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科学技術振興費事業内容の一部改善事業ID: 1707

放射性廃棄物減容化研究開発の推進

文部科学省研究開発局原子力課開始: 2014年度

2025年度当初予算

6,090万円

2024年度執行: 6,090万円

01

事業の目的・概要

事業の目的

エネルギー基本計画に基づき、放射性廃棄物の減容化・有害度低減のための技術開発として、加速器駆動核変換システムについて検討し、高レベル放射性廃棄物の処理・処分における将来の幅広い選択肢の確保にむけて取り組む。

現状・課題

エネルギー基本計画(令和3年10月)において、加速器を用いた核変換技術は将来の使用済燃料の対策の柱の一つとなり得る可能性があり、その技術開発の推進は幅広い選択肢を確保する観点から、重要な意義を有するとされている。本事業では、国内外の研究機関との連携も活用し、核変換システムで用いる高温液体重金属や大強度陽子ビームに係る研究開発を効率的に進めている。大強度陽子加速器施設評価作業部会による中間報告書(令和6年1月)では、「鉛ビスマス標的システムの安定運転技術の確立など核変換技術に係る研究開発において成果創出が認められた」と評価された。文部科学省 群分離・核変換技術評価タスクフォースとりまとめ(令和3年12月)では、核変換技術の開発は原理実証段階であるとされており、本技術が放射性廃棄物の減容化・有害度低減の将来の選択肢となるかどうか、その有望性の判断を行うための検証を進める。

事業の概要

加速器駆動核変換システムを用いて、長寿命核種を短寿命核種に変換するための技術開発を実施する。具体的には、加速器等の技術開発の中核となる工学規模の実験施設に係る研究開発、実験装置の要素技術検証や性能向上のための技術検証を実施する。

事業概要ページ
02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)6,090万円-
2024年度6,090万円6,090万円
2023年度6,090万円6,090万円
2022年度6,100万円6,100万円
2021年度1.0億円1.0億円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。

担当組織文部科学省直接国立研究開発法人日本原…6,090万円配分先株式会社NATほか5,960万円

支出先詳細

下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです

「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。

担当組織文部科学省
直接ブロック A

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

6,090万円

陽子ビームによる核変換を利用した放射性廃棄物の減容化に係る研究開発

1

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

国立研究開発法人補助金等交付
6,090万円
配分・再委託国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 より)
配分先ブロック B

株式会社NATほか

5,960万円

陽子ビームによる核変換を利用した放射性廃棄物の減容化に係る研究開発に必要な経費

1

株式会社NAT

株式会社随意契約(不落・不調)
1,630万円
2

株式会社ジック

株式会社一般競争契約(総合評価)
960万円
3

株式会社太陽イービーテック

株式会社一般競争契約(最低価格)
870万円
4

株式会社日本アクシス

株式会社随意契約(不落・不調)
860万円
5

菱和工業株式会社

株式会社一般競争契約(最低価格)
380万円
6

助川電気工業株式会社

株式会社随意契約(その他)
340万円
7

マルイ鍍金工業株式会社

株式会社一般競争契約(最低価格)
280万円
8

理工科学株式会社

株式会社随意契約(その他)
270万円
9

株式会社宮盛製作所

株式会社随意契約(少額)
150万円
10

藤本科学株式会社

株式会社随意契約(少額)
80万円
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)130万円

CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。

04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

本事業は外部有識者の指摘を踏まえ、事業の成果を適切に測るため一層の工夫・改善が必要である。また、一部の契約において一者応札となっているため、競争参加条件等のより一層の見直しを図るなど、契約の競争性、公平性、透明性の確保に努めることが望ましい。

