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エネルギー対策費科学技術振興費事業内容の一部改善事業ID: 1710

国際原子力人材育成イニシアティブ

文部科学省研究開発局原子力課開始: 2010年度

2025年度当初予算

2.4億円

2024年度執行: 2.4億円

01

事業の目的・概要

事業の目的

本事業のうち令和2~8年度の7年間(令和2年度はフィージビリティスタディ期間)においては、原子力分野の人材育成のため、全国大で関係機関の教育基盤、施設・装置、技術等の資源を結集し、共通基盤的な教育機能を補い合うことで、拠点として一体的に人材を育成する体制を構築。複数の機関が中長期的な視点で我が国の原子力分野の人材育成機能の維持・強化を図る。

現状・課題

第7次エネルギー基本計画(令和7年2月)において原子力を脱炭素電源として最大限活用することが明記された一方、近年の原子力利用を取り巻く環境変化等を受け、原子力関係学科・専攻の減少をはじめ大学における人材育成機能は脆弱化しており、原子力関係の教員数も減少傾向にある。このうち、40歳以下の教員数では特に顕著であり、平成16年度には121人いたが、令和4年度時点では68人へと減少している。また、令和6年度の調査では原子力関係学部・学科・専攻への入学者数においても、最盛期(平成4年度)では673人入学していたものが、令和6年度時点で177人と減少傾向となっている。個別の大学では十分にカバーしきれない人材育成機能を、大学・高専機構・研究機関・産業界等が組織的に連携し相互に共有・供用することで「欠け」を補い、一体となって人材を育成する体制を構築し、原子力分野の人材育成機能の維持・充実を図る必要がある。

事業の概要

我が国の原子力研究開発・人材育成基盤の維持・強化のために、全国大で複数機関が連携したコンソーシアム(ANEC、令和3年度に形成)の下に設けた4分野の教育プログラムを推進する。具体的には、①機関の相互補完による体系的な専門教育カリキュラムの共用、②大型実験施設・原子力施設等における実験・実習の実施、③国際機関や海外大学との組織的連携による国際研鑽、④産業界との連携 を設け、原子力施設を保有する大学等の研究開発機関を対象に、その基盤を維持・発展しつつ、人材育成・研究開発活動の活性化を目的にした取組を重点的に補助する。このため、公募により採択した機関に対して、事業実施に必要な人件費や事業費を支援する。(補助率:定額)

事業概要ページ
02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)2.4億円-
2024年度2.5億円2.4億円
2023年度7.2億円6.3億円
2022年度6.2億円4.9億円
2021年度3.6億円3.1億円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

担当組織文部科学省直接国立大学法人北海道大学…2.2億円直接公益財団法人原子力安全…2,410万円

支出先詳細

担当組織文部科学省
直接ブロック A

国立大学法人北海道大学ほか

2.2億円

原子力人材育成に係る事業の実施

1

国立大学法人東京科学大学

国立大学法人補助金等交付
3,740万円
2

国立大学法人北海道大学

国立大学法人補助金等交付
3,550万円
3

学校法人近畿大学

学校法人補助金等交付
2,160万円
4

国立大学法人東北大学

国立大学法人補助金等交付
1,850万円
5

独立行政法人国立高等専門学校機構

独立行政法人補助金等交付
1,800万円
6

国立大学法人静岡大学

国立大学法人補助金等交付
1,280万円
7

三菱重工業株式会社

株式会社補助金等交付
1,060万円
8

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

国立研究開発法人補助金等交付
1,050万円
9

国立大学法人東京大学

国立大学法人補助金等交付
1,000万円
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)4,490万円

CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。

直接ブロック B

公益財団法人原子力安全研究協会

2,410万円

原子力人材育成事業に関する課題管理業務

1

公益財団法人原子力安全研究協会

その他法人指名競争契約(総合評価)
2,410万円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

この事業は、公開プロセスにおける外部有識者からのコメントを踏まえ、事業成果・課題等の検証を行って、事業の改善に向けた取り組みを行う必要がある。

事業所管部局による点検・改善

(国費投入の必要性について)本事業はエネルギー基本計画を踏まえた事業であり、社会のニーズを的確に反映していると考える。第6次エネルギー基本計画においては、高いレベルの原子力人材を維持・強化する必要性が明記され、また、第7次エネルギー基本計画においては、原子力人材育成の拡充について明記された。これらのことから、国として責任をもって効果的・効率的・戦略的に原子力人材育成を行う必要があり、地方自治体、民間等に委ねることができない事業であり、政策体系の中で優先度の高い事業である。(事業の効率性、有効性について)エネルギー基本計画を踏まえて効果的・効率的・戦略的に原子力人材育成を行うことを目的に、国として実施する事業であり、負担関係(国側の負担)は妥当。原子力・放射線教育を実施している大学や原子力関連施設を有する民間企業等を主な対象とした事業であるため、実効性の高い事業である。一般公募の後、外部有識者で構成される審査評価会にて実施課題を審査・評価することにより、計画段階から単位当たりコスト等の水準の妥当性を確認しており、かつ額の確定を実施して費目・使途の把握等を行うことで、コスト削減や効率化に向けた工夫を行っている。(総評)令和6年度は、新規3事業及び継続7事業への補助支援を行った。従来同様、担当するPOによる進捗管理を実施することで、事業の効率性・有効性の確保を図っている。本事業では、実施機関が、「未来社会に向けた先進的原子力教育コンソーシアム(ANEC, Advanced Nuclear Education Consortium for the Future Society)」を構築し、個別の大学では十分にカバーしきれない人材育成機能を全国大でカリキュラムや実習等の供用や連携を進める運営体制を構築し、原子力の基礎基盤の維持・拡充に寄与しており、引き続き支援を行う。

