2025年度当初予算
16.0億円
2024年度執行: 43.3億円
事業の目的
国際機関に対して、財政的・政策的貢献のみならず人的貢献を行うという観点及び国際機関における日本のプレゼンスを高めるという観点から、国際機関の日本人職員数を増加させるため、JPO(ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー)派遣制度により、日本の若手人材を国際機関に派遣し、国際機関職員に必要な知識と能力を習得するための勤務経験を積む機会を提供する。
現状・課題
現状では、例年300名以上の応募があり、この中から、国連人事部局経験者を含む審査員によって、40~60名程度の若手日本人を選抜の上、約30の国際機関に派遣している。現職の国連関係機関職員958名のうち約半数の468名がJPO出身(2023年末時点)であり、また、例年派遣者の7割程度はJPO終了後に国際機関関係のポストに就くなど、政府として進める国際機関における邦人増強という目標を達成する上で本制度の有用性は際立っており、着実な運用が求められる。課題としては、国際機関側における新規採用凍結や財政難により、派遣者が国際機関でポストを獲得することが困難な状況が続いていることに加え、円安の影響により派遣費用が上昇していること等がある。こうした課題に対し、必要な予算の確保に留意しながら、本拠出金とは別途の予算を確保した上で、派遣者の競争力を高めるための研修を継続するとともに、潜在的候補者に訴求するための広報に力を入れ、JPOのキャリア支援を行っている。また、JPOの配属先の選定に当たっては、応募者本人の希望を踏まえつつ、応募者の職歴・能力・得意分野等を把握し、日本として重視するポストへのマッチングも図っている。
事業の概要
JPO派遣制度は、1961(昭和36)年の国連経済社会理事会決議第849号により設けられた制度であり、国連ホームページによれば、2022年5月現在、国連事務局へのJPO派遣については、33の加盟国が実施。我が国はこの制度を1974(昭和49)年に導入し、給与、渡航費用、諸手当、派遣先国際機関での研修費等を外務省が負担して、将来国際機関で勤務することを志望する35歳以下の若手日本人を、原則2年間(派遣者の任期終了後の正規採用の可能性を高めるために任期を最長3年まで延長する者もいる)国際機関に派遣し、勤務経験を積ませることにより、将来における国際機関の正規職員となるために必要な能力を身に付けさせ、ひいては国際機関に勤務する日本人職員数の増加を図っている。
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 16.0億円 | - |
| 2024年度 | 30.4億円 | 43.3億円 |
| 2023年度 | 13.6億円 | 13.6億円 |
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
派遣先国際機関
43.3億円JPOの受入れ
国連開発計画
行政事業レビュー推進チームの所見
これまでの拠出先の国際機関に対する国際機関評価結果も踏まえつつ、拠出金が効果的に活用されるよう、引き続き適正な執行管理に努める。
事業所管部局による点検・改善
国際機関で勤務する日本人職員を一層増やすため、一定規模のJPO派遣者数を維持するとともに、定着率向上に向けた取組を行っていく必要がある。
改善の方向性
定着率向上に向け、JPOの配属先の選定に当たっては、応募者本人の希望を踏まえつつ、応募者の職歴・能力・得意分野等を把握し、日本として重視するポストへのマッチングを図る等の改善を重ねている。今後も、マッチング・プロセスの見直しを引き続き行っていくとともに、応募者の裾野拡大に向け、多様な国際機関における職種についての広報も継続する。また、研修内容について、受講者からのフィードバック等を踏まえ、必要に応じて更新していく。更に、新規採用凍結など国際機関側の事情によりポスト獲得が難しい状況も継続しており、そうした状況にも引き続き注視した上で、より戦略的に派遣を検討していく。
JPOが国際機関でポストを獲得する
測定指標:JPOの国際機関への定着率[単位: %]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 70.0 | 82.7 |
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
(支出先不明)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| - | - |
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 2022年度 | 25.4億円 | 37.5億円 |
| 2021年度 | 23.4億円 | 20.5億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
国連児童基金
国連経済社会局
経済協力開発機構
世界保健機関
国連難民高等弁務官事務所
国連環境計画
国際労働機関
国際移住機関
国連教育科学文化機関
国連世界食糧計画
国連人間居住計画
国連食糧農業機関
国際刑事裁判所
ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関
世界知的所有権機関
世界気象機関
国連ボランティア計画
国連工業開発機関
国連人口基金
緑の気候基金
国連人権高等弁務官事務所
Gaviワクチンアライアンス
国際自然保護連合
国際貿易センター
国際獣疫事務局
国際原子力機関
国連防災機関
国連パレスチナ難民救済事業機関
化学兵器禁止機関
国際電気通信連合
国連薬物犯罪事務所
国連気候変動枠組条約
| 2025年度 | 70.0 | - | - |
国際機関における日本人職員数が増加する
測定指標:国際機関における日本人職員数[単位: 人]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 1000.0 | 961.0 | 96.1 |
| 2024年度 | 1000.0 | 958.0 | 95.8 |
| 2025年度 | 1000.0 | - | - |
国際機関における日本人職員数の高い水準の維持
測定指標:国際機関における日本人職員数[単位: 人]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 1000.0 | - | - |
JPOが国際機関で勤務経験を積む
測定指標:新規派遣者数[単位: 人]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 45.0 | 41.0 | 91.11111 |
| 2025年度 | 45.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています