2025年度当初予算
2.9億円
2024年度執行: 3.0億円
事業の目的・概要
事業の目的
デジタル化、ネットワーク化の進展に伴う国内外の様々な課題に対応するため、著作権法の適切な運用、著作権制度の改善、普及啓発、資料・教材作成、調査研究、各種講習会・セミナー、各国との協議等により、我が国の著作物を適切に保護するための環境整備を図る。
現状・課題
デジタル化・ネットワーク化の進展により、著作権制度に関する知識の普及と啓発がより一層重要になっている。一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の調査によれば、令和4年のオンライン上で流通する日本コンテンツの海賊版の被害額は、約1兆9500億円から2兆2020億円であると推計されている。また、海賊版サイトは、国外のサーバーを使用していることが多く、また運営者が国外に所在する場合もあり、国外からしか視聴できない仕組みがとられている事例も出てきておりグローバル化している。そのため、国際連携を強化するための関連事業をより効果的に実施していく必要がある。また、日本の著作権者は海外の権利者と比較して権利行使をしない傾向があるとの指摘がなされており、権利者による権利行使を促していくなど、より実効性のある権利行使を実現するための取組の充実を図っていく必要がある。
事業の概要
著作権に関する普及啓発事業として、対象者別セミナーの開催や著作権学習教材の作成等を行う。/DX時代に対応した著作権施策の推進のため、著作権制度の在り方等についての検討に資する各種調査研究等を実施する。/国内外における著作権保護の推進においては、多国間、複数国間、二国間の著作権に関連する国際的な枠組み策定の動きに対応するため、世界知的所有権機関(WIPO)における国際会議等への参加、WIPOに対する拠出金によるアジア地域著作権制度普及促進事業(アジア諸国を対象とした国際シンポジウム・各種セミナーの開催等)を実施する。/また、二国間協議等の場を通じた侵害発生国・地域への取締強化の要請、権利行使の支援、トレーニングセミナーの実施、グローバルな著作権侵害への対応の強化を行う。/Web3.0時代における利用円滑化と適切な対価還元に資するため、分野を横断した権利情報集約化に関する調査研究等を実施する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 2.9億円 | - |
| 2024年度 | 3.6億円 | 3.0億円 |
| 2023年度 | 3.4億円 | 2.7億円 |
| 2022年度 | 3.0億円 | 2.0億円 |
| 2021年度 | 2.8億円 | 2.3億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 一般会計 | - |
| 一般会計 | 2.9億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A世界知的所有権機関
7,170万円
加盟している国際機関
世界知的所有権機関
直接ブロック B株式会社博報堂
4,050万円
著作権の普及啓発
株式会社博報堂
直接ブロック C三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
3,110万円
著作権に係る調査研究
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
直接ブロック D株式会社ジャパンミュージックデータ
2,860万円
著作権に係る調査研究
株式会社ジャパンミュージックデータ
直接ブロック Eウルシステムズ株式会社
2,750万円
著作権に係る調査研究
ウルシステムズ株式会社
直接ブロック F日本コンベンションサービス株式会社
1,730万円
海賊版対策
日本コンベンションサービス株式会社
直接ブロック I弁護士知財ネット
1,350万円
海賊版対策
弁護士知財ネット
直接ブロック GIP FORWARD株式会社
1,160万円
海賊版対策
IP FORWARD株式会社
直接ブロック H株式会社シード・プランニング
1,090万円
著作権に係る諸外国調査
株式会社シード・プランニング
直接ブロック J特定非営利活動法人映像産業振興機構
750万円
海賊版対策
特定非営利活動法人映像産業振興機構
直接ブロック Kワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社
580万円
著作権に係る諸外国調査
ワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社
直接ブロック L一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構
210万円
海賊版対策
一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
引き続き、事業内容や実施方法について精査の上、事業の効率的かつ効果的な実施を努めること。
事業所管部局による点検・改善
アクティビティ①について、短期・長期とも測定指標は順調に推移している。なお、短期アウトカムの指標である「著作権講習会及びセミナーの受講者数」については、2023年度が特に関心が高いテーマで実績値が平年の倍以上であったため、2024年度の実績値・達成率も考慮して、2025年度から目標値を修正している。また、長期アウトカムの指標である「国民の著作権に関する認知度」を測定する調査を令和4年度に初めて実施したため、今後、定期的な測定によって本事業の効果の発現についてモニタリングする必要がある。アクティビティ②について、対面を重視する国との協議実施のため、一時新型コロナウイルスの影響があったが、その後順調に推移している。アクティビティ③については、相談窓口が令和4年8月末に設置されたため、今後、定期的な測定によって本事業の効果の発現についてモニタリングする必要がある。
