2025年度当初予算
10.1億円
2024年度執行: 9.6億円
事業の目的・概要
事業の目的
エネルギーの安定供給を図るため、原子力が将来直面する様々な課題に的確に対応し解決するとともに、原子力分野における我が国の国際競争力の維持・向上を図るため、多様な原子力システム(原子炉、再処理、燃料加工)に関し、基礎的研究から工学的検証に至る領域における革新的な技術開発を進めることを目的とする。
現状・課題
2050年カーボンフリー社会の実現や非エネルギー分野における利用に向けて、原子力を活用していくため、原子力の安全性向上を目指し、新たな安全メカニズムを組み込んだ次世代革新炉の開発に取り組む必要があるとされている。実用化に向けては、まず基盤となる技術開発・研究開発のサポートを政府が担うべきであり、開発を戦略的に進めていくために、原子力システム(燃料加工、原子炉安全システム、解析手法開発、再処理、等)の具体的なテーマを決めて、取り組んでいく必要がある。
事業の概要
東京電力福島第一原子力発電所事故及び「エネルギー基本計画」(令和7年2月18日閣議決定)を踏まえ、原子力施設の安全対策強化等に資する共通基盤的な技術開発、放射性廃棄物の減容化及び有害度低減に資する研究開発、原子力イノベーションを支える基礎基盤研究を実施する。本事業は、NEXIP(Nuclear Energy × Innovation Promotion)イニシアチブの一環として、経済産業省と連携を取りながら原子力技術の基礎研究から実用化に至るまでの連続的なイノベーションを促進するものである。/なお、事業の実施に当たっては、大学、高専、独立行政法人(国立研究開発法人含む)、民間法人、特定非営利活動法人等を対象として研究課題を募集し、外部有識者からなる審査委員会の審議を踏まえ採択を決定する。また、研究の実施に当たっては、PD(プログラムディレクター)の統括の下担当するPO(プログラムオフィサー)が研究計画について助言を行うなどの進捗管理を行うとともに、評価委員会において中間評価及び事後評価を実施する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 10.1億円 | - |
| 2024年度 | 10.1億円 | 9.6億円 |
| 2023年度 | 9.9億円 | 9.0億円 |
| 2022年度 | 10.6億円 | 10.5億円 |
| 2021年度 | 10.3億円 | 10.3億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 10.1億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A国立研究開発法人日本原子力研究開発機構ほか
3.5億円
「基盤チーム型」の委託先
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
国立大学法人京都大学
配分先ブロック B西華デジタルイメージ株式会社ほか
2.4億円
「基盤チーム型」の再委託先
西華デジタルイメージ株式会社
国立大学法人東京科学大学
三菱重工業株式会社
国立大学法人東北大学
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
株式会社ポセイドンCAE
MHI原子力研究開発株式会社
国立大学法人九州大学
国立大学法人広島大学
国立大学法人筑波大学
株式会社ヒューマンサポートテクノロジー
日本核燃料開発株式会社
国立大学法人大阪大学
株式会社エスケーファイン
株式会社シンターランド
さらに 2 件を表示 ▾
学校法人関西大学
茨城県産業技術イノベーションセンター
直接ブロック C国立研究開発法人日本原子力研究開発機構ほか
2.0億円
「ボトルネック課題解決型」の委託先
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
国立大学法人東京大学
国立大学法人電気通信大学
国立大学法人横浜国立大学
配分先ブロック D日立GEニュークリア・エナジー株式会社ほか
1.1億円
「ボトルネック課題型」の再委託先
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
株式会社原子力エンジニアリング
日揮グローバル株式会社
国立大学法人東京科学大学
国立大学法人九州大学
国立大学法人京都大学
株式会社大和システムエンジニア
学校法人新潟工科大学
国立大学法人東海国立大学機構
アドバンスソフト株式会社
公立大学法人長野大学
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
国立大学法人北海道大学
直接ブロック E国立大学法人福井大学ほか
1.8億円
「新発想型(一般)」の委託先
国立大学法人福井大学
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
国立大学法人東北大学
国立大学法人九州大学
国立大学法人北海道大学
国立大学法人東京大学
国立大学法人東京科学大学
配分先ブロック F国立大学法人電気通信大学ほか
7,080万円
「新発想型(一般)」の再委託先
国立大学法人電気通信大学
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
株式会社インキュベーション・アライアンス
国立大学法人京都大学
株式会社原子力安全システム研究所
国立大学法人東京科学大学
国立大学法人東北大学
国立研究開発法人物質・材料研究機構
国立大学法人長岡技術科学大学
国立大学法人九州大学
国立大学法人茨城大学
国立研究開発法人理化学研究所
国立研究開発法人産業技術総合研究所
国立大学法人大阪大学
兵庫県立工業技術センター
直接ブロック K公益財団法人原子力安全研究協会
9,200万円
課題管理の委託先
公益財団法人原子力安全研究協会
直接ブロック I国立大学法人大阪大学ほか
7,540万円
