KOKKOKOKKO
エネルギー対策費事業内容の一部改善事業ID: 1711

核不拡散・核セキュリティ関連業務

文部科学省研究開発局研究開発戦略官(核融合・原子力国際協力担当)開始: 2011年度

2025年度当初予算

5.5億円

2024年度執行: 5.7億円

01

事業の目的・概要

事業の目的

平成22年(2010年)4月の第1回核セキュリティサミットにおけるナショナル・ステートメントを踏まえ、日本原子力研究開発機構(JAEA)に設置した核不拡散・核セキュリティ総合支援センターを活用し、平成23年度から核不拡散・核セキュリティに関する人材育成、核検知・核測定、核鑑識に関する技術開発を実施し、国際的な核不拡散・核セキュリティ強化に貢献する。//また、日本は従来より米国の核不拡散政策に協力する立場を取っており、近畿大学については、国内で高濃縮ウラン燃料を使用する最後の大学研究炉としてかねてより米国から高濃縮ウランの返還が要望されていた。世界規模の高濃縮ウランの縮小を目的に令和4年9月に日米間で合意した近畿大学原子炉(UTR-KINKI)における低濃縮化及び高濃縮ウラン燃料の米国返還の施策を着実に実施し、国際的な核不拡散及び核セキュリティの強化に資する。

現状・課題

平成22年(2010年)4月の第1回核セキュリティサミットにおけるナショナル・ステートメントにおいて核セキュリティの強化が一層重要であり、また核セキュリティ確保のための人材育成を含む国際協力が必要であることが示された。核セキュリティ体制強化の世界的な流れが加速していく中で、本事業の国際的な優先度は極めて高く、国際社会において国立研究開発法人であるJAEAが、リーダーシップを発揮し、人材育成・核セキュリティ技術を推進していくことが期待されている。//令和4年9月に米国と取組に合意以降、プロセス完了に向け着実に取組を進めている。近畿大学原子炉(UTR-KINKI)は教育用原子炉として近畿大学が人材育成・研究開発のために現在も利活用しており、原子炉の運転を継続するため、代替となる低濃縮ウラン燃料の準備後に高濃縮ウラン燃料の米国返還を実施することを米国と同意している。/また、令和6年4月に米国ワシントンで行われた日米首脳会談の成果文書においてもその取組が歓迎される等、世界的な核セキュリティ強化の流れの中にあって国際的な注目度の高い取組であり、着実なプロセスの実施が期待されている

事業の概要

1.人材育成/ 主にアジア諸国等を対象とした、核不拡散・核セキュリティに関する研修、セミナー等の実施を通して、アジア諸国等における核不拡散・核セキュリティ分野の法令整備の支援にもつながるような人材育成を行うとともに、国内原子力事業者等も対象としたトレーニングを行う。//2.技術開発/ 高度な核物質の測定・検知に関する技術開発として、中性子源等を用いた核物質の検知・定量を目的とした技術開発等を行うとともに、超精密測定によりごく微量のウランの同位対比、または不純物や粒子形状を測定することにより、押収された核物質の生産施設、生産時期等を特定する核鑑識技術の開発を行う。//3.近畿大学原子炉(UTR-KINKI)における高濃縮ウラン燃料の返還/ 米国が実施する核不拡散政策に協力するため、近畿大学が所有する高濃縮ウラン燃料を米国へ返還する。/ ※ただし、プロジェクトの機密性に鑑み、本レビューシートにおける詳細は非公表とする。

02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)5.5億円-
2024年度5.5億円5.7億円
2023年度5.2億円9.1億円
2022年度4.9億円4.9億円
2021年度5.1億円5.1億円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。

担当組織文部科学省直接国立研究開発法人日本原子力研究開発機構5.0億円直接学校法人近畿大学4,850万円配分先検査開発株式会社ほか4.7億円

支出先詳細

下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです

「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。

担当組織文部科学省
直接ブロック A

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

5.0億円

主にアジア諸国を対象とし、核不拡散・核セキュリティに関する人材育成を行う。また、核物質計量管理の高度化に資する測定技術や核物質の検知技術、不正に取引及びテロ等で使用された核物質の起源(国・施設)の特定に資する核鑑識技術の開発を行う。

1

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

国立研究開発法人補助金等交付
5.0億円
配分・再委託国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 より)
配分先ブロック B

検査開発株式会社ほか

4.7億円

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構において、核不拡散・核セキュリティに関する人材育成、技術開発を行う。

1

上位10社以外の支出先(93社)

その他
2.2億円
2

検査開発株式会社

株式会社一般競争契約(総合評価)
4,580万円
3

株式会社E&Eテクノサービス

株式会社一般競争契約(総合評価)
2,720万円
4

仁木工芸株式会社

株式会社随意契約(公募)
2,540万円
5

フジトク株式会社

株式会社随意契約(公募)
2,480万円
6

株式会社NESI

株式会社随意契約(不落・不調)
2,450万円
7

NAIS株式会社

株式会社一般競争契約(総合評価)
2,450万円
8

ミリオンテクノロジーズ・キャンベラ株式会社

株式会社随意契約(公募)
2,420万円
9

セイコー・イージーアンドジー株式会社

株式会社随意契約(その他)
2,220万円
10

株式会社ペスコ

株式会社随意契約(不落・不調)
1,840万円
11

株式会社ジーテック

株式会社随意契約(その他)
1,590万円
直接ブロック C

学校法人近畿大学

4,850万円

米国が実施する核不拡散政策に協力するため、近畿大学が高濃縮ウラン燃料を米国へ返還する。

1

学校法人近畿大学

学校法人補助金等交付
4,850万円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

この事業は、一部の一般競争契約において一者応札となっているため、競争参加条件等のより一層の見直しを図るなど、契約の競争性、公平性、透明性を確保すべきである。

事業所管部局による点検・改善

本事業においては、日本原子力研究開発機構(JAEA)及び近畿大学へ支出している。日本原子力研究開発機構(JAEA)においては本事業において国際機関等との連携の下、原子力の平和利用に関するセミナーや核セキュリティに関するトレーニング等の開催や核鑑識等に関する技術開発を実施し、得られた成果を国際社会に共有することで、着実に国際的な核不拡散・核セキュリティ強化に貢献している。また、予算の執行状況等を精査し、費目・使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されていることを確認しており、補助金の交付先である日本原子力研究開発機構(JAEA)においては、競争契約の推進及び適正な引合先の選定に資するため、専門性を有しない一般的な業務と専門性や特殊性を有する業務を切り分ける発注の検証、競争性が阻害されない仕様書の作成及び年間発注計画の公表等による新規参入を増やす取組を実施するとともに、機構に設置している契約審査委員会(外部有識者含む)において、互換性や特許技術等を理由とした確認公募の妥当性及び競争性のない調達手続の実施の可否について厳正な審査を実施している。また、個々の契約案件については、契約監視委員会において事後点検を行い、契約の適正化に向けた改善を図っている。近畿大学においては本事業において米国等との連携の下、低濃縮化及び高濃縮ウラン燃料の返還の取組を着実に実施している。また、予算の執行状況等を精査し、費目・使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されていることを確認している。

改善の方向性

引き続き、費目・使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されていること、過度な受注実績あるいは過度に良質な性能を求める仕様でないことを確認する。JAEAにおいては、上述の契約監視委員会において取りまとめた更なる改善策(平成28年7月5日)を踏まえ、追加的改善方策をその後の契約に順次反映させるとともに、国立研究開発法人間で調達実績等の情報の共有等、引き続き効率的な調達に努める。

所見を踏まえた改善点・反映状況

競争性確保のため、引き続き入札参加者の一定数確保に努める。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

研修コースの内容が核不拡散・核セキュリティの強化に貢献するものである。

測定指標:参加した研修コースの内容が有意義なものであったと答えた参加者の割合(目標値を9割以上とする)[単位: %]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度90.099.0110.0
2022年度90.0100.0111.11111
2023年度90.0100.0111.11111
2024年度90.0100.0111.11111
2025年度90.0--

20202025年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトカム

アジア諸国等を対象とする人材育成支援を通じてアジアにおけるハブとなり国際的な核不拡散・核セキュリティ強化に貢献する。

測定指標:ISCNが主催するアジア向けトレーニングコース参加者の同窓ネットワークの人数(累計)[単位: ]

年度別データを表示(20242029年度)
年度目標値実績値達成率
2024年度40.050.0125.0
2025年度90.0--
2029年度230.0--
アウトカム

核鑑識や核物質の測定検知等の技術開発を行い、研究課題の成果を国際社会へ共有する。

測定指標:論文等の公表数(1課題当たり4学会以上へ2本以上の論文等を公表見込み。)[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度32.039.0121.875
2022年度28.040.0142.85714
2023年度28.040.0142.85714
2024年度28.036.0128.57143
2025年度28.0--

20202025年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトカム

核鑑識や核物質の測定検知等の技術開発を行い、研究課題の成果を国際共有することで、国際的な核不拡散・核セキュリティに貢献する。

測定指標:社会実装に関する技術開発成果の報告回数(累計)[単位: ]

年度別データを表示(20242029年度)
年度目標値実績値達成率
2024年度2.05.0250.0
2025年度6.0--
2029年度9.0--
アウトプット

人材育成を行うことにより、国際的な核不拡散・核セキュリティの強化に貢献する。

測定指標:アジア諸国等を対象とするコースの開催数(毎年度、前年同等以上を開催見込み)[単位: 開催数]

年度別データを表示(20222026年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度14.016.0114.28571
2023年度16.018.0112.5
2024年度18.017.094.44444
2025年度17.0--
2026年度17.0--

20202026年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトプット

核鑑識や核物質の測定検知等の技術開発を行い、研究課題の成果を国際社会へ共有することで、国際的な核不拡散・核セキュリティに貢献する。

測定指標:核不拡散・核セキュリティに関する技術開発の分野数[単位: ]

年度別データを表示(20222026年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度4.04.0100.0
2023年度4.04.0100.0
2024年度4.04.0100.0
2025年度4.0--
2026年度4.0--

20202026年度のデータあり(直近5年度を表示)

※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

補助金等交付

5.0億円1費目 ▾
費目金額
補助金等交付5.0億円

学校法人近畿大学

技術支援及び旅費等費用

4,850万円1費目 ▾
費目金額
補助金等交付4,850万円

検査開発株式会社

アクティブ中性子による核物質検出技術開発に関わる労働者派遣契約

2,370万円1費目 ▾
費目金額
役務2,370万円

この事業についての議論

すべて見る
この事業についての議論はまだありません。
この事業についてスレッドを立てる

データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。