改善の方向性

本事業を担う産学官が連携した人材育成コンソーシアム(ANEC)の活動は2026年度で終了する予定であるが、原子力の推進は、エネルギー安全保障(エネルギー安定供給、脱炭素)の観点から重要であり、原子力人材の育成はその実現に向け必要不可欠であることから、2027年度以降の事業の在り方も含め、人材育成機能の一層の強化策について、引き続き検討していく。

所見を踏まえた改善点・反映状況

目標値やアウトカム指標は、人数以外の指標を含めR8年度以降の見直しを検討する。就職後定着率、レベル別評価、原子力関連企業等を巻き込んだ即戦力の人材育成の仕組づくりは、令和9年度以降の次期事業の在り方を関係機関と議論し検討する。参加学生の意識変化(関心度・理解度)の捕捉は、令和7年度事業から各機関にて実施予定。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

①-1 専門教育カリキュラムの実施

測定指標:専門教育カリキュラムのうち、原子力業界への輩出を指標に設定できる取組の延べ参加者数[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度467.0546.0116.91649
2022年度468.0473.0101.06838
2023年度473.0593.0125.36998
2024年度402.0624.0155.22388
2025年度477.0--
アウトカム

①-2 専門教育カリキュラムの実施

測定指標:専門教育カリキュラムのうち、原子力を学ぶ学生のすそ野拡大・社会人リカレントを目的とした講義・セミナー・実習等の参加者数以下、その他指標・ANEC活動期間の効率的教材公開の実現。 2013-2020.9 収録数:101 公開数:58 2020.10-2025 収録数:191 公開数:147・大規模オンライン講座(MOOC) 10~70代の幅広い年齢層から4,432名登録。(令和3~6年度)・令和6年度高校生向けイベント(於:東工大)には約170名が参加。(うち1/3は女性、1/3は遠方参加者。)[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度703.01242.0176.67141
2022年度813.01391.0171.09471
2023年度936.01411.0150.74786
2024年度1378.02361.0171.33527
2025年度1413.0--
アウトカム

②大型施設を用いた実験・実習の実施

測定指標:実験・実習延べ参加者数(定量的な成果実績を示せる指標)以下、その他指標・13の参加大学内で単位化が進展[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度251.0193.076.89243
2022年度274.0301.0109.85401
2023年度307.0377.0122.8013
2024年度333.0389.0116.81682
2025年度357.0--
アウトカム

③国際リーダー育成研修の実施

測定指標:研修の参加者実数以下、その他指標・一部事業では国際共同研究へ発展[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度36.012.033.33333
2022年度11.010.090.90909
2023年度11.09.081.81818
2024年度11.010.090.90909
2025年度11.0--
アウトカム

④産業界と連携した研修の実施

測定指標:研修の延べ参加者数[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度138.0177.0128.26087
2022年度153.0179.0116.99346
2023年度145.0179.0123.44828
2024年度147.0203.0138.09524
2025年度144.0--
アウトカム

エネルギー基本計画達成に向けた原子力人材需要増への対応(原子力関連学科・専攻の学生を中心とした育成の強化)

測定指標:各活動に参加した学生の就職者・進学者のうち、原子力関連へ就職・進学をした学生の累積人数及び割合(R3~R6年度のうち、確認できるものを対象に集計)(参考)対象機関:R3~R6年度就職者総数:725名原子力業界就職者数:436名(60%)進学者総数:649名原子力関連進学者数:446名(69%)

定量的な目標値・実績値は確認できません

アウトプット

①機関の相互補完による体系的な専門教育カリキュラムの共用

測定指標:・採択課題件数・教材・カリキュラムのオンライン化・オープン化・社会人向けリカレント教育・高校生向けアピール・専門教育カリキュラムの実施[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度7.07.0100.0
2022年度9.09.0100.0
2023年度9.09.0100.0
2024年度10.010.0100.0
2025年度9.0--
アウトプット

②大型実験施設・原子力施設等における実験・実習の実施

測定指標:・採択課題件数・大型実験施設等を用いた実験・実習の共用[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度6.06.0100.0
2022年度7.07.0100.0
2023年度7.07.0100.0
2024年度7.07.0100.0
2025年度8.0--
アウトプット

③国際機関や海外大学との組織的連携による国際研鑽

測定指標:・採択課題件数・ブートキャンプや留学による国際リーダー育成[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度1.01.0100.0
2022年度2.02.0100.0
2023年度2.02.0100.0
2024年度2.02.0100.0
2025年度2.0--
アウトプット

④産業界との連携

測定指標:・採択課題件数・産業界との連携による原子力人材の育成[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度2.02.0100.0
2022年度3.03.0100.0
2023年度3.03.0100.0
2024年度3.03.0100.0
2025年度3.0--

※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

国立大学法人北海道大学

機関横断的な人材育成事業「機関連携強化による未来社会に向けた新たな原子力教育拠点の構築」

3,550万円4費目 ▾
費目金額
人件費2,120万円
旅費970万円
雑役務費260万円
物品・消耗品購入費200万円

公益財団法人原子力安全研究協会

新規課題の公募、選定審査及び課題管理に関する業務を行う。(国際原子力人材育成イニシアティブ事業に係る調査・分析業務)

2,410万円7費目 ▾
費目金額
人件費1,100万円
一般管理費400万円
謝金380万円
旅費160万円
消費税相当額150万円
雑役務費150万円
その他70万円

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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。