2025年度当初予算
109.4億円
2024年度執行: 117.7億円
事業の目的・概要
事業の目的
物質科学、生命科学、原子核・素粒子物理学など、基礎科学から産業応用までの幅広い研究開発を推進するため、世界最高レベルのビーム強度を有し、多彩な二次粒子を用いた新しい研究手段を提供する大強度陽子加速器施設(J-PARC)について、必要な運転時間の確保及び利用環境の充実に努め、学術界・産業界の広範な分野の研究者等の利用に供する。
現状・課題
J-PARCは、日本原子力研究開発機構(JAEA)及び高エネルギー加速器研究機構(KEK) が共同運営し、物質・生命科学実験施設(MLF)の中性子線施設は世界最大のパルス中性子線強度を誇る共用施設であり、平成24年1月から共用開始している。
事業の概要
「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律(以下「共用法」という。)」の対象であるJ-PARCの中性子実験施設について、施設の整備や全体の機器等の運転を実施する。また、幅広い分野の研究者等による利用を促進するため、共用法に基づき登録された施設の設置主体とは別の第三者機関である登録施設利用促進機関(一般財団法人総合科学研究機構)が、施設利用研究を行う者の選定(利用者選定業務)を実施するとともに、利用者に対する情報提供・相談・その他J-PARCを利用する上で必要な支援(利用支援業務)を行う。(補助率定額)
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 109.4億円 | - |
| 2024年度 | 109.2億円 | 117.7億円 |
| 2023年度 | 109.2億円 | 129.0億円 |
| 2022年度 | 109.2億円 | 122.5億円 |
| 2021年度 | 109.2億円 | 108.8億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
106.5億円
特定中性子線施設(J-PARC)の運営、施設整備を実施する。
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
配分先ブロック C東京電力エナジーパートナー株式会社ほか
121.7億円
特定中性子線施設(J-PARC)の運転等
東京電力エナジーパートナー株式会社
株式会社NAT
原子力エンジニアリング株式会社
東芝エネルギーシステムズ株式会社
三菱電機システムサービス株式会社
東洋プラント工業株式会社
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
木村化工機株式会社
株式会社パルスパワー技術研究所
日鉄ソリューションズ株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)59.4億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック B一般財団法人総合科学研究機構
7.4億円
特定中性子線施設(J-PARC MLF)に係る課題の選定を実施するとともに、利用者への支援を実施する。
一般財団法人総合科学研究機構
配分先ブロック DJPC株式会社ほか
1.6億円
J-PARCユーザー用システム運用・保守等業務請負等
JPC株式会社
エルゼビア・ジャパン株式会社
(株)アールデック
理工科学株式会社
(株)アート科学
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)1.3億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
本事業は、前年度に引き続き、一者応札となったものがやや多いため、公募の要件の整理や公告期間の確保などの対策について検討が必要である。
事業所管部局による点検・改善
本事業は第6期科学技術・イノベーション基本計画の「研究DXを支えるインフラ整備と高付加価値な研究の加速」においてその説明が明記されており、また共用法により国が実施することが定められていることから国費投入の必要性がある。事業の効率性については、大部分が一般競争入札を実施しており、その妥当性や競争性を確保している。一部の一社応札となっている業務については、入札の競争性を高めるため、公告期間を延長したり仕様書を更に精査するといった、継続的な工夫を続けていく必要がある。運営については保守経費の見直しや運転の効率化など毎年コスト削減に努めている。事業の有効性については、目標性能であった1MW相当の陽子ビーム出力での長期運転を達成し、また成果発表件数も目標数を上回り、着実に実績を伸ばしている。
改善の方向性
今後も、効率的かつ効果的な運営を図ることでJ-PARCの共用の更なる促進及び最先端の研究基盤としての安定的な運用ができるような施設整備を行う。
所見を踏まえた改善点・反映状況
一者応札に関しては、仕様書や公告期間の見直し等を行い、契約の競争性、公平性、透明性の更なる向上を図る。
成果指標・目標値・実績値
J-PARCの課題実施数の確保
測定指標:J-PARCの年間実験課題実施数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 400.0 | 398.0 | 99.5 |
| 2022年度 | 400.0 | 415.0 | 103.75 |
| 2023年度 | 400.0 | 425.0 | 106.25 |
| 2024年度 | 400.0 | 288.0 | 72.0 |
| 2025年度 | 400.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
J-PARCのうち、MLFに関係した研究の発表論文数を、年間185件にする。
測定指標:J-PARCのうち、MLFに関係した研究の発表論文数(単年)[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 185.0 | 225.0 | 121.62162 |
| 2022年度 | 185.0 | 182.0 | 98.37838 |
| 2023年度 | 185.0 | 187.0 | 101.08108 |
| 2024年度 | 185.0 | 202.0 | 109.18919 |
| 2025年度 | 185.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
J-PARCのユーザー満足度を80%以上にする。(課題申請、安全教育、支援施設、試料環境、装置の性能、ソフトウェアに関するユーザー評価において、5段階中真ん中以上の評価の割合が平均80%以上であることを目標とする)
測定指標:J-PARCのユーザーアンケート調査結果[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 80.0 | 88.8 | 111.0 |
| 2022年度 | 80.0 | 87.4 | 109.25 |
| 2023年度 | 80.0 | 90.0 | 112.5 |
| 2024年度 | 80.0 | 88.0 | 110.0 |
| 2025年度 | 80.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
新領域を含む利用の裾野拡大
測定指標:実施された課題における、新規ユーザー登録者数[単位: 人]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 41.0 | - |
| 2022年度 | - | 64.0 | - |
| 2023年度 | 70.0 | 70.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 70.0 | 216.0 | 308.57143 |
| 2025年度 | 330.0 | - | - |
J-PARCの整備・共用
測定指標:J-PARCの年間運転時間[単位: 時間]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 3821.0 | 3483.0 | 91.15415 |
| 2022年度 | 3821.0 | 3456.0 | 90.44753 |
| 2023年度 | 3821.0 | 2721.0 | 71.21172 |
| 2024年度 | 3821.0 | 1487.0 | 38.91651 |
| 2025年度 | 3821.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
特定中性子線施設(J-PARC MLF)の運営・施設整備
106.5億円1費目 ▾
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
特定中性子線施設(J-PARC MLF)の運営・施設整備
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 特定先端大型研究施設運営費等補助金 | 106.5億円 |
一般財団法人総合科学研究機構
特定中性子線施設(J-PARC MLF)の利用促進
7.4億円1費目 ▾
一般財団法人総合科学研究機構
特定中性子線施設(J-PARC MLF)の利用促進
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 特定先端大型研究施設利用促進交付金 | 7.4億円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。