改善の方向性
各アクティビティについて、目標年度に向け引き続き取り組む。
外部有識者による点検
成果指標等については、事業目的の達成に向けた適切な指標等が設定されていると思われるが、成果目標値の妥当性について「著作権講習会及びセミナーの受講者数」など、前年実績に引っ張られることなく目標値を設定する必要があるのではないか。また、制度設計や事業の運営については、課題に対応していくため一層の工夫・改善を検討すべきである。
所見を踏まえた改善点・反映状況
所見を踏まえ、引き続き、契約先の選定にあたっては、公告の時期、公告期間、仕様書等の見直し、入札へ参加しなかった業者への聴取等により、契約の競争性、公平性、透明性の確保に努めると共に、適切な目標値設定並びに、課題にいっそう対応した制度・事業の運営に努める。
成果指標・目標値・実績値
著作権講習会及びセミナーの受講者数が前年度の実績以上(前年度の実績が目標値に達しなかった場合は、引き続き、前年度の目標値以上)となることを目標とする。
測定指標:著作権講習会及びセミナーの受講者数[単位: 人]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 2519.0 | 3440.0 | 136.56213 |
| 2022年度 | 3440.0 | 4547.0 | 132.18023 |
| 2023年度 | 4547.0 | 11618.0 | 255.50913 |
| 2024年度 | 11618.0 | 3247.0 | 27.94801 |
| 2025年度 | 4547.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
各国と継続的に協議を開催する。
測定指標:中国・韓国等との二国間協議の回数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 3.0 | 1.0 | 33.33333 |
| 2022年度 | 3.0 | 1.0 | 33.33333 |
| 2023年度 | 3.0 | 2.0 | 66.66667 |
| 2024年度 | 3.0 | 2.0 | 66.66667 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
相談者の有益度指数(肯定的回答の割合)が90%以上となることを目標とする。
測定指標:相談者の有益度指数(有益又はおおむね有益と回答した数/全回答数)[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 90.0 | 86.0 | 95.55556 |
| 2023年度 | 90.0 | 91.2 | 101.33333 |
| 2024年度 | 90.0 | 62.9 | 69.88889 |
| 2025年度 | 90.0 | - | - |
著作権講習会の受講者の理解度が過去5年間の実績平均以上となることを目標とする。
測定指標:著作権講習会受講者の理解度(受講者アンケートで「理解が深まった」と回答した人数/受講者数)[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 96.0 | 97.0 | 101.04167 |
| 2022年度 | 96.0 | 98.0 | 102.08333 |
| 2023年度 | 95.0 | 97.0 | 102.10526 |
| 2024年度 | 95.0 | 96.0 | 101.05263 |
| 2025年度 | 96.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
国民の著作権に関する認知度が前回調査時と比べて向上することを目標とする。
測定指標:国民を対象としたアンケート調査における著作権認知度(「詳しく知っている」と回答した人数/調査対象数1万人)[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | - | 14.0 | - |
| 2027年度 | 16.0 | - | - |
各国の著作権担当局と覚書を締結し、著作権及び著作隣接権における協力体制を築く。
測定指標:覚書の締結国数[単位: か国]
年度別データを表示(2022〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 4.0 | 3.0 | 75.0 |
| 2023年度 | 4.0 | 3.0 | 75.0 |
| 2024年度 | 4.0 | 5.0 | 125.0 |
| 2025年度 | 6.0 | - | - |
| 2027年度 | 6.0 | - | - |
※ 2020〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
国内権利者が著作権侵害被害を受けた際、権利を守るための行動を適切に取る。
測定指標:著作権侵害被害を受けた権利者のうち、対処を取らなかった者の割合[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 35.0 | 40.0 | 114.28571 |
| 2027年度 | 35.0 | - | - |
著作権の普及・啓発を図るための講習会等を開催する。
測定指標:講習会等の開催件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 16.0 | 15.0 | 93.75 |
| 2022年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 5.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
