2025年度当初予算
6,420万円
2024年度執行: 5,370万円
事業の目的
以下を含むアジア太平洋地域の経済統合の進展/1.APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)の交付を通じたAPEC域内におけるビジネス関係者の移動の円滑化。/2.APECの公式オブザーバーである太平洋経済協力会議(PECC)の日本委員会の事務局業務を委託し、同事務局の活動を通じてPECCの活動とアジア太平洋地域協力の推進に貢献。/3.APEC参加国・地域が締結した地域の貿易協定における約束内容を踏まえ、新たな貿易投資アジェンダに関する調査や国際ワークショップを実施し、政策立案者の能力構築やビジネス界、学術界等との連携を進める。
現状・課題
1.申請要件の緩和やコロナ禍後のビジネス関係者の移動の活発化等に伴い、ABTC申請件数は急増中。/令和6年度から申請・交付のオンライン化を導入し、申請の利便性が向上したことにより、申請件数は更に急増。令和6年度の、日本人申請者数は過去最高の約2万5千件(令和3年度比約7倍)。しかし、依然として手数料の納付方法は郵送によるところ、申請から手数料納付までの完全オンライン化の整備が課題。//2.PECCの研究活動への積極的関与や日本委員のPECC会議への着実な出席を通し、我が国の声を反映したアジア太平洋地域の経済協力の強化、経済活動の環境整備を推進することが課題。また、APEC公式オブザーバーとして政策提言を行うPECCにおいて日本委員会がリーダーシップを発揮し、APECにおける我が国の円滑・強固な活動基盤を形成することが課題。//3.国際情勢が不透明性を増し、国際貿易を取り巻く環境が激しく変化する中で、「国有企業」「知的財産」「中小企業」等、米の関心が高いプロジェクトを実施し、米と協調路線を取ることは大きな付加価値を得ると共に、米への投資や市場参入を企図する日本企業にとっても検討のための材料提供にも資する。このようにビジネス界を巻き込み、その他学術界、シンクタンク等とも効果的に連携してプロジェクトを実施することは官民の連携強化に寄与する。
事業の概要
1.ABTCは、短期商用目的の査証なしの入国審査や専用入国レーンの利用を通じ、APEC域内のビジネス関係者の移動を円滑化することを目的とする。我が国は平成15年4月1日から同制度に参加し、外務省が審査・交付を担当。平成28年4月からは申請要件を緩和し、ビジネス関係者の域内移動の一層の円滑化を図り、日本企業の更なる海外展開に寄与している。また、申請者の利便性向上の観点から令和6年4月よりオンライン申請受付の開始及びスマートデバイス等を用いてアプリで表示することができるバーチャルABTCの交付を開始した。//2.PECCとは、産・官・学で構成される国際組織。貿易政策をはじめ、広範な分野の研究・調査等を実施している。PECC各メンバーは国内委員会を設置しており、我が国においても、産・官・学の各界の関係者で構成された国内委員会を有する。国内委員会事務局は、国内総会等を開催し、各委員の意見・研究成果等をとりまとめ、国際総会における常任委員会及び執行委員会等の場で報告を行っている。右報告を含め、PECC各メンバーの研究成果等はAPECにも共有され、APECのアジア太平洋地域発展のための中長期的な政策決定にも寄与している。//3.①AI活用を含むデジタル貿易案件(国境を越えるデータのフリーフロー、事業者・オンライン消費者の保護等)、②知的財産案件(商標、地理的表示、特許、意匠、著作権等)、③国有企業・中小企業・競争政策(国営企業や指定独占企業の制度、中小企業の貿易参加促進・競争力強化及び公平なビジネス環境(Level playing field))に関する委託調査研究を行い、それを踏まえた国際ワークショップを実施する。
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 6,420万円 | - |
| 2024年度 | 6,590万円 | 5,370万円 |
| 2023年度 | 4,500万円 |
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
個人Aほか
3,870万円非常勤職員
行政事業レビュー推進チームの所見
事業の効率化による経費の縮減に努める。
事業所管部局による点検・改善
1.ABTCの申請件数は年々増加の一途を辿っており、また、オンライン申請システムの導入による申請者の利便性向上を図った結果、令和6年度の申請件数は過去最高の約2.5万件を記録した。審査処理期間の長期化に伴い、早期交付に対する要望が経済界から強く寄せられていたが、業務見直しやバーチャルABTCの導入等を行った結果、概ね問題は解決した。2.PECC日本委員会は、個別プロジェクトを通じて活動し、その成果がPECC国際総会に報告されている。また、PECC本体の組織、運営に関しても、財政委員会の5人の委員の一人として同団体の運営及び組織改革に深く関与しており、創設メンバーとして、大きな影響力がある。PECCはAPECの公式オブザーバーであり、セミナー等のイベント開催や、研究成果を提供する等、PECCの独立性を保持しつつもAPECと有機的に連携している。令和6年度も、PECC日本委員会は、日本委員の意見と取り纏め、また、国内総会を開催し、PECC国際総会に報告を行い、PECCの目標推進に貢献した。
改善の方向性
