工程を通じて、制作当時の姿や使われている素材、手法などを発見、研究する。

測定指標:明らかとなった事実や技術の件数[単位: ]

年度別データを表示(20222022年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度5.08.0160.0
アウトカム

得られた素材、技術等を用いて復原、修理された文化財の件数

測定指標:文化財の修理件数

定量的な目標値・実績値は確認できません

アウトプット

文化財の模写模造の件数増加

測定指標:模写模造件数/年[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度4.03.075.0
2022年度4.02.050.0
2023年度3.05.0166.66667
2024年度4.05.0125.0
2025年度5.0--

20202025年度のデータあり(直近5年度を表示)

※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

株式会社さんけい

建造物模造事業(重要文化財千葉家住宅主屋模型製造)

910万円3費目 ▾
費目金額
事業費830万円
一般管理費70万円
人件費10万円

株式会社目白漆芸文化財研究所

国宝 婚礼調度類〈(徳川光友夫人千代姫所用)/〉のうち文台一基復元模写模造事業の募集について

740万円3費目 ▾
費目金額
人件費470万円
事業費200万円
一般管理費70万円

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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。