「特定課題推進型」の委託先
国立大学法人大阪大学
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
配分先ブロック J国立大学法人京都大学ほか
5,350万円
「特定課題推進型」の再委託先
国立大学法人京都大学
国立大学法人金沢大学
国立大学法人九州大学
国立大学法人東京科学大学
国立大学法人長岡技術科学大学
国立大学法人東京大学
国立大学法人福井大学
国立大学法人大阪大学
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
直接ブロック G学校法人東京理科大学ほか
5,880万円
「新発想型(若手)」の委託先
学校法人東京理科大学
国立大学法人長岡技術科学大学
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
国立大学法人京都大学
国立大学法人東北大学
国立大学法人北海道大学
配分先ブロック H国立研究開発法人日本原子力研究開発機構ほか
1,860万円
「新発想型(若手)」の再委託先
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
学校法人北海道科学大学
国立大学法人東海国立大学機構
国立研究開発法人物質・材料研究機構
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
本事業は、終了予定なしの事業にもかかわず最終目標年度しか設定されていないため、事業の成果を適切に測るため一層の工夫・改善が必要である。
事業所管部局による点検・改善
(国費投入の必要性について)本事業はエネルギー基本計画を踏まえた事業であり、社会のニーズを的確に反映していると考える。原子力イノベーションに資する研究開発を競争的環境下で推進することは政策目的の達成手段として必要かつ適切であり、政策体系の中でも優先度の高い事業であるといえる。(事業の効率性、有効性について)競争的環境下で、より実効性が高い課題を選定・実施しており、効率的であるといえる。成果物に関しては研究成果報告会の開催、報告書の国立国会図書館への納本等を通じて、広く成果の普及を図っている。(総評)令和6年度の公募では、一般公募にて採択課題を決定しており、外部審査によってすべての経費の使途や必要性・経済性を把握して、真に必要な経費以外は厳しく査定した。また、継続課題・終了課題についても担当するPOによる進捗管理を実施することで、事業の効率性・有効性の確保を図っている。令和7年度の公募では、昨今の原子力政策動向を踏まえ、有識者、若手研究者からヒアリングを行い優れた研究者や研究テーマ等を幅広く支援する環境を整備し、原子力科学技術の研究水準の向上を図る観点から原子力の利活用を目指した新規性・独創性・革新性・挑戦性の高い研究課題を支援するため、基盤チーム型」「ボトルネック課題解決型」「新発想型」を再編し、新たに「大規模チーム」「異分野連携」「若手」3 つのカテゴリーからなる「一般課題型」のテーマ・枠組を新設した。
改善の方向性
今後も中間評価・事後評価の結果や審議会等での検討を踏まえ、ニーズの高い研究開発の実施が可能となるよう公募方針を決定し、事業の効率性・有効性の確保を図っていく。また、課題管理委託先の選定に係る入札仕様書の一層の精緻化による他社参入促進等の取組みを引き続き実施し、透明性、競争性の確保に努める。審査、評価委員については、幅広い分野の専門家を参加させ、多様な視点から評価を行うなど、事業全体における透明性の確保に努める。
所見を踏まえた改善点・反映状況
事業の成果を適切に測るため、特に長期アウトカムにおいて成果目標、成果指標について関係者内で検討する。
成果指標・目標値・実績値
原子力研究開発の成果を公知化し、技術開発の発展に寄与する。
測定指標:研究成果論文数(前年度の実績は、成果報告書が提出された後、記載予定)[単位: 本]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 36.0 | 22.0 | 61.11111 |
| 2022年度 | 33.0 | 29.0 | 87.87879 |
| 2023年度 | 33.0 | 32.0 | 96.9697 |
| 2024年度 | 27.0 | - | - |
| 2025年度 | 31.0 | - | - |
継続的に各課題で優れた成果をあげる。
測定指標:本事業における当該年度に実施する中間評価及び事後評価での結果(SABCD)のうち、計画書通りの成果があげられ、又見込まれるとされたA評価以上の評価を受けた課題の件数割合[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 90.0 | 90.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 90.0 | 90.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 90.0 | 93.0 | 103.33333 |
| 2024年度 | 90.0 | - | - |
| 2025年度 | 90.0 | - | - |
原子力研究開発を継続的に進め、学会での発表などで優れた成果を挙げることにより、エネルギーの安定供給化及び原子力を利用する先端科学技術の発展に資する研究成果に寄与する。
測定指標:学会などでの発表数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 126.0 | 129.0 | 102.38095 |
| 2022年度 | 111.0 | 150.0 | 135.13514 |
| 2023年度 | 104.0 | 210.0 | 201.92308 |
| 2024年度 | 101.0 | - | - |
| 2025年度 | 102.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