1.令和6年4月にオンライン申請システムを導入して以降、申請件数は過去最高であった令和5年度を上回る約2.5万件超で推移。引き続き、システムの円滑な保守管理を行いつつ、審査・交付体制を強化する必要がある。2.PECC日本委員会の活動は、PECC国際事務局の各種事業の一端を担っているものであり、引き続き国内委員会メンバーや産官学の関係者等との各種業務を行っていく必要がある。また、PECC日本委員会で実施したプロジェクトをAPECにフィードバックし、その成果を広く共有する必要がある。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き適正な執行管理に努める。
受付・審査プロセスの見直し等、業務改善を図り、効率化を行う。
測定指標:受付から交付までの工程数及び交付日数[単位: 日]
定量的な目標値・実績値は確認できません
申請数に左右されることなく、迅速かつ円滑な審査を行い、目標とする標準処理期間での交付を実施する。
測定指標:申請から交付までの処理期間[単位: 日]
定量的な目標値・実績値は確認できません
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
(支出先不明)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| - | - |
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。
| 3,990万円 |
| 2022年度 | 4,400万円 | 4,200万円 |
| 2021年度 | 4,700万円 | 3,300万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
個人A
個人B
個人C
個人D
個人E
個人F
個人G
個人H
個人I
個人J
個人K
公益財団法人日本国際問題研究所
1,270万円太平洋経済協力会議(PECC)日本事務局運営
公益財団法人日本国際問題研究所
TOPPANエッジ株式会社
130万円ABTC作成にかかる資材の調達
TOPPANエッジ株式会社
株式会社ファイブドライブ
90万円ABTC発行システムにかかるセキュリティ対策
株式会社ファイブドライブ
株式会社幸和商事ほか
10万円ABTC作成にかかる消耗品の調達
株式会社幸和商事
株式会社フォーサイト
PECC日本委員会総会を年1回開催し、日本委員の立場を取り纏め国際総会に報告する。
測定指標:PECC日本委員会総会を年1回開催し、日本委員の立場を取り纏め国際総会に報告する。[単位: 回]
定量的な目標値・実績値は確認できません
PECC日本委員会が、新たな具体的な活動や取組を行い、PECCの目標の推進に貢献する
測定指標:PECC全体及びアジア太平洋地域へのPECC日本委員会による知的貢献度
定量的な目標値・実績値は確認できません
貿易・投資の自由化・円滑化や地域経済統合の推進、APEC首脳・閣僚会議等での発信強化。
測定指標:日本が重視する分野における委託調査を行うとともに、調査結果を踏まえた国際ワークショップを実施する。[単位: 枚]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
「プトラジャヤ・ビジョン2040」の目的の一つである、自由で、開かれた、公正で、無差別で、透明性のある、予見可能な貿易・投資環境の実現に寄与する。
測定指標:調査報告書の内容のAPEC各種会合への貢献度。2031年日本APEC議長に向けたインプットへの貢献度。
定量的な目標値・実績値は確認できません
域内の貿易・投資の自由化・円滑化に向けた現実的かつ先進的な議論や取組を着実に進めていくためにABTCの申請から発行までを円滑に行い、域内の人の移動を活発にする。
測定指標:ABTC交付件数[単位: 枚]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 3000.0 | 1390.0 | 46.33333 |
| 2022年度 | 3000.0 | 9675.0 | 322.5 |
| 2023年度 | 13000.0 | 28110.0 | 216.23077 |
| 2024年度 | 13000.0 | 32206.0 | 247.73846 |
| 2025年度 | 32000.0 | - | - |
我が国の関心事項(多角的貿易体制、WTO改革、地域経済統合、質の高いインフラ投資、デジタル経済、女性のエンパワーメント、脱炭素社会の実現など)を、APEC関連会合などを通じて域内に浸透させ、首脳会議、閣僚会議などの成果文書や実施計画に反映させる。
測定指標:PECC日本委員会総会を年1回開催し、国内の産官学から構成される日本委員の立場をとりまとめ、PECC国際総会に報告。PECCの成果はAPECにも提供される等、APECとも有機的に連携。[単位: 会議開催数]
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
※ 2021〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
日本が重視する分野におけるAPECプロジェクトを立案し、実施する。APEC参加国・地域が締結した地域の貿易協定における約束内容を踏まえ、新たな貿易投資アジェンダに関する調査や国際ワークショップを実施し、政策立案者の能力構築やビジネス界、学術界等との連携を進める。
測定指標:日本が重視する分野における委託調査を行うとともに、調査結果を踏まえた国際ワークショップを実施する。[単位: 件]
定量的な目標値・実績値は確認できません
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています