2025年度当初予算
830万円
2024年度執行: 940万円
事業の目的・概要
事業の目的
経済協力開発機構・開発援助委員会(OECD・DAC)は、OECDにおいて援助政策を議論し、援助の実施方法等に関する国際的な潮流を決める重要なフォーラムである。DACメンバーの多くは、援助実施の方法について日本とは必ずしも考えを同じくしない欧米ドナーであるところ、本事業を活用し、日本がDACの活動に積極的に参画することにより、援助潮流の形成において日本の政策を反映させることを目的とする(国際ルール・スタンダードを遵守させる環境の形成)。
現状・課題
OECD・DACはドナー間の援助協調の場であり、各国の援助政策について相互学習すると共に、共通の公正なスタンダードを作成し、遵守している。他方で、非DACメンバーである新興ドナーが実施する途上国支援の中には、途上国の債務持続可能性を考慮しない政府貸付等があるとの指摘もあり、透明かつ公正な国際ルール・スタンダードに基づく協調的な協力が求められている。このため、DACを活用して、これらの国が国際ルール・スタンダードを遵守せざるを得ない状況を戦略的に形成していくことが重要である。具体的には、本課題に知見のある日本が、その他DACメンバーの本課題の理解向上を図ると共に、新興ドナーの協力の透明性確保の促進を図る必要がある。
事業の概要
本拠出金を用いて、新興ドナーを含む全ての開発協力提供者に対し、国際ルール・スタンダードを遵守させるためのアウトリーチ・能力強化等の事業を行っている。令和6年度は、近年グローバル・サウスの一員として影響力を増すインドネシアの国際開発庁に対して、開発協力の実績の報告能力や汚職・コンプライアンス対策の強化支援を実施することを決定し、新興ドナーによる開発協力の透明性及び説明責任の改善、国際スタンダードの遵守に貢献している。開発途上国の自立的・持続的成長のため、国際社会全体が、透明かつ公正なルールに基づいた協調的な開発協力を展開することが求められる中、令和7年度もこれらの目標の実現に寄与する取組を継続する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 830万円 | - |
| 2024年度 | 940万円 | 940万円 |
| 2023年度 | 850万円 | 850万円 |
| 2022年度 | 900万円 | 900万円 |
| 2021年度 | 870万円 | 870万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A経済協力開発機構・開発援助委員会(OECD・DAC)
940万円
個別事業案の提出、実施
経済協力開発機構・開発援助委員会(OECD・DAC)
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
これまでの拠出先の国際機関に対する国際機関評価結果も踏まえつつ、拠出金が効果的に活用されるよう、引き続き適正な執行管理に努める。
事業所管部局による点検・改善
短期アウトカムで示されるように、新興ドナーを含む非DACメンバーによる開発協力の不透明な実態や、非DACメンバーへの国際ルール・スタンダードの普及が、DAC関連会合を通じて促進された。また、中期・長期アウトカムとしてのDAC加盟国数やDAC関連会合に参加資格を持つ非DAC加盟国数についても増加傾向にあり、これらは、我が国が進める透明・公正な開発協力の実現に大きく貢献しており、効果的な拠出と言える。
改善の方向性
本拠出金事業の成果物のDACでの活用の働きかけや、DAC事務局と緊密に連携し、OECDやDACの活動や戦略とも整合性をとることで、本事業のより効果的な実施、及びアウトカム達成に向けて取り組む。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き適正な執行管理に努める。
成果指標・目標値・実績値
DACメンバーにおいて、新興ドナーを含む非DACメンバーの開発協力実態や不透明な開発資金に関する理解が深まる。
測定指標:DAC定例会合、または対外関係グループ(ERG)会合において、不透明な開発資金や非DACメンバーへの国際ルール・スタンダード普及が議題に上がった回数[単位: 回]
年度別データを表示(2023〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 12.0 | 11.0 | 91.66667 |
| 2024年度 | 12.0 | 12.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 13.0 | - | - |
| 2026年度 | 13.0 | - | - |
| 2027年度 | 14.0 | - | - |
※ 2021〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
非DACメンバーが、国際ルール・スタンダードの遵守促進を行うDACの活動への関与を増大させる。
測定指標:DACのParticipation Plan(※)参加国数。 (※)DACメンバー承認後、DAC会合・下部組織の正式会合に参加資格をもつ非OECD加盟国[単位: 国数]
年度別データを表示(2023〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 53.0 | 53.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 55.0 | 55.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 57.0 | - | - |
| 2026年度 | 59.0 | - | - |
| 2027年度 | 61.0 | - | - |
※ 2021〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
アウトリーチ活動の結果、より多くの国がDACに加盟することにより、開発協力分野で国際ルール・スタンダードを遵守する国が増え、国際社会において我が国が進める、透明・公正な開発協力が促進される。
測定指標:DAC加盟国数[単位: 国数]
年度別データを表示(2023〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 32.0 | 32.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 33.0 | 33.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 34.0 | - | - |
| 2026年度 | 34.0 | - | - |
| 2027年度 | 34.0 | - | - |
※ 2022〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
国際ルール・スタンダードの遵守促進を目的として、DACのアウトリーチ・能力強化事業を実施。
測定指標:我が国DAC拠出金により実施されたプロジェクト数[単位: プロジェクト数]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
(支出先不明)
-1費目 ▾
(支出先不明)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
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この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。