中国・韓国等の著作権当局と協働したセミナー及び著作権侵害発生国の政府関係職員等を対象としたセミナーを定期的に実施する。
測定指標:セミナーの実施回数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 8.0 | 6.0 | 75.0 |
| 2022年度 | 8.0 | 7.0 | 87.5 |
| 2023年度 | 8.0 | 3.0 | 37.5 |
| 2024年度 | 8.0 | 6.0 | 75.0 |
| 2025年度 | 8.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
国内権利者等に対して、相談窓口を通した権利行使に必要な情報提供を実施。
測定指標:相談窓口における相談受付件数の総数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 400.0 | 168.0 | 42.0 |
| 2023年度 | 400.0 | 357.0 | 89.25 |
| 2024年度 | 400.0 | 505.0 | 126.25 |
| 2025年度 | 600.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社博報堂
令和6年度海賊版対策事業「海外における日本コンテンツ保護の普及啓発」
4,050万円1費目 ▾
株式会社博報堂
令和6年度海賊版対策事業「海外における日本コンテンツ保護の普及啓発」
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 4,050万円 |
株式会社ジャパンミュージックデータ
令和6年度個人クリエイター等の権利情報を登録する仕組みに関する調査研究
2,860万円1費目 ▾
株式会社ジャパンミュージックデータ
令和6年度個人クリエイター等の権利情報を登録する仕組みに関する調査研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 2,860万円 |
ウルシステムズ株式会社
令和6年度分野横断権利情報検索システムに関する調査研究
2,750万円1費目 ▾
ウルシステムズ株式会社
令和6年度分野横断権利情報検索システムに関する調査研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 2,750万円 |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
令和6年度著作物等の利用に係る裁定補償金額算定式精緻化に関する調査研究
1,880万円1費目 ▾
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
令和6年度著作物等の利用に係る裁定補償金額算定式精緻化に関する調査研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 1,880万円 |
日本コンベンションサービス株式会社
令和 6 年度海賊版対策事業「海賊版対策国際セミナー実施業務」
1,730万円1費目 ▾
日本コンベンションサービス株式会社
令和 6 年度海賊版対策事業「海賊版対策国際セミナー実施業務」
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 1,730万円 |
弁護士知財ネット
令和6年度海賊版による著作権侵害の相談窓口対応業務
1,350万円1費目 ▾
弁護士知財ネット
令和6年度海賊版による著作権侵害の相談窓口対応業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 1,350万円 |
IP FORWARD株式会社
令和6年度海賊版対策事業(インターネット上の著作権侵害(海賊版)対策ハンドブック作成)
1,160万円1費目 ▾
IP FORWARD株式会社
令和6年度海賊版対策事業(インターネット上の著作権侵害(海賊版)対策ハンドブック作成)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 1,160万円 |
株式会社シード・プランニング
AIを含めたデジタル技術の進展に対応した著作権等に係る諸問題に関する諸外国調査
1,090万円1費目 ▾
株式会社シード・プランニング
AIを含めたデジタル技術の進展に対応した著作権等に係る諸問題に関する諸外国調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 1,090万円 |
特定非営利活動法人映像産業振興機構
令和6年度海賊版対策事業(日越著作権協力事業)
750万円1費目 ▾
特定非営利活動法人映像産業振興機構
令和6年度海賊版対策事業(日越著作権協力事業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 750万円 |
ワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社
放送機関の著作隣接権等の法制度や最新動向に関する諸外国調査
580万円1費目 ▾
ワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社
放送機関の著作隣接権等の法制度や最新動向に関する諸外国調査
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 580万円 |
※ 上位10グループを表示(残り1グループ)
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。