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経済協力費現状通り事業ID: 1265

国際連合難民高等弁務官事務所拠出金(任意拠出金)

外務省国際協力局緊急・人道支援課開始: 1967年度

2025年度当初予算

12.1億円

2024年度執行: 103.7億円

01

事業の目的・概要

事業の目的

我が国は、難民等に対する人道支援を国際貢献の重要な柱の一つと位置付けており、この分野で我が国の姿勢を国内外に示すとともに、外交上の発言権を維持するため、国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が担当するパレスチナ難民を除く全世界の難民の保護・支援及び難民問題の恒久的解決を目的として中立的立場から包括的な取組を行う唯一の国際機関である国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて、難民・国内避難民に対する支援を実施する。

現状・課題

世界の難民や避難民等の数は過去最大規模に達しており(紛争や迫害などにより移動を強いられている人は、2023年6月時点で約1億1,000万人)、また、人道危機は長期化・複雑化の傾向にあることから、難民問題に対する国際的な負担と責任の共有が急務となっている。UNHCRは、680万人もの難民を生み出しているシリアや、人道状況が悪化しているアフガニスタン、ロシアの侵略を受け800万人もの難民が発生したウクライナ等において、難民・国内避難民の保護、シェルター支援、食料や医療サービスの確保等の人道支援を当事国政府や国際機関、ドナー国政府等と連携して進めている。//またUNHCRは、2018年に国連総会にて採択された「難民グローバル・コンパクト」が標榜する4つの目標((1)難民受け入れ国の負担軽減、(2)難民の自立支援の拡充、(3)第三国定住及びその他補完的方法へのアクセス拡大、(4)難民の自発的な帰還を促進できる環境の整備)の実現に向けた国際社会の取組を加速するため、2023年12月に第2回グローバル難民フォーラム(GRF)を開催し、日本は共催国を努めた。GRFにおいて上川外務大臣は、短期的な人道支援に加え、より未来を見据えた、中長期的なアプローチの必要性や、難民・避難民問題の解決における「女性・平和・安全保障」、いわゆるWPSの考え方などの重要性を強調しつつ、人道状況の改善に向けた国際社会の団結と協力強化を呼びかけ、2023年のG7議長国、さらには国連安保理理事国でもあるとして、国際社会の平和と安定を確保するために引き続き全力を尽くしていくとの決意を述べている。

事業の概要

民族・宗教的対立や、武力の行使による一方的な現状変更の試み等による紛争や気候変動等の影響を受けて急増している難民・避難民に係る問題は、人道上の問題であるとともに、周辺地域のみならず世界の平和と安定に影響を及ぼしかねない問題である。我が国は、アフリカ地域、中東、アフガニスタン及び周辺国、欧州等地域を中心に、難民帰還が進む地域における帰還支援、現地コミュニティにも裨益する形での帰還先における再統合支援に加え、帰還の見通しが立たない難民・国内避難民の保護・支援活動等を支援する。

事業概要ページ
02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)12.1億円-
2024年度26.2億円103.7億円
2023年度14.9億円83.8億円
2022年度35.3億円151.6億円
2021年度35.9億円112.7億円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

2025年度 会計区分別内訳
会計区分当初予算
一般会計-
一般会計12.1億円
03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

担当組織外務省直接国際連合難民高等弁務官事務所103.7億円

支出先詳細

担当組織外務省
直接ブロック A

国際連合難民高等弁務官事務所

103.7億円

各国UNHCR事務所等と共に事業案・報告書の作成・提出、事業の実施・管理等を遂行

1

国際連合難民高等弁務官事務所

その他
103.7億円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

これまでの拠出先の国際機関に対する国際機関評価結果も踏まえつつ、拠出金が効果的に活用されるよう、引き続き適正な執行管理に努める。

事業所管部局による点検・改善

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)拠出金は、UNHCRが難民・国内避難民の保護、人道支援の提供などといった活動を行うことで、(1)好ましい保護環境の実現(保護)、(2)安全な環境における基本的権利の実現(支援)、(3)コミュニティのエンパワメントとジェンダー平等の実現(エンパワメント)、(4)解決策の確保(解決)という戦略目標を達成し、緒方貞子元国連難民高等弁務官が主導して日本が推進してきた人間の安全保障の概念・理念を、最も脆弱な立場におかれている難民・国内避難民に対する支援で具現化しており、ひいては日本の外交政策上の目標である多国間の開発協力を通じ、国際社会の平和と安定及び繁栄の確保に貢献し、これにより我が国の平和と安全の維持、一層の繁栄の実現といった国益の確保や、普遍的価値の共有、平和で安全な社会の実現に貢献している。

改善の方向性

UNHCRは長期化した難民問題及び難民受入れコミュニティを含めた支援に対応するために開発機関との連携を強化している。さらなる事業の効率化等をUNHCRに働きかけるとともに、ドナーベース拡大等の取り組みに日本としても協力していく。また、引き続き要人往来や日・UNHCR政策協議の機会等を捉えて、特に邦人職員の増加につき働きかけ、目標達成に向けて引き続き取り組む。

外部有識者による点検

難民等に対する人道支援を国際貢献の重要な柱の一つと位置付けている我が国にとって、UNHCRを通じて、難民・国内避難民に対する支援を実施する意義は高い。要人往来や日・UNHCR政策協議の機会等を捉えて、特に邦人職員の増加につき働きかけ、目標達成に向けて引き続き取り組んでいただきたい。

所見を踏まえた改善点・反映状況

国際機関評価結果も踏まえつつ、日UNHCR政策協議等の機会も活用し、邦人職員の増加について働きかけを続けるほか、UNHCR側との間で予算の合理化や拠出金の効果的な活用のための協議・調整を実施し、より適正な執行管理に努める。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

保護を必要としている難民・避難民の保護

測定指標:UNHCR が保護支援サービスを提供した難民・避難民の数[単位: 百万人]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度97.119.720.28836
2022年度102.621.220.66277
2023年度117.219.316.46758
2024年度123.219.315.66558
2025年度122.1--

20202025年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトカム

日本再興戦略に掲げた2025年までに国連関係機関の邦人職員数を1,000人とする目標に向けた水準(3.1%(1,000人/国連関係機関職員総数約32,000人))の達成。

測定指標:全職員(専門職以上)に占める邦人職員(専門職以上)の割合[単位: %]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度3.11.858.06452
2022年度3.11.858.06452
2023年度3.11.754.83871
2024年度3.11.7556.45161
2025年度3.1--

20202025年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトカム

日本再興戦略に掲げた2025年までに国連関係機関の邦人職員数を1,000人とする目標に向けた水準(3.1%)の達成

測定指標:全幹部職員総数に占める邦人幹部職員数の割合[単位: %]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度3.12.580.64516
2022年度3.13.096.77419
2023年度3.13.5112.90323
2024年度3.14.39141.6129
2025年度3.1--

20202025年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトプット

難民・避難民の庇護を求める権利、安全な避難場所を得る権利、自発的に帰国する権利の実現のために必要なリソースを確保する

測定指標:UNHCR の資金獲得実績[単位: 百万ドル]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度8616.04637.053.81848
2022年度8994.05809.064.5875
2023年度10211.04835.047.3509
2024年度10622.04821.045.38693
2025年度10248.0--

20202025年度のデータあり(直近5年度を表示)

※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

(支出先不明)

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費目金額
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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。