革新炉の設計最適化に資する詳細二相流解析コード妥当性確認のための技術開発
9,620万円5費目 ▾
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
革新炉の設計最適化に資する詳細二相流解析コード妥当性確認のための技術開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 5,360万円 |
| 間接経費 | 2,220万円 |
| 人件費・謝金 | 960万円 |
| その他 | 700万円 |
| 旅費 | 380万円 |
公益財団法人原子力安全研究協会
原子力システム研究開発事業の実施に係る調査・分析業務
9,200万円3費目 ▾
公益財団法人原子力安全研究協会
原子力システム研究開発事業の実施に係る調査・分析業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 5,560万円 |
| 業務実施費 | 2,110万円 |
| 一般管理費 | 1,530万円 |
国立大学法人大阪大学
熱中性子炉を用いた医療用RI(Ac-225,Lu-177)の製造と精製、および前臨床研究
3,870万円5費目 ▾
国立大学法人大阪大学
熱中性子炉を用いた医療用RI(Ac-225,Lu-177)の製造と精製、および前臨床研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 2,010万円 |
| 間接経費 | 890万円 |
| その他 | 580万円 |
| 旅費 | 210万円 |
| 人件費・謝金 | 180万円 |
西華デジタルイメージ株式会社
革新炉の設計最適化に資する詳細二相流解析コード妥当性確認のための技術開発
3,690万円5費目 ▾
西華デジタルイメージ株式会社
革新炉の設計最適化に資する詳細二相流解析コード妥当性確認のための技術開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 1,780万円 |
| 間接経費 | 850万円 |
| その他 | 510万円 |
| 旅費 | 320万円 |
| 人件費・謝金 | 230万円 |
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
ナトリウム-溶融塩熱交換器を有する蓄熱式高速炉の安全設計技術開発
3,000万円5費目 ▾
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
ナトリウム-溶融塩熱交換器を有する蓄熱式高速炉の安全設計技術開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 1,200万円 |
| 間接経費 | 690万円 |
| 人件費・謝金 | 640万円 |
| 物品費 | 400万円 |
| 旅費 | 70万円 |
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
ナトリウム-溶融塩熱交換器を有する蓄熱式高速炉の安全設計技術開発
2,080万円4費目 ▾
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
ナトリウム-溶融塩熱交換器を有する蓄熱式高速炉の安全設計技術開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 960万円 |
| 人件費・謝金 | 640万円 |
| 間接経費 | 480万円 |
| 旅費 | - |
国立大学法人福井大学
核燃料の超高温その場観察技術の開発
1,990万円5費目 ▾
国立大学法人福井大学
核燃料の超高温その場観察技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 620万円 |
| 間接経費 | 460万円 |
| その他 | 360万円 |
| 人件費・謝金 | 360万円 |
| 旅費 | 190万円 |
国立大学法人京都大学
熱中性子炉を用いた医療用RI(Ac-225,Lu-177)の製造と精製、および前臨床研究
1,320万円5費目 ▾
国立大学法人京都大学
熱中性子炉を用いた医療用RI(Ac-225,Lu-177)の製造と精製、および前臨床研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 570万円 |
| 間接経費 | 310万円 |
| 物品費 | 250万円 |
| 人件費・謝金 | 180万円 |
| 旅費 | 10万円 |
学校法人東京理科大学
データ駆動型音響診断を基盤とした炉内異常の早期検知による安全性強化技術の研究開発
1,000万円5費目 ▾
学校法人東京理科大学
データ駆動型音響診断を基盤とした炉内異常の早期検知による安全性強化技術の研究開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 640万円 |
| 間接経費 | 230万円 |
| 旅費 | 90万円 |
| その他 | 20万円 |
| 人件費・謝金 | 20万円 |
国立大学法人電気通信大学
超高温体の急冷機能を付与したハニカム冷却技術による新型原子炉のIVR開発
900万円4費目 ▾
国立大学法人電気通信大学
超高温体の急冷機能を付与したハニカム冷却技術による新型原子炉のIVR開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 500万円 |
| 間接経費 | 210万円 |
| 人件費・謝金 | 170万円 |
| その他 | 20万円 |
※ 上位10グループを表示(残り1グループ)
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。