事業所管部局による点検・改善

(国費投入の必要性について)将来の使用済燃料の対策の幅広い選択肢を確保する観点から、高レベル放射性廃棄物の発生量・有害度低減に向け、加速器を用いた核種変換技術開発の推進がエネルギー基本計画で示されている。文科省の群分離・核変換技術評価TF(R3年度)でも、核変換技術の確立に向けた継続的な研究開発の必要性が確認されている。(事業の効率性、有効性について)原子力機構では、可能な限り計算機シミュレーションを取り入れ、効率的に核変換技術の研究開発を進めている。ただし、シミュレーション結果の妥当性は厳選された実験で確認する必要がある。そこで本事業では、既存施設を最大限活用し、最も有効にシミュレーション結果を確認できると考えられる実験データを取得し、シミュレーション結果の妥当性確認を行うことにより、核変換技術の研究開発を効率的に進めている。本事業により核変換システムの原理実証に必要な技術課題が順次解決されつつあり、有効性が高い。(総評)本事業は、高レベル放射性廃棄物の負担軽減に資する核変換技術の確立を目的とし、政策的にも優先度が高い。陽子ビームを用いた核変換システムの設計に必要なシミュレーション技術の妥当性について既存施設を活用した実験で検証することで、効率性・有効性を確保しながら事業が進められている。令和6年度は液体金属冷却材の熱流動・腐食試験や陽子ビーム診断技術の開発、核特性実験など、技術課題に的を絞った効率的な研究開発を実施した。文科省TFの評価や国際動向を踏まえ、必要性・有効性を厳しく査定した上で事業を構築しており、限られた予算の中で成果の最大化を図っている。

改善の方向性

引き続き適切に事業の進捗管理を行い、計画的な予算執行に努める。

外部有識者による点検

大変重要な研究であり、他国に遅れを取っていることからも必要な事業と考えるが、成果の進捗状況を表す指標の設定が甘いのではないか。例えば、アウトプットの活動目標の目標値が、論文発表件数で2件/年となっているが、もっと大きな値で目標設定すべきと考える。また、アウトカムも含めて、特許出願も指標に設定出来ないかなど工夫・改善が必要である。

所見を踏まえた改善点・反映状況

指摘事項の内、成果指標について、2025年度の論文発表件数の目標値を当初「4件/年」から「5件/年」に引上げると共に来年度以降の改善に向けた検討を行う。特許出願状況について、指標に組入れた管理の実施について関係者内で検討する。また一者応札について、引続き競争性確保のため入札参加者の一定数確保に向けた取組を強化する。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構の外部委員会である原子力基礎工学研究・評価委員会において本事業に対する標準評価以上の評価を受けた割合

測定指標:標準評価(B評価)以上の評価を受けた割合。計算式:標準評価以上の数/全評価数[単位: ]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度100.0100.0100.0
2022年度100.0100.0100.0
2023年度100.0100.0100.0
2024年度100.0100.0100.0
2025年度100.0--
アウトカム

ADSを用いた核変換技術の研究開発を推進することにより、長期的なリスク低減等を取り入れた将来の放射性廃棄物の取扱技術について、その有望性の判断に資する成果を得る。

測定指標:核変換技術の原理実証(実験室規模)に係る課題に対応した研究開発を完了し、次のステップである準工学規模の研究開発への移行の準備を整える。

定量的な目標値・実績値は確認できません

アウトカム

放射性廃棄物の減容化・有害度低減のための技術開発により、将来、使用済燃料の対策の柱の一つとなり得る選択肢を確保する。

測定指標:国内における放射性廃棄物処理・処分方針の動向を勘案しつつ、必要性に応じ産業界と連携して核変換技術の工学規模実証を完了し、ADS実用化への準備を整える。

定量的な目標値・実績値は確認できません

アウトプット

放射性廃棄物減容化研究開発の推進における成果創出

測定指標:放射性廃棄物減容化研究開発の推進における論文発表件数[単位: 件数]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度4.05.0125.0
2022年度2.07.0350.0
2023年度2.04.0200.0
2024年度2.02.0100.0
2025年度5.0--

※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

陽子ビームによる核変換を利用した放射性廃棄物の減容化に係る研究開発

6,100万円2費目 ▾
費目金額
補助金5,960万円
その他140万円

株式会社NAT

核変換技術開発に関する労働者派遣契約

1,630万円1費目 ▾
費目金額
人件費等1,630万円

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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。